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===================================================== 発行部数 27 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2010/06/17 (Thr) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.木曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 木曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 素直になれなくて hard to say love you 局 名 フジテレビ系 放映日時 木曜22時 キャスト 中島圭介(瑛太) ハンドルネームはナカジ 水野月子(上野樹里) ハンドルネームはハル パク・ソンス(ジェジュン)ハンドルネームはドクター 西村 光(関めぐみ) ハンドルネームはピーち 市原 薫(玉山鉄二) ハンドルネームはリンダ パク・ミンハ(木南晴夏) 松島健太(阪本奨悟) 高橋正文(竜星 涼) 前田由起(逢沢りな) 水野シュウ(中村優一) 奥田真理子(渡辺えり) 山本桐子(井川 遥) 水野祥子(風吹ジュン) 中島亮介(吉川晃司) 山本智彦(矢島健一) 峰原 隆(田中哲司) 白石高文(東根作寿英) 市原美佐子(朝加真由美) 脚 本 北川悦吏子 主題歌 WEAVER 『Hard to say I love you 〜言い出せなくて〜』(A-Sketch) あらすじ 第10話「死なないで」 リンダ(玉山鉄二)は直ちに病院へと運ばれた。急を聞いて、ハル (上野樹里)、ドクター(ジェジュン)、ピーち(関めぐみ)も駆け つけてきた。 手術が終わり、リンダはなんとか一命を取りとめた。ナカジ(瑛太) はホッとして、思わずひざから崩れた。それでもナカジはリンダの看 病のため、病院に1人残ることを申し出て、一晩中付き添った。 ピーちはハルにリンダがナカジのことを好きだったことを話した。 「どういうこと?」 「その通りの意味で」 ピーちはそれでもこれまで通りの仲でいようと言った。ハルは「も ちろん」と迷うことなく返事をした。 目を覚ましたリンダに、ナカジは開口一番「お前さ……死ぬなよ。 頼むよ、死ぬなよ。約束してくれ」と言った。言っているうちに声が 詰まり、涙が浮かんできた。リンダはうっすらと笑みを浮かべていた。 リンダは順調に回復し、みんなも安堵した。順番で看病することに して、まずハルが当番に入った。リンダは自分の口からナカジが好き だったことを打ち明けた。 「ナカジは自分のこと、責めてる。でもあいつ悪くない。俺が弱かっ ただけなんだ」 か細い声でリンダは一生懸命言った。 「気づけなくてごめんね」 ハルは申し訳なさでいっぱいだった。 「でもね、俺わかったよ。好きな人に好きだって言いたい……」 ハルはうんうんとうなずいた。 「ねえ、ハル。ドクターのこと好き?今のままでいい?」 「……」 ハルは何て言っていいのかわからなかった。 ドクターは1ヶ月間韓国へ戻ることにし、ハルも一緒に行くことを 改めて持ちかけた。 「親にも紹介したいし、僕の生まれたところも見てほしいです」 「わかった。考えて見る。でも採用試験があるから、それが終わって からでいい?」 「はい、それはハルの夢ですから」 ドクターはうなずいた。ハルはドクターの気遣いが嬉しかったが、 どこか心が重くなるのを感じた。 ピーちが看病の当番になったとき、リンダは言った。 「1人だと思っていた、ずっと。仕事も家庭でも……」 「えっ?」 「でも今は仲間がいる。幸せだなあ。風気持ちい」 「もう、何言っているの?」 ピーちはクスリと笑った。 「これからはみんながいる。信じて」 リンダは目を閉じて心地よさそうに風に当たっていた。 試験当日、家を出るとナカジが通りかかって、お守りを手渡した。 「ハル、ガンバレ!」 ナカジに励まされ、ハルは心強さを覚えた。 ナカジはお見舞いに行ったが、リンダが急に苦しみ出したことを告 げられた。 慌てて病室へ行くと、リンダは息苦しそうにしていた。ナカジを見 るとリンダは泣きそうな顔を浮かべた。 「俺、嬉しかったぁ。幸せだったよ……」 そう呟くと、リンダは気を失った。医師が駆けつけてきて、リンダ は救急措置を受けた。しかしその甲斐なく、リンダはそのまま息を引 き取った。 最期を看取ったナカジは病院の屋上で大泣きに泣いた。急を聞き付 けて、ハルは病院へと駆けつけ、ナカジを慰めようとしたが、取り乱 すナカジにかける言葉がすぐ見つからず、背中をさするしかなかった。 みんなの心は空虚感に襲われた。空は昨日と同じ、季節も夏を迎え ようと進む。けれどリンダはもうこの世界にいない……。 一週間後、ハルの採用結果が出た。不合格だった。祥子(風吹ジュ ン)はリンダのことがあったからと慰めた。 「関係ないよ。あたしの努力が足りなかった。先生になる資格、ない のかな……」 ハルは思い悩んだ。 結果を聞いて、ドクターはがっかりしたような表情を浮かべたが、 一緒に韓国へ行こうと誘った。 「先生はハルの夢だけど、僕とのこと考えてくれませんか?リンダの こと、僕もつらいですけど、僕らは生きて行かなくてはいけない」 ドクターはハルの手を取ってそう言った。 ナカジの元に亮介(吉川晃司)がふらりと訪れた。ナカジは苦しい 心の内を打ち明けた。 「友達が死んだ。正直、本当につらい」 「そういうこともあるな。けど、人はみんな死ぬんだ。生きているう ちが勝負なんだ」 亮介もまた死と向き合っている。その言葉は重かった。 ハルはいつものコンビニでナカジに会った。ハルは何気なく、試験 に落ちたこと、そして韓国へ行くことを話した。 「本当?いつ?」 「明日だけど」 「そう、なんだ」 ナカジはどこか動揺しているのが見えた。ハルも言って初めてこん なことを今頃言っているんだろうという感覚にとらわれた。ナカジは どこか落ち着きがなく、すぐ店を出て行った。ハルは慌てて追いかけ た。 「ナカジ、リンダが死んだの気にしちゃダメだよ。リンダはそのこと を言ってた。ナカジ、あたしはナカジのこと支えるよ」 ハルはどうしてもそのことを言っておきたかった。ナカジはリンダ のことを引きずっているのは十分すぎるほどわかっていた。けれど、 ナカジは意外そうな顔をした。 「ハル、明日韓国に行く人が何言ってんの?」 「だってナカジとあたしは親友でしょ?」 「だったらなんで試験に落ちたこと言ってこなかった?どうして俺が 落ち込んでいるときに電話をしてくれなかった?ハルはドクターと生 きて行くんだろ?それでいいんだよ」 「あたしには、できることないってこと?」 「ハルにできることは、幸せになることだよ。俺は大丈夫」 ナカジはにっこりとした。そして早足で帰っていった。けれど、内 心はショックだった。 その晩、リンダの母親から連絡があり、リンダの携帯を渡された。 ナカジや他のみんな宛てにメッセージを残していたと言う。ナカジか らみんなに伝えてほしいと。 「いいんですか?」 「あの子、入院中、これずっと大事にしていた。これがあるとあなた たちと繋がっていられるって思ったんじゃないかしら」 母親と別れてから、ナカジはメッセージを読んだ。「ナカジ傷つく のを恐れるな。自分の気持ちに素直になれ。勇気を出して進んでく れ」。 翌日、ナカジは空港へと向かった。ドクターとハルは搭乗しようと ゲートを通ろうとしているところだった。 「ハル!」 ナカジは叫んだ。 「ナカジ?」 ハルはびっくりした。 「行くなハル!好きだ、好きだハル!」 ナカジは声を張り上げた。ドクターは殺気立った表情を浮かべて、 ナカジをにらみつけた。ハルは驚きで声も出なかった。 寸 評 リンダは死んでしまうし、ナカジとドクターはハルを巡って激突 という感じでかなり波瀾の展開になってきましたが、2人の男の間で 揺れるヒロインという構図、韓流ドラマっぽい感じでしょうか?ただ ハル自身はどうしていいのかすっぱり決断できるタイプでなさそうで すし、なんとなく、最後はドクターが身をひいてハルをナカジの元へ 向かわせ、予定調和的に終わりそうな気もします。もしそうだとする と拍子抜けしそうですけれど、最終回でどうなるか、見どころではあ ると思います。 執 筆 者 けん() ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- じめじめした季節になってくると、私は皮膚が弱いので身体のあちこちがか ゆくなりだして、思わずかきむしり、荒れてしまいます。皮膚科に行くとアト ピー性皮膚炎と言われて塗り薬を渡されるのですが、つけて炎症が治まっても またしばらくするとかゆくなって、掻いて荒れてしまうの繰り返しで、この時 期を乗り越えることが毎年の課題になっています。(けん) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |