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タイトル:石川ファミリーアンサンブル通信539  2009/12/17


今日は晴れてます。寒いですね。今日も朝っぱらから東海道線で人身事故。横須賀線は超満員。
今年の自殺者は3万人を超えそう。民主党ももう少し考えてほしいものです。
財政がどうのこうのといいますが、何10年もたまった膿はそう簡単に取れるわけではない。
目先のことにとらわれずに国民の幸福を実現してほしいものです。

昨日は作曲家と女性という話題でした。奥さんや子供たちと幸福でありながら、歴史に残る仕事をしたバッハとショスタコーヴィッチです。
ではそうでなかった人、といっても結構独身の作曲家が多いんですね。
その代表格がドイツのシンフォニーの3大Bと言われている、ベートーベン、ブラームス、ブルックナーです。
ベートーベンは女性に対する愛情に飢えていました。
父から鉄拳を振るわれて音楽の英才教育を受けていてベートーベンにとって母親に対する愛情は深く、幸福な家庭にあこがれていました。
しかし、その乱暴な性格、他人との身分の違い、耳が不自由であることなどから、結局は女性を射止めることができませんでした。
おそらく、誰よりも家族がほしく、子供も欲しかったのでしょう。音楽以外に何もできなかった幼少、少年時代の反動です。
しかしそれもかなわなくなると、甥のカールを我が子のように溺愛します。ですが、それも一方的、空回りとなってしまいます。
ですが、もし、ベートーベンが幸福な家庭生活を築いていたら、これほどの名曲は生まれなかったでしょう。
家族があればどうしても家族を守らなければならない、そうなると、なかなかその当時の前衛的、革新的な曲を作れなくなるかもしれません。
ベートーベンは結婚しなくてよかったのかもしれません。
ブラームスはシューマンの妻クララと不倫があったのではないかと噂されています。
以前にも書きましたが、シューマンはそのことに薄々感づいていたようで、子煩悩のシューマンが10番目の子が自分に似ていないことに疑念を抱いていたとか。
そして、死ぬ間際に、クララに水を飲ませてもらって居た時に、私は知っていると意味あり気な言葉を発したとか。
つまり、10番目の子供がブラームスとクララの間に出来た子ではないかというのです。まあ、当人達以外に真実はわからないのですが。
ブラームスは、晩年はあのように乞食のようなかっこで、仲の良かったヨハンシュトラウスとはまったく対照的です。
しかしながら、青年時代はリストと同じくハンサムで、それこそ、ギャルがキャーと黄色い声をかけるようなイケメンだっだんですね。
ブラームス自体、極めてまじめっぽく?見えるので、クララとは何があったのかは格好のスキャンダルの餌食となりますね。
ブルックナーは経験なカソリック信者で、おおよそ女性やいろ物語には無縁のように見えますが、晩年にはスキャンダルを起こします。
娼婦と遊んでしまい、娼婦から結婚しろと脅されます。
困ったブルックナーは、友人や弟子達に結婚することになったともらすと、弟子達は、すぐに師匠の窮地を察し、金を娼婦に渡して、追い出したとか。
ブルックナーはたいそう喜んで、弟子や友人に感謝を繰り返したとか。
ブルックナーにはあまりロマンチックな愛の歌は聴かれませんが、あまり女性とは縁がないのかも知れません。

それではまたよろしくお願いします。
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IFE通信No.539 09/12/17発行(平日発行)
発行者:石川 聡
石川音楽工房(PC版)
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