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タイトル:石川ファミリーアンサンブル通信554  2010/01/14


今日はさむーーーいです。朝、畑は真っ白、氷点下です。雲一つない快晴。放射冷却ですね。
昨日の夜、ふとんの中に入っても寒くて、また風邪がぶり返した?と思っていたら、みんなも寒いとか。
本当に寒かったんですね。やれやれ。洸貴が土曜日からセンター試験なんで、みんな風邪をひいてはいけないとみんなが気を使うはめに。
本人はケロッとしてますけど。
さて、お母さんが、PTAや子供会の役員で難儀しています。
最も、こういう役員、やり手が今全然いないんですね。働いているからできないと言ってみんな逃げる。
でも、それってあり?もちろん、中には母子家庭で毎日パートという方もいらっしゃいます。
しかし、共稼ぎの家庭はもちろん給料が安いということもあるのでしょうが、基本的には金もうけをしているわけですよね。
極論を言えば、金もうけしているんで役員できないというのと同じでは?
役員会というと平日集まるというように錯覚していますが、そんなことはない。今ではメールを使ってのやりとりで簡単なんです。
共稼ぎの人だってメールのやりとり、いや、携帯をやらない日なんてありますか?
もっと地域活動に参加しましょうよ。
でもね、参加して一番いやなのが、中学なんかの体育会系の先生。横柄で取り仕切る。
高校の恩師が言ってましたが、彼らはゴールデンウイークなんかも返上して部活の試合につきあうのでものすごく態度がでかいのだそうです。
でもね、体育だけが文化じゃないですよ。音楽や美術、文学なんてしいたげられていますよね。
ここが日本人の白痴無教養民族と欧米人の総合文化として芸術、体育、学問をとらえることの決定的な違いでしょう。
日本人には教養が無い。
そんなことはない、といいはる人もいるでしょう。シャープの数と♭の数で何調が覚えていると自慢する人だっているでしょう。
でもそこになんの価値があるのか?
どこかのギャンブル振興会の親玉が「健全な肉体に健全な精神がよどる」なんてでたらめなことを言いました。
本人も間違って使っているのに気付いていないのか、意図的に変更したのかわかりませんが、これの正しい語源は、
「健やかな身体に健やかな魂が願われるべきである」(It is to be prayed that the mind be sound in a sound body) 」というのが本当です。
ローマ帝国時代、風刺詩人で法律家のユウェナリスが、当時、肉体を鍛えることが若者達に流行し、肉体美や身体能力のみで人を評価することを皮肉って言ったことです。
それがどこかの体育会系の人間が、肉体を鍛えることは精神を鍛えることと錯覚したのです。
もちろん、多くの体育会系の人間は精神力も鍛えられているでしょう。だから必ずしも肉体を鍛えれば精神もよくなるとは限りません。
肉体は全くだめでも、人間的に優れた人は五万といます。
それに、肉体を鍛えて精神力もアピールするなんて3流ですよ。イチローは努力家だけどそんなこと一言も言わない。
サッカーの司令塔だった中田氏もそう。彼らは肉体を鍛えて精神力を鍛えたわけではない。
人間的に優れるように別の角度から勉強し、努力したわけです(彼らにとってそれは当たり前なんでしょう)。
中田氏イタリア語を勉強した、次いで英語を勉強した。
海外で活躍するには語学が絶対必要、コミュニケーションがとれなくては何も出来ない、そう思った彼は当たり前のように勉強し、習得した。
ゴルフの尾崎氏と青木氏がよく比較に出されます。なぜ尾崎氏は内弁慶か、それは語学が出来ないからです。
現在若手で海外で活躍している宮里、石川両選手等、そんなバリアなど全くなし。どんどん吸収する。
肉体を鍛えて習得できるものでは有りませんよ。
精神力が鍛えられるなんてかつての精神論が横行した戦時中の名残。
例えば、優秀な外科医なんて10時間のぶっつづけの手術なんて当たり前。体育会系の精神力なんて到底かなわないですよ。

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IFE通信No.554 10/1/14発行(平日発行)
発行者:石川 聡
石川音楽工房(PC版)
http://www.ne.jp/asahi/ishikawa/music/
email:s-ishikawa@music.email.ne.jp

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