2010年3月26日第11号(通巻第210号)・FOR LADY ・




【photo by Kazuhiro Matsumoto】

3/26(金)「東京国際アニメフェア2010」(〜3/28)
東京ビッグサイト

3/27(土)本妙寺桜灯籠
熊本県熊本市・本妙寺参道

3/28(日)ギド・アルゼンチーニ 「天使は僕の耳元で愛の詩をささやく」(〜5/15) 
ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート

3/29(月)志波彦神社例祭
宮城県塩竈市 志波彦神社、鹽竈神社

3/30(火)「アール・デコの館」(〜4/11)東京都庭園美術館

3/31(水)万博公園桜まつり(〜4/11)
大阪府吹田市万博記念公園

4/1(木)「NHK ど・もくん展」(〜4/12) パルコファクトリー

3/19(金)ソニー、好奇心を呼び覚ます球体「dot port」を Web とリアルで公開

3/20(土)「映画村でDS」運用−時代劇を未来につなぐ

3/21(日)福岡アジアコレクション−山田優さんら人気モデルに7324人が熱狂

3/22(月)矢島美容室ファン感謝祭に5000人が熱狂!

3/23(火)バケツで稲を育てよう 3月23日からセットの受け付け開始

3/24(水)AKB48、アリーナ公演で新曲披露

3/25(木)電気記念日、EVを知る 3月29日まで

→ほとんどの女性が、お菓子をストックする「2番目の引き出し」を持ってますよね。でも、女性が通勤の時にお菓子を買ったり、新しいものが出たら飛びつくという習性があるのに対して、男の人には「置き菓子」がとても便利なのでしょう。日本人の真面目な部分がこのビジネスを成功させていると思いますが、海外ではどうなんでしょうね?(メルマガの「『置き菓子』の人気に迫る」を読んで)【日本 千住民

←国によって状況が違うので、一概には言えませんね。以前中国で、電話ボックスから電話を盗んだ泥棒がいましたが、今ではそれぞれが携帯電話を持っているので、こういうことはなくなりました。新しいものが生まれて発展していくのには、プロセスが必要です。「置き菓子」を中国に導入すれば、きっと需要があると思います。期待しましょう。

→アンパンマンミュージアムで、すべてを遊びきるにはどのぐらいの時間がかかりますか?【台湾 小丸子

←答えは、「すべてを遊びきるのは無理です」(笑)。テーマパークは、常に設備やサービスが更新されているので、「全部楽しもう」とするより、自分が中で過ごせる時間を考えて、楽しむ順序を決めたほうがいいと思います。遊べなかったものが残っても、次の旅行の楽しみとして取っておけるでしょう。

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アジア最大のデザイン展

BODW(Business of Design Week)は、2002年に始まった、アジア最大の総合デザインイベントの一つである。その内容は、世界の第一線で活躍するデザイナーやビジネスリーダーが参加する「BODWフォーラム」、イノベーションとクリエイティビティを提案する「Inno Design Tech Expo」、香港市内のインスピレーション溢れる場所を巡る「Detour」、アジアの優秀なデザイン作品を表彰する「アジアデザイン賞」など、多岐にわたっている。

近年、急速に発展する中国市場を背景として、香港は、アジア各国や欧米の海外デザイナーの活動拠点であるクリエイティブ・シティとして大きな注目を集めている。その中でBODWは、世界で最も影響力を持つデザインイベントの一つであり、毎年12月に世界のトップクラスの企業やデザイナーが一堂に会する、国際的な情報交換と商談の場として広く知られている。

BODWは、21世紀のデザインが世界に発信するプラットフォームとして、また中国やアジアへのゲートウェイとして、重要な役割を担っている。日本は2010年のBODWのパートナー国であり、日本産業デザイン振興会を事務局として「BODW 2010 JAPAN実行委員会」を組織し、日本のデザイン力を香港とBODWから発進する様々なイベントを行っている。現在、「Lost & Found」をテーマとして、イベントに参加するデザイナーや企業を募集している。

3月19日(金)から、東京ミッドタウン・デザインハブ(東京都港区赤坂9−7−1ミッドタウン・タワー5F)において、「bodw, Hong Kong : Window to the World」と題した特別展が行われている。この展覧会は、今年12月の香港BODWに向けた日本国内のプレイベントであり、香港BODWのこれまでの成果と、未来への可能性を見ることができる 。(緋梨執筆)

■会期:2010年3月19日〜3月31日、11:00〜19:00(入場無料)     
     *3月27日は「六本木アートナイト」のため、22:00まで延長
■主催:香港デザインセンター
■共催:東京ミッドタウン・デザインハブ
■企画協力:BODW 2010 JAPAN実行委員会
■展示対象:これまでのアジアデザイン賞受賞作品など

(C)2010 Japan Industrial Design Promotion Organization

DESIGN HUB http://www.designhub.jp(日・英) デザインハブ企画展 http://www.designhub.jp/exhibition_sp12.html

東京でも龍馬に会える!

いま坂本龍馬がブームである。福山雅治が男気たっぷりに演じるNHK大河ドラマ「龍馬伝」の人気をはじめ、龍馬に扮した人物がCMに登場したりもする。現代の日本が幕末の転換期と似ているという風潮も、そのブームの原因に挙げられるだろう。龍馬といえば、出身地の高知や無念の最期を遂げた京都など、西日本で活躍したイメージが強い。しかし意外なことに、東京にも龍馬ゆかりの地があるのだ。

まずは、京急本線の立会川駅近辺(品川区)。黒船騒動の折、龍馬も警護に駆り出された土佐藩下屋敷がかつてあった場所だ。立会川駅横の児童公園の入り口には、全長3.3メートルの龍馬像がそびえたつ。この像は龍馬の故郷・高知県から贈られたものである。駅前の商店街には「若き日の龍馬がゆく」「龍馬の街」などというのぼりが立ち、飲食店には「龍馬ラーメン」「砲台そば」といったメニューが並ぶ。 商店街を通り抜け、立会川沿いを河口に進むと、浜川砲台跡にぶつかる。ここで龍馬は、ペリーの黒船をみて大変なショックを受けたとか。砲台の石垣に使用されたとされる貴重な石の数々が並べられている。

次は、北辰一刀流道場・玄武館跡(千代田区)。19歳のときに江戸に出てきた龍馬が、剣術の修業をしていたというのが千葉周作道場の玄武館だ。現在、その道場の痕跡は残っていないが、都営新宿線・岩本町駅の近くにひっそりと碑が建っている。この碑文「武尚之右」は、千葉周作と東條一堂の偉業を讃えるものである。

最後は赤坂にある勝海舟邸跡(港区)。文久2(1862)年の秋、龍馬が訪れた勝海舟邸は、赤坂氷川神社近くの飲食店の植え込みに碑が残る。この訪問の際に、龍馬は勝を斬るつもりだったという説もある。だが勝から開国論を耳にした龍馬は、のちに彼を「生涯の師」と仰ぐようになるのだ。その大きな転機となった場所である。

春も近くなってきた東京で、ふらりと150年前の龍馬の軌跡をたどり、彼の偉大さを確認してみては。 (亜遊民執筆)

YAHOO特集・坂本龍馬を追う! http://weekly.yahoo.co.jp/37/index.html

日中合作の名作アニメ

現在、中国国内のアニメーション市場は急速に成長しており、昨年一年間のアニメーション放映時間は、過去10年間の累計時間の3倍にものぼった。数百しかなかったアニメーション製作会社も、ここ5年間で約一万社にまで激増している。こうした背景のもと、「三国演義」が日中共同制作の最新アニメ作品としてすでに中国全土で放映され、大きな反響を得ている。

株式会社タカラトミーは、中国の中央電視台傘下のアニメーション制作会社「北京輝煌動画公司」と共に、初めての日中合作アニメーション製作に挑戦した。この作品を基にホリプロ、テレビ東京、テレビ大阪、タカラトミー、フォーサムの5社の強みを結集して作られたのが「最強武将伝・三国演義」だ。この作品はホリプロ設立50周年記念作品として作られ、ホリプロに所属する著名なタレントも多数参加する。船越英一郎、鶴見辰吾、戸田菜穂等の豪華声優陣が、この歴史巨編に新たな輝きをもたらすに違いない。主題歌は、「宇宙戦艦ヤマト」でも知られる、今年デビュー50周年を迎えたささきいさおが歌う。その「風の会話」は、数々の名曲を残し07年に亡くなった作詞家・阿久悠の遺作となった。

「最強武将伝・三国演義」は、世界で認められる作品となるよう、日中のアニメーション技術を効果的に融合して綿密に作られた作品である。アニメについては世界で公認されている日本の高い技術を活用し、製作の中心である絵コンテなどの作業は日本側が担当。人物デザインや脚本などは日中共同で作業を行い、三国演義の時代背景については、中国の専門機関が徹底的に時代考証を行った。製作時には中国の最新の製作器材、製作スタッフ、および日本の最新技術を用い、ポストプロダクションは、日中がそれぞれの国情に合わせて完成させた。

中国で生まれた「三国演義」という物語に日本のアニメーション技術が加わってできあがったこの作品は、これまでの日本のアニメとはテイストが異なり、まさに日中双方の共同制作でなければ生まれなかった傑作である。本作品は、4月に日本の各大手テレビ局で放映開始予定だ。「三国志ファン」のみなさんは、放映時間を逃さないようにしてほしい。放映は、2010年4月4日から毎週日曜日の午前9:30〜10:00、テレビ東京、テレビ大阪など全国6チャンネルである。(南風執筆)

写真提供:株式会社タカラトミー広報室

「最強武将伝・三国演義」公式サイト http://www.tv-osaka.co.jp/sangokuengi/

自分だけのお菓子パッケージ

カメラ機能がケータイになくてはならないものになり、誰もがいつでもどこでも写真を撮って、いろいろな瞬間や思い出を手に入れることができるようになった。今、お菓子のパッケージに自分が撮った写真を印刷するサービスが、女性たちの人気を集めている。出産祝い、誕生日、結婚式の引き出物などに使ったり、自分だけのキャラクターグッズを作ったりする人が増えているのだ。パソコンやケータイのサイトから注文できるので、やり方も簡単で、価格もリーズナブル、できあがりも早い。また、プレゼントとしても、印象深いものになる。

ネスレ「キットカット」のパッケージ印刷サービスは去年の9月から始まり、1月までで4万件の注文があった。「チョコラボキットカット」一箱には10個のキットカットが入り、価格は2100円。この商品はもともとパソコン注文だけだったが、人気が沸騰したため、今年3月からケータイサイトも開設された。その後、さらに大きな反響があったので、会社側では生産体制の拡大を検討中である。

森永製菓「ハイチュウ」に写真やメッセージを印刷する「プロフハイチュウ」は、一箱12個で、価格は2016円。チロルチョコの特製パッケージサービス「DECOチョコ」は45個入りで2362円である。こうしたサービスを利用する人は25歳〜35歳ぐらいの女性が中心だが、下は10代、上は50代まで年齢の幅はますます広がっている。特製パッケージを保存するために、専用の写真立て式プラスチックケースや、プレゼント用のケース、ケータイストラップなどの商品も発売されており、これらも非常に人気が高い。

10円ガムで有名な丸川製菓が発売した「まいガム」は、48個入りで2880円である。同社がこのサービスを展開する「まいガム工房」では、注文がどんどん増えている。この製品は写真と文字以外に、QRコードも印刷することができ、企業イベントの記念品や名刺代わりに、また販促商品などにも適している。

こうしたオリジナルパッケージのお菓子は、単価が50〜200円程度と安価な上に、プレゼントの相手が多い場合や、プレゼントのお返しとしても好評である。ケータイカメラやパソコンの普及によるばかりでなく、女性がこうしたサービスを積極的に利用するのは、「あまりお金を使わずに、特別な意味のあるプレゼントをしたい」からでもあると考えられ、不景気という背景から生まれた発想かもしれない。(ff執筆)

オカシ・オリジナル http://www.okashi-original.jp/

季節とともに呼吸する

仕事の合間のランチタイムを利用して、会社近くの目黒川の川沿いを散歩した。木々の緑の香りがする風を浴び、静かに流れる水の音を聞いていると、午前中の仕事の疲れが取り去られ、午後の仕事のために充電することができる。――サラリーマンにとって、これはちょっとした「ぜいたく」と言えるかもしれない。久しぶりにここを歩いて、川辺にたくさんの提灯がかけられているのを見て気がついた。あの心はずむ花見の季節がやってくるのだと。

ケータイで見たテレビ画面では、制服を着た気象庁の職員が、真剣な表情で花のつぼみを様々な角度から観察していた。九段の「標本木」には5〜6個の桜が開いており、これが「3月22日に東京の桜が開花」と宣言する根拠となった。日本人は本当にまじめな民族だと思う。そしてなぜか私の心は、まもなく「花見の前線」となる目黒川から、遥かかなたの古都長安に飛んでいった・・・。

黄土高原に北西風が吹き、息が詰まるほど長く厳しい冬。すねまで埋まるほどの雪が降る日々には、霜が一面にはりついたガラス窓はまったく開けられる機会がなかった。ある日、大人が見ていないすきにそっと窓を開けてみると、目の前のエンジュの木の、目玉のような形のこぶのところに、積もった雪を破って小さな新緑が芽吹いていた。私はその時、春が来たのを知った。春の足音が不思議な妖精に変身して、木々のこずえに隠れていたのだ!――季節を発見して、少年は心の深いところで喜びと震えを感じた。このような感動は、その後に訪れた、1年を通じて春のように暖かい南の国では、まったく感じることができないものだった。

ある友人が新鮮で面白い話題をメルマガに提供してくれた。それは「Magic桜」といって、高さ10センチほどの紙製の桜の木である。この桜の木に「マジックウォーター」である酢酸ナトリウムの液体を注ぐと、3〜4時間でピンク色の花が少しずつほころび始め(実際は結晶なのだが)、一日経つと「満開の桜」を楽しむことができる。そして2〜3日後にはゆっくり散り始めるのだ。これを作った人たちの創意と製品の精巧さに驚かされる。人工的に春を作り出す必要性となると、またそれは別の話だが。

4月は、日本では「出会い」と「別れ」の季節とされる。明るい太陽の下、新しい学校の門をくぐるにしても、散りゆく花びらとともに学校生活に別れを告げるにしても、新人として会社で新しい人々に出会うとしても、新しい街に引っ越して新しい生活をはじめるにしても、この桜の季節の中で、何かしら嬉しさや悲しさが周囲の空気の中に漂っている。私が眺めた目黒川沿いの桜が、誰もいない月夜に、静かに静かにほころんでいくように・・・。 (姚遠執筆)

Photo by Yao Yuan

「桜の下で宴会」はもう古い? http://news.walkerplus.com/2010/0323/10/

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