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************************************************************************ Stock Mission 本日の相場総括・明日の展望 http://www.stock-mission.com/ 2010年7月13日 発行 ************************************************************************ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■1歩先の株式・銘柄情報 Stock Mission■ 一部投資家向けに行っている、株式におけるファンド動向・仕手株などの 注目銘柄情報をご提供！魅力のある有益な情報が日々入ります。 個人投資家の弱点である情報収集を強化してみませんか？ http://www.stock-mission.com/ 【ご案内・ご提供情報・ご利用料金】 http://www.stock-mission.com/join.html 【過去の実績】 http://www.stock-mission.com/result.html □本日の結果 =========================================== 07/13 07/12一般会員銘柄YS +3.37% 合計+3.37% 07/13 07/08一般会員銘柄NC +5.45% 合計+10.79% 07/13 07/05一般会員銘柄TK +1.88% 合計+10.14% 07/13 07/05一般会員銘柄SE +1.87% 合計+2.11% ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■本日の市場動向 =========================================== 本日の日経平均は10円安の9,537円と小幅続落となりました。 昨晩の米市場は方向感が乏しいながらも小幅上昇となり、CME円建ての上昇、 アルコアの好決算を背景に買いが先行する展開となりました。 ただ今晩にインテル決算を控えていることなどから買い進める動きは乏しく、 昨日と同じラインで上値が抑えられると、ズルズルと上げ幅縮小の展開と なりました。 後場に入ると、上海市場が一時2%近く下落する場面があったことから、アジア 市場全体が伸び悩み始め、日経平均は下落に転じ、一時先物は9,500円を割り込む 場面がありました。 ただ一方的に売り込む材料も無く、9,500円台前半での揉み合いに終始しました。 □相場総括 =========================================== 日経平均は小幅下落に留まりましたが、東証1部の値下がり銘柄数は1,200銘柄も のぼり、指数に比べて現物の弱さが目立ちました。 ソフトバンクなど一部の内需関連銘柄が指数を支える格好となりましたが、現物 では中小型銘柄などを中心に冴えない展開となりました。 売買代金はようやく1兆円乗せと超閑散相場が継続しており、買い手不在から 小口の売りにズルズル売られる銘柄が目立ちました。 先物の手口は、ニューエッジが1,392枚、MSMが1,108枚の売り越し、メリルリンチ が2,123枚の買い越しとなっております。 TOPIXでは、メリルリンチが5,137枚、大和が1,187枚の売り越し、BNPパリバが 2,586枚、バークレイズが1,651枚、MSMが1,579枚の買い越しとなっております。 先物にも目立った手口は無く、日経平均を売り越しているところは概ねTOPIXを 買い越しのNTショート、メリルリンチなどは逆の大きなNTロングポジションを 形成してきております。 この影響からややTOPIXのほうが下げ幅が大きくなっておりますが、大勢に影響を 与えるようなものではなさそうです。 □新興市場動向 =========================================== 新興市場は高安まちまちとなっております。 マザーズ指数は3日続伸となりましたが、ジャスダック平均、ヘラクレス指数は 下落となりました。 好材料の出た銘柄、値動きの軽い銘柄の一角に買いが入りましたが、物色の拡がり は乏しく、マザーズのみが小幅ながら上昇、ヘラクレスやジャスダックまでは 資金が拡がりませんでした。 売買代金も引き続き低調で、積極的な物色の手口は皆無となっております。 □個別銘柄動向 =========================================== アルコア決算を好感して、朝方は堅調だった銘柄も後場には下落に転落する銘柄 が目立ち、非常に冴えない展開となりました。 鉄鋼、使役、海運、非鉄、資源などが総じて下落に転落して軟調となったほか、 みずほFGの公募価格決定に絡んで銀行、証券、ノンバンクなど金融関連も総じて 弱含みとなっております。 一方で一部内需関連銘柄に買いが入りましたが、それもまちまちとなっております。 会員個別銘柄でも高安まちまちながら、弱い動きとなりました。 その中でナノキャリア （4571）が続伸となり利益合計10%超となりました。 他、ボルテージ （3639）、富士火災 （8763）、ニューフレア （6256）など。 =========================================== ■今晩の米市場の動向 ========================================= 今晩の米市場は上値が重いながらも堅調な展開が想定されます。 アルコアの好決算や今晩のインテル決算の期待感が下支えとなりそうです。 また欧州では、ギリシャが6カ月物で12.5億ユーロの入札を実施、資本市場への 再参入が可能かどうかが注目されておりましたが、入札結果は応札倍率が前回を 大きく下回りましたが、落札利回りは前回を上回っており、この結果を受けて ユーロ買いが優勢、欧州市場も堅調となっております。 リスク志向の動きが強まったことで、原油を中心に商品価格も上昇となっており、 米Globex先物も一気にプラスに転換、米市場を支える要因となってきそうです。 昨晩の米市場は、ダウが18ドル高と5日続伸となりました。 決算本格化を前に手仕舞い売りが出ていたことで売り先行となり、 一時51ドル安まで下落する場面がありましたが、必要以上に売り込む動きはなく、 小幅な値動きに終始する展開となりました。 シカゴ日経先物は50円高の9,600円、円建ては30円高の9,580円で終了しました。 なお、取引終了後に発表されたアルコア決算は事前予想を上回る結果となっており、 同銘柄は時間外で大幅上昇、Globex先物も強含み推移となっております。 □注目米主要企業決算・経済指標 =========================================== 主要企業決算発表は、ヤム・ブランズ、インテルが予定されております。 経済指標は、5月貿易収支、6月財政収支が予定されております。 予想は、5月貿易収支が-390億ドル（4月-403億ドル）、 6月財政収支が-695億ドル（09年6月-943.3億ドル）となっております。 インテル決算は、半導体業界のみならず、ハイテク全体への影響度が大きいだけに 足元の実績および今後の見通しへの注目度は非常に高い状況となっております。 アルコアの決算が市場予想を上回り、幸先の良い立ち上がりとなったことで、 ある程度の好決算は折り込み済みとされておりますが、アルコア同様に市場は 素直な反応を示すと見られております。 5月貿易収支は、原油価格の大幅下落、5月ISM製造業の輸入DIは輸入縮小見込み、 輸出受注DIは輸出拡大見込みとなっており、赤字幅縮小傾向が見られます。 コンセンサス通りか予想より赤字幅縮小となる可能性が指摘されております。 □その他海外注目材料 =========================================== 今晩は米10年債の入札が予定されております。 昨日の3年債は、落札利回りが過去最低を更新し、仕組み債によってドル売り傾向 となりました。 今晩も入札結果を受けて長期金利が上昇となればドル買い、低下となればドル売り に繋がりやすいとされております。 =========================================== ■明日の展望 =========================================== 明日はインテル決算内容及び、時間外での米Globex先物の動き次第となりますが、 期待感が高まっているだけに、直近抵抗ライン突破してくるような展開を期待 したいところです。 本日売り材料となっていた、みずほの公募価格も大引け後に決定しております。 公募価格決定前は大きく売られる傾向にありますが、決定後は需給改善を背景に 反発に向かう経緯があり、業績面に不安が少ないと見られているだけに、連れ安 となっているメガバンクに買い戻しの動きが出てくる可能性が期待されます。 □テクニカル分析からの展望 =========================================== 日経平均は小幅続落となり、昨日同様にSQ値及び25日線、一目均衡表の基準線の 抵抗ラインに抑えられる格好となっております。 一方で下値では5日線や転換線がサポートラインになっております。 5日線の上昇に合わせて一段高となれるか、それとも下落する転換線に沿って、 ボリンジャーバンド-1σの9,400円ラインを見にいくかが試されるところです。 パラボリックは買いシグナルを発生させたものの、一目均衡表の遅行スパンの 上方転換シグナル発生は、このままだと後3週間ほど時間を要するため、膠着状態 が継続していく可能性があります。 いつまでも抵抗ラインに上値を抑えられていると、一旦下値メドとなっている 9,400円前後まで調整となる可能性もありそうです。 □総括・今後の方針 =========================================== 指数は揉み合いですが、個別でまったく動きが無く、非常に手掛け辛い状況が 続いております。 何より売買代金が低迷している限りは目先の抵抗ラインを場中に突破することも 難しい状況となっております。 新興市場、中小型銘柄にも資金の循環は乏しくなっており、個人は信用買い残の 積みあがりでポジションが作れず、外国人は日本株売りアジア株買いで資金が 流出する格好となっております。 今晩は米インテル決算が予定されております。 良くも悪くもインテル決算は相場の転換点となることが多く、上下どちらかに 動きが出てくる可能性があります。 期待感が高まっていることで、揉み合いから上放れとなる可能性もありますが、 逆に予想を上回ることができなければネガティブインパクトとなってくる可能性 があります。 ネガティブならネガティブで、需給を悪化している信用買い残のさらなる投げを 解消して欲しいところであり、何にしても出来高を伴った上下どちらかの動きが 欲しいところです。 動きが出るまではリスクを取る必要もありませんので、キャッシュポジションを 高めたまま様子見となります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □本日のメルマガ銘柄 =========================================== 本日はありません。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 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