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今日は晴れてます。霜柱がすごいですね。 今週は作曲家と女性という話題です。この話は話題がつきませんね。芸術家は個性が強いですから、伴侶となる女性も限定されます。 音楽に理解を示さない人はまずいないと思うんですが、あまりに女性の方も個性が強いとこれもうまくいかないよう。 バッハの奥さんのように、激務の夫を理解し、常に夫の縁の下の力持ちとなっているのがうまくいくようですね。 でも、リヒャルトシュトラウスのように恐妻家もいます。奥さん強かったみたいですね。 リヒャルトシュトラウスはあんなにスケールの大きい曲書いて、自分は英雄なんてまでやっちゃったのにね。奥さんには全く頭が上がらない? ワーグナーは自分の弟子である指揮者のハンスフォンビューローの妻コジマ(言わずと知れたリストの娘)を奪い取ったのは有名です。 ハンスフォンビューローは妻を取られて最初はブラームス派に鞍替えしてワーグナー派と敵対しようとしますが、結局はワーグナーの魔力から逃れられなかったようです。 ワーグナーが死んだ時、その知らせを持ってきた友人がハンスフォンビューローがさぞ喜ぶと思ったら--- なんとがっかりして抜け殻のようになったとか。心の底までワーグナーを崇拝していたようです。 ハイドンは奥さんがいましたが、年取ってからだんだん不和になったとか。でも結局は別居しながらも離婚まではいかなかったようですが? シューマンのように、自分のピアノの先生の娘であるクララと恋に落ち、クララへのたくさんの曲をプレゼントし、周囲の反対を押し切って結婚しました。 ですが、最後には---- モーツァルトは悪妻コンスタンツェとこれも周りの反対を押し切って結婚。生活能力ゼロの2人で、周りは非難轟々。 でも本人達は楽しかったみたいですね。モーツァルトは周囲が見るのとは正反対で幸せだったようです。 コンスタンツェはモーツァルトの死後、急に商才に長けるようになり、モーツァルトをだしにして金儲けをします。いやぁ女性ってすごい! 最近NHKのアマデウスで取り上げたヤナーチェックのシンフォニエッタ。これは実はソーコル体育協会体育祭のファンファーレの依頼で書かれた曲です。 アマデウスではそのことは一切ふれていませんでしたが、この番組ってあまりにも物語を作りすぎていますよね。 そのヤナーチェック、奥さんはもちろんいますが、晩年に不倫します。弦楽四重奏の内緒の手紙とは、実は不倫相手のラブレターだったんですね。 発話旋律なんていってますが、この弦楽四重奏を聴くとラブレターの内容を解読できるのかも? さて、ヤナーチェックは最後に肺炎で死亡しますが、一応、ハイキングに行った際に戻らなかった子供を探しに雨の中森の中をを探し回ってそれが原因と言われています。 でも、本当のところは、不倫相手に会いに行ったと言われ、結局ばちが当たったんですが、それでは大作曲家としてあまりにもみじめというので、美談にしたとか? 女性にまつわる話はつきないですね。 それではまたよろしくお願いします。 お問い合わせ、ホームページは以下の通りです。お便りお待ちしています。 IFE通信No.540 09/12/18発行(平日発行) 発行者:石川 聡 石川音楽工房(PC版) http://www.ne.jp/asahi/ishikawa/music/ email:s-ishikawa@music.email.ne.jp |