2010年7月8日第24号(通巻第223号)




【photo by Yao Yuan】

7/9(金) 秦 絵里子 “Perfumed chain” (〜7/19)アートアイガ

7/10(土) 有元利夫 「天空の音楽」(〜9/5) 東京都庭園美術館

7/11(日) 横浜ヴァージンフェスタ2010 大さん橋ホール

7/12(月) ウィリアム・エグルストン:21st Century(〜8/4) SCAI THE BATHHOUSE

7/13(火) 北斎とその時代(〜7/25) 太田記念美術館

7/14(水) 世界の更紗(〜9/25) 文化学園服飾博物館

7/15(木) 森靖 「好きにならずにいられない」 (〜7/31) 山本現代

7/2(金)割引クーポン共同購入サービス『Q:pod』オープン - 7月2日から販売開始

7/3(土)『踊る大捜査線3』公開開始

7/4(日)X JAPAN、欧州初ライブ

7/5(月)映画「大奥」クランクアップ

7/6(火) ニコ動がライブを事業化

7/7(水)浴衣さわやか芸舞妓、芸の上達願い参拝

7/8(木)ドラマ「もやしもん」放映スタート

→10周年、おめでとうございます!このメルマガがますます素晴らしいものになりますように!定期的あるいは不定期に交流活動を行ったり、編集部が企画した日本旅行を行ったりすることはできないでしょうか?【広東恵州 Jack Pan
 
←お祝いのお言葉、ありがとうございます。日本旅行の条件が緩和されて、今後はそうした機会が多くなるでしょう。日中両国の旅行会社が協力して、多くの旅行者のために本当に価値ある日本旅行の提案をしてくれることを期待しています。
 
→10年間、何度もこのメルマガのために祝杯を挙げてきましたが、編集部がずっと続けていけるのかどうか心配した時もありました。今私は、みなさんの本当の力を知った思いがします。【オーストラリア・シドニー 孤独的牧羊人
 
←10年間、ご愛読くださりありがとうございます。力を発揮したのは我々ではなく、時間だと思います。これから我々がやるべきことは、いかにして読者の期待に応えるべく、新しい姿となって時代に歩調を合わせていくかということです。

ALAYA

アクセサリー感覚のカスタムメイドヘッドフォン「KOTORI」

世界中の音楽愛好家やミュージシャンに愛用されている日本のオーディオメーカー「Fostex」が、アクセサリー感覚でいつでも身につけていたくなる世界初※のカスタムメイドヘッドフォンブランド「KOTORI」を発表し、細部にまでこだわりを持つお洒落な若者を中心に人気を集めている。

人気の秘密は、なんと言ってもカラーバリエーションの豊富さとカスタムメイドの楽しさ。全17パーツを15種類の色の中から選び、自分だけのヘッドフォンをオーダーすることができる。オーダーの仕方は、ウェブサイト上のオーダーフォームでパーツの色を選びながら、見本を完成させていくだけ。迷いすぎてなかなか選べない…という人には、POP、SWEET、COOL、VIVID、NATURAL、ANIMALなどのシリーズの中から気に入ったものを選ぶことも可能だ。その他ウェブサイト上に掲載されている、有名人などが実際に使っているモデルや、人気ランキングを参考にしてもいいだろう。

より個性を追及する人には、スワロフスキーのオプションがお勧めだ。カバー部分に、ハート、キー、クラウン、クロスの4種類の可愛らしいスワロフスキーを付けることができ、まるでアクセサリーのように耳元のアクセントになる。さらに6月30日には新たに柄プリントモデルも発表され、ますますバリエーションが豊富になった。受け取った人が自由にカスタマイズしてオーダーできる「KOTORI ギフトコード」も同時に発表されたので、プレゼントとしても人気を集めそうだ。(※…2009年11月 Fostex調べ)(香雪執筆)

【問い合わせ先】FOSTEX/KOTORI OFFICE カスタマーサポート TEL:0120-355-010 〒196-0024 東京都昭島市宮沢町512番地

東京流行通訊では、10周年を記念して、抽選で4名様にこの新作柄プリントモデルをプレゼント!簡単なアンケートに答えるだけなので、是非ご応募ください。

写真提供:VUNVINO SHOWROOM JAPON

「KOTORI」公式ホームページ http://kotori.fostex.jp

自動車最新情報

【学生向けの無料レンタカー】オリックス自動車は6月30日、複数の会員が共同利用する「カーシェアリング」サービスについて、7月から学生料金プランを特設すると発表した。学生証さえあれば、毎月2980円の基本料金が無料になる。既にサービスを利用している学生も、この特別サービスを受けられる。これは、会員を増やすことによって、最近の若者の自動車離れを食い止めようという苦肉の策である。オリックス自動車は「カーシェアリング」サービスを行う最大手の企業で、会員数は5月に1万人を突破した。会員は30代が44%、20代が14%である。

【超高級車に薄日】7月2日にメルセデス・ベンツ日本は、6月10日から受付を始めた高級スポーツカー「SLS AMG」(排気量6300cc)の予約が、約半月で100台を超えたと発表した。納車は今年の秋になる予定だ。2430万円の価格は、ベンツの中でも最高価格帯になる。金融危機以来、高級車市場は低迷状態が続いていたが、メルセデス・ベンツ日本にとってはようやく明るい見通しが見えてきたと言える。今後も予約がさらに増えることが期待される。「SLS AMG」のカモメの翼のように開くドアの復活は、実に半世紀ぶりとなる。全体としてベンツの顧客は50〜60代が多いが、「SLS AMG」の顧客は40代の医者や弁護士が多いという。

【100台のEVが五島をパレード】五島列島が導入した観光用の電機自動車(EV)が100台に達したのを祝うために、長崎県五島市では、7月3日に100台のEVによるパレードが行われ、ギネス記録として認定された。パレードは、同市三井楽町の塩水漁港から同町柏までの全長3.2キロの「夕映えの道」で行われた。レンタカー会社の社員や旅館の従業員など100人が、ギネス記録の認定員が見つめる中、車間距離を車2台分(6.8メートル)に保って時速10キロで走行するという条件で挑戦した。新上五島町は35台、五島市は65台のEVを所有している。県の担当者によると、ユーザーの反応としては、EVの馬力は思ったほど弱くないとのことで、イベントは満足の行く宣伝効果が得られたようだ。(ff執筆)

最新自動車ニュース http://gazoo.com/news/Default.aspx

「ねんドル」の最新刊

テレビ番組で子どもたちに、粘土によるミニチュアフードの作り方を教えるアイドル―「ねんドル(ねんど+アイドル)」の岡田ひとみは、粘土による活動を始めて間もなく8年になり、芸能人としてかなりのキャリアを積んでいる。ピンクのコスチュームで登場し、軽快で楽しく、しかも優しく丁寧に作品の作り方を教えるので、子どもたちは皆夢中になる。子どもたちが粘土と簡単な道具を使って作るミニチュアフードは、どれも本物そっくりで、サイズだけが本物より非常に小さい。おいしそうな食べ物だけでなく、皿やどんぶり、寿司の盛台、中国料理のセイロ、さらにはキャンプのバーベキューの台や金網、焼きそばのビニール袋まで、本物そっくりに再現されている。

そして本日7月9日は、ねんドルの新しい本の出版日である!主婦の友社から「ねんどでミニチュア パリスイーツ」というタイトルで発売されたこの本には、最近女の子たちに絶大な人気を誇るパリスイーツの詳しい作り方が載っている。マカロン、ミルフィーユ、エクレア…、岡田ひとみがパリに旅行して見てきた大人気のスイーツ40点が、彼女の手で本物そっくりに再現されている。どの作品も見た目は難しそうだが、実際は絵の具や爪楊枝など、日常生活で使う道具で、誰でも簡単に作ることができる。ストラップやキーホルダーの付け方も詳しく書かれているので、作った粘土スイーツをアクセサリーとして身に付けることもでき、自分で作った作品にますます愛着がわくだろう。

本の中では、子どもたちがよく使う、柔らかくて成型しやすい軽量粘土と、透明感が出る上級者向けの樹脂粘土の、両方のレシピが紹介されている。掲載された写真を参考にして、2種類の粘土による作品の異なる質感を確認して、自分に合った粘土を選んで挑戦してほしい。本には簡単な飾り用の小物からケーキ、焼き菓子、チョコレート、シュークリーム、パン、大型ケーキなどの作り方まで、易しいものも難しいものも載っており、初めて粘土細工をする人でも、粘土の世界の楽しさを十分に味わうことができる。

粘土教室の参加者が2万人超えるのを記念して、8月には逓信総合発物館で「ねんどでへんしん!ボトルキャップで作品展」という作品展が行われる。「東京流行通訊」でも、このイベントについてお伝えする予定である。(緋梨執筆)

東京流行通訊では、10周年を記念して、「ねんどでミニチュア パリスイーツ」を5冊ご用意しました。簡単なアンケートにお答えいただくと、抽選でこの本が当たります。

写真提供:株式会社チーズ

岡田ひとみ公式サイト http://www.radical-planet.com/hitomi/
  「ねんどでミニチュア パリスイーツ」について http://www.radical-planet.com/hitomi/img/paris_nendo.pdf

世界報道写真展2010 東京都写真美術館で開催中

50年以上の歴史を誇る、オランダ・アムステルダムの世界報道写真財団が毎年開催している報道写真コンテストの受賞作品展「世界報道写真展2010」が、東京都写真美術館で8月8日まで開催されている。現在米国のピューリッツアー賞などと並び、世界中から注目されているこのコンテスト。今年も世界128カ国、5847人のカメラマンから10万1960点もの作品が寄せられ、その中から厳選された約200点が展示されている。

今年のグランプリに選ばれたのは、イタリアのピエトロ・マストルツォ氏が2009年6月、大統領選の不正への抗議が高まるイランで撮影した1枚。日中の抗議デモの終了後、日没になっても屋上から悲しみと怒りの声を上げる一人の女性の姿が収められている。この作品は、写真を見てもすぐにどのような場面か理解できないものを、報道写真として評価してもよいのか?という審査員たちの大論争を経たものの、「何か巨大な物語が始まろうとしていることを表している。視覚的にも感情的にも強く訴えかける1枚」との高い評価を受け、受賞が決定した。

このほかアフガニスタンやイスラエルのパレスチナ自治区の紛争の様子を収めた写真や、スポーツ、ファッション、ポートレート、自然など様々な分野の受賞作を鑑賞することができる。写真に収められていることは、すべて私たちの世界で起きている現実。そこから目を逸らさず、カメラマンたちが時に命の危険をおかしてまで伝えたかったことを感じ取ってほしい。(林愛香執筆)
 
東京流行通訊では、先着で10名の方にこの世界報道写真展2010の招待券をプレゼントいたします。ご希望の方は、「世界報道写真展2010招待券応募」というタイトルをつけて、お名前、住所、電話番号を記載したメールを7月31日までにお送りください。当選者の発表は、発送をもって代えさせていただきます。

世界報道写真展2010】 場所:東京都写真美術館(終了後大阪、京都、大分、滋賀にも巡回予定) 期間:2010年8月8日まで

写真提供:朝日新聞社事業本部文化事業部

東京都写真美術館ホームページ http://www.syabi.com/(日・英)

夏を食べよう!――日本人は食べ物で季節を味わう

皆さん、こんにちは!今回からこのコーナーで、日本について私が感じたことを皆さんと共有していけることになり、とても嬉しく思います。私は日本のグルメにも、文化にも、観光情報にも、たいへん興味を持っています。このコーナーで、多くの方と素晴らしい交流ができればと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします!

7月と言えば、毎日太陽が照りつけて、食欲がなくなりがちな季節です。そこで、一つのヒントをお教えしようと思います。みなさんはこのことにお気づきでしょうか?私は、日本人は実に「季節を味わう」のが上手だと思います。日本人は料理によく「旬の食材」を使います。盛り付けもその季節の雰囲気がよく出ていて、目も心も楽しませてくれます。つまり料理人は、料理に季節感を込め、お客さんにまず目で楽しんでもらった後、舌で味わってもらうのです。実に風流なことではありませんか。

私が日本で温泉旅館に泊まる時、温泉以外で楽しみにしているのは、やはり夕飯の豪華な会席料理です。今年の5月に千葉県の「旅館かわな」を取材した時も、非常に豪華なご馳走を味わうことができました。夏が近いので、涼しさを感じる盛り付けになっていて、まさに先述したとおり見た目も巣晴らしかったです。笹の葉に載せて運ばれてきた前菜と冷たいスープ、氷の上に置かれた竹かごに盛られた刺身など、一つ一つの料理が息を呑むような美しさでした。料理人は季節をそこに引き止めて、それぞれの皿に載せ、我々が楽しむのを待ってくれているというような具合です。本当に、この感覚は何とも形容しがたいほど素晴らしいです。

料理だけでなく、デザートにおいても日本人は工夫を凝らします。西洋菓子であっても、最近は和菓子と同じように季節感が表現されています。例えばストロベリータルトには春の到来を感じ、桃のゼリーやメロンのムースを食べると夏を感じます。柿の羊羹や栗のモンブランを食べると秋が来たことが分かります。…食品売り場をいつも覗くようにしていれば、次々とたくさんの「季節限定」商品が売り出されているのを発見するでしょう。こうした季節限定商品は最も素晴らしい食材を使っており、ちょっと見たり、一口食べたりしただけで、特別なものであることが分かります。またこれらの商品は数量も少ないので、売り出されると長蛇の列ができ、たちまち売り切れて話題になります。

季節ごとに、旬の食材で作ったおいしい料理を食べられるということを幸せと言わずして何と言ったらよいでしょう。次に日本に観光にいらっしゃるときは、是非自分に「季節の料理」をご馳走してあげてください。(スイーツは「アンファン・ルミエール」で撮影 会席料理は「燦美の宿/旅館かわな」で撮影) (哈日杏子執筆)

PHOTO BY 哈日杏子

旬の食材百科 http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/  
  哈日杏子のブログ http://harikyoko.wordpress.com/ (中・日)

10年間の東京の夢

しとしとと降り続く雨、ぼんやりと遠くに見える地平線。聞き慣れた歌声が雨をかいくぐって、かすかに私の耳に届く―「10年たったら、なにしてるかな、変わらないでいられたなら、変わっていけたなら、めんどうだけど、たいせつなもの、増やしながら生きることが、いつか誇りになる…」KinKi Kidsの「10 years」、その濃厚な青春の心情が、私の深い想いを引き出してくれる…。

10年前の暖かな風の吹く夏の夜に、パソコンの前で静かに帆を揚げ、未知のインターネットの海に乗り出した。そして東京の海へと舵を取り、この大都市と心と心の対話を試みた。10年の風雨、10回の春秋、世の中は移り変わり、様々な想いがよぎる。10年は、歴史の大海原のほんの一滴、ほんの一瞬に過ぎないが、その間に日本は行きずりの異郷ではなく、ネット上の無数の人々と共有するもう一つの温かい故郷になった。

花はひっそりと咲き、歳月は痕跡を残す。航程が佳境に入り、旅人である私はふと気がついた。日本を訪れたり日本に長く住んだりするすべての人々を感動させるのは、六本木のミッドタウンや丸ビル、秋葉原、そして日々高くなっていく「東京スカイツリー」などを包み込む都会の光ではなく、まさに1300万人の東京人と彼らの喜怒哀楽の物語なのではないだろうか。10年間、誠実に助け合い、10年間、苦労を共にしてきた…、それは東京人たちだったのだ。彼らの海のように広い心が、漂泊する一人一人の不安に揺らぐ心を慰めてくれたのである。

10年間に、この青い地球という星には8億人が増え、57万人が自然災害で命を落とし、320万人が戦争やテロで殺され、6000万人が飢餓で死んでいった。10年間に、インターネットユーザーは3億5千万人から17億人に増加し、携帯電話ユーザーは10%から66%に増加した。ウェブサイトは1兆に達し、ウィキペディアの項目は1300万も増加した。10年間に、東京都内の路線価は11.3%下降し、東京の人口は100万人増加した。東京在住の中国人も8万人から倍に増えた。

どんな変化にしても、10年の月日は人生の中で非常に重要な節目である。どこの海を航行していたとしても、10年の月日でその土地の息吹や生活は人の血肉に入り込む。今夜は10年の帰結であり、そして新しい10年の始まりでもある。この航海は一人の漂泊者の高い理想を掲げた夢から始まったが、これからも無限の願いを乗せて、理想の航路を漂っていくことだろう。

ベランダに出て、胸を大きく開いて東京湾の雨の夜を抱きしめてみる。あの懐かしいメロディが、この時次第に大きくなり、天地の間にKinKi Kidsの感動的な歌声が響くようだった。「10年たったら、なにしてるかな、予想なんて現実には追いつかないけれど、近道しても、遠回りでも、並びながら歩く道が、すべて歴史になる。ひとつひとつ重ねてゆく、それが未来になる…」(姚遠執筆)

PHOTO BY YAO YUAN

瞬く間に過ぎた9年間 http://img.tokyo-fashion.net/feature/029/Tokyo-Fashion-20090708(feature29)-jp.html (日、中)

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