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タイトル:Daily Drama Express 2010/05/18 ジェネラルルージュの凱旋 (7)  2010/06/21


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/05/18 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル チームバチスタの栄光2 ジェネラル・ルージュの凱旋
局  名 フジテレビ系
放映日時 火曜22時
キャスト 田口公平(伊藤淳史)
 白鳥圭輔(仲村トオル)
 高階権太(林隆三)
 速水晃一(西島秀俊)
 佐藤伸一(木下隆行)
 和泉 遥(加藤あい)
 長谷川崇(戸次重幸)
 滝沢秀樹(松坂桃李)
 永山康友(足立 理)
 浅野和彦(竹内太郎)
 花房美和 (白石美帆)
 栗山弥生(浅見れいな)
 三船大介(利重 剛)
 佐々木英二(堀部圭亮)
    ゲスト
 杉山沙希(田畑智子)
原  作  海堂尊 『ジェネラル・ルージュの凱旋』
脚  本 後藤法子ほか
主題歌  松田聖子『いくつの夜明けを数えたら』(ユニバーサルシグマ)

あらすじ  episode 7 中毒

 15年前、若き救急医が、多くの命を救った。

 『救命救急センター』部長・速水晃一(西島秀俊)は2年後、
MAH(メディカル・アソート病院)ができたら、そこの救急部長に
移ろうとしている。

 白鳥圭輔(仲村トオル)は国会議員の鴨志田一郎(本田博太郎)か
ら、頼まれごとをしていた。

 メディカル・アソートと鴨志田は、何を企んでいるのだ!?

 告発文を読んでいた救命救急医・和泉遥(加藤あい)。救急搬送の
呼び声に、急いで机の中に入れる。


 ホストクラブのホスト・勅使河原聖也[本名・鈴木浩](八神蓮)
が、急性アルコール中毒で運び込まれる。

 付き添っていた下村理沙子(末永遥)は、彼はお酒に強かったし、
まだお店に出たばかりで、ほとんど飲んでいなかった、と説明する。

 急におかしくなったので、ちゃんと検査して。お金は払うから、と
理沙子。

 こんばんは、もちろん泊まってもらって検査する。でも、あたは彼
の恋人? それともただの客? そこをはっきりさせてくれないと、
と遥。

 特別愁訴外来担当医・田口公平(伊藤淳史)が遥を止めるよりも先
に、理沙子が、わたしもそのことが訊きたい。訊いておいてほしい、
と言う。


 救急車でやってくる老人。出血とのことだったが、それは鼻血が少
し。それよりも腰痛を訴えていて、鴨志田の名前を出すぞ、と言う。

 そこに、発熱した子を抱えた母親が、小児科医に診てもらいたくて、
と来る。


 田口が、くだんの患者の話をし、糖尿病で通院していた内科では、
要注意患者になっていると、注意された、と言う。

 田口と白鳥が話しているところに、事務長の三船大介(利重剛)が
やってくる。白鳥は、田口の悩みを聴いていた、と言う。

 三船は、白鳥も同じ目的----速水の排除-----のために、動いてい
ると思っていたけど、と言う。

 三船としては、三次救急はやめるつもりだと言う。一次救急は外来
で帰れる程度。二次救急は、入院を必要とする程度。三次救急は、脳
梗塞など、二次救急では受け入れられない重症患者の受け入れ。

 白鳥は、三次救急として、補助金も出ているだろう、と言う。それ
に対して三船は、治療に使うガーゼやなんかを、全部患者に請求でき
るわけではない。それに速水が次々と行う検査、結局病院持ちになる
のだ、と言う。

 白鳥は、田口から頼まれているだけだから。でも、院長も同じ考え
なの?と訊く。

 院長はそこまでは.....と言葉を濁す三船。


 佐藤は長谷川に、また速水は医療機器代理店メディカル・アソート
の佐々木英二(堀部圭亮)と会っている、とそちらをあごで示す。そ
して速水が金をもらっているらしいことを知っているか?と訊く。

 長谷川は知っているけれども、まだ誰にも話していない。今はまだ
ね、と答える。


 救急車で運び込まれたホストは、頭部CTや尿検査では、特に何も
出ていなかったので、退院することになった。

 ホストは遥に、源氏名の名刺を渡すが、遥は本名で呼ぴ、心の相談
なら、田口へと言う。

 男に相談なんて、とホスト。それから、通りかかった研修医たちを、
ホストにスカウトする。

 心揺れる研修医たち。救急も、研修医の間は勉強できていいが、実
際に続けるとなると、訴訟リスクも抱えるし、いい仕事とは言い切れ
ない、と。


 マンションの高層階にあるホスト・勅使河原の部屋。理沙子が必死
に止めるが、勅使河原はベランダから体を外に乗り出している。


 勅使河原が救急車で東城大病院に搬送される。

 佐藤も長谷川も、勅使河原の処置を行っている。

 そこに、開放骨折の患者の受け入れ要請。佐藤はもう無理だと言う。

 だが、自室からモニターでその様子を見ていた速水は、マイクを通
じて、「受けろ」と言う。

 佐藤に代わってホットラインの受話器を取った長谷川が、要請を断
る。

 速水の部屋に、白鳥もいた。そして、断っちゃったけどいいの?と
からかう。

 速水は、優秀なのだが、押しが弱い。長谷川は優秀でハッキリして
いる。だからあのコンビはうまくいくだろう。

 遥は、最初から救急医志望でやってきたので、経験豊富。『救命救
急センター』看護師長・花房美和 (白石美帆)は、ここのことを誰
よりも知っていて、的確な指示を下す、と速水。

 白鳥は、佐藤の押しが弱くなったのは、ずっと速水の下でやってき
て、押さえられていたからじゃないのか?と嫌みを言う。そして、速
水がいなくなったあとの救命救急センターを考えているのか?と訊く。


 速水のところに佐々木が新病院の構想を持ってやってくる。まだ場
所は確定していないが、療養病棟は森の中に作り、本館との間は、シ
ャトルバスで結ぶ、と言う。


 腰痛のわがままな老人・寺内昭三(でんでん)の相手をしている白
鳥。厚労相の肩書きの名刺を取り出し、国会議員の鴨志田一郎(本田
博太郎)は大先輩で、とっても目をかけてもらっている、と言う。

 そこに美和が来て、部外者は出ていってと言って、白鳥を追い出す。
そして、そこにいながら白鳥を放置していた看護師・栗山弥生(浅見
れいな)にも、追い出さなければだめじゃない、とお小言。


 田口は、佐藤が速水に謝っているところを見てしまう。

 ほかにも訊きたいことがあるんだろう、と挑発する速水。

 佐藤は思いきって、メディカル・アソートと何をしているのか訊く。
だが、速水はあっさりと佐藤には関係ないと言う。

 佐藤は、もう一つ、速水の部屋にあった患者名の入っていない検査
データは何か、と訊く。だが、答えない速水。

 佐藤は、10年前も速水の下で働いてきたのに、そんなにオレは信
用無いのか。速水の使う医療費、オレが三船からどれだけ文句を言わ
れているのか、と気色ばむ。

 速水は歩き出してから振り向くと、冷静な顔で、救急救命医は常に
冷静でなければならない。佐藤は失格だ、と言う。

 長谷川や遥、美和たちも集まってくる。

 長谷川が速水に、佐藤にそこまで言わなくてもいいじゃないかと文
句を言う。

 佐藤が倒れる。発熱している。だが速水は、佐藤にはかまわず、勅
使河原の尿検査の結果を問う。何も出ていない。

 速水は、抗コリン作用が発生するのはどういう時だ?と質問を投げ
かける。植物性自然毒でしょうか?と研修医たち。ジャガイモの芽、
トリカブト、マジックマッシュルーム.....


 遥は、勅使河原に、利尿剤と活性炭素を点滴する。

 何を食べていたのかとの質問に、2回ともその前に理沙子の料理を
食べている。まさか理沙子が一服盛ったのか?と苦しがる勅使河原。

 そこに田口が理沙子を連れてくる。理沙子を見た勅使河原は、今ま
で払った金のことを考えてオレを殺そうとしたのだ。理沙子はただの
客だから、と騒ぐ。

 田口は理沙子をその場から連れ出し、勅使河原を何とかなだめる。
理沙子は、やっぱり自分は、ホストの恋人と思われていないんだと落
ち込む。


 田口は、何の騒動だと、腹を立てている寺内に謝る。

 そんな救急救命センターの様子を見ている白鳥。


 起き上がる佐藤。入ってきた速水に、「医者の不養生で済みません。
さっきはつい.....」と謝る。今日は朝から体がだるくて.....と。

 速水は、つい出ちゃった医者の本音だろ。なら、謝るなと言う。

 出てきた速水に、佐藤の様子を訊く美和。一日寝れば大丈夫だ、と
速水。そして、10年やってきたが、佐藤が倒れたのも、反論したの
も、初めてだという。

 美和は、そろそろ限界なのでは、と言う。速水は答えない。


 遥は、勅使河原が住んでいる部屋を見に行く。理沙子は遥に、勅使
河原が昨晩食べたのは、肉じゃがときんぴら。いずれも理沙子が作っ
た、と言う。

 部屋の中を見回していた遥は、台所の隅に置かれた段ボール箱に入
っている野菜に注目する。


 田口は、1人残ってパソコンに向かっている永山康友(足立理)に、
レジュメか?と声をかける。忙しくて、なかなかまとめられなくて、
と永山。田口は、手伝えることがあったら、なんでも手伝うよ、と言
う。

 永山は、ほかの2人と違って、このまま救急医として残りたいのだ、
と打ち明ける。

 そこに、段ボール箱を抱えた遥が入ってくる。勅使河原の母親が送
ってきた野菜。問題のものが付着していないか、これから調べてもら
う、と言う。


 田口は、不定愁訴外来に長谷川を招き入れ、話の先を促す。

 長谷川は、田口は例のバチスタ事件の時のリスクマネジメントいい
んでしたよね? 上司の不正を知ってしまったときは、やはり告発す
べきですよね?と訊く。

 田口が促すと、長谷川は、速水がメディカル・アソートから金をも
らっているところを見てしまった看護師がいる。それだけではなく、
長谷川自身も、半年前に、速水が300万もらうとはの会話を聞いて
いた。声だけで顔は見ていない。顔を見に行く勇気はなかったが、毎
日聞いている声なので、と言う。

 どうして今まで黙っていたのか問われ、もう5年近く速水の下でや
ってきた。すごい先生なので、と言う。

 そのとき、白鳥が、奥のコーナーからのびをしながら出てくる。眠
っていて、すごい夢、見ちゃった、と言う。

 どうやら、聞かれていなかったようですよと言う田口に、「何で半
年も黙っているかねぇ」と白鳥。

 聞かれていたじゃないか、と長谷川。だが長谷川は、リスクマネジ
メント委員会で糾弾されるなら、証言しましょう、と言う。

 長谷川が出て行った後、田口は白鳥に、やっぱり病院長に言った方
がいいですよね?と訊く。白鳥は、田口が言わないなら、厚労省が調
査に入る、と言う。

 白鳥は、速水だけはまともな医者だと思っていたが、そんな医者ま
で曲げてしまう現場なのかねぇ、救急救命とは、とぼやく。


 佐藤が復帰する。十分寝たから大丈夫、と言う。


 田口が速水の部屋に入り、速水に半年前、速水がメディカル・アソ
ートから300万円もらうところを見てしまった人がいると言う。

 速水は、白鳥が無理でも、田口がやってくれと言う。


 検討会で遥が、勅使河原の中毒の原因がわかった、と言う。遥が手
に持っているものに。

 「ごぼう?」と声が上がる。

 遥は、似ているけれどもこれは違って、朝鮮朝顔の根。別名、マン
ダラゲ。日本中、どこにでも生えている。摂取すると、瞳孔散大、け
いれん、幻覚などの抗コリン作用が起こる。大量摂取すると死ぬこと
もある。

 勅使河原の母親に確かめてみたところ、畑の隣に、朝鮮朝顔が植わ
っている。それを抜いてしまったのだと言っていたと言う。

 遥は、本当にマンダラゲによる中毒かどうか、自分が調べると言う。


 遥は、勅使河原に、マンダラゲの中毒だった。理沙子はゴボウが嫌
いだったので、食べていなくて中毒しなかった。実家の人たちも、中
毒にならなくてよかった、と言う。


 退院する勅使河原。

 理沙子は勅使河原に、お客にあんなことを言ってはだめだよと言う。

 勅使河原は、ホストとしては終わりだけど、鈴木浩として、これか
らつきあってほしい、と言う。2人は見送りに来た遥と田口に礼をす
ると、腕を組んで去っていく。

 遥は田口に、理沙子は、勅使河原が入院してよかったと思った。こ
れでしばらく独占できると思ってと言っていたと、言う。


 救急救命の医局で遥は、
 『救命救急センター速水部長は、
 医療機器代理店メディカル・アソートと癒着している。
 心臓カテーテルの使用頻度を調べろ。
 花房師長も共犯だ。』
という文書を読んでいた。そして読み終わると、ちぎってゴミ箱に捨
てた。

 そこに白鳥が入ってくる。そして寺田に、書類にはんこを押しても
らっていたのが、先日白鳥を鴨志田のところに案内した、鴨志田の秘
書だと思いだし、寺田に訊いてみる。寺田はそうだと答える。

 続いて三船が入ってくると、みんなを集める。田口に、速水も呼び
に行かせる。

 集まったところで三船は、事務長宛に、こんなものが届いたと読み
上げる。
 『救命救急センター速水部長は、
 医療機器代理店メディカル・アソートと癒着している。
 心臓カテーテルの使用頻度を調べろ。』

 みんな誰が何のためにこんなことを.....と言う。田口は、また白
鳥が!?と顔を見る。白鳥は、そんな何度も同じ手は使わない、と言
う。

 三船は、誰がやったかもありますが、それよりもその内容が事実か
どうかが重要だ、と言う。事務長として、ま倫理委員会として、明ら
かにしたい、と。

 田口は、それなら倫理委員会を開いてください。そこに、リスクマ
ネジメント委員の自分も出ます、と言う。

 白鳥は、「グッチーいいこと言うね」と言う。そして一同に、すべ
ては公開の場で明らかにしましょう、と言う。速水にも、念を押す。



寸  評  やっと原作にある、怪文書を巡っての委員会開催に、軌道修正さ
れましたね。

 今までのままだと、毎回、病気の原因究明に終わってしまいますか
ら。

 ただ、原作になかった、国会議員の鴨志田とその一派、ならびにメ
ディカル・アソートが病院を作ろうとしているうごめきがあります。

 ここまで風呂敷を広げましたが、きちんとまとめられるのでしょう
か。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 突然暑くて、湿っぽくなってしまって。
 なんとなく体調が優れない気がします。
 皆様も、お気をつけください。

 先日、梅雨の晴れ間に、菖蒲を見に行ってきました。数十種類があり、優雅
な名前が付いています。微妙な色合い、姿形の違いに、日本の美を見る思いし
た。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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