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タイトル:石川ファミリーアンサンブル通信571  2010/02/09


今日は少し暖かい感じ。夜は雨だとか。
先週は楽器をメンテに出していました。ちょっと調整してもらうと何となく音もクリアに成った感じ。
調整してくれる方は(ずっと昔からいらっしゃる方で、とてもお奇麗な方です)、お風呂に入った感じになるんですよと。
汗や垢を落としてさっぱりとした感じになるんでしょうか(もちろん楽器を本当に風呂に入れるわけではありません(笑))。
そういえば、高校の時のヴァイオリンの上手い友人がヴァイオリンの中のほこりを取るんで本当に洗濯機の中につけたとか!
そしたら、口がパカンと開いてしまい、修理に出さなくちゃいけなくなったとか。
猫を電子レンジに入れちゃって裁判沙汰になったアメリカの例じゃないですが、似たようなものですかねぇ。
以前は楽器の中に入った埃を取るのにお米をf字孔から入れてがらがらやってからf字孔からお米と一緒に埃も取っていたものです。
しかし、これは手軽だとはいえ、米粉が楽器内部に付着し、カビが生えるという問題があり今ではやられていません。
プラスチックのビーズのようなものがあれば一番よいのでしょうが。
今では専用の掃除機で吸ってくれます。これが一番よいですね。ところで、外国の様にお米を食べない国では麦を使って埃取りをしてたんでしょうか?
弓の毛替えも全部行いました。本当はもっとこまめに行うべきなんでしょうが、予算もありますし。
松やにが完全に乗るまでは少し時間がかかりますね。どうしても弾き方によっては音がかすれる時があります。
さちおのヴァイオリンはあご当てが合わないので交換。最初は普通のあご当てだったんですが(私が使っていたもの)、テールピースをまたぐものに変更。
それがどうも気に入らないようなので、今度はまた普通のものに。文句が多くて困ります(笑)。
昔(バロック時代)はあご当てなんぞなかったようです。ヴァイオリン名手で作曲家、指揮者でもあったシュポアが発明したとか。
それから肩当てなんかも出来て便利な道具が出来ました。日本人のように肩の肉が無い人は便利ですよね。
スズキのヴァイオリンでは、昔肩当てがあご当てと一緒に止められるゴムのもので、それはそれで良かったんですが、ゴムの材質が悪く、裏板にゴムの色が沈着。
最近では上着の中の肩に嵩を入れ、上着のうえでは鹿皮のようなすべり止めを使って引く人が多いようです。
西洋人はみな体格がよいですから肩当てを使わない人が多いようですね。でもウイーンフィルはみなさん使っているようです。
これは楽器をお客さんの方に向けるためで、音をお客さんに向かって飛ばすためだとか?
オイストラッフもノーバートブレーニンも楽器が顎のしたから生えているという感じで、肩当てはいらないでしょう。
私の場合、その反対で、減量してから顎の脂肪も肩の脂肪もなくなり、肩当てのかなり高くしないとだめになってしまいました。
正しく楽器を持たないと肩凝りになりますので、肩当ての調整も大事ですね。

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IFE通信No.571 10/2/9発行(平日発行)
発行者:石川 聡
石川音楽工房(PC版)
http://www.ne.jp/asahi/ishikawa/music/
email:s-ishikawa@music.email.ne.jp

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