メルマガ:憂国通信
タイトル:憂国通信  2010/10/25


宇多田ヒカルが自分のアルバムを営業妨害「Utada the best」は買うな! 


宇多田ヒカル twitter
http://twitter.com/utadahikaru/status/28602050351

≪Universal Japanから発売が発表された「Utada the best」ですが、私の意志とは全く無関係であり、EMIの宇多田ヒカルのベストと同日に発売をぶつけてきた彼らのやり方にもあまりいい印象を持てません。予約を考えている人は、少し待ってください。≫

えっ!、自分のアルバムを買うな!?
宇多田ヒカルが金持ちなのは知っているが、何やらドロドロした背景がありそうだ。

「『Utada the best』は買わないで!」宇多田ヒカルがTwitterで異例の"逆プロモーション"
http://www.cyzo.com/2010/10/post_5753.html

≪宇多田ヒカルのベストアルバムは、11月24日にEMIから"宇多田ヒカル"名義の『Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.2』、ユニバーサルから"Utada"名義の『Utada the best』が同日発売される予定になっている。≫

宇多田自身はEMI版の正当性を主張しており、Universal版は当てつけの嫌がらせと捉えているようだ。

一番不思議なのは、「どうして別の配信会社から同時にアルバムが発売されることになったのか?」という点だが、

≪「宇多田は1998年にEMIから国内デビューしていますが、03年の海外進出にあたってUniversal傘下のレコード会社と契約し、以来"宇多田ヒカル"としてはEMI、"Utada"としてはUniversalという2重契約の状態が続いていました。今のところ海外ではセールスを残せていないものの、Universal盤の全編英詞アルバム『EXODUS』は日本国内でミリオンを達成するなど、ユニバーサルにとってもドル箱であることは確かです。今回の宇多田の発言が及ぼす影響は少なくないと思いますよ」(音楽関係者)≫

ということで、外国向けに作られた宇多田の版権はUniversalが所有しており、外国では売れなかったけど、国内ではそこそこ売れるので、「Universalも手放さないでいる」ということのようだ。

宇多田はアメリカ進出に躍起になっていた時期があり、Universalで作った曲は全てアメリカ人仕様である。結果としては大コケしたわけだが、その恥さらしのアルバムを国内で大々的に売られるのは「嫌じゃ」ということのようだ。

Utada the best
http://www.utada.jp/disco/uicl1110.html

見た目にはなかなか洒落た作りなんだがな。

Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.2
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000154.000000664.html

正直な話、おじさんにはどっちがどう違うのか、さっぱり判らん。

≪ただのアーティストのエゴじゃん 
おめーは腐るほど金あるからいいだろうけど 
レコード会社は社員を喰わせていかないと駄目なんだよ≫

これは巷間の意見。確かに Universalの社員にしてみればこれは死活問題だ。

宇多田の発言の背景にはEMI側の肝煎りが多分にあるとは思うが…。

要するに音楽CD業界はカモが減少の一途で、どこも他社への仁義などかまってはいられないのだ。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


センター入試を難易度別に2種類にするからくりの正体はやはり天下りだった 


センター入試、難易度別に2種類 2016年導入を検討
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1287960776/-100

≪大学入試センター試験を難易度別に2種類にする検討を、独立行政法人「大学入試センター」が始める。新しい学習指導要領で学んだ高校3年生(現在の中1)が受験する2016年1月実施が目標になる。えり好みさえしなければ誰でも大学に入れる「全入時代」が迫り、受験生の学力の幅が広がったことなどから、1回1種類のセンター試験で学力をつかむのが難しくなったためだ。≫

要するに、大学受験をする馬鹿が大量に増えたので、それに合わせていたら、「センターの入試問題が易しくなりすぎて、難関大学が困る」という理屈である。
だから、「難関大学用とお馬鹿大学用の2種類にすればいい」という、一見ごもっともな発想である。

しかし、そもそもセンター入試などやる必要があるのだろうか?
公立高校入試ならいざ知らず、大学入試に統一試験をやるメリットはあまり見受けられない。
「各大学が個別に問題を作ったのでは受験生の負担が大変だ」という意見もあるが、センター入試は科目数も多く、更には二次試験を実施している大学もあるので、結果的には受験内容を複雑にしているだけである。
センター入試が存在する理由は明瞭である。そう、例によって天下りのハコモノだったのである。 

大学入試センター試験不正疑惑 粗悪リスニング機器を受験生に強制販売の事実発覚
http://blog.goo.ne.jp/warabidaniyuukoku/e/84498498c3466641e0b8a0502d70724c

天下りを少しでも多く配置するためには、部署を増やした方がいいに決まっている。受験科目が多いのも、入試手続きが複雑なのも全て天下りのポストを念頭に置いた策略なのである。

大学入試センターの民営化検討 枝野行政刷新担当相 
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100410/plc1004101909005-n1.htm

≪同センターが大学の共通入学試験である「大学入試センター試験」を実施していることを踏まえ「受験生だけでなく、試験を利用する大学からも金をもらえば、独立採算で回る可能性が十分ある。試験問題のレベルに国が関与する必要はない」と述べ、民営化が適当と指摘した。≫

民主党政権は、入試センターに対する助成の打ち切りはほのめかしているが、廃止という発想はない。「自分でしっかり稼げ」と言っているだけだ。

センターに荒稼ぎされる受験生と家族は哀れである。

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。