メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 10/10/15  2010/10/15


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Stock Mission
本日の相場総括・明日の展望

http://www.stock-mission.com/            2010年10月15日 発行
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□本日の結果
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10/15 10/14特別会員銘柄JK +3.18% 合計+3.18%
10/15 10/14一般会員銘柄MM +5.26% 合計+5.26%
10/15 10/07特別会員銘柄EP +0.94% 合計+1.90%

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■本日の相場総括
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本日の日経平均は83円安の9,500円と反落となりましたが、辛うじて9,500円の
節目をキープして終了しました。
米株安、昨日の大幅上昇の反動、週末要因などを受けて、朝方から売りが先行し、
9,500円を挟んでの安値圏での揉み合い展開となりました。
後場には上海市場の上昇からやや下げ渋る動きもありましたが、週末要因の手仕
舞いがこれを上回る格好で失速しました。

短期基調、中期基調ともに横ばい継続となっております。
昨日が先物主導で無理矢理上昇した感があったことや、週末要因、今晩の米市場
で重要な経済指標、イベントを控えていることなどから、手仕舞い売りが膨らみ
ました。
ただレンジ相場を意識した動きとなり、先物にも必要以上の売り手口が出てこな
かったことで、9,500円を挟んでの揉み合いに終始しました。


□本日の先物動向
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先物の手口は、クレディスイスが1,425枚、UBSが1,390枚の売り越し、買いは
1,000枚を超える手口はありませんでした。
TOPIXは、クレディスイスが4,163枚、ニューエッジが1,981枚の売り越し、ゴール
ドマンが2,909枚、大和が1,334枚、みずほが1,282枚の買い越しとなっております。

やはり本日も相場を主導したのはクレディスイスで、次点でニューエッジとなり
ました。
昨日に大きく買い戻したクレディスイスですが、本日はその反動の売りで、特に
TOPIXは大きく売り越しとなったことを受けて、TOPIX指数の下げが大きくなって
おります。
何とかゴールドマンの買いによって支えられましたが、日経平均に比べてTOPIX
の弱さが目立ち、指数は25日線を割り込んで推移しております。


□本日の新興市場動向
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新興市場は2指数揃って下落し、ジャスダック平均、マザーズ指数揃って連日での
年初来安値更新となりました。
材料難に加えて週末要因が重なり、相場全体が調整展開となったことを受けて、
新興市場も売り先行展開から右肩下がりの弱い展開となりました。
特にマザーズ指数は2%超の大幅下落、連日での下げがきつくなっていることから、
資金が一斉に逃げ出す売りが売りを呼ぶ格好となっております。
好決算、好材料銘柄でも、一瞬だけ買われたとしてもすぐに失速、または材料出
尽くしから売られる展開となっており、心理的にも弱い方向に向かっております。
ただ少し売られ過ぎている銘柄も散見されるようになっていることから、投売り
一巡が見られた場面では、見直しリバウンド買い展開を期待したいところです。


□本日の個別銘柄動向
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東証1部の80%の銘柄が下落、セクター別も全業種が下落となる全面安商状となり
ました。
直近は指数が上昇しても個別の動きが悪い状態となっており、本日も指数の下げ
幅以上に個別は弱い動きを見せております。
特に証券、銀行、ノンバンク、保険、不動産など金融セクターが下げ上位に名を
連ねて下げを主導しました。
一方で堅調な商品市況を背景に、石油、資源、海運の下げは限定的となっており
ます。

会員個別銘柄でも冴えない展開となりましたが、一部資源関連銘柄が堅調となり
高値引けとなっている銘柄もあります。
ただ週末要因も絡んで総じて弱い動きとなってしまいました。


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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は反落の展開が想定されますが、重要イベントや経済指標が相次ぐ
こともあり、内容次第で波乱の展開も想定されます。
基本的には、やや短期過熱感や週末要因によって利益確定売りが出やすいところ
であるうえ、引き続き大手銀行に対する警戒感が重しとなってきそうです。
欧州市場はまちまちの動きとなっており、米イベントを控えて様子見となって
おりますが、やはり警戒感から上値が重く、利益確定売りに押される動きが散見
されております。
この流れから米Globex先物もジリジリと下げ幅拡大となっております。

昨晩の米市場は、ダウが1.51ドル安と小幅反落となりました。
新規失業保険申請件数が予想外の悪化なったことが嫌気され下落スタートとなり
ました。
また手続き不備などにより大手銀行が住宅差し押さえを凍結したことから、業績
へ悪影響を及ぼす可能性との見方が拡がり、金融セクター中心に売られる展開と
なり、ダウは一時72.54ドル安まで下げる場面もありました。
シカゴ日経先物は15円高の9,585円、円建ては5円安の9,565円で終了しました。
なお、引け後にグーグルが好決算を発表しており、時間外で上昇しております。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は、ファースト・ホライゾン・ナショナル、ガネット、GE、
ジェニュイン・パーツ、マテルなどが予定されております。
経済指標は、9月消費者物価指数・コア指数、9月小売売上高、10月NY連銀製造業
景気指数、10月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値、8月企業在庫、9月財政収支
が予定されております。
予想は、9月消費者物価指数が前年比+1.2%(8月+1.1%)、
9月消費者物価コア指数が前年比+0.9%(8月+0.9%)、
9月小売売上高が+0.4%(8月+0.4%)、
10月NY連銀製造業景気指数が+6.00(9月+4.10)、
10月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が68.9(9月68.2)、
8月企業在庫が+0.5%(7月+1.0%)、
9月財政収支が-320億ドル(8月-466億ドル)となっております。

9月小売売上高は、前月同等の伸びが予想されておりますが、ガソリンスタンドの
売上落ち込みが確認されていることから、下ブレリスクがあるとされております。
10月NY連銀製造業景気指数、10月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は改善
予想となっておりますが、予想から振れた方向に為替が反応しやすいとされて
おります。


□その他海外注目材料
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ドル円は、米追加量的緩和観測によるドル売り基調が基本となりそうですが、
そろそろイベント通過を織り込んで、ドル売りが一服して反発に向かう可能性が
指摘され始めております。
バーナンキ米FRB議長の講演や、経済指標、財務省為替政策報告書などの行方が
注目されます。
ドルの下値では80円00銭に大規模なオプショントリガーがある模様で、この手前
ではオプション防戦のドル買いが強まりますが、トリガーを付けるようなら、
ストップロスのドル売りを巻き込んで、ドルの下落が加速する可能性があります。
一方、82円50銭以上には、本邦実需筋のドル売りオーダーが控えていると見られ
ております。

要人、イベント関連では、バーナンキ米FRB議長が金融政策関連の講演を予定して
おり、追加量的緩和の実施に向けた姿勢についてはっきり示してくるのかが焦点
となっております。
米財務省為替政策報告書は、予定通り今晩公表されるとの報道がされており、
中国を為替操作国に認定するかどうかが注目されます。
状況次第では、為替の流れが変わる可能性がありますので、一つ一つ内容及び、
市場の反応を確認したいところです。


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■明日の展望
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来週は軟調な展開が想定されます。
日経平均は先物主導でレンジ内で上下する動きを続けておりますが、個別銘柄は
弱含み傾向になり、米市場もテクニカル的に短期過熱感からスピード調整となって
くる可能性があり、上値が重くなりそうです。
また仮にこのまま世界株高基調が継続となっても、円高要因が重く圧し掛かる
状況では、9,700円の抵抗ラインを超えて上放れとなっていくのは難しそうです。

円高進行による企業業績の悪化懸念も日々高まり、安値に沈む銘柄も相次いで
いることや、新興市場でもジャスダック平均、マザーズ指数が年初来安値に沈む
などの弱さも懸念されます。
兎に角外部環境次第ではありますが、円高がピークアウト、ドル安一服傾向が
見られない限り、浮上していくのは難しそうです。

イベントでは、19日に内閣府から10月の月例経済報告が発表され、景気の基調判
断が下方修正されるとの見方が大勢となっております。
また米国に続き、日本でも主力企業決算発表がスタートとなります。


□テクニカル分析からの展望
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日経平均は反落となり、下落基調の5日線に押し返され、下値では25日線が支える
格好となりました。
ボリンジャーバンドでは、中心線と+1σでのレンジをキープし、昨日の上昇を
否定することはなく、スピード調整という動きに止まりました。
一目均衡表では、下落する雲の上限に沿っての下落は回避、雲の上限を一応は
放れる格好となりました。
来週は転換線や基準線が横ばいから上昇に転じ、5日線の上昇タイミングと重なっ
てくることから、持ち合い上放れができるかどうかがポイントとなりそうです。
抵抗ラインの9,700円を突破できれば10,000円の節目に向けた動きも期待されま
すが、いつまでも抑えられているようだと、9,300円〜9,700円のレンジ相場が
長引きそうです。


□総括・今後の方針
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日々指数先物が主導して上下する展開となり、個別は決算本格化を前に手控え
状況となっており、全体的に盛り上がらずに弱い動きが続いております。
堅調な米市場も、テクニカル的にそろそろ短期調整場面となってもおかしくなく、
引き続き慎重姿勢で臨む必要がありそうです。

細かい為替動向には反応が乏しくなり、ドル円80円までは織り込んだ格好となっ
ているようですが、FRBが追加的な金融緩和に踏み切るとの観測が日増しに強まっ
ており、80円割れの可能性も視野に入ってきておりますので注意が必要です。
史上最高値の79円75銭を割り込めば、大量のストップロスを巻き込んで一気に
円高ドル安が加速する可能性が指摘されておりますので、警戒が必要です。

個別での動きは弱く、柱となるものが無いので、日々動いた銘柄に付いてオーバ
ナイトはしない超短期での売買が主体となっております。
ジャスダック平均とマザーズ指数が安値更新するなど、新興市場が低迷している
ことからもズルズルと下げ続ける銘柄が多くなっており、休むも相場と割切って
キャッシュポジションを高めて様子見が一番かもしれません。

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□本日のメルマガ銘柄
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本日はありません


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