2010年1月15日第2号(通巻第201号)・FOR MAN ・




【photo by Yao Yuan】

1/15(金)「ルイス・バラガン邸をたずねる」展(〜1/24)
東京・渋谷 ワタリウム美術館

1/16(土)燈籠まつり
岐阜県揖斐川町

1/17(日)「医学と芸術:生命と愛の未来を探る」展(〜2/28)
東京・六本木 森美術館

1/18(月)初観音
和歌山県和歌山市・金剛宝寺護国院(紀三井寺)

1/19(火)「静かな叛乱 鴉と鯨の対話」(〜2/14)
東京・東京都現代美術館

1/20(水)はだか祭り
熊本県苓北町・苓北町上津深江八坂神社

1/21(木)「エレメント 構造デザイナー」展(〜3/22) 東京オペラシティ アートギャラリー

1/8(金)牛たんフランク本舗にゆるキャラ「たんふらマン」

1/9(土)梨花、会社員の「元カレ」と入籍をブログで報告

1/10(日)銀座の氏神・鉄砲洲稲荷神社で「寒中水浴」

1/11(月)<鏡開き>重機で豪快に・日本一の大鏡餅

1/12(火)東京株式市場・円安で昨年来高値更新

1/13(水)水樹奈々・21stシングルをリリース

1/14(木)世界初のBluetooth対応ビデオカメラ発売

【編集部からのお知らせ】
本メルマガの発行者である、アラヤ株式会社社長、中嶌重富の2冊目の著作、「起業適齢期−56歳だから実現できた『ブランド』」が、今月の29日に、経済・ビジネス書籍のダイヤモンド社から出版されます。第一作目の「56歳での起業」は団塊の世代の共感を呼んで、ベストセラーになりましたが、今回の新作も大きな反響を得ることでしょう。
 
→非公式ブログ「東京letter」の内容が好きです。このメルマガの編集者の日常生活を知ることができるし、メルマガ以外のすばらしい写真も楽しむことができます。ところが突然このブログがすべてなくなってしまいました!なぜ中止されたのか、理由を教えてください。【名古屋 健強
 
←我々も健強さんと同じように、突然中止になった理由がわからないのです。世界の800万の「博客大巴」のユーザーが、同じように困惑しています。1月5日に、「敏感な内容に触れた、すでに存在しないあるブログのために、(中国の)管理部門がホームページのIPを閉鎖した」後、アクセスができなくなって、ブログの新しい書き込みが不可能になったようです。しかし幸いなことにその後ようやく回復され、1月14日現在、アクセスが可能であることが確認されました。たいへんご心配をおかけしました。

ALAYA

機能万全のスチームケース(R)

「時間がないけど自分で料理したい」「料理は好きだけど食器洗いが面倒」「品数がほしいけど時間がかかるのがいや」「おいしくて低カロリーのものを作りたい」・・・そんな希望に応えて登場した、スペインのルクエ社のとても便利な蒸し器が日本(発売元:コラムジャパン株式会社)で販売を伸ばしている。電子レンジやオープンで加熱が出来、食器にも保存容器(密閉はできません)にも使えるので、まさに一石三鳥である。

この「スチームケース」は、メキシコの伝統料理であるバナナの葉の蒸し料理からヒントを得てスイスのデザイナーによりデザインされた。よく研究された素材と、トマトやニンジンなどの色鮮やかで新鮮な野菜を連想させる色を採用し、スタイルも斬新である。

「スチームケース(R)」には次のような特徴がある。
1.医療用にも使われるシリコン製で、柔らかく高品質。
2.耐熱性が高く、−30℃〜260℃で使用可能。
3.調理法が簡単で、素材を入れて電子レンジで加熱するだけでOK。
4.わずか210g(レギュラーサイズ)の重量なので、軽量で使いやすく、手にもなじむ。

「スチームケース」を使った料理は、きっと皆を魅了することだろう。

ルクエ社はこの他にも、たくさんの面白くて実用的なキッチン用品を発売している。

●デコペン
できあがった料理や、ケーキ、アイスクリームなどを、バルサミコ酢、マヨネーズ、チョコレートソースなどで楽しく飾り付ける便利な器具である。シリコンを原材料としており、電子レンジやオーブンでの加熱も可能である。一流シェフにも負けない仕上がりの「作品」を作ることが出来る。

●カクテルアイスクラッシャー
カクテル用クラッシュアイスがほしくても、普通の氷では粒が大きすぎるし、専用のアイスピックを使って砕くのも大変。このクラッシャーを使えば、1時間で細かい氷を作ることが可能である。ジュースやシロップの氷を作ったり、チョコレートを固めたり、クッキーを焼いたりと、用途も幅広い。

●マキス
シリコン樹脂上の細かい波型模様が米粒のくっつきを抑えるので、海苔がなくても自由自在に巻き寿司を作ることが出来る。好きな食べ物を適当に入れて巻くだけで簡単に家庭でもお好みの味を楽しめる。 (酒井絵理子提供)

(C)Coram Japan ltd.

コラムジャパン株式会社 http://www.coram.co.jp
 ルクエレシピブログ http://www.lekue.jp/

昨年の新車ランキング

日本の自動車業界団体が1月8日に、軽自動車を含む2009年の自動車販売台数ランキングを発表した。トヨタ自動車の「プリウス」がハイブリッド車として初めて首位を獲得し、ホンダのハイブリッド車「インサイト」も8位に入った。昨年日本政府が打ち出したエコカー減税政策によって、エコカーの人気が新たな段階に入ることになったのである。

昨年の5月に全面改良されて登場した「プリウス」の販売台数は前年の2.9倍で、連続5年首位を保っていたスズキの「ワゴンR」を抜いた。登録車(660cc超)が第1位になったのは2003年以来の快挙である。「プリウス」などのハイブリッド車の販売台数は34万7729台で、登録車全体(229万台)の11.9%である。人気車種が大衆車から軽自動車へ、そしてついにハイブリッド車へと移行したというわけだ。

12月の販売台数は前年の同月に比べ36.5%増加し、25万474台となった。リーマンショック前の2007年の同月の販売量(23.6万台)に比べても大幅な増加である。2008年の販売量との比較では、8月から5ヶ月連続で増加している。大手自動車企業の前年同月比は、ホンダが78.2%増、トヨタが55.6%、日産が15.9%増、三菱が15.5%増で、多くの企業の年度総販売台数は減少する傾向にあるが、12月の販売業績は注目に値する。

2009年販売ランキング(単位:台)
第1位 プリウス   トヨタ   208876
第2位 フィット   ホンダ   157324
第3位 ヴィッツ   トヨタ   117655
第4位 パッソ    トヨタ   98883
第5位 インサイト  ホンダ   93283
第6位 カローラ   トヨタ   90178
第7位 フリード   ホンダ   79525
第8位 セレナ    日産    78836
第9位 ヴォクシー  トヨタ   71426
第10位 ノート    日産    65745                                                   (夜風執筆)

(C)2010 JAPAN AUTOMOBILE DEALERS ASSOCIATION.

社団法人日本自動車販売協会連合会 http://www.jada.or.jp/index.html

昨年のベストセラー

日米両国で政権交替が起き、新型インフルエンザが猛威を振るった2009年は、世界規模の事件が次々に発生した。このような時代背景の中で、日本の読者たちが興味を持った本はどのようなものだったのだろうか。

予想されていたとおり、総合第1位の栄冠に輝いたのは、村上春樹が7年の沈黙を破って発表した長編小説「1Q84」(新潮社)であった。この本は発売されると同時に、供給が需要に追いつかないという状況になり、小説の中に出てくるクラシック音楽CDの売上げも好調であった。「1Q84」は一種の社会現象となり、上下巻の総販売数は224万部に達した。既に村上春樹は続編の執筆に取り掛かっているとの噂もあり、「1Q84」熱は今年もまだまだ続きそうである。

他の追随を許さないこの傑作以外で注目されたのは、漢字や日本語、そして健康に関わる実用書であった。出口宗和の「読めそうで読めない間違いやすい漢字」(二見書房)(総合第2位)は115万部、5月に発売された第2弾も24万部売れた。蛇蔵&海野凪子の「日本人の知らない日本語」(メディアファクトリー)(第5位)は65万部、山本千尋の「バンド1本でやせる!巻くだけダイエット」(幻冬舎)(第6位)は110万部を超えた。齋藤真嗣の「体温を上げると健康になる」(サンマーク出版)は第10位であった。

一方、ゲーム関連の本が6冊、総合20位内の狭き門に入り、前作から5年をおいて発売された「ドラゴンクエスト」の攻略本は、総合部門第3位であった。連載作品と書き下ろしから構成される湊かなえの「告白」(双葉社)は70万部で、2009年度の本屋大賞を受賞している。

出版科学研究所の綾部研究員は、教養関連の書籍やケータイ小説、血液型の本などの売れ行きが好調な理由について、明確ではないが社会情勢と関係があるだろうとしている。テレビ番組で取り上げられるということも日常生活や健康に関した実用書が売れる理由の一つであろう。しかしベストセラーになる理由を分析しても、よく売れる本を作ることは非常に難しい。2009年(1〜10月)の書籍の販売額は7268億円で、前年の同時期に比べて3.9%減少している。今年は、出版界に衝撃をもたらすような、世間の注目を集める素晴らしい作品が数多く登場することを期待する。 (よどみ舞執筆)

2009年度ベストセラー http://www.honya-town.co.jp/hst/HT/best/year.html

大人の社会見学〜工場に行こう!〜

小学生の時、地域にある食品工場などに社会見学に行った人は多いだろう。目の前で身近な商品が作られていく様に感動したり、真剣な表情の作業者に圧倒されたりしたものだ。

都心に近い茨城県にはヤクルトの工場がある。ここでは乳酸菌飲料「BF-1」の製造工程を、専門の係員の詳しい説明つきで、見学出来る。また、PRルームでは胃腸の健康や機能、乳酸菌の働きについても学ぶことができる。平日も週末も老若男女様々の多くの見学者が訪れるという。

富士山の麓にあるキューピーの富士吉田工場では、メインのマヨネーズの他にレトルトのおかゆなども製造している。ここではそのおかゆだけでなく、マヨネーズなどのディスペンパックの製造工程も見学可能だ。富士山観光と併せて、工場見学に来る人も多いという。

小さな男の子がいる家庭には、羽田にあるANA機体メンテナンスセンター見学が人気のようだ。ここは飛行機の安全運行のため整備や改修を行っている整備工場である。初めに飛行機についての講義を50分ほど受け、その後、格納庫にあるボーイングの大型機や中型機の整備の様子を見学する。

大人に一番人気の工場見学といえば、やはりビール工場だろう。サントリー武蔵野工場は、ほぼ毎日、一般向けの見学を行っている。係員の解説による製造工程見学の後はビールの試飲も出来る。最近は旅行会社のJTBが工場見学と併せて、その地域にある観光名所を巡る工場見学ツアーなるものを開始している。

工場見学は事前予約をすれば、無料で行っているところが大半なので気軽に参加可能だ。子供の時には感じることが出来なかった、新たな視点で大人の社会見学を行ってみてはいかがだろうか。 (亜遊民執筆)

大人の社会見学で参加してみたいものランキング http://ranking.goo.ne.jp/ranking/051ki/social_inspection/

成人式の素敵な風景

朝テレビをつけると、画面は成人式を迎えた若者たちの和服姿と、ミッキーマウスと抱き合う女性たちの笑顔を映し出していた。「東京ディズニーランドの成人式」というタイトルが、その日が特別な日であることを伝えていた。1989年4月2日から1990年4月1日までのバブル経済末期に生まれた日本全国127万人の男女が、この日に新成人となった祝福と激励を受け、「成人式」を迎えたのである。

日本では古くから、男の子が成長したときに行われる「成人の儀式」があった。戦後まもなくの1948年からは1月15日が国の定めた「成人の日」となった(最近は1月の第2月曜に変更)。毎年この日になると、列島の各地で講演会やパーティが盛大に行われ、大人の仲間入りをした男女に記念品が贈られて、新成人の誕生が祝われる。近年は、酔っ払うなどして式をぶち壊しにする新成人のニュースが報道され、ごく一部の人々だけのこととは分かっていても、新成人に対する世間の印象に暗い影を落としていた。

だが今年は、あるニュースが私の心を深く感動させた。沖縄県名護市の成人を迎えた若者たちが、これまで自分を育ててくれた家族に恩返しをすると共に、友達の支えや励ましに感謝するために、成人式の前夜に110個の電球で山腹に50平方メートルの巨大な「恩」の字を作ったのである。遠くから見ると京都の「大文字焼き」のようで、しんしんと冷える夜に温かい気持ちが伝わってきた。

その時、自分にとって忘れがたい夜をふと思い出した。日本に来て満20年になったその日に、秋の月に向かって祝杯を挙げ、自分のための小さな「成人式」を行ったのである。飛行機のタラップを降りて異国の地を踏んだときが「誕生のとき」であれば、その日は「成人式」となるからである。かすかに吹く秋風が、晴海埠頭の汽笛の音を運んできた。異国で暮らすことの苦労、青春の日の感慨、祖国の友人たちの励まし、日本の知人たちの助け・・・様々な出来事が心に浮かび、不惑の年となった私の目に熱い涙が溢れた。

感動的な瞬間を共有したいと思い、カメラを手に成人式の会場に向かった。自分の半分の年齢だが、エネルギーは自分の倍くらいあるような若者たちを見ながら、心に響くある歌が蘇ってきた。それは日本とアメリカで活躍する全盲のピアニスト、木下航志(きした・こうし)さんが鹿児島市民文化ホールの成人式で歌った歌である。「I once was lost, but now am found. Was blind, but now I see(迷っていた私を見つけてくれた。見えなかったが、今は見ることができる)・・・」 (姚遠執筆)

photo by Yao Yuan

新成人、家族や友人への「恩」山腹に点灯 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100110-OYT1T00716.htm

Copyright 2005-2010 Tokyo-Fashion.net All Rights Resverd.
E-mail:info@tokyo-fashion.net