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************************************************************************ Stock Mission 本日の相場総括・明日の展望 http://www.stock-mission.com/ 2010年8月11日 発行 ************************************************************************ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■1歩先の株式・銘柄情報 Stock Mission■ 一部投資家向けに行っている、株式におけるファンド動向・仕手株などの 注目銘柄情報をご提供!魅力のある有益な情報が日々入ります。 個人投資家の弱点である情報収集を強化してみませんか? http://www.stock-mission.com/ 【ご案内・ご提供情報・ご利用料金】 http://www.stock-mission.com/join.html 【過去の実績】 http://www.stock-mission.com/result.html □本日の結果 =========================================== 08/11 08/10特別会員銘柄AM +3.33% 合計+3.33% 08/11 08/09特別会員銘柄SC +0.89% 合計+1.19% 08/11 08/05特別会員銘柄DK +2.31% 合計+2.99% 08/11 08/04一般会員銘柄HM +2.57% 合計+3.60% 08/11 08/03特別会員銘柄NP +4.72% 合計+16.67% ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■本日の市場動向 =========================================== 本日の日経平均は258円安の9,292円と大幅続落となりました。 米株安、円高を受けて朝方から売り先行、さらに寄り前の6月機械受注が予想を 大きく下回る結果となったことを受けて、朝方からCME円建てを大きく下回って 始まりました。 その後も持ち合い下放れとなったこと、更なる円高進行を受けて先物主導で 下げ幅を拡大、中国経済指標もサプライズは無く、上海・香港市場が弱含み 展開となったことを受けて、後場にかけても安値圏で揉み合う展開となり、 大引けにかけては9,300円台を割り込んで終了となりました。 □相場総括 =========================================== 短期基調は横ばいから下向き、中期基調も上向きから下向きに転換しました。 米株安、円高要因を受けて先物主導で売り込まれ、特に日銀、政府にに何も 円高に対するアクションが無いことから、先物、為替、債券など、仕掛け的な 動きも含めてやられたい放題の展開となってしまいました。 先物の手口は、ニューエッジが2,788枚、シティが2,087枚、立花が1,852枚、 ソシエテが1,623枚、大和が1,547枚、メリルリンチが1,318枚の売り越し、 BNPパリバが1,492枚、MSMが1,344枚、MUMSが1,301枚、水戸が1,271枚、 マネックスが1,252枚、松井が1,197枚の買い越しとなっております。 TOPIXでは、クレディスイスが3,107枚、ニューエッジが2,795枚の売り越し、 BNPパリバが2,270枚、ゴールドマンが1,493枚、野村が1,493枚、MSMが1,372枚 の買い越しとなっております。 本日の売り主体はクレディスイス、ニューエッジですが、BNPパリバも裁定解消 の動きで先物買戻し現物売りということで、現物サイドから指数を押し下げ ました。 他、ゴールドマンが唯一買い支えとなっておりますが、他の業者も買い越し でも単なる利食い買戻し、現物及び債券との裁定解消の動きになっており、 ほとんどが弱い動きを示しました。 次はどこで下げ止まるかがポイントとなりそうです。 □新興市場動向 =========================================== 新興市場は3指数揃って下落となりました。 朝方から日経平均が大幅下落となったことを受けて、新興市場にも手仕舞い売り 見切売りが広がりました。 その後も日経平均は下げ幅を拡大し続けたこともあり、新興市場もこれに合わせ て下げ幅を拡大、3指数揃って安値圏で取引を終了しました。 投資家心理が悪化したこともあり、短期資金による物色も手控えられ、まさに 相場全体が全面安となる展開となりました。 相場が落ち着いてくれば、再び短期循環物色の流れが出てくる可能性もあり そうですが、為替の昨年11月のドバイショックに迫る円高や、日経平均の 安値を伺う動きが見えてきたことで、心理的が重しとなって、手控えムードが 強まっていく展開が想定されます。 □個別銘柄動向 =========================================== 日経平均は大幅下落となり、東証1部の値下がり銘柄数は全体の93%と今年3番目 の多さとなり、幅広い銘柄が軒並み売られる全面安展開となりました。 前場は中小型どころの一角にリバウンドを狙う動きや下げ渋る動きも散見された ものの、後場に入って日経平均が下げ渋るどころか下げ幅を拡大していったこと を受けて、手仕舞い売りがさらに拡がっていきました。 個別では、上昇銘柄を探すほうが大変なほどの散々たる有様となっておりますが、 大日本スクリーン製造 (7735)、アルデプロ (8925)、井関農機 (6310)、 サカイオーベックス (3408)、さくらインターネット (3778)、 ビックカメラ (3048)、セプテーニ・ホールディングス (4293)、 フォーサイド・ドット・コム (2330)、一休 (2450)などが物色されました。 =========================================== ■今晩の米市場の動向 ========================================= 今晩の米市場は続落の展開が想定されます。 欧州で英インフレ報告が成長見通しを引き下げたほか、金融緩和余地を残すと 示したことで、株安、ユーロ安が加速しております。 これを受けて、米Globex先物も大幅下落、原油価格も80ドル割れと急落展開と なっております。 日本の下落と背景は異なるものの、米Globex先物はNYダウで100ドル超の下落と なっており、この影響を受けて売り優勢の展開となっていきそうです。 昨晩の米市場は、ダウが54.50ドル安と反落となりました。 中国の輸入鈍化を嫌気する格好でアジア、欧州が軒並み安となり、米市場でも 売り先行の展開となりました。 FOMCで追加緩和策が発表されない可能性が伝わったことで下げ幅を拡大し、 一時147ドル安まで売られる場面がありました。 ただFOMCでMBSの償還金を米国債に再投資する量的緩和が発表されると、 一気に下げ幅を縮小させる動きとなりました。 しかし景気回復ペースは短期的には予想より一段と緩慢にと景気判断を引き下げ たことでやや下げ幅を拡大しました。 シカゴ日経先物は45円安の9,495円、円建ては55円安の9,485円で終了しました。 □注目米主要企業決算・経済指標 =========================================== 主要企業決算発表は、シスコシステムズ、コンピューターサイエンス、 メーシーズなどが予定されております。 経済指標は、6月貿易収支、7月財政収支が予定されております。 予想は、6月貿易収支が-423億ドル(5月-423億ドル)、 7月財政収支が-1,690億ドル(09年7月-1,806.8億ドル)となっております。 6月貿易収支では、原油価格が前月比2.17%程度の上昇となっていることが 赤字拡大要因となり、さらにISM製造業の6月輸入DIは前月から変わらずですが、 6月輸出受注DIは大幅な輸出縮小見込みとなっており、これも赤字幅拡大要因と なってくることから、赤字拡大の下ブレリスクがあると見られております。 □その他海外注目材料 =========================================== ドル円では、引き続き85円での攻防となってきそうですが、意識的には昨年 11月の84円80銭を試す動きとなっていきそうです。 昨日の日銀金融政策決定会合では追加緩和措置は無い一方で、米FOMCでは 量的緩和を示したことから、ドル売りが加速する状況となっております。 またFOMCで景気認識の下方修正を行ったこともドルの弱さを誘う要因となって おります。 85円にオプショントリガーがあるため、この手前ではオプションに絡んだ買い によって攻防となってきそうです。 ただ夕方には一時85円割れとなるなど、ドルの売り圧力が強い状況となっており どこまで買い支えられるかがポイントとなります。 85円や84円80銭を割り込むようなら、これまで支えてきたドル買いもストップ ロスのドル売りになると見られており、円高がさらに加速する可能性が警戒 されます。 =========================================== ■明日の展望 =========================================== 明日も続落の展開が想定されます。 持ち合いを一気に下放れ、さらに週末のSQに向けての思惑が台頭しやすい状況 となりそうです。 本日終値から見れば、9,250円がその目標となってくることが伺え、今晩CME が大きく上昇とならない限りは、この水準に向かっていくことが想定されます。 さらに9,200円を割り込むよなら、9,000円の節目に向かって下げが加速する 可能性も否定できませんので、警戒したいところです。 ドル円では、引け後に一時85円割れの水準となり、昨年ドバイショックの84円 80銭が視野に入ってきているような状況で、何か刺激材料が無い限りは明日も 厳しい状況が継続しそうです。 □テクニカル分析からの展望 =========================================== 日経平均は大幅続落となり、マドをあけて25日線をあっさりと下回りました。 ボリンジャーバンドでは中心線を割り込み、一気に-2σまで接近する動きと なっており、-2σが推移する直近安値近辺が目安となってきそうです。 一目均衡表では下落する雲の下限に押さえ込まれる格好となり、25日線との 持ち合いでは完全に下放れとなる格好で、遅行スパンも明日に9,330円、週末 に9,550円を回復できなければ下方転換シグナル発生となりました。 パラボリックのSAR値は本日終値とほぼ同じ水準であり、明日に上昇できなけ れば売り転換となります。 直近の揉み合いゾーンや、7月6日、22日の安値を結んだ下値支持ラインも 一気に下回り、完全に下放れとなる格好となってしまいました。 □総括・今後の方針 =========================================== 昨日に上下どちらかに放れる可能性を書かせて頂きましたが、完全に下に 放れる格好となりました。 結局日銀が何もしなかった時点で、米追加緩和策ありで円高要因が、追加緩和 策無しで米株安要因が重しになることとなり、日本はどう転んでも分が悪い 状況となっていたこともあり、先物主導で大量に売り込まれることになって しまいました。 持ち合い下放れとなったことで、直近安値を伺う展開が想定され、さらに 年初来安値も試すような動きとなっていくことが想定されう上、この調整 局面が長引く可能性が高まりました。 ここから先は、ショート戦略も含めた上で、動いている銘柄に飛び乗り 飛び降りで対処していくしかありません。 次の底値となる場面を見極めるまでは、基本的にはキャッシュポジションを 高めて様子見となっていきそうです。 日本は為替要因も重しとなっているだけに、世界的に見ても一人負けという 格好がさらに強まる可能性が出てきてしまい、非常に残念です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □本日のメルマガ銘柄 =========================================== 本日はありません ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ -ご注意- Yahooなどフリーのアドレスでメルマガにご登録している場合、 メルマガが届くまでに非常に時間がかかることがあるようです。 メルマガを早く受け取りたい方は、メールアドレスの変更か、 メルマガスタンドの変更をお勧めします。 フリーのアドレスでも比較的早いのが「メルマ」「まぐまぐ」です。 http://www.stock-mission.com/melmag.html またホームページでも内容を公開しております。 http://www.stock-mission.com/index2.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【Stock Mission】 StockMissionは、急騰・高騰する可能性がある銘柄情報をご提供しております。 ●ご提供情報 <投資法人・ファンドの動向に関する情報> <テクニカル分析による銘柄情報> <市場関係者とのミーティング情報> 【ホームページ】 http://www.stock-mission.com/ 【ご案内・ご提供情報・ご利用料金】 http://www.stock-mission.com/join.html 【過去の実績】 http://www.stock-mission.com/result.html ホームページの相互リンク、メルマガの相互紹介は随時募集中です。 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