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タイトル:Daily Drama Express 2010/08/05 GOLD (5)  2010/09/15


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/08/05(Thr) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル GOLD
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 早乙女悠里(天海祐希)
 早乙女洸(松坂桃李)
 早乙女晶(武井 咲)
 新倉リカ(長澤まさみ)
 蓮見丈治(反町隆史)
 早乙女惣一(夏八木勲)
 早乙女修一(水上剣星)
 蓮見丈治(反町隆史)
 明石辰也(寺島 進)
 早乙女廉(矢野聖人)
 相馬幸恵(賀来千香子)
 早乙女晶(武井 咲)
 保坂次郎(志賀廣太郎)
 早乙女朋(大江駿輔)
 丹羽聖子(エド・はるみ)
 丹羽 勝(水野真典)
脚  本 野島伸司
主題歌  Superfly『Wildflower』

あらすじ  第五回 真夏のプールサイド--母は長男を抱いた

 早乙女悠里(天海祐希)はまた、丹羽聖子(エド・はるみ)と話を
している。仕事を訊かれた聖子は、クリーニング業をやっている。い
くつかチェーン店を持っていると答える。

 わたしと同じね。仕事も忙しいでしょ、と悠里。

 聖子は、仕事にかまけて、子供に目配せが足らなかった。そのため
息子は引きこもりになり、息子の部屋は、『開かずの間』になってし
まったと言う。

 悠里は、その『開かずの間』から、息子さんを引きずり出すのが先
決ね。実は女の子より、男の子の方が難しい。「知るか、ボケ!」と、
女の子なら最後は開き直れる。でも、男の子にはそれができない。そ
して、いつかボキッと折れる。

 女には、『メタモルフォーゼ』がある。女の子から少女、女性、そ
して母になる。何度も変身する。女は強い。そして、時に弱くなる、
と言う。

 意気投合する2人。悠里は2人で、会わない?と言う。どこかで待
ち合わせをして、と。

 社長室の外で話している蓮見丈治(反町隆史)と新倉リカ(長澤ま
さみ)。リカが、「わたしに、スパイになれっていうことですか!?」
と気色ばむ。蓮見は、相手はクレーマーだったんだ。それを悠里の道
楽で話をしている。通話相手なんて、着信履歴でわかるだう。相手の
名前なんて、悠里から聞き出せるだろう、と言う。

 聖子は、悠里からの提案にびっくりして、携帯電話を取り落とした。

 悠里は、切れてしまった電話をいぶかる。


 蓮見から、カメラマン・宇津木洋介(綾野剛)が早乙女修一(水上
剣星)の息子と聞き、そんなことはないだろう、と悠里。蓮見は、そ
ういうことで、宇津木はまだ、晶に手を出していないということだ。
宇津木自身は少なくとも、そう思っているのだから、と言う。

 悠里は、母親ね、と言う。宇津木に、父親は修一だと思い込ませて、
早乙女の正当な後継者だと。修一とつきあっていたことをいいことに。
そんな女なんていない。調べるだけ無駄、と言う。

 蓮見は、男はつきあっている女すべてを親に言うわけではない。特
にそれが反対されそうな相手なら、なおさら。

 悠里は、蓮見は男同士の話で聞いていない?と訊く。蓮見は、修一
はオリンピックで忙しくて、それどころではなかったという。

 そうでしょ!と、我が意を得たりとばかりに大きくうなずく悠里。


 社長室でリカは、意を決すると、悠里に水くさいじゃないですか、
と声を掛ける。相談なら、自分にしてください。見ず知らずの他人に
じゃなくて、わたしに、と。

 悠里は、相談なんてしていない。向こうの相談に乗っていただけ、
と。

 リカは、それならわたしの相談に乗ってください、と言う。悠里は、
あんたのように、肌荒れなんかの相談ではない。息子さんのこと、と
言う。

 リカは、その人は、田中さんでしたっけ?と言う。丹羽さん、と悠
里。

 下のお名前は?とリカ。聖子、と悠里。松田聖子さんの聖子ですね?
とリカ。たぶんそうでしょうと悠里。メモるリカ。

 悠里はリカに、蓮見から頼まれたのね。あなたに給料を払っている
のは誰?と言う。悠里さんです、とリカ。ではアパートに住まわせて
いるのは?と悠里。悠里さんです、とリカ。では、あなたを生んだの
は?と悠里。お母さんです、とリカ。

 引っかからなかったか、と悠里。胸を張るリカ。

 悠里は、その卑怯なメモを破って、ヤギのように食べろ、と言う。
本当にそうするリカ。

 悠里は黙って社長室を出て行く。


 悠里は、リカを連れて蓮見のところへ行き、心配してくれるのは嬉
しいが、こんなことはしないで欲しいと言う。自分は、それほど愚か
ではない。声のニュアンスで、彼女がもうクレーマーではないことが
わかっている、と。

 蓮見は、またクレーマーに戻ったらどうするんだ、と言う。悠里は、
昨日の敵は今日の友という言葉もある、と反論する。

 悠里は、聖子はクリーニング店を経営している、と言う。同じ経営
者、同じ子持ち。向こうは離婚、わたしは別居。相通ずるところがあ
る。自分たちは親友になれるかもしれない、と。

 実は、2人の会話を掃除をしながら聞いていた聖子。

 蓮見が、オレが付いていこうか?と提案。悠里は、即座に断る。

 口をもごもごとしているリカ。何言ってるんだ?と蓮見に訊かれ、
口の中から紙を取りだし、メモです、と言う。

 行ってしまった悠里を慌てて追いかける蓮見とリカ。


 悠里が自宅に戻ると、廉が来ている。悠里に、やっぱり洸から聞い
てはいないんですね。洸の様子、おかしくありませんでしたか? お
ととい洸と共に、祖父・早乙女惣一(夏八木勲)に呼ばれた。さんざ
ん待たされて、足がしびれた。

 修一は、事故死ではなく自殺していた。会社に怪文書が届いている
と惣一が言っていたという。

 嘘でしょ、と言う悠里に、惣一は修一の遺書を持っている。悠里は
そのことを知っていたのか?と廉。

 リカが、悠里がそんなことを知るわけないでしょ。もし.....と言
うのを引き取って、もし知っていたら、洸にゴールドを取らせようと
しましたか? 修一は死ぬほど苦しくて。でも、洸は怖くて、そのこ
とを悠里に訊けないでいる。洸は悠里を信じているから。

 廉は引退した身だから、もうどうでもいいのだが、洸にだけは、本
当のことを言って欲しい、と言う。


 「51秒1」と読み上げる蓮見。そして、洸に、まだだな、と言う。


 隠れ家のバーのカウンターで飲んでいる、悠里と明石。そこに宇津
木がやってくる。明石は、オレは早乙女家の人間じゃないから、悠里
に話をしなければならない、と言う。

 悠里は宇津木に、一杯飲む?と訊く。今日は友好的ですね。でも、
車で来ているんで、と断る。そして自分の用件は、修一とのDNA鑑
定をして欲しいということ、と言う。

 20年も前に亡くなっていると言うと、骨からでもと宇津木。明石
が、墓石を暴こうっていうことか!?と気色ばむ。

 悠里は、骨は高温処理されていて、無理。でも、臍帯血なら、と言
う。

 宇津木は、それだよと言うが、悠里は、まず晶を返すよう言う。宇
津木は、晶は、もしあんたたちが会ってくれなかったときの保険。別
に強制はしていない、と言う。

 悠里は、怪文書を送ったのは宇津木か?と訊く。宇津木は、母親が
やったのだろう、と言う。

 悠里は、宇津木が修一の子であれば、両手を広げてとはいかないが、
早乙女家の一員として、迎え入れる。だから一刻も早く、晶を返して。
指一本触れていなかったにしても、晶はずっと練習を休んでいる、と
言う。

 宇津木は、晶の意志でとどまっている。誰かさんに対する意趣返し
もあるかもしれないけど、と言う。


 惣一の家で待つ悠里とリカ。リカが、『金ちゃん』の写真を携帯の
待ち受けにしたから見ます?と誘う。最初、興味なさそうにしていた
悠里も、我慢できずに待ち受けを見る。

 そこに惣一がやってくる。さらに蓮見も。蓮見は、洸の新しい練習
メニューを惣一に話していた、と言う。

 悠里は、どうして修一が自殺だなんて言うの、と訊く。惣一は、悠
里は当然知っているはずだと思っていた、言う。

 悠里は、修一はもっともゴールドに近くて、死ぬ必要なんてなかっ
たと言う。蓮見が、マイク・シェパードだと、口を挟む。

 マイクは、まだハイスクールの生徒だった。そのことから、修一は
次はないものだと悟ったのだ、と蓮見。

 悠里は、修一を死なせてしまったのが、自分だと悟る。自分が、優
しい言葉を掛けてしまったから、と。子供には、厳しい言葉を掛けて
育てているのに、と。

 惣一は、より早乙女の血を濃く引いているのは悠里だ、と言う。よ
りゴールドを強く希求し、折れない、と。

 リカは、また会社のエントランスに出てきている早乙女朋(大江駿
輔)を見つけ、後を追う。

 社長室の近くまで行くと、中から声が漏れてきている。悠里は、聖
子と話していた。自分のせいで兄を自殺に追いやってしまったと悩む
悠里に、聖子は、自分も子供のために離婚しなければよかったのかと
思った。でも、離婚を我慢していても、無為子は結局引きこもったと
思う。悠里は、強い言葉を掛けようが、優しい言葉を掛けようが、結
果は同じだったのよ、と言う聖子の言葉に救われる悠里。


 蓮見がプールサイドに行くと、晶が高飛び込みの練習をしている。

 ようやく戻ったのか。悠里と話し合ったのか?と蓮見。

 彼との交際を認めてくれた、と晶。

 蓮見は、お前は早乙女だ。オリンピックが始まれば、国民から注目
される。もっと相手を選べ。オレのことが原因か?と言う。

 晶は、そんなことはない。それより、わたしのこと、惜しくなった?
と言う。晶は今、恋をしている。等身大の恋をしろと言ったのは、蓮
見だ、と。


 廉は明石と共に公園にいる。

 明石はオリンピックの金メダリストだったんだ。すごいよね、と廉。
明石はそんなことない、と言う。

 廉は、上に誰もいないって、気持ちいいだろうな、と言う。


 モニターで、晶の様子を見ている悠里に、そろそろ講演のお時間で
す、と声を掛けるリカ。

 一緒にエレベータを待っている間、リカは今日は何を話すんですか?
 恋の話?と訊く。さらに、『知るか、ボケ』ですか?と。

 立ち聞きしていたの?と悠里。リカは、朋を追いかけていたら、社
長室の前で.....といいわけをする。

 わたし、冷蔵庫を掃除しました。女の賞味期限も腐らないように。
今日のわたしはピカピカです。社長一筋の一年生です、と胸を張るリ
カ。


 登壇する悠里。たとえ話を始める。

 ある兵士が、王女様に恋をした。身分違いだととがめられるかもし
れないが、手書きを書き、侍従に持って行って貰った。すると、王女
様からの返事は、一年間、365日ずっと立っていて、というものだ
った。

 それから兵士は、本当にずっと立っていた。雨の日も、風の日も、
雪の日も。

 でも、なぜか最後の日、兵隊さんは立たなかった。

 それが逆ならどうだろう。王子様に会うために立っているなら、最
後の一日を残して止める女子なんて、いやしない。もしそこで王子様
が現れなければ、あんな王子なんて、最低!と言うだけ。

 しかし男子には、もし最終日、王女様が出てこない場合を心配する
あまり、立てなくなるほど弱い心を持っているの。そのことをちゃん
とわかってあげないと。


 明石は廉に、オレはノーマークだった。だからプレッシャーなんて
無かった。あの時は、なんでだか、トントン拍子に勝ち進んだ。強い
奴らが反則や怪我で抜けていって、気づいたら、決勝戦だった。もう
ここまで来られたのだから。強い奴らが、反則や怪我で抜けていって、
気づいたら、決勝戦だった。もうここまで来られたのだから例え負け
ても、悔いはない、と思った。

 明石には、観客席を眺めるだけの余裕があった。その中に、ひとき
わ強い眼力で、明石を見つめている女性がいた。悠里だった。もちろ
ん、美人だったから目がとまったのだけれども、悠里の姿を見ている
うちに、力がわいてきた。悠里は、あとたった1人で頂点に立てるの
に、それでいいの?意気地なし、と言っているように感じた。急に、
目の前のたった1人をねじ伏せれば、ゴールドなのだと。何が何でも
勝たなければと言う気持ちになった。一番と二番では、天と地ほどの
違いがあると知ったのだ。突然、神に祈った。勝たせてくれ、と。目
の前の女に祈った。これから、何一ついいことなてなくてもいいから、
勝たせてくれ、と、と言う。


 男を去勢してはいけない。尻ぶっ叩いて、働かせる。

 悠里は、最近の男は逃げ道を用意していて、弱くなった。もともと、
男は弱いのだが、それをそうしてしまったのは、あなたたち女。デー
トでもコンパでも、割り勘にする。しかし、女は金など出してはいけ
ない。あしたから、こう宣言するのよ。わたしはびた一文出さない、
と。わたしに会いたければ、お金を出して。渡しが欲しければ、キラ
ッキラッとした高いものを買って、と。

 悠里は、講演を来ている若い娘たちに、戦争になったら、戦場に行
きたいですか?と問いかける。そして、もちろん行きたくないですよ
ね、と話を継いで、そうするためには男の尻を叩かなければならない。
戦争を防げるのは、みんさん女子です、と締める。


 紅いドレスについている値札を見る聖子。6万円以上する。それを
着て、真っ赤な口紅を塗る。

 それを見た息子・丹羽勝(水野真典)は、「仮装行列?」とバカに
する。

 聖子は、今晩出かける、と言う。オレのメシは?と勝。冷蔵庫に入
っているから、チンして食べて、と聖子。

 オレは犬じゃないぞ!と激高して、聖子の体を揺する勝。

 聖子は息子の手を逃れ、外へ出る。その時、携帯を室内に落として
しまっていたのだが、気づいていない。

 強引に出かけようとする聖子に、「男に会いに行くのかよ」と勝。
聖子は、「そんなんじゃない!」と叫び、嫌々をするように頭を振り
ながら、外廊下を歩く。そして、階段を踏み外し、落下し、頭を打っ
て、気を失う。


 悠里はレストランで待っている。脳裏に、蓮見の「クレーマーに戻
ったらどうするんだ」という言葉がよみがえる。

 冷静になった悠里は、レストランを出て行く。


 病院のベッドで目を覚ます聖子。約束を思い出し、慌てて携帯を探
すが、無い。半狂乱になった聖子は、点滴の針を引き抜くと、病院を
飛び出す。

 タクシーでレストランに駆けつけ、テーブルに向かうが、誰もいな
い。そこに座り込む聖子。

 店員が、どうされたのですか?と声を掛けると、「どうにもならな
いの!」と怒鳴る聖子。


 プールサイドに、ドレスのまま現れた悠里に、何があったのか、と
洸。奥歯に物が挟まったような様子の洸に、自分たちには信頼関係が
無ければ、戦えない、と悠里。

 洸は、悠里は修一が自殺だったことを知っているのかと訊く。悠里
は、知らなかった。自分も、修一が自殺だと聞いて、びっくりしてい
る、と言う。



寸  評 悠里と聖子が、簡単には会えないことに、何か秘密があるのでしょ
うか? 実は、勝まで修一の息子だったら、と勘ぐってしまいます。

 晶は練習に戻ってきて、これから宇津木のことを、いとことして受
け入れることができるでしょうか。

 まじめに練習しているのは洸1人。悠里の子供の中で、果たして、
ゴールドを取れる子は出るのでしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 これを書こうとしていたときは、暑さは、ラニャーニャということなので、
10月まで続くことを覚悟しなければ、という内容を考えていました。

 でも、今週、台風が関東にやってきて、気候が変わりましたね。翌日は涼し
く、その後も気温は上がりましたが、以前のように逃げ場の無い灼熱地獄では
なく、吹く風に涼しさを感じられるようになりました。

 その代わり、人間ってどこまで贅沢なのかと思うのが、今でも数分歩くと汗
だくですが、その後、スーパーなどに入っても、以前ほど、すーっと涼しくな
らないのです。外界との温度差が減ったのでしょうね。

 もうすぐお彼岸。言い伝え通り、暑さ寒さも彼岸までとなりますでしょうか。
(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
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