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************************************************************************ Stock Mission 本日の相場総括・明日の展望 http://www.stock-mission.com/ 2010年6月21日 発行 ************************************************************************ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■1歩先の株式・銘柄情報 Stock Mission■ 一部投資家向けに行っている、株式におけるファンド動向・仕手株などの 注目銘柄情報をご提供！魅力のある有益な情報が日々入ります。 個人投資家の弱点である情報収集を強化してみませんか？ http://www.stock-mission.com/ 【ご案内・ご提供情報・ご利用料金】 http://www.stock-mission.com/join.html 【過去の実績】 http://www.stock-mission.com/result.html □本日の結果 =========================================== 06/21 06/20一般会員銘柄KK +5.88% 合計+5.88% 06/21 06/20特別会員銘柄NF +5.23% 合計+5.23% 06/21 06/17一般会員銘柄DC +2.68% 合計+0.68% 06/21 06/15一般会員銘柄IS +4.21% 合計+5.32% 06/21 06/15一般会員銘柄HK +2.31% 合計+5.86% 06/21 06/15ツガミ（6101） +8.49% 合計+18.37% 暴騰！ 06/21 06/14特別会員銘柄RE +5.01% 合計+1.99% 06/21 06/14一般会員銘柄KS +3.34% 合計+0.70% 06/21 06/13一般会員銘柄ND +2.68% 合計+4.82% 06/21 06/09一般会員銘柄NT +7.03% 合計+10.93% 暴騰！ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■本日の市場動向 =========================================== 本日の日経平均は242円高の10,238円と大幅反発となりました。 先週末の米市場は小幅上昇、CME円建ては小幅安で返ってきましたが、週末に 中国人民銀行が発表した中国人民元柔軟化方針によって、良好な反応となった ことで朝方から大幅上昇スタートとなりました。 その後も中国関連などを中心に堅調な展開が続き、前場後半に上海市場が一時 下落に転じたことからダレる場面もありましたが、すぐに上海市場が切り返し、 上げ幅拡大の展開となったことで、後場の日経平均も一段高展開となりました。 □相場総括 =========================================== 短期基調、中期基調ともに上向き継続となっております。 中国人民元切り上げによって、人民元高ドル安からの連動によって円高が警戒 されておりましたが、90円前半まで進んだ後は反転して円安に傾いたことが 好感されました。 円高警戒が後退したことで、中国購買力の増加を素直に反応する格好となり、 中国関連を中心に幅広い銘柄が買われて全面高展開となりました。 先物の手口は、ニューエッジが2,804枚、カブコムが1,420枚、日産Ｃが1,008枚の 売り越し、UBSが2,604枚、クレディスイスが2,005枚、ドイツが1,905枚の買い越し となりました。 TOPIXでは、クレディスイスが2,629枚の買い越しとなっております。 目立つのはクレディスイスの買いで、特にTOPIXの押し上げの要因となりました。 また日経平均の後場の一段高の一つの要因になったと考えられます。 一方で上値を抑えたのがニューエッジで、目先大幅高展開からの逆張りの売りが 出たものと推測されます。 □新興市場動向 =========================================== 新興市場は3指数揃って反発となり、ジャスダック平均は1ヶ月ぶりの高値水準に 達しました。 日経平均大幅高展開から買い安心感が拡がり、新興市場にも先週末売られた銘柄 などを中心に押し目買いが入りました。 ただ主力の一角がしっかりながらも物色の拡がりは乏しく、注目が東証1部に 移っていることから、盛り上がりには欠ける展開となっております。 新興市場に不祥事が連発しており、特に今回の日本風力開発の監理銘柄指定が 新興市場に影を落としております。 □個別銘柄動向 =========================================== 東証1部の87%の銘柄が上昇、セクター別では、保険、電力ガスが小幅下落と なりましたが、他の全業種が上昇するほぼ全面高の展開となりました。 特に景気敏感株として反応したのが商社、海運、鉄鋼、非鉄などで、軒並み高と なっております。 また中国関連として、機械も大きく買われ、自動車、ハイテクもしっかりと なっております。 またメガバンクも揃って上昇、不動産、ノンバンクなども堅調推移となりました。 個別では、メルマガ銘柄だったツガミ （6101）が人気化継続で大幅上昇となり、 他には、ニューフレアテクノロジー （6256）が7%の上昇となりました。 他、インフォコム （4348）、プライムワークス （3627）、大阪機工 （6205）、 ボルテージ （3639）、松田産業 （7456）、さくらインターネット （3778）、 蛇の目ミシン工業 （6445）などが物色されました。 =========================================== ■今晩の米市場の動向 ========================================= 今晩の米市場は続伸展開が期待されます。 中国人民元に関わる表明から、アジア市場が総じて好感した格好となり、欧州市場 も概ね堅調、米Globex先物も上昇となっており、堅調展開が想定されます。 また原油高、金価格の下落、ドル高、ユーロ高などから、リスク志向傾向となって いることも、好材料となりそうです。 ただ中国人民銀のドル買い人民元売りによる観測が確認されており、人民元に 関する市場の評価が注目されております。 先週末の米市場はダウが16ドル高と小幅続伸となりました。 4つのオプションや先物などデリバティブ決済清算日となったことから、商い活況 となりましたが、手掛かり材料難であったことから上値は非常に重くなりました。 中国が外貨準備として金投資を検討しているとの思惑から、金価格が最高値を 更新しており、素材セクターが相場を押し上げました。 シカゴ日経先物は40円高の10,040円、円建ては5円安の9,995円で終了しました。 □注目米主要企業決算・経済指標 =========================================== 主要企業決算発表は予定されておりません。 経済指標の発表も予定されておりません。 □その他海外注目材料 =========================================== 為替要因でも、中国人民元に関わる動向が注目されます。 他の要因としては、欧州各国が好調な国債入札結果を出していることから、ユーロ の買戻し基調が継続しております。 ドル円では、90円どころまで進んだドル売りが一転して買い戻される展開と なっており、この流れがどこまで続くかが注目されます。 本邦実需筋のドル売りオーダーは、92円台に入ってから控えていると見られます。 =========================================== ■明日の展望 =========================================== 明日も堅調展開が想定されますが、短期的にはやや上値の重さが意識され、 大幅上昇後の短期利食いが出やすい展開となりそうです。 ただ現時点では円安基調が進行、金価格が下落していることで、リスク志向が 強まっており、今晩の米市場展開次第では、一段高展開になっていく可能性も 十分にありそうです。 その場合は、200日線の10,302円を捉えることができるかどうかに注目されます。 東京時間の場中では、商いが低調、手掛かり材料難であることから、動きの 乏しい展開が継続することが想定されます。 懸念どころでは、中国人民元について、人民元を上昇させるという表現ではなく、 柔軟性を上げるとしか表明しておらず、JPモルガンは声明内容が曖昧で、具体的 な言及が無いため不透明であると述べております。 ただ概ね市場筋の反応としては、人民元の上昇方向は想定内であり、材料出尽くし による安心感が警戒感を上回るのではないかとされております。 □テクニカル分析からの展望 =========================================== 日経平均は大幅反発となり、5日線までの調整をこなしてからマドをあけての 大幅高展開となりました。 ボリンジャーバンドでは+2σを捉えるポイントまで到達しております。 ただバンドは収束傾向にあるため、+2σを超えてくればさらにトレンドが強まる 可能性があります。 200日線が10,300円、週足の転換線が10,325円、基準線が10,390円で推移しており、 まずは200日線を突破できればトレンド転換となってくる可能性が高そうです。 また遅行スパンの上方転換シグナルも近づいております。 ただ短期的には達成感の出やすいポイントであり、変化日が22日〜24日にある ことから、強気での深追いには注意が必要となりそうです。 □総括・今後の方針 =========================================== 中国発の材料によってムードが一気に好転し、日柄調整展開から大幅高展開と なりました。 アジア市場も全面高となり、欧米市場の反応を見たいところですが、概ね好感 される展開となりそうです。 相変わらず出来高が伴ってないので、指数的にはさらに追撃していくには外部 材料が必要となりそうですが、市場ムードはかなり好転してきました。 200日線の10,302円を早期奪回することができれば、中長期的にも調整一巡感が 強まってきそうです。 個別では、引き続き仕手性銘柄の動向が注目されます。 ツガミを筆頭に、河合楽器、黒崎播磨、蛇の目ミシン、ＯＫＫ、加藤製作所、 エンシュウなどが物色され、仕手性関連株が盛り上がりつつあります。 依然として底値圏でウロウロしている銘柄も多きことから、物色が拡がっていくか が注目されます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □本日のメルマガ銘柄 =========================================== 加藤製作所 （6390） 現在値：192円 仕手性材料株として本日は大幅上昇となりました。 抵抗ラインとなっていた25日線を一気に突破、75日線もわずかながら突破して おります。 これによって買いシグナルが点灯、中期的には225円まで上値が拡がっており、 ツガミ（6101）の流れに追随していくならば、高値更新も期待されます。 ただまだ仕手性銘柄全体が完全に騰勢に入っているわけではありませんので、 全力での突っ込み過ぎは危険と言えます。 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