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今日も晴れています。これから花粉が飛ぶ季節。全く困りますよねぇ-。そこで一句、 「インフルの 次は花粉で またマスク」 これじゃぁ1年中マスクですかね(笑)。そのうち、父の日なんかでお父さんの顔を描いてなんていうと、メガネじゃなくてマスクをかけたお父さん? さて、こういう世知がない世の中ですから、いつも気をつけていないと簡単に騙されてしまいます。 私の家では携帯でauを使っているんですが、最近、こんな騙し文句がありました。 携帯の契約を変えると月1300円も節約、1年で15600円も節約できます。 しかし、よく読んでみるとこれは真っ赤なウソ。私の契約は月2000円で無料通話分が2000円ほどついての契約です。かなりお得です。 ところが、この変更後の契約では無料通話分無し。つまり電話をかけた分だけ課金されるのです。 月1300円節約するためには、電話をかけるなということになります。 しかしねぇ、電話使わないんだったら、何のために契約するの?最初から契約しないよ。 例えば、「めったに電話を使わなくて無料通話分を使い切れない人が、使った分だけ払うシステムです」とかきちんと書いて、 「そういう人にとってはお得になる場合があります」と書いてあれば別ですが、そんなことは全く書いてなく、ただ節約できるとあるだけ。 これって詐欺商法ですね。油断していると騙されてしまいます。最もこの広告はかなり悪質で法律に抵触するかも知れません。 裁判ではどうなるかわかりませんからね。アメリカだったら必ず有罪でしょう。 まあ、こんな調子ですから、気の休まる暇もありませんね。来るメールは金借りろ!のカードの勧誘ローンの勧誘ばかり。 たまには金融機関が頭を下げて、金を貸してくださいというのは無いんですかね(笑)。もっとも人に貸せる金などありませんが(笑)。 そういうことから音楽を聴くのはお金が出ていかないし、プレーヤーの電気代だけ。 自分で弾けばタダ。だからいいんですね。最もこれを商売にしている人は酷ですが。 日本で音楽だけで食っていくためには、弟子を取り、弟子から高額なレッスン量を巻き上げない限り難しいと言われています。 コンサートの収入、CDの売り上げだけで食っていける音楽家など数えるほどです。 オケのメンバーだって大変。N響は食っていけるなんていいますが、彼らだって、N響の団員になったんでレッスン料を高くできるなんていう不埒な者もいます。 20年位前でしょうか、ベルリンフィルのコンマスの年収が7千万とか言われていました。日本のヴァイオリンパートの奏者20人分でしょう。 収入が保証されれば、良い演奏を提供しなくてはという義務感も高まり、一層練習して音に磨きがかかります。そうすればお客はますます入るようになります。 収入が保証されなければ、手を抜く。演奏が拙ければお客は入らない。収入はますます減る。どこの世界にもある悪循環ですよね。 国がある程度文化事業に貢献する必要があるんでしょうが、道路工事と同じ感覚で文化事業も「仕分け」されてはねぇ。 教養が無いということは困ったものです。 お問い合わせ、ホームページは以下の通りです。お便りお待ちしています。 IFE通信No.582 10/2/24発行(平日発行) 発行者:石川 聡 石川音楽工房(PC版) http://www.ne.jp/asahi/ishikawa/music/ email:s-ishikawa@music.email.ne.jp |