メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 10/10/14  2010/10/14


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Stock Mission
本日の相場総括・明日の展望

http://www.stock-mission.com/            2010年10月14日 発行
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□本日の結果
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10/14 10/13特別会員銘柄RI +6.40% 合計+6.40%
10/14 10/13一般会員銘柄CI +10.55% 合計+10.55% 暴騰!
10/14 10/13一般会員銘柄YD +7.80% 合計+7.80% 暴騰!
10/14 10/13一般会員銘柄KK +4.74% 合計+4.74%
10/14 10/07特別会員銘柄EP +0.60% 合計+1.38%
10/14 10/05東邦亜鉛(5707) +4.70% 合計+10.17%

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■本日の相場総括
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本日の日経平均は180円高の9,583円と大幅続伸となり、9,500円台を回復して終了
しました。
米株高を背景に買いが先行、為替の円高が重しとなって伸び悩む場面もありまし
たが、為替の円売り介入の思惑や中国の輸入が過去最高の伸び率となって商品
価格が上昇したことを背景に買い戻しの手口が強まり、引けにかけても高値圏を
維持して終了しました。

中期基調は横ばい継続、短期基調は下向きから横ばいに転換しました。
円高進行が重しとなって伸び悩み展開が警戒されましたが、円売り介入を意識し、
CTA(商品投資顧問)やヘッジファンドの大量の先物買戻しが入り、指数主導で
上げ幅を拡大する展開となりました。


□本日の先物動向
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先物の手口は、野村が1,690枚、UBSが1,308枚、クリックが1,012枚の売り越し、
クレディスイスが7,692枚、ABNアムロが1,316枚の買い越しとなっております。
TOPIXは、ゴールドマンが3,136枚、BNPパリバが1,379枚、野村が1,377枚の売り
越し、JPモルガンが3,461枚、クレディスイスが1,556枚の買い越しとなっており
ます。

本日はクレディスイスの大幅買い越しが上昇展開を作りました。
昨日までに売り転換かと思われたクレディスイスが買いで入ってきたことから、
思惑としては下ブレ回避、レンジ相場維持の動きとなりました。
他の業者でも、ロングのゴールドマンが売り越しで利益確定の動きとなり、逆に
ショートのJPモルガンが買い戻しとなっていることからも、レンジ下限到達から
のリバウンド意識に繋がった模様です。
これで意識的には暫くレンジ内で上下していく展開が想定されます。


□本日の新興市場動向
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新興市場は、2指数揃って続落となり、マザーズは3日続落し連日で年初来安値を
更新しました。
日経平均の上昇を受けてマザーズ指数は反発する動きを見せる場面もありました
が、個別の動きがあくまで買い戻しの動きのみに止まったことから、東証1部の
銘柄が中心となり、新興市場への物色は乏しく、後場にかけて下げ幅を拡大する
展開となりました。
昨日にもお伝えした通り、新生ジャスダック市場もスタートダッシュに失敗した
ことから注目度が低下、主力の一角と一部低位株以外は無視される展開となって
しまいました。


□本日の個別銘柄動向
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日経平均が大幅上昇の割には値上がり銘柄が1,157銘柄に止まり、先物と買い戻し
主体の相場展開だったことが窺えます。
ただセクター別では全セクターが上昇、主力を中心に買い戻されたことから指数
は堅調な動きとなりました。
特に直近売りがきつかった証券、不動産、保険、ノンバンクが目立って上昇し、
商品価格の上昇を受けて、石油、資源、非鉄、鉄鋼、海運、商社などもしっかり
となっております。

会員個別銘柄では、朝方の低位株回転狙いがある程度成功した格好となりました。
コスモスイニシア(8844)が+10.55%、山加電業(1789)が+7.80%、レイ(4317)
が+6.40%など、それぞれ目標達成となりました。
場中銘柄では、日本ピストンリング(6461)、ケネディクス(4321)などが上昇
となりました。


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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は伸び悩みの展開となりそうです。
足元堅調な企業決算、追加量的緩和期待によって買い先行となる可能性もあり
ますが、5ヶ月ぶり高値を更新したことで一旦の達成感から利益確定売りが意識
されやすいところです。
ただ米AOLとプライベートエクイティ投資会社数社が、ヤフーの買収を検討してい
ると報じられるなどの材料を背景に、今晩のAMD、グーグル決算が堅調なとなり、
これまでの好調決算の流れに続くようだと、上値を伸ばしていく可能性もあり
そうです。

昨晩の米市場はダウが75.68ドル高と続伸となりました。
前日のインテルの好決算に続き、JPモルガンも好決算となったほか、ウォルマート
が第4Qの米国内既存店売上高が堅調になる見通しとの発言が好感されました。
ダウは一時134.83ドルまで上昇する場面がありました。
シカゴ日経先物は115円高の9,525円、円建ては90円高の9,500円で終了しました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は、AMD、グーグル、W・Wグレインジャー、セーフウェイなど
が予定されております。
経済指標は、新規失業保険申請件数、9月生産者物価指数、8月貿易収支が予定
されております。
予想は、新規失業保険申請件数が44.5万件(前回44.62万件)、
9月生産者物価指数が前月比+0.1%(8月+0.4%)、前年比+3.7%(同+3.1%)、
8月貿易収支が-440億ドル(7月-428億ドル)となっております。

9月生産者物価指数は伸びが鈍化すると予想されており、予想通りとなった場合は
デフレ懸念が強まり、意識がされるかどうかがポイントとなりそうです。
8月貿易収支は赤字幅拡大予想となっております。
8月ISM製造業での輸入DIは上昇、輸出受注DIは低下となり、赤字拡大要因となる
ほか、原油価格も0.2%の上昇とエネルギー省が発表しており、これも輸入増から
の赤字拡大要因となっております。

決算では、AMD、グーグルが注目されます。
ここまで主力決算が概ね堅調な内容が続いており、この流れに続いてプラス材料
となってくるかが注目されます。


□その他海外注目材料
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ドル円は、引き続き米追加量的緩和観測が強まっていることから、ドル売り意識
の強い状況となりそうです。
経済指標の予想も生産者物価指数の鈍化、貿易収支赤字拡大と、予想通りならば
追加緩和期待が高まる内容となり、ドル安の流れを継続させそうです。
81.00円にはオプショントリガーがあると見られ、この手前ではオプション防戦の
ドル買いが強まるとされております。
ただトリガーを付けるようならストップロスのドル売りにより、80円割れを試す
動きに加速する可能性があります。
ドル上値では、82円50銭以上に本邦実需筋の大量のドル売りオーダーが控えている
とされております。

要人関連では、コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁が講演を予定しております。


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■明日の展望
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明日は反落の展開が想定されます。
本日の上昇で下ブレ警戒感は後退しましたが、為替のドル安が止まらない状況と
なっていることが重しとなります。
また相場の支えとなっている米市場の上昇も、テクニカル的にそろそろ短期調整
が必要なタイミングとなっております。
大きく崩れることは無いと思われますが、指数が先物で無理矢理押し上げられた
感もありますので、様子見姿勢が強まりそうです。
ドル円は80円割れ、史上最高値の79.75円が目の前に迫ってきており、当局の動き
が注目され、鍵を握ることになりそうです。


□テクニカル分析からの展望
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日経平均は大幅続伸となり、下ブレを回避して抵抗となっていた5日線をブレイク
しました。
ボリンジャーバンドは-1σに向かう動きを拒否し+1σのレンジを維持した格好で
一目均衡表の雲の上限からも上放れる形になりつつあります。
パラボリックも陰転回避となり、とりあえず調整局面入りは回避した格好となり
ました。
ただ依然として9月から続くレンジの中での推移になっており、上下どちらに放れ
てくるのか見極める必要がありそうです。


□総括・今後の方針
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米市場が5ヶ月ぶりの高値に上昇、中国での輸入が過去最高の伸び率となったこと
で商品価格が上昇などが買い戻し要因となりました。
次は幻のSQとなった9,692.73円が意識されるところですが、為替のドル円が15年
半ぶりの高値を更新し80円割れが迫っている状況では、積極的に上値を試すこと
は難しそうです。

指数の大幅高の裏で、東証1部個別銘柄では年初来安値銘柄が112に達しており、
新興市場ではマザーズ指数が年初来安値更新、ジャスダック平均が5日続落となる
など、内需株は壊滅状態となっており、どう見ても強気と言えるような状況では
ありません。
個別決算でも足元の円高が重しとなり、下方修正が散見されるようになってきた
ことから、これから本格化する決算を前に警戒感が高まることが想定されます。

堅調な米市場も、NYダウのチャートを見るとそろそろ一旦の達成感が出てきても
おかしくない水準に達しており、短期調整展開を頭に入れて、慎重姿勢継続と
しておきたいところです。

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□本日のメルマガ銘柄
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本日はありません


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