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************************************************************************ Stock Mission 本日の相場総括・明日の展望 http://www.stock-mission.com/ 2010年7月9日 発行 ************************************************************************ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■1歩先の株式・銘柄情報 Stock Mission■ 一部投資家向けに行っている、株式におけるファンド動向・仕手株などの 注目銘柄情報をご提供！魅力のある有益な情報が日々入ります。 個人投資家の弱点である情報収集を強化してみませんか？ http://www.stock-mission.com/ 【ご案内・ご提供情報・ご利用料金】 http://www.stock-mission.com/join.html 【過去の実績】 http://www.stock-mission.com/result.html □本日の結果 =========================================== 07/09 07/08特別会員銘柄CK +2.44% 合計+2.44% 07/09 07/08一般会員銘柄NC +5.44% 合計+5.44% 07/09 07/06一般会員銘柄TM +4.68% 合計+0.87% 07/09 07/05一般会員銘柄TK +3.82% 合計+10.14% 07/09 06/30一般会員銘柄BS +1.69% 合計+4.53% ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■本日の市場動向 =========================================== 本日の日経平均は49円高の9,585円と小幅続伸となりました。 昨日の米市場は続伸、CME円建てにサヤ寄せする格好で朝方は買いが先行となり ましたが、買い一巡後は手控えムードが広がり、すぐに失速する展開となり、 日経平均は下落に転じました。 ただ、上海市場が上昇、為替が円安基調に向かったことから、再びプラスに転じ ると、後場にかけては上げ幅拡大の展開となりました。 □相場総括 =========================================== 短期基調、中期基調ともに上向き継続となっております。 前場は、朝方の買いが一巡すると、週末要因や参院選前の手仕舞い売りが広がり すぐに下落に転じる展開となりました。 またSQ値が、ファストリの下落、国際帝石のストップ安水準であるにも関わらず、 やや高いところに付いたことで幻のSQ形成が意識され、手仕舞い売りが膨らみ ました。 後場にかけては、上海市場の上昇、円安基調を背景に買い戻しの動きとなり、 日経平均は再びプラスに転じましたが、SQ値の9,636.23円には一度もタッチする ことなく終了し、幻のSQを形成してしまいました。 先物の手口は、大和が1,392枚、メリルリンチが1,050枚の売り越し、ゴールドマン が1,154枚の買い越しとなりました。 TOPIXは、ニューエッジが1,017枚の売り越し、ゴールドマンが1,145枚、BNPパリバ が1,079枚の買い越しとなっております。 先物に特段の手口はありませんでしたが、SQ算出日にあるにも関わらず先物の 出来高は増加しておらず、閑散相場が極まっている状況になっております。 □新興市場動向 =========================================== 新興市場はまちまちの展開となり、ジャスダック平均、マザーズ指数が上昇、 ヘラクレス指数が下落となりました。 昨日売られたマザーズ市場が小反発スタートとなり、ヘラクレス、ジャスダックは 利益確定売り優勢でスタートとなりました。 後場にかけて日経平均が上げ幅拡大となったことから、ジャスダック平均はプラス に転じましたが、3市場全体でも商いは低調で、ヘラクレス指数は下げ幅縮小と なったもののプラスに転じることはありませんでした。 直近の新興市場の動きからも、市場筋はそろそろ買い疲れ感が見られると指摘 する声が出ていることから、既にそれなりにリバウンドしている銘柄を中心に 利食い売りに押されていく可能性もありそうです。 □個別銘柄動向 =========================================== 東証1部騰落数は値上がりがやや多くなっておりますが、前場段階では値下がりが 多くなっていたことからも、方向感なくまちまちの展開となっております。 昨日の大幅上昇展開でショートカバーが一巡してしまっていたことからも、 本日は週末要因、参議院選挙前、テクニカル的な達成感を理由に買い手控え感が 強まりました。 国際帝石が大幅安となった影響から鉱業が値下がりトップとなったほか、鉄鋼、 非鉄、石油、銀行、電力ガスなどが下落、機械、海運、ハイテク、ノンバンク、 証券などが買われ、セクター間でも方向感が無い展開となりました。 会員銘柄では、特に方向感なくまちまちの展開となりましたが、小幅高といった 銘柄が散見されました。 他、ネクスト （2120）、サマンサタバサジャパンリミテッド （7829）、 アクロディア （3823）、東邦チタニウム （5727）、住江織物 （3501）、 オンコセラピー・サイエンス （4564）などが物色されました。 =========================================== ■今晩の米市場の動向 ========================================= 今晩の米市場は揉み合いながらも利益確定売り優勢の展開が想定されます。 昨日までに2日連続で大幅上昇している利益確定売りが出易くなりそうです。 アジア市場は概ね堅調となりましたが、欧州市場では買い先行ながら戻り売り に押される展開となっており、英市場は小幅下落展開となっております。 ここ2日間は、良い経済指標や材料が出たことで、下げ過ぎ分の修正となり、 決算警戒も若干は和らいだものの、楽観に傾くほどではなく、来週の主要企業 決算を見極めたいとして様子見ムードが高まりそうです。 昨晩の米市場は、ダウが120ドル高と大幅続伸となりました。 IMFによる世界成長見通しの上方修正や、新規失業保険申請件数が予想以上の減少 となったこと、6月ICSCチェーンストア売上高で、小売各社の良好な売上を発表 したことが好材料となりました。 また、ECB理事会後のトリシェECB総裁によるユーロ圏の経済見通しが、第2四半期 は第1四半期よりも遥かに好調との認識を示したことも相場の追い風となりました。 NYダウは25日線を上回って取引を終了しております。 シカゴ日経先物は95円高の9,635円、円建ては70円高の9,610円で終了しました。 □注目米主要企業決算・経済指標 =========================================== 主要企業決算発表は、プログレッシブコープが予定されております。 経済指標は、OECD5月景気先行指数、5月卸売在庫が予定されております。 予想は、5月卸売在庫が+0.4％（4月+0.4％）となっております。 今晩は、特に大きく注目されるような材料発表は予定されていない状態です。 □その他海外注目材料 =========================================== 今晩はカナダで6月雇用統計が発表となります。 予想は6月失業率が8.1％（5月8.1％）、6月雇用者数増減が+2万人（5月+2.47万人） となっております。 上下ブレが出た場合は、米市場にも影響を及ぼしてきそうです。 為替ドル円では、89円台前半を回復するまでは、昨年11月の85円を意識した下落 余地模索が継続すると見られております。 88円台後半から90円前半にドル売りオーダーが控えているとされております。 =========================================== ■来週の展望 =========================================== 来週は戻りを試す展開を期待したいところです。 テクニカル的な達成感や幻のSQ形成によって、一旦調整となってくる可能性が 高くなりますが、9,400円あたりで値固めが出来れば、じっくりと25日線を試す 展開に発展していくことが期待されます。 ただ幻のSQ形成は、翌週以降軟調になるというアノマリーがあります。 来週は米主要企業決算が本格化するだけに、外部要因次第では再度昨年11月安値 を試しにいく展開も十分あり、神経質な展開となりそうです。 イベントとしては、米企業決算が本格化となり、週初のアルコアを皮切りに、 インテル、グーグル、ＧＥ、ＪＰモルガンチェース、シティ、バンカメなど 主力決算が相次ぎます。 特にインテル決算は、通過前後で相場の転換点となってくることが多く、非常に 注目度が高まっております。 国内では、11日に参議院選挙が行われます。 民主党苦戦が伝わっておりますが、結果として財政政策に影響が出るようなら 市場にとってはネガティブとなります。 また民主党が敗北となり、再びねじれ国会となるようだと、政治不安を嫌う 外国人投資家の資金流出が警戒されるところです。 他、みずほの公募価格が13日〜25日の間に決定となり、最短で来週始めに 価格設定が行われます。 信用売り残の増加によって需給環境が改善しており、イベント通過後の展開は 相場全体へも少なからず影響を与えてくることが想定されます。 中国では、中国農業銀行が15日に上場となります。 資金調達額は約1兆9,500円と過去最大規模になり、これまでは同銘柄上場に伴う 換金売りが相場の重しとなっていただけに、イベント通過で需給改善となって くるかに注目が集まりそうです。 □テクニカル分析からの展望 =========================================== 日経平均は続伸となりましたが、6月末のマド埋め上限レベルでの揉み合いとなり、 25日線が上方で意識されました。 25日線や一目均衡表の基準線を試す意識となりますが、マド埋め完了からの達成感 が出やすいところであり、一旦は9,400円水準の値固めを確認しにいく可能性が 高そうです。 5日線が再び上昇してきたときに、この上昇に乗っかって、25日線や基準線を 一気に突破できるかがポイントとなってきそうです。 □総括・今後の方針 =========================================== 相場はまだ商い低調の閑散展開となっており、上へ上へと強く意識するのは 難しい状況といえ、指数に絡む大型株は手掛け辛いところです。 基本的には、値動きの軽い中小型株メインとなっていきそうですが、新興市場の ネット関連銘柄、テーマ性銘柄に買い疲れ感が出てきていることから、東証1部 低位銘柄や、新興市場でも小型銘柄への物色が主体になってくる可能性が高そう です。 また、上昇しそうでなかなか浮上できない仕手性材料株などの動きにも注目 したいところです。 東光（6801）が先行して動いているだけに、追随してくる銘柄が出てくるか 見たいところです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □本日のメルマガ銘柄 =========================================== 本日はありません。 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