メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 10/09/08  2010/09/08


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Stock Mission
本日の相場総括・明日の展望

http://www.stock-mission.com/            2010年9月8日 発行
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□本日の結果
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09/08 09/07特別会員銘柄SE +3.13% 合計+3.13%
09/08 09/07特別会員銘柄US +7.28% 合計+7.28% 暴騰!
09/08 09/02一般会員銘柄AC +14.36% 合計+39.22% 暴騰!
09/08 09/01特別会員銘柄MF +2.26% 合計+0.76%
09/08 08/31特別会員銘柄DA +1.14% 合計+1.02%
09/08 08/29一般会員銘柄KZ +1.37% 合計+21.00%

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■本日の市場動向
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日経平均は201円安の9,024円と大幅続落となりました。
米株安、円高を背景に朝方から売り先行となり、ジリジリと下げ幅を拡大する
展開となりました。
後場に入ると野田財務相の発言を機に為替に仕掛け的な円買いが入り円高が
進行、先物主導で下げ幅を拡大し、瞬間的に8,997円と9,000円割れとなる
場面もありました。
ただ下がったところでは追加金融緩和策期待が支えとなり、終値では9,000円
をキープして終了しました。


□相場総括
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中期基調は上向き継続、短期基調は上向きから下向きに転換しました。
欧州信用不安から下落スタートとなり、特にユーロの下落が止まらず、連動して
主要通貨の全てに対して円高が進行し、先物主導で売られる展開となりました。
朝方にはドル円は83円台に突入し、後場にかけては15年ぶりの水準となる83円
前半まで円高が進行し、下げ幅を拡大する要因となりました。
欧州の信用不安に加え、為替のコントロールはできないという日銀の後ろ向きな
発言、欧米の通過安容認の姿勢が投機的な円買いを呼んでおり、さらにこの
流れが加速していく可能性が警戒されます。

先物の手口は、野村が9,623枚、ソシエテが1,989枚、BNPパリバが1,349枚の
売り越し、大和が7,276枚、クレディスイスが3,687枚、ドイツが1,506枚、
メリルリンチが1,383枚の買い越しとなっております。
TOPIXは、ソシエテが2,976枚、野村が2,440枚、クレディスイスが1,592枚、
ニューエッジが1,321枚の売り越し、JPモルガンが5,883枚、MSMが2,431枚の
買い越しとなっております。
クレディスイスは日経平均を買い戻し、TOPIXを売り越しとしておりますが、
TOPIXを見ると買い戻し後のショートスタンスとなっており、12月限の先物も
売り越し手口とショート方向に傾けてきた可能性があります。
また野村は指数先物売り債券先物買いの典型的な手口となっており、債券高
株安の流れを作りました。


□新興市場動向
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新興市場は3指数揃って下落となりました。
急速な円高を受け、日経平均が下げ幅拡大となったことを受けて投資家心理が
後退し、利益確定売りが相場全体に膨らみました。
一部銘柄に循環物色による買いは継続して入っておりますが、止まらない円高
下ブレ警戒が高まった日経平均という相場状況を背景に、短期資金が逃げ出す
格好となっております。
日経平均が何とか踏み止まって値固めの展開となってくれば、再び循環物色の
動きが出てくるものと想定されます。


□個別銘柄動向
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東証1部の81%が下落、セクター別でも全業種が下落と全面安商状となりました。
海運、鉄鋼、非鉄、商社、資源、機械、自動車、ハイテクなど幅広い銘柄が
軒並み安となった他、ノンバンク、証券、銀行、保険なども非常に安くなり
ました。
一方で内需関連は下げ幅限定となっておりますが、相場環境の悪化を受けて
小幅ながらも軟調となっております。

個別銘柄でも新興市場、中小型銘柄に関しても壊滅状態となりました。
そんな中で昨日ストップ高となっていたアクロディア (3823)が続伸となり、
高値では+14.36%(合計+39.22%)まで上昇する場面があり、わずか2日で大きく
暴騰する展開となりました


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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は反発の展開が想定されます。
急落していたユーロが買い戻しの動きとなり、ドル円でもストップロスを巻き
込んで急速に値を戻す動きとなっております。
この流れは株式市場にも波及し、下落スタートだった欧州市場も下げ渋りまたは
切り返しの動きを見せており、米Globex先物もプラス転じております。
あくまでショートカバー的な動きですが、とりあえず下落展開も一服となる
可能性が高そうです。

昨晩の米市場はダウが107.24ドル安と大幅反落となりました。
WSJが7月に結果を公表した欧州各銀行のストレステストの結果について、
一部金融機関保有総額の国債保有が少なく評価されていると報道され、
欧州信用不安が再燃の兆しを見せていることが嫌気されました。
これをうけて、金融セクターは大きく下落、全面安となっております。
シカゴ日経先物は120円安の9,100円、円建ては125円安の9,095円で終了しました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は予定されておりません。
経済指標は、MBA住宅ローン申請指数、7月消費者信用残高が予定されており、
予想は、7月消費者信用残高が-43億ドル(6月-13億ドル)となっております。

特に注目度の高い指標はありませんが、住宅関連指標でもあるMBA住宅ローン
申請指数の内容には注目が集まりそうです。


□その他海外注目材料
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今晩は地区連銀経済報告(ベージュブック)の公表が予定されており、21日の
FOMCに向けての景況感、雇用状況、住宅市場動向などが注目され、前回の内容
からどれだけ悪化を示しているかがポイントとなってきそうです。

ドル円では、83円50銭のオプショントリガーをつけたことで、一時83円34銭まで
売り込まれる場面がありました。
その後は短期筋のショートカバーなどで戻しておりますが、水準は切り下がって
次の焦点は83円の攻防が意識されております。
次のオプショントリガーが83円にあることから、この手前ではドル買いが強まり
そうですが、今回同様トリガーをつけるようなら、ストップロスのドル売りが
強まり、ドルの下げが加速する可能性があります。

要人関連では、コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁がFOMCについて講演を
行う予定となっております。


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■明日の展望
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明日の東京市場は反発の展開が想定されます。
SQに向けて9,000円〜9,250円が意識されていたこともあり、売り一巡後の押し目
を拾う動きに期待したいところです。
ただ外部環境は悪化、円高は止まりませんので期待感は薄く、戻ったとしても
限定的に止まりそうです。
逆に9,000円を割り込んでスタートするようなら、仕掛けとロスカット合わせて
下げが加速する波乱の展開も想定され、注意して見る必要があります。


□テクニカル分析からの展望
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日経平均は大幅続落となり、25日線、5日線をマドをあけて下回りました。
ボリンジャーバンドでも-1σから中心線のレンジに下放れ、-1σも下回るよう
直近安値を割り込む可能性も高まります。
ただ25日線は下落を続けていることから、下方への揺り返しの動きは予想された
範囲に止まっていると見ることもできます。
一目均衡票の転換線での攻防となっており、ここで踏ん張ることができるか
どうかがポイントとなってきそうです。


□総括・今後の方針
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本日のマドをあけての下落で、今週初のリバウンド展開が終了となってしまい
再下落スタートとなる可能性を高めてしまいました。
週末のSQに向けて、概ね9,000円の節目が意識されていることで、本日は踏み
止まりましたが、さらに円高が加速するようなら、節目で支えられていた分も
外れて、日経平均の下げが一気に加速する可能性がありますので注意が必要と
なります。
幸い、ここから下では追加金融緩和策が意識されることで、一方的に売られ
にくい状況になっているようですが、市場筋はドル円80円、日経平均8,000円
割れを指摘する声もありますので、日々の値動きを注意深く見る必要があり
ます。
まずは明日に9,000円が死守できるかが焦点となってきそうです。

個別の動きも、相場環境の悪化を受けて短期循環物色の流れが継続するか
どうかを見極める必要がありそうです。
動きが萎んでしまうようなら早期撤退からキャッシュポジションを高めて
様子見としたいところです。

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□本日のメルマガ銘柄
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本日はありません。


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