メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 10/05/11  2010/05/11


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Stock Mission
本日の相場総括・明日の展望

http://www.stock-mission.com/            2010年5月11日 発行
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□本日の結果
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05/11 05/10特別会員銘柄ES +6.08% 合計+6.08%
05/11 05/10一般会員銘柄MB +5.88% 合計+5.88%
05/11 05/06特別会員銘柄MB +3.49% 合計+15.58%
05/11 05/06特別会員銘柄MS +5.66% 合計+12.00%
05/11 04/15一般会員銘柄SS +4.03% 合計+5.67%

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は119円安の10,411円と反落となりました。
昨晩の米市場が大幅上昇、CME円建ても高く返ってきたことで、朝方は買いが先行
となりました。
ただ昨日に既に買戻しが一巡していたこともあり、朝方の買いが一巡すると
すぐに上値が重くなり、伸び悩む展開となりました。
中国経済指標が強い内容となり、上海市場も反発基調となりましたが、逆に中国
での金融引き締め懸念が台頭、為替で円高が進行したこともあり、前引けにかけて
上げ幅を縮小しました。
後場に入ると利食い売りに押されて下落に転じると、ズルズル下落する展開に
移行し、大引けにかけて下げ幅を拡大して安値引けとなりました。


□相場総括
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昨日の上昇から、テクニカルリバウンドの意識が強かったこともあり、
買いが一巡するとすぐに伸び悩みとなりました。
またみずほFGが8000億円程度の増資を検討していると報じられたことで
金融関連株が軒並み下落となり上値を抑える要因となりました。
他にも先週の大幅下落によって個人投資家の投資家心理が悪化したままであった
こともあり、売られ始めると連鎖反応的に売られる展開となり、大引けにかけて
下げ幅を拡大する展開となりました。

先物は、UBSが3,743枚、クレディスイスが3,141枚、三菱UFJモルガンスタンレーが
2,842枚、モルガンスタンレー三菱UFJが1,137枚の売り越し、メリルリンチが
2,477枚、カブコムが1,688枚、ドイツが1,499枚、BNPパリバが1,370枚の買い越し
となっております。
TOPIXでは、BNPパリバが1,272枚、ドイツが1,007枚の売り越し、大和が2,652枚の
買い越しとなっております。

手口としては、クレディスイスの売りが後場にかけてと見られ、下げ幅拡大の
要因になったとされております。
また買い越しの手口は、メリルリンチが買戻しとなったことで朝方は支えと
なったものの、他はリバランス、裁定解消の動きとなっており、相場の上値を
抑える要因となりました。
一方的な売り手口は見られませんが、クレディスイスが売りに転じてきており、
週末のSQに向けて注意が必要となっていきそうです。


□新興市場動向
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新興市場は3指数揃って反落となりました。
朝方は3指数揃って堅調、マザーズ指数、ヘラクレス指数は1%を超える上昇と
なっておりましたが、日経平均が上げ幅を縮小し始めたことで利食い売りが
顕著となり、新興市場から資金が流出しました。
個人投資家の投資心理が悪化していることも手伝って、後場にかけては総崩れ、
ネット関連銘柄が投げ売られたことでマザーズ指数は大幅下落となりました。
先週末の大幅下落で個人投資家の需給が悪化して、資金の逃げ足が速くなって
いたこともあり、一度売られ始めると連鎖的に売りが膨らむ展開となりました。
ただ、投売りが出ていることで、売られ過ぎ銘柄は散見される状態です。
相場が落ち着かないとリスクが高いことに変わりは無いのですが、
短期リバウンド狙いが出来るか注目したいところです。


□個別銘柄動向
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後場にかけて相場が崩れたことから、結局は多くの銘柄が売られる展開と
なりました。
みずほFGの増資検討報道が嫌気されて銀行株が軒並み下落、証券、保険、不動産、
ノンバンクなど金融株全般にこれが波及しました。
また円高進行からもハイテク、自動車などが売られ、商社、海運、鉄鋼、非鉄など
景気敏感株も売られました。
一方で医薬、鉄道、小売などの内需株が堅調となりました。

会員銘柄では、空売り銘柄が寄り高から下落展開で理想的な動きとなりました。
前場中盤以降に崩れ始めの兆候があったことから、撤退準備とさせて頂きましたが
多くの銘柄が後場にかけて伸び悩みまたは下落に転じる動きとなりました。
ただ売られ過ぎ銘柄の一角や、仕手性銘柄には短期資金が流入しておりますので、
これらを引き続き狙っていくことになりそうです。


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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は反落の展開が想定されます。
昨日に大幅上昇したことで当面の好材料を織り込み、続く材料が無いことから
利食い売りに押される展開となりそうです。
また、中国経済指標で、消費者物価や生産者物価などインフレ関連指標が
市場予想よりも高い伸びを示したことで、中国人民元早期切り上げを含めて
金融引き締めに対する警戒感が高まっております。
また、ムーディーズがポルトガル、ギリシャの格下げの可能性に言及したことで、
再び楽観ムードが後退、警戒感を強める展開となりそうです。
欧州市場は軒並み下落、原油が売られ金が上昇するリスク回避スタンス、
為替でのドル、ユーロの弱い動きを見る限り、米市場は弱い動きとなりそうです。

昨晩の米市場は404ドル高と大幅反発となりました。
EUとIMFの緊急支援、欧州安定メカニズムについて最大7500億ユーロの資金枠で
合意したことを好感しました。
欧州国の一部の債務危機が欧州全体に飛び火する可能性が和らいだとこで、
自律反発狙いの買いが大量に入りました。
シカゴ日経先物は175円高の10,715円、円建ては165円高の10,705円で終了しました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は、ウォルト・ディズニー、フルアーなどが予定されております。
経済指標は、3月卸売在庫、5月IBD/TIPP景気楽観指数が予定されております。
予想は、3月卸売在庫が+0.5%(2月+0.6%)となっております。

特に相場を動かすようなものはありませんので、欧州ソブリンリスクを中心に
中国金融引き締め懸念などが相場を動かす中心となっていきそうです。


□その他海外注目材料
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為替要因では、FRBのドル供給、ECBのユーロ供給、中国人民元早期切り上げ観測
などがドル、ユーロの上値を抑える要因となりそうです。

要人関連では、プロッサー米フィラデルフィア地区連銀総裁、
ラッカー米リッチモンド連銀総裁、ロックハート米アトランタ連銀総裁が
それぞれ講演を予定しております。


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■明日の展望
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明日は、横ばいから軟調な展開が想定されます。
テクニカルリバウンド終了となったことで、買いは限定的に下値意識の強い
状況が展開しそうです。
ただ本日の日経平均は、今晩の欧米市場の下落を先取りしておりますので、
何らかの要因で欧米市場が下げ渋るような展開になるなら、小さなリバウンド
展開になる可能性があります。
しかし、メガバンクの増資観測、中国の金融引き締め懸念、燻り続ける欧州
ソブリンリスクなど、買いに繋がるよういな材料はありませんので、買い進む
動きは無さそうです。


□テクニカル分析からの展望
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日経平均は反落となり、5日線、75日線が抵抗ラインとなる形で跳ね返されました。
結局は大陰線を形成、昨日の陽線に被さる格好となりました。
一目均衡表では、大陰線形成で雲の下限に沿った動きとなっており、
ボリンジャーバンドでは朝方は-2σを回復しながらも、終値では結局同ラインを
割り込んで終了しております。
-2σを下回っていることで売られ過ぎ感はあるものの、バンド拡大で-2σの
水準も切り下がっていくことから、これに沿っての下落展開が警戒されます。
下値意識としては、週足ベースでの基準線が10,210円、月足ベースでの転換線が
10,200円を推移していることから、まずはこれがサポートとして機能するか
が焦点となってきそうです。
逆に反転を見せるためには、10,800円あたりをクリアする必要がありそうです。


□総括・今後の方針
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本日は5日線に上値を抑えられると失速する教科書通りのリバウンド展開と
なりました。
もともと昨日の上昇を底打ち反転と見る動きは少なく、リバウンド終了後に
再下落の可能性が高いと見られていただけ、逆に資金の逃げ足も速まったことが
想定されます。

明日以降はSQに向けた思惑の動きにも注意が必要ですし、外部要因に神経質に
なっているだけに、指数に絡みやすいところは手掛け辛いことに変わりは
ありません。
新興市場は非常に弱い状況となっておりますが、投売りが出ておりますので、
超短期でのリバウンドを狙うか、仕手性低位株などの物色の流れに乗っていく
ことになりそうです。
相場全体では、悪材料が出ても出尽くし感が出れおらず、チャート的にも
コツンと底を打った感じが出ておりません。
悪材料出尽くし感、相場の底打ち感が出るまでは基本様子見スタンス継続と
なりそうです。
いずれにしても相場全体も個別でもハイリスクな状況ですから、短期小口割切り
スタンスで臨むことになります。

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□本日のメルマガ銘柄
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本日はありません。


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