メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 10/06/30  2010/06/30


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Stock Mission
本日の相場総括・明日の展望

http://www.stock-mission.com/            2010年6月30日 発行
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□本日の結果
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06/30 06/29特別会員銘柄IM +6.44% 合計+6.44%
06/30 06/29一般会員銘柄OT +3.79% 合計+3.79%
06/30 06/29一般会員銘柄RB +1.66% 合計+1.66%
06/30 06/28一般会員銘柄AJ +1.66% 合計+21.76%
06/30 06/25特別会員銘柄KS +5.48% 合計+12.41%

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は188円安の9,382円と大幅続落となりました。
米株安を受けて朝方から売り先行となり、朝の時点で年初来安値を更新しました。
その後はショートカバーが下支えとなったようですが、下げ渋る動きも見せられず
安値圏で揉み合う展開となりました。
後場に入り、若干円高が和らいだこと、年金の買い観測があったことなどから、
若干下げ渋りましたが、それでも9,400円台すら回復できませんでした。


□相場総括
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短期基調、中期基調ともに下向き継続となっております。
外部要因の悪化、さらなる円高進行などを背景に日経平均は4日続落となり、
直近安値を割り込んで年初来安値を更新しました。
さらに突っ込んで売られる動きはありませんでしたが、来週のSQに向けては、
オプションで9,250円以下を意識した商いが盛り上がるなど、以前下値意識の
強い状況となっております。

先物の手口は、ニューエッジが4,076枚、JPモルガンが1,463枚、メリルリンチが
1,429枚、クレディスイスが1,294枚の売り越し、BNPパリバが3,544枚、
ゴールドマンが1,942枚の買い越しとなっております。
TOPIXでは、UBSが2,326枚、JPモルガンが1,962枚、ゴールドマンが1,512枚、
BNPパリバが1,055枚の売り越し、ドイツが5,402枚の買い越しとなっております。
大きなトレンドの意識は分かりませんが、来週のSQに向けてNTショートの動きが
見られます。
ニューエッジ、クレディスイス、メリルリンチ、ドイツなどがこの動きとなって
おり、本日のTOPIXが日経平均より底堅い展開になったことがあらわれております。
またBNPパリバは裁定取引によって日経平均現物売り先物買いとなった一方で
TOPIXでは現物買い先物売りとなっており、こちらもNTショートを意識した動きが
見られます。
ただオプションの9,250円以下のプットが盛り上がるなど、来週のSQに向けて
リバランスの動きと共に下値意識が強そうです。


□新興市場動向
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新興市場はまちまちの展開となり、ジャスダック平均が7日続落、ヘラクレス指数
が4日続落となりましたが、マザーズ指数は反発となりました。
朝方は3指数揃って下落スタートとなりましたが、直近投げ売られていたテーマ性
銘柄やネット関連銘柄へリバウンドを意識した買いが徐々に広がり、前場後半に
マザーズ指数はプラスに転換しました。
後場にかけてもこの流れは継続し、マザーズ指数は上げ幅拡大となりましたが、
ヘラクレス指数、ジャスダック平均は下げ渋りとなったものの、プラスに転じる
までには至りませんでした。
一昨日あたりからリバウンド意識の強い状況となっており、場中の波乱が無いなら
短期反発する銘柄が明日も出てきそうです。
下値意識が強いことから、主力銘柄が手掛けられない以上、値動きの軽いネット
関連銘柄を中心に短期物色の流れが出てきそうです。


□個別銘柄動向
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日経平均は朝方大きく続落して始まったことから、全面安商状となりました。
景気敏感株や国際優良株が中心に売られているほか、金融関連株も軒並み下落と
なりました。
ただ米ハリケーンの発生で原油採掘の休止報道を受けて原油価格が上昇したこと
から、石油、資源関連は下げ渋り、セクター別でも小幅ながらプラスに転じて
おります。

個別では新興市場銘柄や、中小型材料株などの中で下げ渋りやプラスに転じる
銘柄が散見されました。
直近の大きな下落で投資家心理が悪化していることから、盛り上がるといった
程ではありませんが、投売りが出たことで短期資金が循環し始めているようです。
ngi group (2497)、ミクシィ (2121)、アルテック (9972)、
スタートトゥデイ (3092)、アクロディア (3823)などが非常に堅調な
動きとなりました。


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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は一旦の反発展開となりそうです。
直近の下落展開から一旦のショートカバーに向かう動きが見られます。
欧州市場では、ユーロ圏の10年債利回り格差が小幅縮小したことなどを好感し、
反発展開となっております。
この流れから米Globex先物が堅調となっており、波乱材料が無い限りは買い先行
の展開となりそうです。
ただ下値意識が強く、市場心理が悪化していることに変わりはなく、今晩発表の
経済指標が下ブレとなれば、続落展開に転落する可能性があり、要注意です。

昨晩の米市場は、ダウが268ドル安と大幅続落となり、ダウは3週間ぶりに10,000
ドルの大台割れとなりました。
米コンファレンスボードが計算ミスによって中国の景気先行指数を下方修正した
ことを受けて、中国の成長力鈍化が懸念されたほか、欧州銀行による資金繰り不安
が嫌気されたこと、6月の消費者信頼感指数が予想を下回ったことなどが嫌気され、
ダウは一時326ドル安まで下落する場面がありました。
全面安商状となりましたが、特に自動車、自動車部品、ハイテク、金融の下げが
きつく、来期も慎重な見通しを示したシティグループは、サーキットブレーカーが
発動するなど急落展開となりました。
シカゴ日経先物は175円安の9,375円、円建ては205円安の9,345円で終了しました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は、モンサント、アポロ・グループ、ゼネラルミルズが
予定されております。
経済指標は、MBA住宅ローン申請指数、6月ADP雇用統計、6月シカゴ購買部協会
景気指数が予定されております。
予想は、6月ADP雇用統計が+6万人(5月+5.5万人)、
6月シカゴ購買部協会景気指数が59.0(5月59.7)となっております。

6月シカゴ購買部協会景気指数については、悪化予想となっております。
5月の先行指標の新規受注DIや生産DIはともに悪化を示しており、予想通りか
または下ブレの可能性が警戒されております。
またADP雇用統計は週末の6月米雇用統計の前哨戦となります。
予想はプラス予想となっておりますが、直近の指標から雇用環境の悪化が警戒
されているだけに、内容に注目が集まっております。


□その他海外注目材料
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ドル円では、88円20銭以下にドル買いオーダーがあると見られますが、88円を
割り込んだところではストップロスのドル売りオーダーが控えているようです。
ユーロ要因では、独大統領選挙が行われる予定となっており、与党候補が負けた
場合は、メルケル首相の進退問題に発展する可能性があるとされております。
この場合は、ユーロ売りになりかねないとして警戒する声があがっております。

要人関連では、エバンズ米シカゴ連銀総裁がTV出演、ロックハート米アトランタ
連銀総裁とデューク米FRB理事が講演を行う予定となっております。


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■明日の展望
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明日は一旦リバウンドの動きが期待されます。
テクニカル的にも一旦の下げが一巡してもおかいしくない水準に達しており、
直近の大幅下落の反動のリバウンド展開となりそうです。
ただ円の高止まりや下値意識の強さから戻りは限定的になると見られ、
資金の逃げ足も速そうです。

明日は6月調査日銀短観が注目されます。
前回は4期連続の改善となって幅広い業種でDIが改善しました。
今回の予想は-3とマイナス予想となっておりますが、前哨となった4-6月法人企業
景気予測調査では、大企業が-2.4から+4.0に改善、先行きも+10.1と改善基調が
続くといった内容がでており、今回の短観でも予想上ブレのプラスとなる
可能性がありそうです。
プラスとなれば市場心理の改善にも繋がってきそうです。


□テクニカル分析からの展望
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日経平均は大幅続落となり、年初来安値を更新し、直近のダブルボトムを否定
した格好となりました。
トリプルボトムとなる可能性はありますが、現水準で下げ止まって、直近戻り
高値の10,250円を超えてこないとボトム確認ができないことになります。
三空の叩き込みとなったことで、短期的には反発が期待できる局面に達している
と見れますが、下方への意識が継続しており、11月安値の9,000円水準を目指す
展開となりそうです。
週足での一目均衡表の雲の下限が9,000円あたりで推移しており、ボリンジャー
バンドの-2σも同水準にあることから、ここが目先の意識ラインとなりそうです。
一方日足のボリンジャーバンドでは既に-2σに達していることから、やはり
短期リバウンドが意識されそうですが、上値では9,600円くらいのマド埋め程度
となりそうです。


□総括・今後の方針
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引き続き下値意識の強い展開が継続しそうです。
来週にはオプションSQが控えていることから、先物主導の思惑で上下する展開が
想定されます。
円高要因によって大型株が手掛けられないことには変わりありませんので、
小さなリバウンド期待で中小型株や新興市場銘柄を狙うことになりそうです。
ただ一旦リバウンドの動きとなっても、上値は限定的に留まるものと想定され、
上昇後は再下落となる可能性が非常に高いと思われますので、あくまで小口で
短期回転を心掛けたいところです。
資金の逃げ足も速くなると思われ、デイトレード中心の超短期回転になる
可能性もありそうです。

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□本日のメルマガ銘柄
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クルーズ (2138)
現在値:304,000円

下落銘柄のリバウンド狙いです。
本日後場からプラス転換となり、25日線を奪回しました。
割り込んで2日で回復してきたことで、割り込み自体が下方への突っ込みと
なった可能性が高く、同線を支えにもう一段の反発が期待されそうです。
ただ、相場環境は悪いままであり、資金の逃げ足は速いとみられますので、
注意が必要です。

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