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===================================================== 発行部数 27 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2010/08/16 (Mon) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.月曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 月曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 夏の恋は虹色に輝く 局 名 フジテレビ系 放映日時 月曜21時 キャスト 俳優・橘航太郎の次男 橘 大雅(松本 潤) 謎の女性 北村詩織(竹内結子) 詩織の娘 北村 海(小林星蘭) 大雅の親友・俳優 植野慶太(笠原秀幸) 若手俳優 伊良部譲(永山絢斗) タレント事務所所長 青木久雄(重松豊) 若手女優 宮瀬 桜(桐谷美玲) 大物俳優 橘航太郎(伊東四朗) 元女優・橘航太朗の妻 橘真知子(松坂慶子) 橘航太郎の長男 橘 大貴(沢村一樹) 脚 本 大森美香 主題歌 『Love Rainbow』嵐 あらすじ 第五回 北村詩織(竹内結子)は、家に帰って娘の北村海(小林星蘭)にそ っと毛布を掛けてあげていた。 そのときに、頭の中に思い浮かぶのは、楠大雅(松本潤)のこと… …。 プールで水を怖がる海を励ます大雅。 引っ越してきたばかりで町を知らない詩織に、安売りスーパーの情 報を教えてくれる照れくさそうな顔の大雅。 そして、亡夫のことを思い出し、泣き出した詩織を抱きしめた大雅 ……。 詩織はため息をつく。 大雅は、親友で同じ二世俳優の植野慶太(笠原秀幸)と一緒に、恋 愛ドラマのオーディションを受けに来ていた。 慶太は「俺、うまくできなかったよ。あれって、どうやればいいん だ?」とため息をつく。 恋をしてる気持ちが大切なんだと、慶太に語る大雅。それは、気に なる詩織とのこと……。 「まだ、諦めてなかったのかよ!?」 慶太は呆れて大雅にツッコミを入れるが、大雅はため息混じりに 「諦めて、そっと遠くから見守ることに決めたんだ」と返す。 娘の海と笑い合う姿、一緒に遊ぶ姿、いいもんだよ……。 微笑みながら遠い目をする大雅。 「お前は、親戚のおじちゃんかよ!」 慶太は大雅をひっぱたく。 そんな気持ちは理解できない。そもそも、二世俳優で恵まれている 大雅が、そこまで本気になるような女性なのかと慶太は言う。ふん、 と鼻で笑い飛ばす大雅。 「お前には、この究極の恋愛は理解できないよ。……だから、お前は 恋愛系の芝居ができねーんだよ」 と、慶太の携帯に電話が。話し終わった後で、慶太は満面の笑みを 浮かべる。 「……俺、受かっちゃったよ。慣れない姿がリアリティがあったって ……。俺、行ってくる!」 嬉しそうに走っていく慶太を、複雑そうな表情で見送る大雅……。 家に帰って、ひとり反省する大雅。 ノートに、これまで受けたオーディションの役柄を書き並べていく。 そして、これからの対策……1.滑舌をよくする、2.発声練習、 3.筋トレ、4.ランニング……。 でも、こんなことで本当にいい俳優になれるのだろうか……。 呆然としてしまう大雅。 やっぱり、俺は俳優に向いていないんじゃないか……。 しかし、ふと頭の中に、大雅に励ましの言葉をかけてくれた詩織の 顔が浮かぶ。 「……俳優さん、やめないでくださいね。大雅さんは、いつかきっと、 いい俳優さんになれると思います」 大雅はいきなりやる気を出して、ランニング姿に着替えると家から 走り出す。 家の門を勢いよく開いて、飛び出そうとして……。 そこで、海を連れた詩織にぶつかりそうになる。 え? なんで詩織がウチに? ふと、思い出す。兄の大貴(沢村一樹)が、「今度の日曜日にさ、 詩織さん、楠家に招待しようと思ってるんだ……」といっていた。 大雅と同じく、詩織に惚れてしまった大貴は、海のクラスの担当教 師という立場を利用して、詩織に接近しようとしていた。 大雅の父・楠航太郎(伊東四朗)の大ファンで、親交もあった詩織 に、母の真知子(松坂慶子)も会いたいと言っていた。そこで、大貴 が詩織を楠家に招待したのだ。 それが、まさに今日。 しかし、家には大貴はもとより、母の真知子も不在。 とりあえず、詩織を家に上げたけれど、何の準備もしていない。 慌てて、母の真知子に電話するが、兄の大貴も仕事で遅れていて、 真智子は美容院で髪を整えている最中。おまけに、お手伝いの敏子も 今日は来れなくなったという。 夕食の支度も出来ていないのに……。 仕方なく、大雅が料理するということになり、詩織もそれを手伝う ことに。 几帳面で器用な大雅。さっと冷蔵庫の中身を見て、ミートローフな ど手際よく作ってみせる。 ……じゃあ、私もなにか……。 そういって、これまた起用にサラダを作り、ドレッシングをあえる 詩織。 しかし、大雅と違って細かく計量したりしないが、それでもうまい。 二人で腕をふるって、豪勢なおもてなし料理が完成する。 そこへ帰ってきた、大貴と真知子。 豪勢な料理に驚きながらも、嬉しそうに詩織を迎える。 が、そこへさらにお客が詰めかける。 航太郎の事務所の面々、青木久雄(重松豊)たちも真知子の呼びか けであつまってきたのだ。 詩織と親しくなりたかった大貴は不満顔だが、騒がしい食事会が始 まった。 話が尽きてきたころ、「じゃ、いつもの始めましょうか?」と真知 子が無邪気に笑う。 ……いつもの? 首をかしげる詩織の前に出てきたのは、「運命ゲーム」という大勢 でやるボードゲーム。 楠家では、必ず四人以上集まると、この「運命ゲーム」をやる決ま りになっているというのだ。 「結婚」だの「再婚」だの「女の子が生まれる」だの……、微妙に 生々しい話になってきて、気まずい詩織。 見かねて、大雅は母と大貴を押しとどめる。 「もういいじゃないか。ふたりとも今、幸せそうにしているんだし。 結婚とかどうとかさ……」 楽しく食事もゲームも済んで、詩織は眠ってしまった海をおんぶし て帰って行く。 帰り道、「送っていく」といってついて行く大貴。 決意したように「詩織さん、あらためて話があります……」という が、詩織ははぐらかすように、前の学校で海が、実は寂しがっていた、 ということを伝える。そして今、暖かく迎え入れてくれた先生、事務 所のみなや大貴に感謝するのだった。 「まいったなぁ……そういわれたら、いい先生でしか居られないじゃ ないですか……」 大貴は空を見上げて、言う。 夜のランニングに出た大雅。 川沿いを軽快に走っていると、携帯電話が鳴る。 ……詩織からだ。 「さっきはありがとう……。嬉しかったの。私たちが楽しそうだ、っ て言ってくれたの。今の生き方を変えなくていいんだって、言ってく れて。どうしても、お礼がいいたくて……」 いつもと違って、優しい声の詩織。 大雅と今日の食事会の話をするうちに、ふと詩織は我に返ったよう につぶやく。 「ごめんね。わたし、大雅さんに甘えている……」 甘えてもいいんだと言う大雅。だが、詩織は「ダメなの」と頑なに 言う。 詩織は変わりたくない。今の暮らしのままで、海と亡夫との思いを 抱いて幸せに、二人きりで誰かに甘えたり、迷惑をかけるわけでもな く、慎ましく暮らしていきたい。そんな思いを持っていた。 大雅はそれ以上何も言うことが出来ず……。 翌日、事務所にやってきた大雅は、所長の青木に真面目な顔で話し かける。 どんな仕事でもいい、エキストラでも、PRビデオでも、なんでも ワガママを言わずにやるから、どんどん仕事を取ってきて欲しい、と。 しかし、青木は渋い顔で言う。 「楠航太郎の息子に、なんでもいいっていうわけにはいかないよ……」 こっちが何でもいいといっても、現場サイドがそうはいかない。知 名度もあるし、使いづらいところもある。 うなだれる大雅に、「今はまて」と青木は優しく言うのだった。 大雅は、子役上がりの女優・宮瀬桜(桐谷美玲)が台本を読んでい るところに入ってくる。 「ジャマなんですけど……」 邪険にする桜に、大雅は真剣な顔で「一緒に読ませて欲しい」と訴 えるのだった。 思いも寄らない真剣な面持ちに、桜はしぶしぶOKする。 大雅が演技をしながら読んでいると、桜は「下手な演技はいらない から、普通に読んで」とキツくあたる。 が、大雅が詩織とのことを思いながら読み上げると、桜は大雅のセ リフ「好きだよ……。僕が君を守るから……」という言葉に引き込ま れてしまう。 と、我に返って、照れ隠しに「下手すぎてやってらんないっ!」と 部屋を飛び出ていく桜。 大雅は一人取り残されて、なんだよ……、とつぶやく。 大雅は事務所の中に、今日は詩織の姿が見えない。 青木たちにそのことを聞くと、今日は休みだという。 詩織は夏休みを利用して、福岡の実家に帰る、と連絡があったそう だ。 深夜バスを利用して帰ると。 それを聞いた大雅は、ふと不安に駆られる。 大雅は走り出した。 あちこち走り回ったあげく、ようやっと詩織と海が乗るバスを見付 けた大雅。 「帰って……、帰ってくるんだよな」 息を切らせながら詩織に尋ねる。 もちろん帰ってくる、仕事もあるし、暮らしもあるんだから。普通 に夏休みの帰省なんだと、不思議そうな顔で言う詩織。 前に電話したときに、今の暮らしを変えたくないけれど……、と言 っていたことが気になったのだ。 「もし、このまま居なくなってしまったらどうしようって……」 大雅は思いを伝える。そのために、懸命に走ってきたのだと。 詩織は何も言わず、そのままバスは去っていく。 ただ、大雅はバスを見送るのだった……。 寸 評 だんだんと、詩織の心の中に大雅が入り込んできている様子が、 丁寧な描写で描かれていました。 ボンボンでどうしようもない男、だった大雅のいいところがどんど ん見えてきてましたね。 そういうところで、詩織が福岡へ行ってしまいます。 離ればなれになったところで、いったいどういう展開になるのやら。 次回も楽しみです。 執 筆 者 畑中ヒロ() ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 最近、「料理をする男」っていうのが、ウケているようです。 今回も、大雅が手際よく料理をつくっていて、そこらへんを意識しているの かな、なんて思いました。 ちなみに……、私も料理は毎日……。 妻が、アレなもんで……。 しかし、どうも料理をコマコマやる男って、なんか小者っぽくて個人的には あんまり言いたくないんですけどね。(畑中ヒロ) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |