メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 10/08/17  2010/08/17


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Stock Mission
本日の相場総括・明日の展望

http://www.stock-mission.com/            2010年8月17日 発行
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□本日の結果
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08/17 08/16一般会員銘柄PL +4.14% 合計+4.14%
08/17 08/12特別会員銘柄DA +2.65% 合計+7.68%
08/17 08/12一般会員銘柄SK +2.15% 合計+3.26%
08/17 08/11特別会員銘柄FT +0.70% 合計+1.73%
08/17 08/11特別会員銘柄SZ +2.31% 合計+4.09%

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は34円安の9,161円と続落となりました。
米株安、円高進行から、朝方から三桁の下落でスタートとなりましたが、
期待感は乏しいものの政策期待下値を支える格好となり、売り叩く動きには
ならず下げ渋りの動きとなりました。
後場にかけては菅首相と白川日銀総裁の会談が、週明け23日に行う方向で調整
されていると報じられたこと、アジア市場が切り返し展開となったことなど
から、先物主導で小幅安水準まで下げ渋りました。
ただプラス転換には至らず、終値ベースでの年初来安値を更新しました。


□相場総括
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短期基調、中期基調ともに下向き継続となっております。
政府・日銀の政策期待や、公的年金、機関投資家の買い観測などから下値では
底堅く支えられる格好となっており、日足は陽線を連日で形成する状況となって
おります。
ただあくまで下値を支えるだけのもので上値を追っていく資金ではありません
ので、東証1部の売買代金が8,961億円に止まっているようでは、リバウンドを
試すのも難しそうです。

先物の手口は薄商いとなっており、1,000枚を超える売り越しは無し、BNPパリバ
が1,298枚の買い越しとなっております。
TOPIXは、1,000枚を超える売り越し買い越しはありませんでした。
注目のクディスイスは売りも買いも共にまったく取引しておらず、完全に様子見
を決め込んだ動きになっており方向感に乏しい状況が続きそうです。


□新興市場動向
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新興市場は3指数揃って続落となり、ジャスダック平均、マザーズ指数が年初来
安値を更新しました。
相場全体が沈滞する中で、新興市場にも断続的な売りが頭を抑えております。
個人投資家のパフォーマンスが一層悪化する中で、手仕舞い売り見切売りが
上値を押さえ、買いがまったく入らない状況からズルズルと下げていく動きが
続いております。
一部ネット関連銘柄などが物色されておりますが、材料が出ているところ以外
は日計りの超短期資金が中心であると見られ、持続性は皆無となっております。
下げ過ぎ銘柄も散見されますが、今の状況では手出し無用となります。


□個別銘柄動向
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引けにかけて日経平均が下げ渋ったこともあり、前場に比べると下落銘柄は
減少しましたが、それでも積極的に買う動きは乏しいことから全体的に弱い
動きとなっております。
昨日に続き鉱業が大きく売られ、昨日の反動から水産農林、ガラス土石、証券、
空運など内需関連も失速となりました。
また鉄鋼、非鉄、ハイテク、自動車、機械なども軟調推移を続けております。
一方で、不動産、ノンバンクはリバウンド基調を続ける動きとなっております。

場中銘柄では、サカイオーベックス (3408)、タチエス (7239)、
ダイワボウホールディングス (3107)、イー・アクセス (9427)、
アプリックス (3727)、サイバーエージェント (4751)、日本農薬 (4997)、
クミアイ化学工業 (4996)などが上昇となりました。


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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は反発の展開が想定されます。
アジア市場が概ね堅調となったことから米Globex先物が上昇となっており、
欧州時間に入ってからは、スペイン国債入札が好調だったことを好感して、
欧州市場は上げ幅拡大の展開となっております。
ただ英CPIは鈍化、独ZEW景況感指数は期待を裏切って予想を大きく下回る内容
となっており、マクロ指標については不安を残すものとなっております。
今のところ欧州株は堅調、ユーロも反発、原油価格も上昇とリバウンドの動き
となっておりますが、一旦の自律反発といった状況になっております。

昨晩の米市場はまちまちとなり、ダウは1.14ドル安、ナスダックは8.39ポイント
高となりました。
8月のNY連銀製造業景況指数、8月住宅建設業者指数が予想を下回ったことから
一時ダウは93ドル安まで売られる場面がありましたが、デルによる買収合意の
ニュースなどを好感し、下げ幅縮小の展開となりました。
シカゴ日経先物は35円安の9,145円、円建ては45円安の9,135円で終了しました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は、ウォルマート・ストアーズ、TJXカンパニー、
アバークロンビーアンドフィッチ、アナログ・デバイセズ、ホームデポなどが
予定されております。
経済指標は、7月生産者物価指数・コア指数、7月住宅着工件数・許可件数、
7月鉱工業生産、7月設備稼働率が予定されております。
予想は、7月生産者物価指数が前年比+4.2%(6月+2.8%)、
7月生産者物価コア指数が前年比+1.3%(6月+1.1%)、
7月住宅着工件数が56万戸(6月54.9万戸)、
7月住宅着工許可件数が58.0万戸(6月58.3万戸)、
7月鉱工業生産が+0.5%(6月+0.1%)、
7月設備稼働率が74.5%(6月74.1%)となっております。

7月住宅着工件数・住宅着工許可件数は、6月の住宅着工許可件数の改定値が
上方修正されたものの、昨日の8月住宅建設業者指数が予想に反して前月水準を
下回る内容となっており、下ブレリスクがあると見られております。


□その他海外注目材料
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ドル円は、86円から本邦実需筋のドル売りが控えていると見られております。
一方で84円70銭以下にオプショントリガーがあるとされており、この水準では
ドル買いが入っての攻防が、下抜けてくるようならストップロスによるドル
売りが強まると見られております。

要人関連では、コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁がFOMC関連について講演
を予定しております。


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■明日の展望
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明日も方向感無くボトム圏での揉み合いとなりそうです。
あくまで今晩の米市場、為替動向次第となってきますが、買い手掛かりが乏しく
下ブレ警戒があるものの、安値圏では買い支え観測が出ていることから、停滞
した展開が継続しそうです。
短期的なリバウンドの可能性もあり、この場合は9,400円くらいがリバウンドの
目安となってきます。
一方で外部環境の悪化で底割れしてくるようなら、9,000円が死守できるか、
商いが増加するかがポイントとなってきそうです。


□テクニカル分析からの展望
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日経平均は直近安値を前に何とか踏み止まり、ボトム圏で4日連続での陽線を
形成おり、底堅さや押し目買いが意識されます。
ただ依然として底値圏にあり、下落するボリンジャーバンド-2σに沿った動き
であることから下値不安は強い状況が継続しております。
また終値で9,190円を下回ったことで新値足が陰転となり、7月に9,800円まで
上昇した動きがダマシとして否定された格好となってしまいました。
この底値圏からの陰転ということもあり、調整の長期化や下ブレが警戒される
ところです。
一旦リバウンドに向かう可能性もありますが、9,400円〜9,500円に抵抗ライン
が集中することから、戻ってもこの辺りで抑えられると見られます。
さらに強く9,800円まで反発できれば、ようやく買いシグナルも見えてくる
感覚となります。


□総括・今後の方針
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政策発動期待への思惑が日々上下する格好となっておりますが、エコポイント、
エコカー補助、新卒者の就職支援、中小企業の資金繰り支援などが報じられて
おりますが、市場筋はいずれも相場への効果は期待できないと見ております。
ただこれまで無為無策だったところが失望されている経緯もあり、どのような
形でも追加金融緩和が発動されることになれば、少なからず売り仕掛けられて
いたものの買戻しは期待できそうです。
一方で政策発動への期待が高まることになれば、政策発動を市場は織り込みに
行ってしまうため、緩和策が発表されてもインパクトが無く材料出尽くしに
繋がっていく可能性もあります。
また、結局何も発表されなかった場合は、改めて失望されることになります
ので、警戒しておきたいところです。

現在の東京市場は、政策期待や年金の買い観測などから売りもできず、
かと言って現在の環境では買いにも向かえず、この心理状況が本日の東証1部の
売買代金9,000億円割れと超閑散相場になったことを表しております。
個別の動きも方向感が無い状況となっておりますので、上下動きが出てくる
までは基本は様子見継続となりそうです。

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□本日のメルマガ銘柄
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本日はありません


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