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タイトル:Daily Drama Express 2010/06/24 素直になれなくて (最終回)  2010/06/28


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/06/24 (Thr) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 素直になれなくて hard to say love you
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 中島圭介(瑛太)   ハンドルネームはナカジ
 水野月子(上野樹里) ハンドルネームはハル
 パク・ソンス(ジェジュン)ハンドルネームはドクター
 西村 光(関めぐみ) ハンドルネームはピーち
 市原 薫(玉山鉄二) ハンドルネームはリンダ
 パク・ミンハ(木南晴夏)
 松島健太(阪本奨悟)
 高橋正文(竜星 涼)
 前田由起(逢沢りな)
 水野シュウ(中村優一)
 奥田真理子(渡辺えり)
 山本桐子(井川 遥)
 水野祥子(風吹ジュン)
 中島亮介(吉川晃司)
 山本智彦(矢島健一)
 峰原 隆(田中哲司)
 白石高文(東根作寿英)
 市原美佐子(朝加真由美)
脚  本 北川悦吏子
主題歌 WEAVER 『Hard to say I love you 〜言い出せなくて〜』(A-Sketch)

あらすじ 第11話「未来へ」

 ナカジ(瑛太)はじっとハル(上野樹里)を見つめ、返事を待った。
ハルの心は揺れていた。
「ハル、行きましょう。時間がありません」
 ドクター(ジェジュン)の声がした。ハルは我に返った。
「ごめん、ナカジ、ごめん」
 ハルはそう言うとドクターと一緒に搭乗口へと向かって行った。

 ナカジのショックは大きく、部屋にいても腑抜たように、ただ寝転
がっていることしかできなかったが、気を取り直して行こうと言い聞
かせた。

 だが、ハルは日本に残っていた。迷っている様子のハルを見て、ド
クターはもう少し考えてと言って連れて行かなかったのだ。ハルはそ
れを受け入れ、日本に残った。これから自分がどうしていくか、もっ
と考えたくて、自分で決めていかなくちゃいけないと思った。

 ハルはまず来年の専任採用試験を目指して進むことに決めた。そし
てナカジにも亮介(吉川晃司)からイラク行きの話が持ち込まれた。
戦場の撮影の話が亮介にあったのを、ナカジに譲ると言うのだ。「行
って人の生きざまを撮ってこい」という亮介の言葉にナカジの心はき
まった。

 1ヶ月後、ドクターが戻ってきた。ドクターはナカジをエモーショ
ンに呼び出した。そして韓国へ帰ることが決まり、正式にハルにプロ
ポーズする、ナカジにそれを伝えたかったという。「そう」ナカジは
ドクターの律義さにちょっと困惑した。

 ナカジはリンダの最後のメッセージを渡し、自分もイラクに行くこ
とを話した。
 だからハルをよろしく、とナカジは付け加えた。
「ナカジ、ハルには会わないのですか?」
「ハルはドクターを選んだんだよ」
 ナカジはふっきるように言った。ドクターはハルが自分をまだ選ん
だわけじゃないことを言わなくてはならないのではないかと思ったが、
言いだせなかった。

 ドクターはハルに会い、帰国することを伝えた。
「そう、いつ?」
「1ヶ月後には……。ハル、結婚考えてくれませんか?」
 ハルはちょっと間をおいて答えた。
「ドクター、色々考えたけど、あたし日本に残って先生になる夢追い
かけようと思う。ドクターに甘えてちゃいけないって思った」
 言っているうちに心苦しくなった。けれどドクターは「わかりまし
た」と微笑んで、ハルの言うことを受け入れた。もちろんショックだ
った。けれどハルにその気がないのは、もともとわかっていたことだ
った。

 ドクターはリンダのメッセージを読んだ「後悔のないように、強く
なってください」。素直すぎるドクターに対するリンダの最期の言葉
だった。

 次の日、ドクターがハルの家にやって来た。そしてナカジがイラク
に行くことを話した。
「ごめんなさい。僕、ハルが韓国に行かないこと、ナカジに言えなか
った。ハルが行ってしまうように思ってしまった。だから行ってあげ
てください」

 ハルはすぐ空港に向かった。だが、すれ違ってしまいナカジには会
えなかった。

 ハルはピーちに会った。ナカジはイラクへ旅立ち、ドクターは帰国
する。残される寂寥感みたいなものがあった。リンダが残したメッセ
ージを見返してみた。
「ハルは強いよ。もっと自信を持って」。
「ピーち、私強くなるよ」
 ハルはスッとした気分になって、ピーちに言った。

 ドクターが帰国する日が来た。ハルはピーちと一緒に見送りに行っ
た。ドクターはハルに言った。
「僕、後悔してます。ハルはナカジのことが好きだった。幸せになる
べき2人でした。それが僕のせいで……」
「ドクター、それは違うよ。あたしはドクターのこと好きだったよ。
いつも一生懸命あたしのこと考えてくれてうれしかった。ありがとう」
「こちらこそ、ありがとう」
 そんな風にしてハルはドクターと笑顔で別れることができた。そし
てドクターは別れ際にナカジの住所を渡した。
「手紙書いてあげてください」
 ドクターはそう言い残して帰っていった。

 ハルはドクターに手紙を書いた。自分が韓国に行かず、先生になる
夢を追いかけたいと伝えた。そして試験当日ナカジが言葉で「ガンバ
レ」と言ってくれたこと、それがとても嬉しかったことも素直に打ち
明けた。

 月日が流れ、4月12日を迎えた。1年前のこの日、スナナレ会の
みんなが出会った。ピーちの発案でエモで集まることになった。ハル
は採用試験に無事合格した。そのお祝いも含めて。

 集まって来たのは、ピーち、ドクター、ハルの3人だったナカジに
はハルが連絡したけれど返事はなかった。ドクターは見違えるように
なって風格が出ていた。
 韓国では父親に代わって会社を切り盛りして業績も好調だという。
「人生って、いろいろと荷物を背負って頑張っていて、それでもなん
とかやっていくって感じだね」
 ピーちがしみじみと言った。
「でも1人じゃない」
 ハルは自分が頑張って来れたのもスナナレ会のおかげだと思う。
「じゃあ、みんなを会わせてくれたリンダに乾杯しましょう!」

 会が終わって、ハルが街を歩いて行くと、不意に「ハル!」という
ナカジの声がした。驚いて声の方を見るとナカジが立って笑っていた。
「遅刻!」
 ハルも自然と笑顔になった。
「だからさ、今こうして来たわけ!」
「もう。さっき別れたばっかりだから、ドクターやピーちにも会える
よ!」
 そう言ってハルはナカジとエモに向かって走り出した。(完)



寸  評  予想した通りドクターが身を引きました。さすがにすぐナカジに
走るのもという感じで「これから」という終わり方に落ち着かせたと
いうところでしょうか。
 率直に言ってしまうと、ツイッターを使った新しい人間関係という
のを見たかったので、期待はずれだった感は否めませんでした。しか
しそれを差し引いても描き方が雑だったかなと。ツイッターを使った
ドラマのはずなのに、イラクに行ったナカジとのやりとりは手紙にな
ってしまうと、ツイッターを否定しているのだろうかと思えてしまい
ます。また戦場に身を置いていたはずなのに、あっけらかんとハルに
声をかけているシーンも違和感を覚えました。観光旅行にでも行って
たかのようです。全体としてディティールが弱かったように思います。

執 筆 者 けん()

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2. 編集後記
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 デンマーク戦を見ようとしたのですが、ついつい眠ってしまいました。とこ
ろが、会社の方のシステム障害で夜間連絡があり2時に起こされました。その
対応を終えたところ、折よく3時過ぎだったので、運よくライブで見ることが
できました。でも次の日の日中は眠くて仕事になりませんでしたが。(けん)

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