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===================================================== 発行部数 27 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2010/06/15(Tue) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.火曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 火曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル チームバチスタの栄光2 ジェネラル・ルージュの凱旋 局 名 フジテレビ系 放映日時 火曜22時 キャスト 田口公平(伊藤淳史) 白鳥圭輔(仲村トオル) 高階権太(林隆三) 速水晃一(西島秀俊) 佐藤伸一(木下隆行) 和泉 遥(加藤あい) 長谷川崇(戸次重幸) 滝沢秀樹(松坂桃李) 永山康友(足立 理) 浅野和彦(竹内太郎) 花房美和 (白石美帆) 栗山弥生(浅見れいな) 三船大介(利重 剛) 佐々木英二(堀部圭亮) 原 作 海堂尊 『ジェネラル・ルージュの凱旋』 脚 本 後藤法子ほか 主題歌 松田聖子『いくつの夜明けを数えたら』(ユニバーサルシグマ) あらすじ episode 11 記憶喪失 懸命の処置も虚しく、救命救急医・和泉遥(加藤あい)は、医療機 器代理店メディカル・アソートの佐々木英二(堀部圭亮)の死亡確認 をする。午後9時23分。 『救命救急センター』部長・速水晃一(西島秀俊)の意識はまだは っきりしない。 白鳥圭輔(仲村トオル)と特別愁訴外来担当医・田口公平(伊藤淳 史)の前に現れた刑事の武田剛(山中崇)は、2人を発見したのはス ケボーをしていた少年。佐々木は胸をナイフで刺されていて、速水は 近くに倒れていた。速水の意識が戻り次第、事情聴取する、と言う。 『救命救急センター』副部長代理・佐藤伸一(木下隆行)は、震え る速水を見て、毛布!と叫ぶ。 白鳥が強引にやってきて、速水に何があったか訊く。 速水は、佐々木が寺内昭三(でんでん)を殺したと言っていた、と 言う。オピオイドの量を変えて。 それから速水は、手にナイフを持っていた。佐々木を殺したのは、 自分かもしれない、と言って、意識混沌となる。 田口もその話を聞いている。 そこに事故で怪我をした女性が運び込まれ、遥たちは、そちらの処 置を始める。 佐藤が中心となって、速水の症例検討。発熱に頻脈。ただの過労だ けとは考えられない。それに、記憶障害もある。 発熱は、ウィルス感染か。あの告白は、熱にうなされたうわごとか? 遥が、速水が殺すわけがない、と言う。 そこに速水が入ってきて、そうとう言い切れない、と言う。我々に 秘密を打ち明けようとした寺内が、殺された。そして、その秘密を知 る佐々木まで、殺された。犯人は同じではないか。清水は、メディカ ル・アソート病院を作りかだっていた.....と。 遥が田口に、田口も速水を疑っているのか、問う。田口は、疑いた くない。速水は人の命を救うことに必死だった。だが、バチスタ事件 の時もそうだった。殺人を重ねたのは、人の命を救うのに必死だった 先生たちだった。メディカル・アソート病院が療養所を作ろうとした 寺内の土地は、PCBに汚染されていた、と言う。 そこに『救命救急センター』看護師長・花房美和 (白石美帆)が やってくる。白鳥は、ちょうど美和の話を訊きたいところだった。ど うぞ、どうぞ、と言う。 そして、速水のアリバイ証人は速水だけだから、困っちゃうよねと 言う。 速水のアリバイなら、ここにあります、と美和は、胸に抱えていた MRIの写真を見せる。速水のものだった。 速水の脳には、膿瘍がある。だが、これが全身の痙攣につながると は、脳腫瘍なのか。しかもリングがあるということは転移性。 速水は、自分の症状の確定診断していたのかと問われた美和は、そ れだけは速水が教えてくれなかった、と言う。 佐藤は、速水の全身検索を行う、と言う。 先ほど怪我で運び込まれた女性が目覚める。「ここはどこ?」と訊 かれた看護師が、東城大病院だと答えると、早く出たいと暴れ出す。 通りがかった田口が呼ばれ、一緒にいた白鳥も入ってくる。 白鳥を見て、驚く女性。厚労省の.....と。白鳥も、クラブのママ ・斉藤彩子(麻生祐未)だと気づく。 彩子が東城大病院を嫌っているのは、娘が亡くなった場所だから。 15年前の城東デパート火災の時、ここに運び込まれたが、娘は亡く なった。 白鳥は、だから教えてくれたんだ、と言う。彩子は白鳥に、ボトル キープされた速水の名札を見せ、国会議員の鴨志田一郎(本田博太郎) とのつながりをそっと見せたのだ。娘の復讐のために。城東デパート 火災の時、速水は『血まみれ将軍』と祭り上げられた。だが娘は救わ れなかったのだ。 田口は、そういう事情があれば、できる限り早く転院できるように する。だが、ここは救急救命センター。必要な処置はさせてください、 と言う。 彩子の車いすを押す遥。遥も城東デパート火災の被害にあった、と 言う。運び込まれた時は意識が無く、気づいた時は病院のベッドの上 だった。事故から1週間経っていた、と。 速水が意識を取り戻す。ベッドサイドにいた美和が、ポケットか 何かを取り出す。そこに白鳥と田口がやってくる。 白鳥は美和に、何をしようとしているのか、と訊く。美和は、何も していないと言って出て行く。 白鳥は速水に、メディカル・アソート病院は、本気で療養所を作る 気なんて、無かったのだろう。速水を引き抜けさえできれば、それで いいから、療養所を作ると見せかけるため、なるべく早く土地を手に 入れよとしたのだろう、と言う。だまされた、と悔しがる速水。 速水が必死に昨晩のことを思い出す。佐々木は自分が寺内を殺した、 と言う。 佐々木は、寺内の土地がPCBに侵されるなんて知らなかった、と 言う。本当か? と突っ込む速水に、佐々木は自分の父親が末期癌で 大変だったのを知っているでしょ。療養所を建てるという速水の夢を 実現すること。やっと持てた佐々木の夢だった。自分はもう寺内を殺 してしまった。だからこんな自分を殺してくれと、速水にナイフを渡 す。 速水の手からナイフが落ちる。佐々木が寺内に対して行ったのは、 オピオイドを最大速度で入れたこと。ほかに何をした? と速水が問 い詰めると、ほかには何もしていない、と佐々木。 速水は、それでは寺内を殺したのは、別人物だと言って、倒れる。 白鳥は、また寺内の事件に戻って、寺内の喉を押しつぶした人物を 捜す。案外簡単に佐々木殺しの犯人にもたどり着けるかもしれない、 と言う。 こんな容易に信じていいのか?と訊く速水。白鳥は、警察と同じこ とを調べても仕方がない。でも、オレたちの方が先に真犯人にたどり 着けなかったときには、おとなしく取り調べて来いよ。佐々木と、こ そこそあっていたのは事実なんだから、と白鳥。 そこまで自分の生命がもつかな? と速水。 自分の症状を知っているのか?と尋ねると、よくわからない。な るようになるだけでしょ、と速水。 白鳥と田口は、MRIのところへ行き、技師に、速水と美和につい て訊く。技師は、美和は速水に着いてきたが、5分ほどでいなくなっ たという。 何をしに行ったのか訊かれ、今までの資料を取りに行ったと、美和。 関係ないところに行っていないなと問われ、行っていないと美和。 長谷川が、寺内が亡くなっていたフロアを歩いている美和を見かけた のは、どういうことだろう、と白鳥。 救急救命では、彩子がいなくなったと騒ぎが起こる。 速水のベッドサイドに彩子が立っている。「あなたは.....」と速 水。 やってきた白鳥と田口。「何をしているんですか?」と田口。 彩子は、娘は『黒い紙』だったと言う。 「『ブラック・タグ』ですね」と白鳥。トリアージュで死亡もしく は救命不能を示す。 助かると思って運び込まれたの、娘は助からないと、廊下に置かれ た、と彩子。しかも、同じ『ブラック・タグ』でも、速水の知り合い だからと、治療してもらえた赤ちゃんもいた。でも、娘は病院で治療 さえしてもらえなかった、と。 「あの赤ちゃんのお母さんだったのですね」と速水。 「覚えていないくせに」と彩子。 「頭まで、水色のおくるみに包まれた。昨日の記憶は無いけれど、 患者さんのことは覚えている。特に救えなかった患者さんの」と、苦 しい息で語る。泣き出す彩子。 速水の血圧が下がり、息をするのも苦しそう。やってきた長谷川に、 自分に何の薬を投与した?と訊く。薬名を聞いて、自分にはぜんそく がある、と速水。急いで薬を変える長谷川。 鴨志田の事務所に、勝手に座っている白鳥。アポを取ってください という秘書を無視して、すぐ済むから、と話し始める。 重要なことがわかってしまったかもしれない。ところで、昨晩、ど こにいました?と訊く白鳥。会合に出ていた、と鴨志田。白鳥は秘書 にも訊く。秘書も鴨志田と同じところにいたと答える。 白鳥は、人を驚かせるのが好き。鴨志田にも、もうすぐ驚いて貰い ますよ。そういえば、メディカル・アソート病院の件、お手伝いでき なくなってしまいまたと言うと、出て行く。 呼吸が落ち着いた速水は、首にしこりがあると言う。頸部リンパ節 生検をしましょう、と佐藤。それが適切だ、と速水。そして、言って あるように、延命治療は望まない、と付け足す。 研修医も、今なら助ける方法がありますよね、と言う。だが佐藤は、 先ほどのMRIの結果は転移性。この場合、難しい、と言う。 遥が彩子に、これから受けていただくMRIの結果次第で、明日に でも転院できると説明する。そこに入ってくる田口。 遥は彩子に謝る。もう1人の赤ちゃんは自分。自分もブラック・タ グをつけられ、廊下の隅に置かれていたのだが、遥の父親は医者で、 速水と知り合いだったので、助けてもらえた、と言う。 なんであなたが謝るの?と訊く彩子に、死んでいたのは自分かもし れないのに、と遥。 その時、「それは違うよ」と田口が進み出る。速水は、知り合いだ から助けるなんていうことはしない人。何年、速水の下で働いている んだ。助けられなかった彩子の娘のことを、速水はすごく悔しい思い で覚えているのだと思う。だから、一瞬見ただけの彩子の娘を覚えて いたのだ、と言う。 彩子は遥に、よかったと言う。もう1人の助かった赤ちゃんのこと がずっと気になっていた。どうしたのだろう、と。それがこんなに立 派な先生になって、と遥の手を握る。 看護師・栗山弥生(浅見れいな)が白鳥に、速水が運び込まれる前 の1時間.....と話す。 検査から戻ってきた彩子が、白鳥の前に現れる。これで検査終了で すって、と言う。そして白鳥に速水のことを教えたのは、復讐ばかり ではないかもしれない、と言う。 あの時、クラブで佐々木は速水に、速水を呼ぶためには、どうして も療養所が必要だと主張した。メディカル・アソート病院は、本当に 理想的な病院になります、と目を輝かせて語っていた。 彩子は、実は速水が目指すものと、白鳥が目指すものは同じなので は、と言う。 今でも、この病院は嫌いですか?と白鳥。嫌いだけど前ほどでは、 と彩子。 遥は田口に、今度は自分が速水を助ける番だという。速水にはブラ ック・タグをつけるのはまだ早い、と。同意する田口。 遥は白鳥の姿を見かけ、あの『ゴキブリ厚労省』、また速水先生の ことをかぎ回っていると、嫌悪感をあらわにする。 それに対して田口は、違うよと言う。白鳥はあんなだから、誤解さ れやすいが、誰よりも速水を助けたいと思っているのだ、と。 信じられない、という顔の遥。 白鳥は美和に、速水が運び込まれる前1時間ほど、どこに行ってい たんですか?と訊く。美和は、仮眠室で休んでいましたと答える。 1人で?と白鳥。1人で、と美和。 不定愁訴外来の部屋で、白鳥は田口に、美和には寺内が殺されたと きも、速水が運び込まれる前にも、アリバイが無い、と言う。 田口の院内PHSが鳴る。相手は栗山で、速水の姿が見えないとい う。 白鳥と田口は、速水が行くならあそこだ!と走り出す。 速水は、フラフラとメディカル・アソート病院の建設現場に入り込 んだ。昨晩の記憶がよみがえる。 佐々木は積まれていた材木に腰掛け、メディカル・アソート病院は 最高の病院になる。速水の夢を自分の夢としたいが、自分にはその資 格はない、殺してくれ、と言う。 いや、佐々木を呼ぶ人の声を速水は聞いていた!? 速水は力を失 い、地面に倒れ、痙攣する。 タクシーを、メディカル・アソート病院の建設現場で降り、走って 探す白鳥と田口。 ついに倒れている速水を見つける。 白鳥は、速水を助け起こし、『誰の声を聞いたのか?』と訊く。昨 日そう言っていたはずだから。 速水は思い出す。佐々木の名を呼んだのは美和。そして倒れている 速水を見つけるが、おびえた顔をして、立ち去った..... 速水は白鳥に、思い出したという。佐々木を殺したのは『自分』だ、 と。 速水は血を吐き、そして意識を失う。 田口は救急車を呼ぶ。城東デパート跡地、と。 寸 評 12回まであるのは、最近ではすっかり珍しくなりましたね。 11回でも長いと感じさせられるほどなのに。 さて、まさか速水の体に癌が発生していて、危険な状態に陥るなん て。原作では、速水は東城大病院をチュッパチャップスの収賄により、 辞職し、北海道の救命センター(極北市)に赴任する。それに速水を 慕う美和が付いていく、というエンディングだったのですが。 速水が助からないと、エンディングは大幅に変わってしまいますね。 そもそも、ショッピングセンターの大火災は今回も起こるのでしょう か? それと、原作で速水の悲願だったドクターヘリに触れられていませ んが、どうなるのでしょう。 原作では、このヘリで三船の妻が救われることで救急救命センター への予算が見直されたはずなのですが。 今回も原作を超えるドラマのエンディングに期待です。 執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 今年は、気候が違うせいか、例年と違うなと思うことが家の周りでも起きて います。 一つは、道ばたでねこをほとんど見かけなくなったこと。春に生まれた子猫 も走り回るようになり、あちこちで姿を見かけるはずなのですが、ことしは姿 を見かけないです。暑さに参ってしまっているのでしょうか。それとも、生ま れる野良猫の子供が減っているのでしょうか。 二つ目はヤモリです。温かくなり始めた頃は、家の網戸に止まって、やって くる虫を食べていたのですが、早々にいなくなってしまいました。本当は夜も 暑くなるこれからが、例年ですと、たくさんやってくるはずなのですが。(鈴 木) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |