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タイトル:Daily Drama Express 2010/06/08 ジェネラルルージュの凱旋 (10)  2010/07/09


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/06/08(Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル チームバチスタの栄光2 ジェネラル・ルージュの凱旋
局  名 フジテレビ系
放映日時 火曜22時
キャスト 田口公平(伊藤淳史)
 白鳥圭輔(仲村トオル)
 高階権太(林隆三)
 速水晃一(西島秀俊)
 佐藤伸一(木下隆行)
 和泉 遥(加藤あい)
 長谷川崇(戸次重幸)
 滝沢秀樹(松坂桃李)
 永山康友(足立 理)
 浅野和彦(竹内太郎)
 花房美和 (白石美帆)
 栗山弥生(浅見れいな)
 三船大介(利重 剛)
 佐々木英二(堀部圭亮)
原  作  海堂尊 『ジェネラル・ルージュの凱旋』
脚  本 後藤法子ほか
主題歌  松田聖子『いくつの夜明けを数えたら』(ユニバーサルシグマ)

あらすじ  episode 10 病巣

 東城大病院に、続々とパトカーが集まり、県警本部ならびに所轄の
桜宮署から、刑事や警官が大勢やってくる。事務長の三船大介(利重
剛)が自分が通報したと言う。

 そこに白鳥圭輔(仲村トオル)が、「武田、順調に偉くなって、部
下引き連れて」と声をかける。
 「白鳥先生!」と武田剛(山中崇)。
 白鳥は、武田の家庭教師をしていたのだ。

 会議室に集まり、白鳥が事件の経緯を説明する。
 16時頃、看護師・栗山弥生(浅見れいな)が、寺内昭三(でんで
ん)が痛がっている、と救命救急医・和泉遥(加藤あい)を呼びに行
く。
 16時5分頃、遥が寺内に、オピオイドの点滴を始める。
 17時50分頃、白鳥と特別愁訴外来担当医・田口公平(伊藤淳史)
が、寺内を訪ねるが、その時の寺内は、調子が良さそうだった。
 17時55分頃、栗山が寺内を泌尿器科に連れて行く。
 18時頃、泌尿器科に到着。栗山は、寺内を病室に残し、泌尿器科
へ、申し送りに行く。
 18時20分頃、栗山が病室に戻ってきたときには、寺内は不在。
 19時頃、田口が寺内を発見する。

 寺内の殺害方法は、オピオイドの輸液速度を上げ、それだけで寺内
が死なないとわかると、痕の残らないように、薬殺した。これは、医
学的知識のある者が、犯人と言うことだ、と白鳥。

 その時、ホットラインが鳴り、桜宮救急からの要請に、「受けろ」
と『救命救急センター』部長・速水晃一(西島秀俊)。

 武田は、手の空いた者から取り調べを進めていく、と言う。


 武田は、この病院には事件が多い。バチスタ事件の再来だ、と言う。

 三船は、縁起でもないことを、言わないでくれ。もしまた犯人が病
院から出たら、もうこの病院はやっていけない、と言う。

 田口は、そんなことを言わないでください。みんな命を救うために、
朝も昼も夜も、身を粉にして働いているのです、と抗議する。

 白鳥は、三船は速水を追い出したがっていた。そのため、医療ミス
をでっち上げようとしたのではないか。三船も調べてあげて、と武田
に言う。

 白鳥に訊かれ、病院長は明日の朝、帰ってくる予定ですと答える田
口。


 救命救急医・長谷川崇(戸次重幸)の取り調べの時、長谷川は寺内
が電話で、誰かと口論していた、と言う。

 栗山に対する取り調べは、途中で『救命救急センター』看護師長・
花房美和 (白石美帆)が、仕事があるので、とストップする。

 美和に対する取り調べでは、その時間(18時頃から18時20分
頃)、速水の部屋で、速水と打ち合わせをしていた、と言う。

 速水の部屋に、武田たち捜査員と、白鳥が入ってくる。白鳥は、こ
こには監視カメラがあって、それが救急救命チームのアリバイを立証
してくれるかもしれない。ただ残念ながら、この部屋にはカメラは無
い、と言う。


 不定愁訴外来の部屋にいる白鳥と田口。田口は、救急救命チームに
犯人がいるとは思えない。だけれども、それだけに救急救命チームの
みんなを疑う。そうすば、潔白を証明できるだろうから、と言う。
 「グッチー、成長したね」と白鳥。

 白鳥は、あそこには、救急救命チームのほかにも、怪しい人物が出
入りしている。それは医療機器代理店メディカル・アソートの佐々木
英二(堀部圭亮)だ、と言う。

 田口が、メディカル・アソートに電話すると、佐々木は昨日から名
古屋に出張していて、戻りは三日後と言われる。


 高階権太(林隆三)病院長が帰ってくる。車を降りると、取材陣に
取り囲まれる、高階。

 院長室に入る高階と共に、白鳥と田口も院長室に入る。白鳥は、院
長がイタリアでバカンスの間に、大変だったんだから、と言う。

 高階は、バカンスではない。学会などで忙しくしていたのだ、と言
う。

 そこに武田たちが入ってきて、監視カメラの映像を見せてほしいと
いう。白鳥はいい考えだ、と言い、一緒に見ようと言う。

 渋る武田に対して、白鳥は、国家一種に受かったのって、誰のおか
げ?と言う。田口も一緒に見る方がいい、と白鳥を擁護。


 佐々木の記録を見ると、あの日、16時30分頃に入り、18時病
院を出ている。それは監視カメラの記録とも一致する。


 不定愁訴外来の部屋で、白鳥と田口は、長谷川と話をする。白鳥が、
長谷川にはアリバイが無いようだな、と言う。

 長谷川は、その時間、桜宮市民病院に行っていた、と言う。ここの
救命チームがバラバラになってしまったので、桜宮市民病院から誘い
を受けていたので、移ろうかと思っていた、と。

 田口が、それなら言えばいいじゃないですかと言う。それに対して
長谷川は、これから行こうとしているところに、アリバイ調べなんか
に行かれたら、話はなくなっちゃうじゃないですか。とはいえ、今回
の報道でこの話はつぶれたけど、と言う。

 長谷川は、そういえば美和も怪しいかもしれない。寺内が発見され
た付近の廊下を急ぎ足で歩いていた、と言う。


 白鳥と田口は、美和に話を聞く。倫理委員会のあと、佐々木に会っ
ていたようだけど? と訊かれた美和は、新しいカテーテルのカタロ
グを請求していました、と言う。収賄事件があったのに? と白鳥。

 美和が速水に逆らって、伝票などを保管していたのは、美和だけは
助かりたかったから? それとも、速水と運命を共にするため? と
突っ込む白鳥。実は速水が寺内を殺していて、その証拠を美和がもう
掴んでいるのでは? と。

 美和は、忙しいので、と行ってしまう。

 白鳥は、寺内は国会議員の鴨志田一郎(本田博太郎)のことについ
て、オレたちに何か言おうとした。寺内の言を借りれば、速水は佐々
木を通じて、鴨志田側の人間。寺内が鴨志田に不利な話をしようとし
ていて、先回りして、美和が寺内の口をふさいだのかもしれない。美
和の、速水に対する思いには、恋愛感情が入っているのではないか、
と。


 栗山が寺内の娘・坂崎裕美子(渋谷琴乃)に、寺内の荷物を返す。


 裕美子は、今日、寺内が司法解剖されるのですと言う。田口は知っ
ています。寺内さんと約束していました。あの日、ボクと白鳥さんは、
寺内さんの話を聞くことを。寺内さんは、今まで将来のことを考えて
いなかった。それが7年ぶりに裕美子に会って、孫にも会えて、考え
方が変わった。未来のことを考えるようになった、と言った。

 裕美子は、これから寺内が住んでいた家へ行き、遺品の整理をする。
一緒に行きますか?と誘う。行きます、と田口。


 白鳥も立ち会って、寺内の解剖が始まる。


 その頃、救急救命センターに、大量の重症患者が運び込まれる。

 速水はてきぱきと指示して、処置を開始させる。

 速水は台に乗って、自分も処置しようとするが、体がぐらつく。美
和と遥がめざとく速水の変化を見つける。遥に声をかけられると、速
水は台を降り、『救命救急センター』副部長代理・佐藤伸一(木下隆
行)に代わる。

 奥へ行き、もどかしそうにする。


 田口は裕美子とその息子と一緒に、電車に乗り、寺内の家に行く。

 裕美子は、このあたりは井戸水で、水がおいしかった、と言う。

 裕美子と田口は家へ上がり、座敷を歩いていた田口が躓く。畳の縁
が、持ち上がっていたからだ。

 裕美子の許可を貰うと、田口はその畳をめくる。するとその畳の下
には、ぎっしりと一万円札の束が、敷き詰められていた。


 寺内の解剖に当たり、体表を調べていると、左側副側部に、皮膚の
色調変化。鶏の卵大の、ニキビ跡が見つかる。肝臓が悪かったんです
よね、と解剖医。

 白鳥はふと、高階がイタリア・セベソに出張に行っていたことを思
い出した。


 田口が白鳥に、大金が見つかったことを報告する。裕美子にも心当
たりは無い。ただし、ひとつ気になるのは、寺内の前に裕美子が現れ
たとき、寺内が、「どうしてわしが大金を掴んだことを知ったのだ」
と言っていた。その時の金ではないか、と。

 白鳥は、すぐ行くから、それまで田口はそこにいてくれ、と言う。


 裕美子の息子が、死んだ蛙を見つける。

 白鳥は鞄の中から道具を取り出すと、田口に庭のあちこちの土を採
取させる。

 井戸の水を出すと、結構汚れている。裕美子は、自分が住んでいた
7年前までは、この井戸の水を飲んでいたのに、と言う。

 寺内の家の中を覗くと、大量の水のペットボトルが購入されていた。

 そこに郵便配達がやってきて、何度も寺内への書留を持ってきたの
だけど、と言う。

 サインして受け取る裕美子。

 白鳥は、すぐに開けてみてください、と言う。

 裕美子が取り出した書類は、寺田の土地・家屋を鴨志田の事務所に
譲渡するというもの。裕美子にも初耳だった。

 郵便配達員は、そんな話も知らなかったのか。鴨志田は、この一帯
の土地を集めて、療養施設を作るんだ、と教えてくれる。


 速水が帰ろうとしたところに、武田と相棒がやってる。そして佐々
木が行方不明になっている。あの日16時に、一度、病院を出たこと
は、監視カメラの映像とも一致する。その後、佐々木は、もう一度戻
ってきて、速水と会ったのではないか、と訊く。


 田口が白鳥に、寺内が持っていたあの大金は、土地を売ったときの
代金だったのだ、と言う。

 白鳥は、問題なのは、あの土地に、メディカル・アソート病院の療
養所が建つことなんだ、と言う。


 白鳥と田口は、科捜研の前にいた。研究員が今回だけにしてくださ
いよ、と言いながら、先日採取した土壌の分析結果を示す。そこには、
大量のPCB(ポリ塩化ビフィニール)が含まれていた。

 PCBはすでに製造中止になっているが、実際には、5万9千トン
以上が未回収の状態である。

 寺内は、数年前から自分の土地に、PCBが増えていることに気づ
いた。そこで井戸水を飲むのは止めて、ペットボトルの水にした。

 土壌汚染があると言うことで、相場よりも安い金額で、鴨志田に売
った。メディカル・アソート病院は、その土地に療養施設を建てるこ
とにしている。PCBが皮膚に付くと、黒痣ができることがあるし、
体内に摂取すれば、死ぬこともあるし、母親が摂取すると、胎児にも
影響を与えることがある。

 寺内は、そのことが子孫に及ぼす影響に思い当たり、告白しようと
したのだろうか。それを鴨志田側の人間----佐々木や速水が、寺内の
口封じに動いたのか。

 あの日寺内は、車いすに座って、出入り口のそばまで来ていた。そ
こで孫から貰ったおもちゃを庭に落としてしまった。そのおもちゃを
佐々木が拾う。寺内は佐々木に、あのあたりの土地の危険性を訴える。
あの山には産廃を捨てる施設があり、その廃液がしみ出してきて、土
壌汚染をしている、と言う。

 佐々木は、寺内の話を聞いているようでもあり、聞いていないよう
でもあった。

 そこに速水が現れて、佐々木と対立する。


 救急患者が運び込まれる。なんとその人物は佐々木で、刺されてい
た。

 救急処置が始まる。



寸  評  また、原作には無い話が展開され、原作を読んでいても、これか
らどうなるのかの予想が付きません。

 最初のうちは、東城大に設定を借りた、『救命病棟24時』か.....
と思ったのですが、原作通りの収賄事件があり、これで先は見えたか
なと思ったのですが、寺内の事件があり、佐々木まで刺されて。

 いい意味で先の展開が読めず、楽しめます。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 最近、ゲリラ豪雨が多いようですね。先日も、100ミリの大雨が降って、
町中の小川が決壊したとか。

 東京の降雨は、インターネットで経過を見られますが、局地的にどんどん降
雨量が増えて、豪雨になるのがわかります。

 せめて通勤途中に、豪雨に遭わないようにと願っています。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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