メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 10/02/16  2010/02/16


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Stock Mission
本日の相場総括・明日への展望

http://www.stock-mission.com/            2010年2月16日 発行
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□本日の結果
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02/16 02/15倉元製作所(5216) +9.90% 合計+9.90% 暴騰!
02/16 02/11特別会員銘柄AT +16.04% 合計+16.48% 暴騰!
02/16 02/04一般会員銘柄ZM +6.63% 合計+13.59%
02/16 02/04特別会員銘柄SG +13.82% 合計+26.73% 暴騰!
02/16 01/28特別会員銘柄AR +0.84% 合計+3.45%
02/16 01/27一般会員銘柄JS +2.98% 合計+18.05%

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は20円高の10,034円と小幅反発となりました。
昨晩の米市場はプレジデンツデーの祝日で休場となりましたが、欧州市場が
堅調な動きとなったこともあり、やや買い優勢のスタートとなりました。
ただ上値を追う動きも下値を売り叩く動きもなく、昨日以上に商い閑散相場
となり、終日方向感無く狭いレンジでの揉み合いとなりました。


□相場総括
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短期基調は上向き継続、中期基調は下向き継続となっております。
本日も薄商いの展開は予想されましたが、昨日以上に閑散相場となり、
東証1部の売買代金は、前日比13%減の8,415億円と2日連続の1兆円割れとなり、
大発会の7,080億円以来の低水準となました。
日経平均の日中値幅はわずか42.84円に留まり、今年では最低、昨年を入れると、
12月21日の32.02円以来の低水準となっております。
外部環境の不透明感から上値を追う動きは無く、一方で節目の10,000円を
割り込んでまで売る理由も無いということから、様子見モードとなりました。

先物の手口でも目立ったものはありませんでした。
日経平均型ではUBSが1,361枚の売り越し、TOPIX型では、BNPパリバが1,011枚の
売り越しとなっておりますが、それぞれNTショート、現物との裁定取引の
リバランスに留まっており、相場に与える影響は限定的でした。
売り越しの続いていたクレディスイスは、日経平均型を537枚、TOPIX型を
278枚買い越し、ニューエッジは600枚、515枚買い越しとなっており、
それぞれ小幅買戻しの動きとなっておりますが、ポジションは依然として
ショートが積み上がっております。
ここで売りが止まるのか、単に様子を見ているだけなのか、明日の動向に
注目されるところです。


□新興市場動向
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新興市場は、3指数揃って続落となりました。
手掛かり材料難の中で商いが更に低調となり、手仕舞い売りが優勢となりました。
昨日買われた銘柄が売られ、売られた銘柄が自律反発の動きとなったものの、
全体的には動意の無い低調な動きが継続となりました。


□個別銘柄動向
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個別では、材料の出たところやレーティングが出たところへの物色に集中し、
全体的にはまちまちの展開で目立ったものはありませんでした。
メガバンクは売り買い交錯、昨日買われたノンバンク、不動産は、利益確定に
押されました。
一方で資源関連には買いが入りましたが、鉄鋼、非鉄、海運などはまちまちと
なりました。
また自動車株や一部値嵩ハイテク株には買戻しが入り堅調となりました。

会員・メルマガ銘柄では、相変わらず小型株が動く展開となりました。
昨日のメルマガ銘柄の倉元製作所(5216)が後場にかけて買われて9%弱の
上昇となった他、アルテック (9972)が高値で16%の上昇、そーせい(4565)が
13%超と連日での大幅上昇で合計+26.73%など、個別では大きく上昇する銘柄が
散見されました。
他、象印マホービン (7965)が連日での上昇で合計+13.59%、
ジャストシステム (4686)が合計+18.05%となっております。


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■今晩の米市場の動向
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本日の米市場は、休場を挟んで反発の展開が想定されます。
商品市場が堅調推移となり、これを背景に欧州市場は堅調推移となっており、
この流れから資源関連を中心に相場を押し上げる要因となってきそうです。
ただ、EU財務相会合の展開次第では失望感が台頭、リスク回避の動きが
急進する可能性もありますので、動向を注意して見ておく必要がありそうです。

昨晩の米市場は、プレジデンツデーの祝日のため休場でした。
欧州市場は、ソブリンリスクへの懸念が緩和するとの見方から上昇しましたが、
結局は伸び悩みました。
短縮取引のシカゴ日経先物は50円高の10,060円、円建ては35円高の10,045円で
終了しました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は、メルク、クラフト・フーズ、CFインダストリーズ、
FTI、ジェニュイン・パーツ、ホールフーズ・マーケット、
ワシントン・ミューチュアルなどが予定されております。
経済指標は、2月NY連銀製造業業況指数、12月対米証券投資、
2月住宅建設業者(NAHB)指数が予定されております。
予想は、2月NY連銀製造業業況指数が18.00(1月15.92)、
12月対米証券投資が500億ドル買い越し(11月266億ドル買い越し)、
2月2月住宅建設業者(NAHB)指数が16(1月15)となっております。

2月NY連銀製造業業況指数は、1月の新規受注DIが大幅上昇し、先行き見通しも
改善していることから、上ブレの可能性が指摘されております。
また生産者物価、消費者物価などのインフレ指標の公表が控えていることもあり、
価格指数についても注目がされております。
一方で下ブレとなった場合は、ギリシャ問題と中国の預金準備率の引き上げを
背景に、リスク回避の流れから売り材料となる可能性があります。


□その他海外注目材料
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注目は本日まで開催のEU財務相会合の動向であり、ギリシャ支援について
具体的な案が出てくるかどうかに注目されます。
ただし、昨日のユーロ圏財務相会合では「必要ならユーロ圏の安定を守るため
確固とした行動の用意がある」と発言しただけに留まり、ギリシャ支援の
具体策はみられなかったことからも、EU財務相会合についても
新たな展開は見込みづらいとの見方が出ており、何も無かった時の失望売りの
展開が警戒されるところです。
一方で、具体策について何も期待されていないことはすでに観測として
伝わっており、余程のことが無い限り失望感は高まらないという意見もあります。
市場がどのように判断して動いてくるか、注意深く見たいところです。

他にもユーログループのユンケル議長が、ラジオ番組で「ギリシャの過ちの
ツケをユーロ圏市民が支払う用意は無い」と発言しております。
また、ギリシャがデリバティブ取引で債務や赤字の規模をごまかしていた
可能性があると報じられております。
これらに対しての動きは限定的となっておりますが、警戒感を持って
見ておきたいところです。

為替要因では、当然ユーロの動向次第となりそうです。
ドル円では、90円台では引き続き本邦輸出企業や投資家らの売り姿勢が強く、
上昇余地が限られる可能性が指摘されております。
他、要人関連では、ホーニグ米カンザスシティー連銀総裁が中銀関連について、
コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁が経済見通しについて、
ロックハート米アトランタ連銀総裁が教育関連について講演を行う予定と
なっております。


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■明日の展望
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明日の東京市場は続伸展開を期待したいところです。
本日は日経平均が上昇したといっても、商いが非常に低調だったことから、
売買の伸びにも注目したいところです。
明日は旧正月の休みの中でも香港市場が復帰することもあり、
アジア系を含めた外国人の売買も期待できるところです。
今晩のギリシャ支援についての動向次第となってきそうです。


□テクニカル分析からの展望
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日経平均は膠着状態となりましたが、5日線や一目均衡表の雲の下限がサポート
として機能する展開が続いております。
雲の上限は来週になると10,030円水準まで上昇してくるため、10,000円の
大台ラインを維持できるかどうかがポイントとなってきそうです。
上値では昨日同様にボリンジャーバンドの-1σが抵抗ラインとなっており、
バンド自体も下落を続けていることから、早めの-1σラインをクリアし、
中心線を捉える展開にならないと、下値意識が強まってきそうです。
なお、-2σは9,738円まで下落しており、これを意識するようになれば、
9,500円まで見えてきてしまいますので、10,000円を割れるような展開に
なった場合は、注意が必要となります。


□総括・今後の方針
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本日も旧正月でアジア市場が休場、昨晩の米市場が休場だったこともあり、
本日は何も無い展開となりました。
結局のところ、現時点では中国金融引き締め懸念、欧州ソブリンリスク、
米新金融規制案など、不透明要因が継続中であり、積極的には手掛け辛い
展開が継続しております。
また円高懸念で国際優良株は手掛け辛く、中国金融引き締め懸念で本日上昇した
資源関連も手掛け辛い。かといって内需株も10-12月期GDPでデフレの深刻化が
浮き彫りとなり、積極的に買いに向かえるものは少ない状況です。

他にも鳩山首相が証券優遇税制の見直しを示唆、昨日にも触れましたが、
新生銀・あおぞら銀の合併破談、川崎汽船、日本ケミコンなどの公募増資、
近鉄が子会社不正で監理銘柄になるなど、ネガティブ要因に事欠かない
状況となっております。

もっとも個別では、好決算好材料、レーティング格上げなどのポジティブ材料も
ありますので、引き続き局所的に狙っていくことになりそうです。
また、仕手性小型株などが相変わらず物色されておりますので、短期急騰が
狙えそうなところも注目したいところです。

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□本日のメルマガ銘柄
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花月園観光 (9674)
現在値:73円

仕手性銘柄です。
度々噴き上がりますが、再急騰銘柄として注目を集めております。
超低位のハイリスク銘柄となりますので、割切り銘柄ですが、
値動きに注目したいところです。

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