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今日は少し暖かいですね。 昨日は、今年の生誕200年の作曲家についての話題でした。結構知らない、面白い話があるものですね。 作曲家のつながりというのは結構ありますが、メンデルスゾーン-シューマン-ブラームス-ドボルザークなんて路線になるのでしょうか。 年代的にメンデルスゾーンとシューマンは1才違いなんで、親友という感じですが、シューマンとブラームスはちょっと違います。 13離れていますから、シューマンにとってブラームスは弟子という感じでしょう。 ブラームスとドボルザークは更に8才はなれていますから、これも師弟関係といった方がよいでしょう。 もっとも、師弟関係といっても大作曲家が教わることなどないでしょうし、半ば作曲家としての世界へ入る足がかりでしょうから、半分は利用するという感じでしょうか。 それはそれで悪いことではなく、リストなんかは多くの作曲家を世に紹介し、無名を有名にしました。 ブラームスとドボルザークは物理的に距離を話して活動しましたからよいのでしょうが、シューマンとブラームスは問題ですよね、 それは、シューマンの奥さんであるクララとの関係があるからです、 作曲家で女性問題というのは結構重要ですよね。 その最たるものがワーグナー、自分の弟子のビューローの奥さんであるリストの娘を奪ってしまうのですから。 まあ、コジマの方もそれを受け入れてしまうのだから、ワーグナーの魔力というのは本当にすごいのでしょう。 作曲家には独身の人も多いのですが、全く女性と無関係という人はいません。 ベートーベンだって女性に恋をし、何度も挫折しています。シューベルトももっと長生きしたら奥さんがいたかもしれない。 チャイコフスキーは実は一度結婚したという説もあります。婚約破局というのはあるようですが。 このチャイコフスキー、その死因は諸説ささやかれていますが、最近の研究では、やはりコレラによるというのに落ち着いたようです。 一時期、同性愛者の裁判により、ヒ素をあおって自殺したという説が流れました。 これはチャイコフスキーがもともと法務省の役人だったかららしいのですが、どうもこれは作り話だったようです。 チャイコフスキーは一度も会わないメック夫人に援助を受け、遠距離恋愛をしていました。これもちょっと不思議な話ですよね。 作曲家と女性の話題はつきないようです。 もっとも、女性の話題が出てこない人もいます。それは奥さんと幸福な家庭を築けた人で、メンデルスゾーンなんかその一人でしょう。 でも、ハイドンのように奥さんは出てこないものの、不和であった人もいます。全くもって複雑ですね。 お問い合わせ、ホームページは以下の通りです。お便りお待ちしています。 IFE通信No.558 10/1/20発行(平日発行) 発行者:石川 聡 石川音楽工房(PC版) http://www.ne.jp/asahi/ishikawa/music/ email:s-ishikawa@music.email.ne.jp |