メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 10/04/16  2010/04/16


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Stock Mission
本日の相場総括・明日への展望

http://www.stock-mission.com/            2010年4月16日 発行
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□本日の結果
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04/16 04/15特別会員銘柄MJ +6.08% 合計+6.08%
04/16 04/15一般会員銘柄SS +1.40% 合計+1.40%
04/16 04/15ゲームオン(3812) +8.11% 合計+8.11% 暴騰!
04/16 04/12JVC・ケンウッド(6632) +14.29% 合計+18.52% 暴騰!
04/16 04/06一般会員銘柄DG +3.21% 合計+10.13%
04/16 04/05特別会員銘柄FT +3.90% 合計+4.27%
04/16 04/01特別会員銘柄NK +0.77% 合計+2.15%

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は171円安の11,102円と大幅反落となりました。
昨晩の米市場は上昇となりましたが、為替でユーロ安を背景に円高が進行、
朝方から下落となってスタートしました。
その後も先物主導で大口売りが入ったことで水準を切り下げ、週末要因や
アジア株安が加わって後場にかけては一段安の展開となりました。
ただ後場入りに11,100円近辺で落ち着くと、そのまま狭いレンジでの横ばいと
なりました。


□相場総括
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中期基調は下向き継続、短期基調は横ばいから下向きに転換しました。
米市場は上昇しましたが、グーグル、AMDが好決算ながら材料出尽くしで売られ、
時間外で大きく下落したことが、心理的悪化に繋がりました。
1月高値を付けた時も、米インテル決算を契機に調整入りした経緯があることから、
本日の東京市場は神経質に反応して先物、現物ともに一部投げが出るほどの
反応となりました。

先物の手口は、クレディスイスが5,806枚、立花が1,312枚、岡三が1,291枚、
メリルリンチが1,064枚の売り越し、カブコムが1,299枚、三菱UFJが1,178枚、
トレイダーズが1,156枚、BNPパリバが1,060枚の買い越しとなっております。
TOPIXでは、クレディスイスが2,497枚の売り越し、BNPパリバが1,682枚、
モルガンスタンレーが1,166枚の買い越しとなっております。

本日の下げを主導したのは、やはりクレディスイスで日経平均型、TOPIX型
ともに大幅な売り越しとなっております。
これでクレディスイスはロングの7割近くを解消したことになり、明らかに
ショートを意識した動きに傾いていることが警戒されます。
カブコム、三菱UFJ、トレイダーズ、BNPパリバなどはいずれも裁定業者ですので、
先物を買い戻す一方で現物を売る裁定解消となり、現物側から指数を押し下げて
おります。
なお、1月高値から調整入りした際も、クレディスイスの大量売りがきっかけと
なっており、今回も同じようなシナリオを進んでいることから、警戒感が非常に
高まっております。


□新興市場動向
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新興市場は3指数揃って反落となりました。
3指数ともに買いが先行となり、テーマ性銘柄を中心に堅調な動きとなりましたが、
日経平均が下げ幅を拡大するのに合わせて、利益確定売りが膨らみました。
週末要因からの短期資金の逃げ出しも速く、前場後半から右肩下がりの展開と
なりました。
ただ需給環境はそれほど悪いわけではなく、資金はしっかり回転していると
考えれば、銘柄を入れ替えながらも底上げの展開が続いております。
来週も相場全体は重そうで、既にかなり上がっている銘柄は利食い売りに
押されそうですが、出遅れ銘柄や割安感のある銘柄については、資金が流れて
行く展開が期待されます。


□個別銘柄動向
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日経平均が大きく下落したことからも、東証1部は74%の銘柄が下落、セクターでは
3業種を除いて全てが下落するほぼ全面安に近い商状となりました。
直近反発していた鉄鋼、非鉄、海運、商社、銀行などは揃って下落、円高進行を
受けてハイテク、自動車も売られました。
一方で短期資金の物色によってノンバンクが堅調、不動産も失速とはなりましたが、
セクター全体ではプラスを維持する底堅い動きとなりました。

個別では、多くの銘柄が売りに押される展開となりました。
特に仕手性材料株の牽引役となっていた、ツガミ、黒崎播磨、JUKI、クラリオン
などが相次いで大きく下落したことから、中小型銘柄からの資金流出が顕著と
なりました。
新興市場銘柄も前場後半から失速する銘柄が散見されております。
そんな中、会員銘柄では、JVC・ケンウッド・ホールディングス (6632)が
+14.29%、合計+18.52%の大暴騰となりました。
他、デジタルガレージが前場中に目標達成となったほか、昨日のメルマガ銘柄の
ゲームオン (3812)も終盤は失速したものの、朝方に目標ラインまで到達と
なりました。
また、新興市場銘柄の一角には、売りが一巡した後にプラスに切り返した銘柄、
なんとかプラスで維持した銘柄などが散見され、これらの銘柄のもう一段の
上昇に期待されます。


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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は軟調な展開が想定されます。
ただグーグル、AMDの決算通過後に利益確定売りに押されましたが、今晩のGE、
バンカメの決算通過で市場がどのように反応するか次第となってきそうです。
また経済指標も上ブレ期待があることから、内容次第では切り返しての
展開もありそうです。
また欧州では、民主党の池田議員のロイターのインタビューにおいて、
デフレ状況からの脱却が不可欠と強調し、思い切った財政・金融政策の動員が必要
と語ったことが好感され、為替対円でユーロ、ドル共に強い動きになっております。
欧州市場も下落スタートながら下げ幅縮小となり、金融株が堅調推移となって
いることが米市場での下支え要因となりそうです。
一方で原油価格は軟調推移となっており、これは上値を抑える要因となります。

昨晩の米市場は、ダウが21ドル高と続伸となりました。
新規失業保険申請件数が、イースター休暇で処理が溜まっていたことから
予想外の増加のなり、朝方から軟調な展開となりました。
ただNY連銀製造業景気指数、フィラデルフィア連銀製造業景況指数、
NAHB住宅市場指数が予想を上回り、UPSが決算内容の一部を公開し
好感される内容だったことなどから、見直し買いが入って上昇に転じました。
シカゴ日経先物は25円高の11,295円、円建ては変わらずの11,270円で
終了しました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は、マテル、ゼネラル・エレクトリック、バンク・オブ・アメリカ
などが予定されております。
経済指標は、4月ミシガン大学消費者信頼感指数速報、3月住宅着工件数、
3月建設許可件数が予定されております。
予想は、3月住宅着工件数が61万戸(2月57.5万戸)、
3月建設許可件数が62.5万戸(2月63.7万戸)、
4月ミシガン大学消費者信頼感指数速報が75.0(3月73.6)となっております。

決算ではGE、バンカメが注目されますが、昨日のグーグル、AMDは予想を上回る
内容ながらも、時間外では材料出尽くしとなって大きく下落しました。
GE、バンカメ共にボトムアウトの決算内容が期待されておりますが、市場が
どのように反応してくるかが注目されるところです。

3月の住宅着工・建設許可件数は、2月の寒波の反動、4月末までの税控除措置の
駆け込み需要などから上ブレの可能性が指摘されており、ポジティブサプライズ
になる可能性があります。
4月のミシガン大学消費者信頼感指数速報は、直近の米株式市場が堅調に推移
していることや、雇用情勢が確実に改善していることなどから、こちらも
予想の上ブレもあるとの声が聞かれております。


□その他海外注目材料
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要人関連では、ウォーシュ米FRB理事がパネルディスカッションに参加、
ホーニグ米カンザスシティー連銀総裁が金融危機関連について講演を行う予定と
なっております。

為替要因では、引き続きギリシャ支援策と中国人民元に関する展開に注意を
払っていくことになりそうです。
ゴールドマンサックスのチーフエコノミストが、来週中にも人民元を2-5%
切り上げると予想しており、動向が非常に注目されております。
またギリシャ問題では、モルガンスタンレーが「ドイツがユーロ圏を脱退する
リスク」を示しており、こちらも神経質な内容となりそうです。
テクニカルでは、92円50銭が攻防ラインと見られており、ここを割り込んでくれば、
ストップロスのドル売りが相当控えていると見られております。


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■来週の展望
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来週は軟調な展開となりそうです。
25日線を下値メドとして揉み合う可能性もありますが、これを割り込めば
一気に調整色を強めていきそうです。
鍵となるのは、クレディスイスの先物の動向と、米市場の動向、為替動向と
いうところになりそうですが、いずれも厳しい展開が見込まれますので、
材料次第では、一気に下ブレとなっていく展開も頭の片隅に入れておきたい
ところです。
ただ米市場が揉み合いながらも踏み止まり、円高進行も急速なものにならなければ、
好調な企業業績やマクロ指標を背景に底堅い展開が続く可能性もあります。
特にTOPIXは直近安値を下回らず、日柄調整に留まっていることから、
内需株に資金をシフトしながらの循環物色で、日柄調整をこなしていくことも
期待されます。
いずれにしても、下げ止まりポイントを押し目ポイントとして探っていくことに
なりそうです。

イベント面では、引き続き米企業決算を中心に見ていく必要があります。
決算では、シティ、ゴールドマン、モルガンスタンレーなどの金融大手が控え、
IT関連では、IBM、マイクロソフト、アマゾン、アップルなどが決算発表を
予定しております。
他、中国マクロ指標の過熱感から、当局の動きについても注目されます。
欧州ではギリシャ問題が焦点となり、ギリシャは来週に5年債、13週物短期国債の
償還日を迎えます。
無事に通過できるかどうか予断を許さない状況との声が大きくなっており、
欧州各国がギリシャ支援で合意したとはいえ、神経質な展開となりそうです。


□テクニカル分析からの展望
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日経平均は大幅下落となり、5日線を割り込み、25日線の11,041円に迫る下落展開
となりまいた。
ボリンジャーバンドでは再び+1σを割り込み、中心線を意識する動きと
なりましたが、新値3本足の陰転は回避し、週初に反発できるかどうかが
ポイントとなってきそうです。
一方で25日線を割り込むと、1月高値の10,982円が意識され、これも割り込むと
本格的な調整局面入りが警戒され、-1σが位置する10,800円近辺が見えてきます。
また、75日線も10,700円近辺、下値を結ぶトレンドラインも同水準となりますので、
最悪ここまでの調整は考えられるところです。
ただ逆を言えば、やや長期でみたこの上昇トレンドは、75日線近辺を割り込んで
こない限り崩れないことになりますので、どこで反転してくるか計っていく
ことになりそうです。


□総括・今後の方針
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テクニカル的に日経平均は、25日線をメドに日柄調整、反発の可能性もありますが、
クレディスイスが一気にポジションを落としてきたこと、1月高値から調整入り
した際と展開が酷似していることなどが、非常に警戒要因としてあげられます。
1月高値を付けた時は、1ヶ月で日経平均が1,000円超下落しておりますので、
少なくとも、10,700円〜10,800円程度までの下落があってもおかしくありません。
米市場でも、米インテル決算は好感され、非常に強い動きを続けておりましたが、
昨日はグーグル、AMDが好決算ながら売られるなど、方向が変わってきた
可能性もあり、米市場動向を注意深く見ていく必要がありそうです。

個別では、引き続き仕手性低位株や、新興市場銘柄が物色の対象となりそうです。
これからゴールデンウィークの大型連休に向かっていくことからも、
積極的な買い向かい辛く、短期回転型の資金が値幅取りで動いてくることが
想定されます。
出遅れ割安新興市場銘柄や、噴き上げが期待される低位仕手性銘柄などの
動向に注目していきます。

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□本日のメルマガ銘柄
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本日はありません。


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