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タイトル:石川ファミリーアンサンブル通信566  2010/02/01


今日からもう2月、速いですね今日は夕方から雨か雪だそうです。
このところの土日に、庭の夏みかんの木になっている実を6-7個採り、マーマレードを作っています。
ほこりだらけの夏みかんをよく洗うとピカピカのだいだい色に。今年は重さも十分で350gくらいはあります。
ただし、そのままでも食べれるのですが、かなり酸っぱい。私の住んでいる大和は神奈川県の中央に位置し、この辺りがみかんの北限となっています。
小田原や伊豆半島は暖かいので、みかんも盛んに作られており、甘いのですが、我が家の近辺はさすがに甘いのは難しいようです。
ですが、マーマレードにするとクエン酸たっぷりなので、腐らない。
昨年作っておいて忘れた1年ものがありますが、この前食べたらクースーじゃないですが、味がまろやかに。
密閉容器に入れておけば、1年は平気です。ということで、夏みかん7つから500gびん3つ出来ます。
味付けは純黒糖を200g入れるだけであまり甘くないです。さわやかな酸味とほろ苦さはパンにはもちろん、コロッケにソース代わりに乗せてもグーです。
黒糖入りなのでちょっと黒ずんでますが、今年もおいしいものが出来ました。といっても、まだ50個ぐらい木になっていますので、これから順次作らなければ。
そして、昨日はキーウイの棚作り。とにかく植物はどんどん生長しますから、成長の止まっているこの寒い時期に対処しなければなりません。
今年はもっとサツマイモが採れるようにと庭も少しずつ耕しています。
このところ、シューベルトのソナタにはまっています。実に美しいですね。さして難しくないので初見でもかなり弾けます。
最初は長いなーなんて思っていたのですが、だんだんと魅かれていくんですね。そして、繰返しをしないと気が済まないなんて思うようになります。
昔は、なんでこんなところに点2つ書いて繰返しなんてするんだ!なんて思っていたんですけど、良さが何も分かってなかったんですね。
ところで、先ほど食べ物の話題が出ましたが、シューベルトは曲を書いて食い物を得るというかなり貧しい生活をしていたようです。
だいたい音楽家は食通や美食家が多いんですが、シューベルトは貧乏だったんですね。
バッハはかなりの大食漢。でなければあれだけの激務はこなせないでしょうし、子供をあれだけ作ったんですからね。精力が出るように食事したのでしょう。
それに、領主の家に住み込みのようなものですから、食事はかなりよかったのでしょう。
ワーグナーみたいに借金をしても美食家だった人もいます。彼の言い分は、才能のある人に金持ちは金を出すべきだとか。
最初から借金を踏み倒す、というか金を半ば強制的に出させるという感じでしょうか。
彼は若い頃ユダヤ人批判を行い、メンデルスゾーンの作品を堕落したものと批判しますが、ある意味では、貧乏根性のひがみであったようにも思えます。
食い物に困っていないメンデルスゾーンが羨ましかった?というのは勘ぐりでしょうか?
ベートーベンはワイン好き。作曲はワインをあおってやってたとか。そのワインに鉛を入れて甘くして飲んでいたので、難聴になったとか?
いや、単に飲み過ぎで、アル中から難聴になったとか?
ハイドンはエステルハージに仕えてましたから、これも生活は保証されていたわけです。食い物には困らなかったようですね。
そういう中で本当に食い物に困っていたのはやはりシューベルトでしょうか?
ブラームスとブルックナーが好物だったのがレバー団子。彼らは敵対しているようで、実はお互いを認めあっていたようです。
ただ、周囲がそうしてくれなかった。それは、彼にとって不幸だったんでしょう。

音楽と食事と酒、そして女性は切っても切り離せないと言えるでしょう。シュトラウスのワルツにもありますし、作品にも反映されますしね。

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IFE通信No.566 10/2/1発行(平日発行)
発行者:石川 聡
石川音楽工房(PC版)
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