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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2010ー04−18-------第368 (毎週日曜日発行) 地方の札所を巡る旅 信濃三十三観音 19 波田 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 波田 信濃三十三観音 25番札所 【盛泉寺】 曹洞宗 15−5−9 松本から上高地に向かう国道158号線 波田町役場の信号から左に入り 1,7k山麓に向かう「水沢観音」と呼ばれる【盛泉寺】へ。 坂道の参道を登ると「明智学校跡」の木柱と寺標の石柱が建つ、 山門前には1635年この地方最古の『六地蔵』が並んでいる。 山門を潜ると岩組みの庭園、紫陽花の下に三十三観音の石仏が並ぶ、 覆い被さるように杉木立が美しい。 境内に入ると左に鎌倉末期の建物の『不動堂』『薬師堂』 戦没者の位牌を納めた『平和堂』が並び正面に『本堂』が建つ、 本堂脇から山手に石段が伸び一段高みに『観音堂』がある。 山岡鉄舟の筆による「大悲殿」の額が掲げられている、 お堂中心に江戸時代の「金亀多宝塔」に十一面観音が安置されている、 金亀多宝塔は大海の波間に遊泳する金亀の背に全体金箔の 多宝塔を乗せ四方に四天王を配した、 ご本尊を納める厨子として作られた物で見事な物である。 所在地 長野県東筑摩郡波田町大字中波田5997 0263−92−3128 |