メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 10/05/07  2010/05/07


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Stock Mission
本日の相場総括・明日への展望

http://www.stock-mission.com/            2010年5月7日 発行
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□本日の結果
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05/07 05/06特別会員銘柄MB +11.69% 合計+11.69% 暴騰!
05/07 05/06特別会員銘柄MS +2.50% 合計+2.50%
05/07 05/06一般会員銘柄AS +12.67% 合計+12.67% 暴騰!
05/07 05/06一般会員銘柄BM +1.32% 合計+1.32%
05/07 05/05一般会員銘柄KN +7.45% 合計+6.13% 暴騰!

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は331円安の10,364円と大幅続落となりました。
昨晩の米市場が急落したことを受け、朝方から大きく下落してスタートしました。
短期的なやり過ぎ感からショートカバーの流れとなり、後場にかけては下げ渋る
動きも見せるものの、追証発生からの投売り警戒も手伝って買い戻しも限定的と
なりました。
日経平均は、9時半には438円安の10,257円まで売られる場面もありました。


□相場総括
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短期基調、中期基調ともに下向き継続となっております。
昨晩の米市場が大波乱となり、株式市場の急落、ユーロの急落による円高などが、
嫌気され、朝方から投売り一色の展開となりました。
また昨日の下落と合わせて、日経平均はわずか2日で700円近く下落したことに
なり、個人投資家の追証発生に伴う強制売りの可能性が警戒されたことで、
ショートカバーの動きも限定的に留まりました。

先物の手口は、ニューエッジが6,364枚、ゴールドマンが3,870枚、クリックが
1,670枚、バークレイズが,1295枚の売り越し、野村が3,450枚、大和が2,757枚、
みずほが2,427枚、BNPパリバが2,367枚、クレディスイスが1,262枚の買い越しと
なりました。
TOPIXでは、JPモルガンが2,153枚、ニューエッジが1,927枚、モルガンスタンレー
三菱UFJが1,106枚の売り越し、野村が2,548枚、ドイツが2,036枚、ゴールドマンが
1,247枚の買い越しとなっております。

手口としては売り一辺倒、もしくはリバランスの動きとなっております。
先物の売り主体はニューエッジ、クリック、バークレイズとなっており、
個人も含めての売り手口となっております。
一方で買い越しは裁定業者がズラリと並び、野村、大和、みずほ、BNPパリバなど
は裁定解消の動きで現物サイドの売り圧力に繋がりました。
ただクレディスイスは若干の買戻しとリバランスに留まり、昨日からの下落の
要因にはなっておらず、ショートに振り向ける動きは見せておりません。


□新興市場動向
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新興市場は3指数揃って大幅下落となりました。
朝方から波乱の急落となったことを受けて、新興市場でも銘柄を問わず投売り
状況となりました。
特に昨日の下落と合わせて個人投資家の追証発生が警戒されていることもあり、
新興市場銘柄を投げ売る動きにも繋がりました。
また昨日、連休前にお伝えしておりましたが、新興市場のピークが近いとの
思惑もあったことで、これまでの上昇分を一気に吐き出すだけの売りにも
なりました。
新興市場はほぼ全面安となり、3指数揃って終値ベースで25日線を下回りました。
ただ個別では、売られ過ぎ銘柄の自律反発が狙えそうです。
2日間で投売りが結構出たことで、短期的にやられ過ぎとなっている銘柄が
散見されますので、短期リバウンドを狙う短期資金が循環していく展開も
想定されます。
ただあくまでリバウンド狙いですので、高値を次々と狙っていくような状況には
ならないと想定されます。


□個別銘柄動向
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朝方から大幅下落となったことを受けて、主力、新興市場問わずに全面安の
商状となりました。
特に為替要因の受けやすいセクターの下落がきつくなっております。
セクター別では、任天堂の厳しい業績が嫌気されたことが要因でその他製品が
値下がり率トップとなっている他、保険、不動産、銀行、証券なども値下がり
上位に顔を揃えております。

会員銘柄でも軒並みの下落は避けられませんでしたが、場中の下げ渋りを狙った
買いは概ね成功となりました。
中でも、宮入バルブ製作所 (6495)が場中切り返しとなったことで、即日高値で
+11.69%の大幅上昇となった他、アウトソーシング (2427)も高値で+12.67%の
利益となりました。
また下げ渋りを狙ったところで、兼松日産農林 (7961)が+7.45%となりました。
朝方の売り一巡後の下げ渋りを狙っての場中紹介銘柄では、日本冶金工業(5480)、
熊谷組 (1861)、古河スカイ (5741)、アクセルマーク (3624)、
ガンホー・オンライン・エンターテイメント (3765)などが、朝安後に下げ渋り、
利益を生み出すことができました。


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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は反発の展開が想定されます。
欧州ソブリンリスクへの警戒感から上値は重くなりそうですが、4月雇用統計の
改善期待や、直近の大幅下落の反動から、一旦は反発の動きになってきそうです。
ただ依然として神経質な状況が続いており、リスク回避の流れは変わって
おりませんので、材料一つ一つに一喜一憂する展開が想定されます。

昨晩の米市場は、ダウが347ドル安と大幅下落となりました。
ギリシャで政府による財政緊縮案への抗議デモが激化していること、政府系住宅
金融のフレディマックの大規模追加損失の発表が下げ幅を拡大させました。
また、シティが取引単位を間違え、プログラムトレーディングエラーの誤発注が
あったことから、ダウ平均は一時998.50ドル安まで下げる騒動がありました。
シカゴ日経先物は485円安の10,195円、円建ては505円安の10,175円で終了しました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は、ペプコ・ホールディングズ、エジソン・インターナショナル、
CFインダストリーズ・ホールディングス、AIGなどが予定されております。
経済指標は、4月雇用統計、3月消費者信用残高が予定されております。
予想は、4月失業率が9.7%(3月9.7%)、
4月非農業部門雇用者数が+19万人(3月+16.2万人)、
4月平均時給が前月比+0.1%(3月-0.1%)、
3月消費者信用残高が-39億ドル(2月-115億ドル)となっております。

失業率は横ばい予想となっておりますが、非農業部門雇用者数は、国勢調査関連の
雇用が+14.5万人と予想されていることで、市場予想の+19万人を上回るポジティブ
サプライズの可能性が高いと見られております。
雇用状況の改善を示した場合は、6月FOMCでの出口戦略の協議の可能性が高まる
ことになり、為替でのドル高基調への推移が想定されております。


□その他海外注目材料
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欧州では、世界的な株式市場の急落、ユーロの急落を受けて、ソブリンリスク緩和
のための金融緩和策、流動性供給措置が期待されております。
具体的には、G-7財務相の緊急電話協議での協調介入に関しての材料待ちと
なっております。
これは期待感を伴っていることから、即効性の無い内容ならば、ネガティブ材料と
なっていく可能性がありますので、注意が必要です。

他、要人関連では、プロッサー・フィラデルフィア地区連銀総裁が講演を予定、
グリーンスパン前FRB議長が講演を予定しております。


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■来週の展望
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来週も波乱の展開が継続しそうです。
昨日、本日と短期的に売られ過ぎであることから、週初はショートカバーによる
テクニカルリバウンドの動きが期待されます。
ただ基本的に下値模索の動きが続くことに変わりはなく、買戻しが一巡すれば、
再度下値を試す展開となっていくことが想定されます。

イベントでは、中国で11日に消費者物価指数などの重要指標が発表されます。
不動産規制、預金準備率の引き上げなど、金融引き締めが相次いで行われて
いることから、通貨切り上げを含めた新たな動きをみせるのかどうかが注目
されます。
また市場では下げ止まらない上海市場の動向に注目されます。
米国では、来週が6月期限のファンド解約45日前ルールに該当し、ヘッジファンド
による換金売りに警戒されるところです。
直近の東京市場の上昇は、外国人の資金によるところも大きいので、換金売り圧力
が強まれば、相当の売り圧力になってきそうです。
国内では、景気ウォッチャー調査、機械受注などの経済統計が予定されている他、
週末はオプションSQとなります。
また国内決算のピークが週末に迎えることになります。
企業決算は好調ながらも、急騰する円の影響が懸念されるだけに、為替動向には
神経質になっていきそうです。
ユーロ想定レートが120円〜130円という企業が多くなっているだけに、
現在のレートでも好業績が打ち消される結果となることが警戒されます。


□テクニカル分析からの展望
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日経平均は大幅続落となり、一目均衡表の雲を一気に下放れ、雲の上限が
抵抗ラインとして意識され、遅行スパンは下方転換シグナルを発生させました。
雲下限は今後も横ばいを続けるためにマド埋めも難しく、調整が長引く可能性が
高まっております。
ただボリンジャーバンドでは-2σどころから-3σも下放れる状況となっており、
短期的に下方へ突っ込み過ぎという状況であることから、行き過ぎ感からの
短期リバウンドがあってもおかしくありません。
戻りどころとしては10,700〜10,850円まで戻り余地がありますが、下値模索の
状況に変わりは無く、MACDを見ても2月安値まではまだ余地があることから、
もう一段の調整となる可能性が十分にあります。
仮に10,000円を割り込むようなら、ロスカットが重なり、11月安値水準まで
見にいく可能性も想定しておきたいところです。
一方でトレンド転換するには最低でも10,900円を回復しておきたいところですが、
現在の外部環境を見る限り、トレンドを転換させるだけの強い動きは期待し辛い
状況と言えそうです。


□総括・今後の方針
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外部環境の悪化を受けて、世界的に相場が壊れました。
短期的には下方へ突っ込み過ぎとなっておりますので、テクニカルリバウンドの
動きが期待されるものの、チャートは完全に下放れとなったことで、下値模索の
動きが継続していきそうです。
欧州ソブリンリスク問題は根が深く、ギリシャだけに留まらず、さらにGDPの
大きいスペイン、イタリアを含む南欧の警戒感が高まっているだけに、解決への
道は相当厳しそうです。

個別では、底値反発の動きを探る形となります。
特に直近は投げ売られた経緯がありますので、短期的なリバウンドの動きが
期待できそうです。
ただ既に好業績は織り込み済みとなっていることから、あくまで短期リバウンド
の動きに留まる展開が想定されます。
引き続き短期小口で、細かく狙っていく展開が続きそうです。

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□本日のメルマガ銘柄
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本日はありません。


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