こんなに錯綜して複雑な路線図なので、初めて日本に来た外国人ばかりでなく、日本人でも理解するのが難しいだろう。だが、あまり心配する必要はない。区別するコツをマスターすれば、複雑なものも簡単にすることができるのだ。ここで、東京の達人による、地下鉄を自在に利用する秘密のワザをお教えしよう!
●テクニックその一:「地下鉄はカラフル」色で識別する方法
東京メトロは、乗客が識別したり記憶したりするのに便利なように、それぞれの路線に色を割り当てている。路上にある駅の表示にも、自動券売機の上の路線図にも、車両にも決まった色が使用されているのだ。そこで、出かける前に行く先の駅名を確認して、路線図にあるその路線の色を覚え、色に従って歩いていけば、駅で他の路線に乗り換える場合でも間違えることはない。以下の最もよく使う路線の色を覚えておいてほしい。【銀座線】オレンジ【丸ノ内線】赤、【日比谷線】グレー、【千代田線】緑、
●テクニックその二:「漢字がいっぱい」文字で道を知る方法
色によって複雑な路線を簡単に識別することができるが、路線よりもっと複雑なものがある。それは、駅構内の巨大な商業施設である。広い駅の中に様々なショップが設置されているのが、東京メトロの特色のひとつだ。飲食店、書店、ファッションブティックなど、時間に余裕がある観光客にとって、これらを見てまわらないのはもったいない。しかし錯綜した地下街を楽しく歩き回った後、帰り道がわからなくなる観光客は非常に多い。幸い、地下鉄内の案内板の多くは漢字で書かれている。例えば都庁の方向を示す案内板には、中国人観光客なら一目でわかる「都庁方向」という漢字がある。そこで、歩きまわりながら、途中の漢字の表示を覚えていけば、日本語がわからなくても、来たときの道を簡単に覚えることができるのだ。
●テクニックその三:「文化交流してみよう」質問して解決する方法
本当に道に迷ってしまっても、慌てることはない。東京メトロの駅構内には、制服を着た職員がたくさんいる。行きたい場所を漢字で書いて、堂々と道をたずねてみよう!
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