2010年5月21日第17号(通巻第216号)・FOR LADY ・




【photo by Kazuhiro Matsumoto】

5/21(金) 「Magiques ceramiques!」展(〜5/30)ギャラリー・ドゥー・ディマンシュ

5/22(土) Bloom Quartet & Ensemble「Baroque」
東京文化会館小ホール

5/23(日) 荒木経惟 「古希ノ写真」(〜6/5)
タカイシイギャラリー

5/24(月) 楠公祭と神賑行事(〜5/26)
神戸市中央区湊川神社

5/25(火) 会田誠 「絵バカ」(〜6/5) ミヅマアートギャラリー(市ヶ谷)

5/26(水) 平城遷都1300年祭(平城宮跡会場)(〜11/7)
奈良県奈良市平城宮跡

5/27(木) 蒼井優 「うそっ。」(〜6/14) パルコファクトリー

5/14(金)W杯戦士23人を発表!川口、矢野がサプライズに選出

5/15(土)秋葉原で春のXbox 360祭り開催――AKB48のメンバーも登場!

5/16(日)石山寺で青鬼まつり

5/17(月)蜃気楼:富山湾で、肉眼でも鮮明、離れた風景水平線上に

5/12(水)子どもたちの思い、宇宙へ 「イカロス」打ち上げ

5/19(水)ローソン店舗がメディアになる、電子看板を使った広告事業「東京メディア」

5/20(木)楽天、「Buy.com」を買収 - 米国EC市場に参入

【読者の皆さんへ】

日本の外務省は、7月1日から中国国民の日本への個人旅行ビザの申請範囲を全面的に拡大することを先日発表しました。日本旅行を計画しているもっと多くのみなさんに、最も新鮮で最も豊富な、役に立つ情報をお伝えするために、慎重な検討を重ねた結果、元々は不定期に発行されていた「特別増刊号」を、今月から毎月少なくとも二回ずつ発行することを決定しました。毎週発行するメールマガジンに加えて、こうした特集を追加するのは二倍近くの作業になりますが、昔書いた文章を借りて、ここに今の心境を述べたいと思います。

果てしない日本観光情報の海の中で……我々が苦心して道を切り開き、このようなマルチリンガルのメールマガジンを作り出したのは一体何のためなのか?

――このように聞く人がいるかもしれない。

いつの日か、この美しい島国が見知らぬ国ではなくなり、あなたがショルダーバッグを肩に日本の紅葉の下や、温泉を自由自在に歩き回り、ジェットコースターに乗って嬉しそうに笑い、古い寺院のすばらしさに帰ることも忘れ、初めて食べる奥深い美味を味わい、買いたいものを選ぶのに途方に暮れることもなかったら・・・

いつの日か、この小さなメールマガジンが多くの人に注目され、その美しいデザインや豊富な内容を誰もが覚えてくれ、それを記憶から消し去ることができなくなったなら・・・

いつの日か、「東京の流行」が一つの文化になり、一つの風景になり・・・無数の情報と無数のビジネスチャンスによって、この心の虹を通じて、日本と世界のすみずみとをつないだならば・・・

その時、きっと気づくだろう。

答えはあなたの心、私の心、そして我々みんなの心にあるということを。

ALAYA

アットプライスshop CUBE

日本の女性誌「Ray」、「JJ」、「VERY」、「InRed」、「Sweet」などへの掲載商品多数!
デザイン・質・価格にこだわったセレクトショップ「アットプライスshop CUBE」 。

netstar

日本楽天市場レディースファッション・靴ジャンル年間1位獲得の大人気ショップ!
長めトップス+ミニスカ+レギンス 日本的ガーリーな重ね着コーデはここが見本。

京都発インナーショップ白鳩
ワコール(Wacoal)、ヒミコ(himico)、サルート(Salute)、トリンプ(Triumph)、スタディオファイブ(STUDIO FIVE)、グンゼ等人気ブランド新作から激安・セクシー・可愛い下着まで豊富に取り揃えている下着専門店。

「女優ミラー」ほか東京のヒット商品 上海上陸

株式会社トレインは2010年5月20日(木)から6月2日(水)まで、上海伊勢丹の一階で「T’s SHOP TOKYO」のプロモーション活動を展開する。「T’s SHOP TOKYO」はトレインの様々なブランドの商品を販売する雑貨ショップであり、トレインが海外で展開する第一号店である。

今回は、2008年の発売以来35万個販売したという驚異的な記録を持つ「女優ミラー」や、現在大人気の「ジュエルクリップ」、「マカロンストラップ」など11種のブランドを一挙に宣伝販売する予定だ。中国の消費者にはまだ知名度が低いかもしれないトレインだが、パリの高級ショップ「コレット」やニューヨークの「ポールスミス」、ロサンゼルスの「フレッドシーガル」などの国際的に知名度の高いショップでは、すでに注目を集めている。今回は、国際舞台において日々成長を続ける上海をターゲットとしているが、今後は海外だけでなく、日本国内でもショップを展開していく予定である。上海に住む読者のみなさんが、今回そのすばらしさに接することができる主な商品をご紹介しよう。

●「女優ミラー」
女性スターの楽屋にある、両側にライトのついた鏡台から発想を得たもので、LEDライトのついた手のひらに乗るサイズのミラーになっている。従来のミラーにファッションセンスを加え、実用的機能も兼ね備えている。2008年から現在までに100種以上のデザインが発売されている。

●「ステイフィット」
イタリア製のストッキングで、太もも部分がずれ落ちにくい、特殊な設計になっている。これまでに1000媒体以上のメディアで紹介され、ストッキングをはく習慣を持つ日本女性に革命的な影響を与えている。

●「マカロンストラップ」
小さなアクセサリーやビタミン剤などを入れることができる、マカロン型のストラップである。可愛いらしく実用的でもあり、今流行のスパンコールがついている。発売開始と同時に女性たちの心をとりこにし、長期にわたって供給が需要に追いつかない状況だ。

●「ジュエルクリップ」
装飾をしたいどんな場所にも自由につけることができるジュエリーのクリップで、独特のデザインを備え、ファッショナブルで非常に斬新なアクセサリーだ。雑誌「Can Cam」で様々な使い方が紹介されて以来、売り上げを大きく伸ばしている。(ff執筆)

(C) 2010 train co., Ltd.

トレイングループ http://www.train.co.jp/  トレインショップ http://www.train-shop.net/

大阪万博のシンボル、太陽の塔の秘密

5月1日についに開幕となった上海万博は、連日たくさんの来場者で大盛況のようだ。今から40年前、日本の大阪でも万博が開催された。そこでシンボルとなったのは日本の高度経済成長のシンボルともなった「太陽の塔」だった。現在でも中国自動車道を通ると、大阪府下を見下ろしている太陽の塔を見ることができる。

かの有名な芸術家、岡本太郎の代表作のひとつである太陽の塔は3つの顔を持つ。未来を表す上部の黄金の顔、現在を表す正面胴体部の顔、そして、過去を表す背面に描かれた黒い顔・・・。塔の高さは65メートル、底の直径は20メートル、顔の直径は12メートルもあり、実際に塔の足元まで近づいてみると、想像以上の大きさに圧倒される。

塔の内部は、空洞となっており、生命を支えるエネルギーの象徴、未来に向かって伸びてゆく生命の力強さを表現した「生命の樹」と呼ばれる高さ45メートルの巨大なモニュメントが隠されている。万博開催当時はこの内部を、音楽やナレーションを聞きながら鑑賞することが出来た。

その後、2003年までこの塔の内部は非公開となっていた。2003年から2007年まで不定期に公開されたこともあったが、著作権の関係上、内部の撮影は禁止されていた。また、黄金の顔の目に取り付けられていたサーチライトのように光を放つキセノン投光器は、万博終了後に故障があり、点灯出来なくなっていた。

今年は万博開催40周年ということもあり、非公開となっていた内部の再展示が予定されている。既に3月27日から黄金の顔の目が、日没から23時まで点灯されている。今回、その目はLEDで発光される。近代技術の輝かしい進歩により、40年前に誕生した芸術作品がさらなる進化を遂げている。(亜遊民執筆)

太陽の塔 http://www1.u-netsurf.ne.jp/~kitada/doc/taiyo/

Bloom Quartet(ブルーム・クァルテット)

花のように美しく華やかな20代の女子音大生たちから成るクラシックアンサンブルの演奏を聞きにいくというのは、とても新鮮なことである。Bloomは、「花」「花盛り」「輝き」という意味を持つ言葉だ。音楽プロデューサー、南出卓さんの企画により、2007年に東京芸大、東京音大、桐朋学園に在籍する女子大生たちが結成した弦楽四重奏団がBloom Quartetの前身である。2009年には、四重奏団のメンバーを中心として結成された総勢20名による弦楽アンサンブルBloom Quartet & Ensembleが活動を開始した。年末に東京文化会館での自主公演を成功させ、今年の5月には名古屋?東京ツアー公演を行うことが決定している。

世界的な経済危機は、クラシック音楽業界にも大きなダメージを与えている。クラシックのマネジメント会社の倒産、プロオーケストラの財政問題など、最近の暗い状況の中、大学生の自主コンサートの企画?運営などができる環境を作りたいというのがこの企画の目的である。また、音大の学生の大半は女性なのに、プロのオーケストラのトップは男性が多く、女性は少ないため、理想的な状況とは言えない。保守的で値段の高いクラシックコンサートにあって、低価格で気楽に楽しめるエンターテイメント形式を提供するために、Bloom Quartetの演奏曲目の多くは、ふだんクラシックにあまり興味を持たない人々向けに選ばれている。普通のクラシックコンサートだけでなく、様々な記念イベント、パーティ、結婚式などでの演奏も行い、人々がクラシックに親しめるように努めている。演奏者と聞き手が共感する場をつくるということが、Bloom Quartetの第一の活動目標なのである。(DJ亀執筆)

【Bloom Quartet & Ensemble 「Baroque」東京文化会館公演】
日程:2010年5月22日(土) 開場:18:30 開演:19:00〜20:40(予定)
会場:東京文化会館小ホール(JR上野駅公園口徒歩1分)
チケット:2000円(全席自由)
予約:東京文化会館チケットサービス 03−5685−0650

【演奏曲目】
バッハ ブランデンブルク協奏曲第3番
バッハ 管弦楽組曲第2番(抜粋)
バッハ 二つのバイオリンのための協奏曲ニ短調
グリーグ 組曲「ホルベアの時代より」

(C)2010 Bloom Quartet & Ensemble,

Bloom Quartet & Ensemble公式サイト http://www.bloomquartet.com

女子高生から見たモンチッチ

1974年に誕生し、その可愛らしい表情とふさふさした毛並みであっという間に人気者になったモンチッチだが、最近若い女性を対象とした新しい製品が発売された。これは女子高生の未来を応援する「オトナ*ラボプロジェクト」を展開する、株式会社毎日コミュニケーションズと、モンチッチの製作販売会社である株式会社セキグチのコラボレーションによるものである。

これまで株式会社セキグチは、人気キャラクターやアーティストとコラボして様々なモンチッチを作り出してきたが、女子高生とのコラボは今回が初めてである。草案の作成、素材の選定から命名まで、まったくゼロから開発するというのも、初めての試みだ。30代以上の人々にはよく知られているモンチッチだが、若者にも受け入れられるのだろうか?流行に敏感な女子高生たちは、懐かしいというイメージさえ持つモンチッチをどのようにデザインしたのだろうか?

「オトナ*ラボプロジェクト」では女子高生たちに職業体験の機会を与えてくれる企業を募集しており、株式会社セキグチの興味深い提案に両社が合意したことで、今回の商品企画が実現することになった。「オトナ*ラボプロジェクト」ではデザインに参加する20名の女子高生を募り、第一工程のデザイン案が完成した後、デザイナーが女子高生たちと一緒にネーミング、タグのデザイン、サンプルの製作などを行った。

5月9日11時から、キデイランド原宿店では「オトナ*ラボモンチッチ」の発売記念イベントが行われた。ゲスト司会者は、「カワイイ大使」で、原宿系ファッションリーダーの木村優が担当した。製作に参加した女子高生(JOLメンバー)も、新しいモンチッチの誕生を祝うために駆けつけた。イベントの主な内容は、木村優とJOLメンバーのトーク、質疑応答、記念撮影などであった。

最初に発売された女子高生版モンチッチは全部で4種類である。
Lovin’ Heart Monchhichi 恋愛運がアップするモンチッチ
Lovin’ Sweet Monchhichi 女子力がアップするモンチッチ
Pop’n Star Monchhichi 人気運がアップするモンチッチ
Rockin’ Magic Monchhichi 自信が持てるモンチッチ

みなさんのお気に入りのモンチッチはどれですか?(MoonLight執筆)

  (C) Sekiguchi 写真提供:キデイランド広報部

キデイランド「オトナ*ラボモンチッチ」 http://www.kiddyland.co.jp/event/otona_lab/

林志玲を語る

フジテレビのゴールデンタイムに放映されているドラマ「月の恋人」での木村拓哉との激しいキスシーン、人気雑誌「MEN’S NON−NO」の表紙を飾った親密な雰囲気のツーショット・・・。今、日本列島を沸かせている外国人と言えば、まず林志玲(リン・チーリン)が挙げられるだろう。木村拓哉ファンは不満かもしれないが、ネット上の掲示板やブログ、特にツイッターでは、彼女の美しさを称える声が高く、彼女のために台湾に行こうという日本人も少なくないという。

美しくて清純な顔立ちと、すらりとした体型。「台湾第一名模(台湾のナンバーワンモデル)」と呼ばれる林志玲は、7年前に「第一美女(ナンバーワン美女)」として人気が沸騰した。それ以来、数多くのブランドの広告への登場、様々な授賞式での司会、テレビコマーシャルや写真広告への起用、大作映画「レッド・クリフ」への出演、さらには上海万博で台湾館の親善大使に任命されるなど、瞬く間に人気者になり、芸能界の神話となった。学者たちが「林志玲現象」と呼んでいるほどである。

私は、林志玲の成功の理由には、天性の美しさの他に、後天的に形成された「三つの意識」があると思う。まず、第一は「国際意識」である。台北生まれで、中学卒業後はカナダに渡って高校教育を受け、トロント大学に入学し、美術史と経済学の学位を取得した。母語だけでなく英語もかなり流暢で、日本語と広東語も話すことができる。このことによって、彼女は世界を見渡す視野と世界人としての感覚を身につけたのである。

第二に、「プロ意識」である。彼女は自分のイメージやブランドを打ち立てる重要性を常に感じている。今や人気絶頂の林志玲は、モデルの世界から司会の世界に足を踏み入れ、司会者として名声を高めた後、さらに映画界へと進んだ。そしてどの仕事をする時も、常人を超えたプロ意識を持って真剣に取り組んだ。このことによって彼女の芸能界での足場は次第に安定し、多くのモデルたちのようにあっという間に消え去るということにはならなかったのである。

そして最後に、「強固な意識」である。柔らかい外見の裏に、不屈の精神があるのだ。おそらく、彼女ほど多事多難なスターは少ないだろう。林志玲は大連で広告撮影をしていて落馬し、肋骨を6本も折るというアクシデントに見舞われたが、傷跡を残さないように手術はせず、4ヵ月後には美しい笑顔でみんなの前に現れた。その後、中国のネットユーザーによる「林志玲とその広告製品をボイコットする40万人の署名」活動が起きた際にも、誠実に対応し、落ち着いて解決した。

2004年から2006年までの3年間、林志玲は「VISIT JAPAN CAMPAIGN」の台湾親善大使に任命され、テレビ番組「YOKOSO JAPAN」の司会を務め、写真満載の「林志玲日本再発見」という本を出版した。筆者も以前は、林志玲のサイン入りのこの本を所持していた(その後中国にいる熱心な読者に贈呈した)。今、その本はどこかの書棚にあって、声なき声で古い格言を裏付けているかもしれない。「本物の美というものは、常に永遠のものなのだ」(姚遠執筆)

Beauty Lin林志玲 http://www.taiwan-link.com/fan/linchiling/

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