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************************************************************************ Stock Mission 本日の相場総括・明日の展望 http://www.stock-mission.com/ 2010年6月8日 発行 ************************************************************************ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■1歩先の株式・銘柄情報 Stock Mission■ 一部投資家向けに行っている、株式におけるファンド動向・仕手株などの 注目銘柄情報をご提供！魅力のある有益な情報が日々入ります。 個人投資家の弱点である情報収集を強化してみませんか？ http://www.stock-mission.com/ 【ご案内・ご提供情報・ご利用料金】 http://www.stock-mission.com/join.html 【過去の実績】 http://www.stock-mission.com/result.html □本日の結果 =========================================== 06/09 06/08特別会員銘柄TM +4.14% 合計+4.14% 06/09 06/08一般会員銘柄AM +10.06% 合計+10.06% 暴騰！ 06/09 06/07一般会員銘柄JK +3.61% 合計+13.56% ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■本日の市場動向 =========================================== 本日の日経平均は98円安の9,439円と反落となりました。 昨晩の米市場はNYダウが上昇となりましたが、寄り付きからCME日経平均先物を 大きく下回って売り展開スタートとなりました。 前場後半は下げ渋る動きも見られましたが、後場に入るとさらに先物に大口の 売りが入ったことで下げ幅を拡大、5月27日のザラ場安値を更新しました。 □相場総括 =========================================== 短期基調は下向き継続、中期基調も上向きから下向きに転換しました。 CME円建てが20円安、SGX先物も10円安スタートとなり、寄り前の4月機械受注が 予想を超えたことで、寄り付き直前のSGX先物は5円安で推移しておりましたが、 東京市場がスタートすると9,500円割り込んでの大きな下落スタートとなりました。 この展開を受けて買い手控えが一層強まり下げ幅をズルズルと拡大する展開と なりました。 後場入りには、信用買いの処分売り、追証発生による強制決済が出たことで 一段安展開となり、その後も先物の売り仕掛けによって9,400円を割り込み、 年初来安値を更新しました。 先物の手口は、野村が13,061枚、BNPパリバが5,849枚、水戸が1,849枚、 バークレイズが1,256枚、ニューエッジが1,184枚の売り越し、MUMSが5,138枚、 クレディスイスが3,964枚、MSMが3,264枚、大和が2,622枚、みずほが2,300枚、 ドイツが2,124枚、フォルティスが1,803枚、シティが1,132枚の買い越しと なりました。 TOPIXでは、大和が3,547枚、ゴールドマンが1,034枚の売り越し、クレディスイス が2,275枚、BNPパリバが1,588枚の買い越しとなっております。 SQ前の水曜日ということで、野村が大きな売りが相場を押し下げる要因となり ました。 またニューエッジは連日の売り越しでショートポジションが大きく積まれている 他、大和、みずほなどの裁定解消の動きが現物の主力どころの下げを大きくする 要因となりました。 一方でクレディスイスは大きく買い戻しの手口を入れてきたことで買い支えと なっており、9,400円ラインで支える要因となった模様です。 週末のSQに向けて、オプションでは9,000円プットが大商いとなっており、 9,000円の下値意識の強い状況が継続しております。 □新興市場動向 =========================================== 新興市場は3指数揃って下落となりました。 朝方はネット関連銘柄、テーマ性銘柄への物色から、マザーズ指数、ヘラクレス 指数が堅調推移となる場面もありましたが、後場にかけて日経平均が下げ幅拡大 となると、値を崩し幅広い銘柄に処分売りが広がりました。 ネット関連銘柄などは、東証1部主力銘柄の動きに比べると底堅い展開となって おりますが、個人投資家を中心に需給環境が悪化、回転が効き辛くなっている こともあり、資金の逃げ足が非常に早く、デイトレ中心の展開となっております。 □個別銘柄動向 =========================================== 朝方から日経平均が意外安の展開となったこと受けて、幅広い銘柄が売られる 展開となりました。 特に非鉄、鉄鋼、資源、海運、商社などの景気敏感株の下げ幅大きくなっている 他、精密機器、自動車、ハイテクなども軒並み安となりました。 ただ、原油価格の上昇により、石油のみは堅調推移となりました。 また内需ディフェンシブである、食料品、情報通信、電力ガスなども堅調と なっております。 個別銘柄でも、全体的に軟調推移となっており、デイトレード並の超短期で ないと買いが持続しておりません。 その中でＪＵＫＩ （6440）が朝方は続伸となって、高値合計で+13.56%と なった他、アクセルマーク （3624）は前場安くなったところから反発となって、 場中に+10.06%で回転することができました。 =========================================== ■今晩の米市場の動向 ========================================= 今晩の米市場は揉み合いか軟調の展開が想定されます。 特段の材料はありませんが、欧州ソブリンリスクへの警戒からリスク回避志向が 高い状況となっており、方向感が無いながらも下方意識が強くなっております。 欧州市場は買い先行となっておりましたが上げ幅縮小、または小幅下落に転じ、 米Globex先物も、前日終値を挟んで揉み合いとなっております。 また節目の10,000ドルで頭を抑えられそうです。 昨晩の米市場は、ダウが123ドル高、ナスダックが3ポイント安とまちまちの展開と なりました。 バーナンキFRB議長が米国経済について楽観的な見方を示したことで、 直近の下げの反動も手伝って買いが先行の展開となりました。 またマクドナルドの5月既存店売上高が予想を上回ったことも好材料視されました。 中盤はブルガリアの財政懸念や一部欧州銀行破綻などの噂が流れたことが 相場の重しとなり、下落に転じる場面もありましたが、クオンツファンドなどの 資金流入観測から終盤は上げ幅拡大展開となりました。 ただ金価格が過去最高値を更新するなどリスク回避姿勢が継続、保険、 素材関連が上昇しながらも、半導体、機械、ヘルスケア機器及びサービスが 総じて軟調となり、ナスダックがマイナスのまま終了するなど、 非常にまちまちの展開となりました。 シカゴ日経先物は20円安の9,510円、円建ても同値で終了しました。 □注目米主要企業決算・経済指標 =========================================== 主要企業決算発表は、ブラウン・フォーマン、ポール・コーポレーションが 予定されております。 経済指標は、MBA住宅ローン申請指数、地区連銀経済報告書（ベージュブック） 公表が予定されております。 地区連銀経済報告書では、米国内地域の雇用、生産、販売、出荷、在庫、貿易、 物価の概況報告の見解について、それぞれ注目されております。 □その他海外注目材料 =========================================== 要人関連では、バーナンキ米FRB議長が下院予算委員会で、経済金融状況、財政 について証言を行う予定となっております。 昨日の講演で楽観的な経済見通しを発言したことが、米市場の上昇のきっかけと なりましたが、ややタカ派的な政策姿勢発言となっており、本日もこれが繰り返 されるのか注目されます。 今晩は米10年債の入札が予定されております。 昨日の3年債の最高落札利回りが市場予想と一致し、応札倍率も前回とほぼ同水準 ということで、底堅い需要が見られました。 =========================================== ■明日の展望 =========================================== 明日も軟調な展開が想定されます。 SQに向けて下方意識が非常に強まっていることから、買い手不在で先物による 売り仕掛け展開が警戒されます。 ショートカバーなどにより下値が支えられる可能性もありますが、直近安値を 更新して下値意識が強い状況では、欧米市場が大きく反発しない限り売り優勢の 展開となりそうです。 □テクニカル分析からの展望 =========================================== 日経平均は続落となり年初来安値を更新、引き続きボリンジャーバンドの-2σ 水準が意識されます。 -2σは9,200円近辺で横ばい推移となっており、9,100円〜9,200円にメドが集中 することから、もう一段の下落展開があってもおかしく無い状況です。 新値足は11本の陰線を続け、陽転ポイントは9,785円まで一気に下落しました。 □総括・今後の方針 =========================================== 日経平均は年初来安値を更新したことで、9,000円〜9,200円の下値を見にいく 可能性が非常に高まりました。 本日の日経平均の動きからも下方バイアスがかかっていることが明確となって おりますので、SQ算出の金曜日朝方までに下方突っ込みとなってくる可能性が ありそうです。 先物オプションで9,000円のプットが大商いとなっていることからも、SQ通過 までは下値意識が非常に強い状況となりそうです。 逆に、SQは変化日になりやすいとも言われますので、SQまでに下方突っ込みと なれば、底値形成も意識され、反発展開に移行する可能性もあります。 基本的にキャッシュポジションを高めたまま様子見となります。 現在大量に入っている押し目買いも信用需給を悪化させているだけですので、 この投げが出たところがチャンスとなってくることが想定されます。 それまでは、新興市場銘柄や低位株などを短期回転としていくことになりますが、 これも非常に逃げ足が早く、手掛けるのが難しくなっておりますので、 何もしないで静観するのが最善かもしれません。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □本日のメルマガ銘柄 =========================================== 本日はありません。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ -ご注意- Yahooなどフリーのアドレスでメルマガにご登録している場合、 メルマガが届くまでに非常に時間がかかることがあるようです。 メルマガを早く受け取りたい方は、メールアドレスの変更か、 メルマガスタンドの変更をお勧めします。 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