|
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2010ー03−28-------第365 (毎週日曜日発行) 地方の札所を巡る旅 信濃三十三観音 16 伊那 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 中央高速道伊那ICを出て標高2,296mの経ケ岳の山麓にある【仲仙寺】に着く。 仁王門の前には多くの庚申塔や道祖神がずらり並び千年以上の 歴史と信仰に支えられてきた寺の歴史を感じさせられる。 綺麗に丸く刈り込まれた「どうだんツツジ」の下の側溝を 清水が勢い良く走っている、清清しい雰囲気である。 「伊奈考古資料館」を左にみて「本坊」、茅葺の『十王堂』には 高さ1,5m程の閻魔大王と六地蔵が祀られている。桧とさわらの合体木もある。 暫らく進むと石段が延び『山門』に続く、 山の中腹に開けた境内に縁結びの巨大スギ「相生杉」が大きく枝を広げている。 正面に『観音堂』お厨子に秘仏十一面観世音菩薩が、 両脇に多門天と持国天が安置されている。 伊奈の人々に「羽広の観音さん」と親しまれ、馬の守護神として名高かった、 堂内には多くの絵馬や牛馬の像、蹄鉄が奉納されている。 変わったお守りがある、 オーストラリア手造りのポニーの蹄鉄が「交通安全」\5,000−也 曰く「馬は絶対に人を踏みません 馬は衝突いたしません」 所在地 長野県伊那市大字西箕輪3052 0265−73−5472 |