メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 10/07/15  2010/07/15


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Stock Mission
本日の相場総括・明日の展望

http://www.stock-mission.com/            2010年7月15日 発行
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□本日の結果
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07/15 07/14一般会員銘柄RK +2.38% 合計+2.38%
07/15 07/13一般会員銘柄SO +6.20% 合計+7.87%
07/15 07/11特別会員銘柄KT +3.20% 合計+4.03%
07/15 07/05一般会員銘柄SE +2.00% 合計+3.59%

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は109円安の9,685円と反落となりました。
昨晩の米市場は小幅上昇となりましたが、昨日に米市場の上昇を織り込んでいた
ために、これが剥がれ落ちる格好で朝方から売り先行の展開となりました。
為替の円高進行が重しとなって25日線を意識して売られました。
後場は、中国経済指標を受けての上海市場が下げ渋りとなったことから、やや
下げ幅縮小となりましたが、上海市場が再び下落に転じ、為替も円高方向に
進んだことでズルズルと下げ幅を拡大、9,700円を割り込んで終了しました。


□相場総括
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短期基調、中期基調ともに上向き継続です。
昨日のCME円建てからの上昇分が全て吐き出された格好となっており、インテル
決算を織り込んだ上での米市場のさらなる上昇期待分が本日剥がれ落ちました。
指数はあくまでも反動安という格好ですが、個別では指数以上に弱含む銘柄が
多く、欧米経済指標の悪化、欧州ストレステスト警戒、中国経済指標の減速
などが重しとなってズルズルと売られる展開となりました。

先物の手口は、クレディスイスが3,527枚、ニューエッジが1,480枚の売り越し、
バークレイズが1,710枚の買い越しとなっております。
TOPIXでは、ゴールドマンが1,887枚、BNPパリバが1,081枚の買い越しとなって
おります。
昨日買い戻しの手口となっていたクレディスイスは改めて売り手口となり、
朝方から下押す要因となりました。
また合わせてニューエッジも売り越し、ショート積み上げとなっており、再び
下意識が徐々に強い状況となっております。


□新興市場動向
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新興市場は3指数揃って反落となりました。
朝方は一部好業績銘柄などが買われたこともあり、指数の下げ幅は小幅に留まって
おりましたが、後場に入っても弱含み展開が継続し、小口の売りにズルズルと
売られる銘柄が目立ちました。
また小口売りを捌くだけの買いも入らなかったことが軟調推移となる原因と
なっております。
新興市場に限らずですが、売り仕掛けがあるわけではないものの、あまりに売買
代金が少なすぎて、小口の売りにズルズル売られる展開が目立っております。
また、アクロディアの子会社が不適切な会計処理をした疑いが生じたことも、
買い手控え要因となりました。


□個別銘柄動向
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東証1部の84%の銘柄が下落、セクター別でも円高メリットの紙パルプ以外の
全てのセクターが下落となる全面安商状となりました。
目立った売り手口があるわけではなく、単純に短期利食いと、小口の手仕舞い
売りが出ただけですが、売買代金がようやく1兆円に乗せる程度の閑散相場で
あり、小口売りが捌けないくらい巡ってくる資金がない状況になっております。
外国人投資家を中心に日本株をスルーする動きとなっており、これを打開する
ためには何らかの政治的な政策(または政策期待)が必要となってきそうです。

会員公開銘柄では、サカイオーベックス (3408)が前場中に+6.20%上昇し、
目標達成となりました。
ただ前場に上がりきらなかた銘柄や、小幅安程度だった銘柄は後場にかけて
下げ幅拡大となる冴えない展開となっております。
新興市場銘柄や、中小型銘柄などに崩れる銘柄が目立ち、日経平均の展開以上に
手掛け辛い展開が続いております。


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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は軟調な展開が想定されます。
注目企業決算や、経済指標が目白押しとなるため、それぞれを確認していく
必要があり、結果次第で乱高下する展開もありそうです。
欧州では、スペイン15年債入札結果を好感し、ユーロ買い展開となっております。
この流れから欧州市場は下げ渋り展開となっておりますが、上昇に転じるほどの
勢いは無い状況となっております。
米Globex先物は小幅安推移であり、イベント待ちという格好となっております。

昨晩の米市場はダウが3ドル高と小幅続伸となりました。
ユーロ圏鉱工業生産が予想を下回り、欧州銀行のストレステストの結果が厳しい
内容になるとの観測が出たことで欧州市場が下落したことから、米市場も売り
優勢展開となりました。
またFOMC議事録で、経済成長見通しの下方修正が指摘されたこと、6月の小売
売上高が予想を下回ったことなどが嫌気されました。
売り一巡後はインテルの好決算を背景に、押し目買いが入ってプラスに転じ、
上げ幅拡大となる場面がありましたが買いも続かず、前日終値を挟んで上下する
展開となりました。
シカゴ日経先物は変わらずの9,790円、円建ては10円安の9,780円で終了しました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は、JPモルガン・チェース、アボット・ラボラトリーズ、
グーグルが予定されております。
経済指標は、6月生産者物価指数・コア指数、新規失業保険申請件数、
7月NY連銀製造業景況指数、6月鉱工業生産、6月設備稼働率、
7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予定されております。
予想は、6月生産者物価指数が前年比+3.1%(5月+5.3%)、
6月生産者物価コア指数が前年比+1.1%(5月+1.3%)、
新規失業保険申請件数が44.5万件(前回45.4万件)、
7月NY連銀製造業景況指数が18.00(6月19.57)、
6月鉱工業生産が-0.1%(5月+1.3%)、
6月設備稼働率が74.1%(5月74.1%)、
7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が10.0(6月8.0)となっております。

決算では、JPモルガン・チェースやグーグルが注目されます。
マクロ指標は予想を下回る弱い内容を続けておりますが、企業業績は好調という
内容を示してこれるかが注目されます。
経済指標では、6月生産者物価指数の伸びが鈍化する予想となっており、鈍化と
なればインフレ沈静化が確認されそうです。
7月NY連銀製造業景況指数、7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は、予想
でも高安まちまちとなっており、ブレた方に市場は反応しそうです。
6月鉱工業生産、設備稼働率は、6月ISM製造業の生産DIが悪化しているうえ、
6月雇用統計の総労働時間が鉱業、製造業、公益合算で低下していることから、
下ブレ警戒感が囁かれております。


□その他海外注目材料
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イベントでは、米金融規制改革法案が、早ければ今日にも上院本会議で採決される
見通しになっており、可決後の市場への影響に注視する必要がありそうです。

為替要因では、経済指標を受けての株式市場、長期金利動向に左右されそうです。
ただマクロ指標の悪化を受けてリスク回避のドル売り傾向が強まっております。


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■明日の展望
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明日の東京市場は、基本的には方向感無く揉み合い展開となりそうです。
米市場の展開次第で、朝方に下げて揉み合いになるか、上昇して揉み合いに
なるかの違い程度となってきそうです。
テクニカル的には日経平均は25日線上方を維持していることで、調整終了からの
反発展開もありそうですが、TOPIXは終値ベースで下回っていることから、
上下どちらにでも動ける状況といえます。
米アルコア、インテル好決算に冷や水を浴びせた格好となっていることで、
心理的には下意識が強くなっており、買いが入らずに小口売りに押される展開が
想定されます。


□テクニカル分析からの展望
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日経平均は三桁の下落となり、25日線での攻防となりました。
この水準げサポートと機能するかどうかが注目点となり、割り込むようだと
再度9,400円辺りを試す展開となりそうです。
テクニカル的には、昨日の上昇の反動の調整ということで、引き続きリバウンド
を期待することになりますが。
TOPIXは25日線を割り込んで推移しており、これに追従するようだと、短期戻り
が終了してしまうことになりそうです。


□総括・今後の方針
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日経平均は反落となり、概ね予想通りという格好ですが、とにかくネガティブ
材料が豊富でインテル好決算からの市場心理の好転は一気に吹き飛ばされて
しまいました。
東証1部の売買代金も、結局1兆円程度の閑散相場に逆戻りとなっており、
売り手口も買い手口も無い手掛け辛い展開となっております。
今後再び上昇展開になるのか、下値模索になるかは外部要因次第となりますが、
心理的には再度悪化したことで、下意識が強まっていきそうです。

個別でも未だに物色の柱となる銘柄、セクターが無く手掛けられない状況と
なっております。
さらに材料株、仕手株などに崩れの兆候が出ていることから、連れ安展開で
資金流出となっていくことが警戒されます。

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□本日のメルマガ銘柄
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手掛けられるような銘柄がまったくありませんので、本日もありません。


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