メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 09/12/16  2009/12/16


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Stock Mission
本日の相場総括・明日への展望

http://www.stock-mission.com/            2009年12月16日 発行
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□本日の結果
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12/16 12/15一般会員銘柄NI +21.15% 合計+21.15% 暴騰!
12/16 12/15特別会員銘柄TT +3.68% 合計+3.68%
12/16 12/14ハルテック(5916) +2.83% 合計+11.22%
12/16 12/13一般会員銘柄EO +2.83% 合計+7.26%
12/16 12/10一般会員銘柄KD +8.92% 合計+19.85% 暴騰!
12/16 12/09一般会員銘柄MK +3.60% 合計+5.99%
12/16 12/08特別会員銘柄TK +2.19% 合計+3.70%
12/16 12/08一般会員銘柄KG +2.05% 合計+3.65%
12/16 12/03一般会員銘柄NS +1.69% 合計+5.71%
12/16 12/02加藤製作所(6390) +3.38% 合計+6.99%
12/16 12/01特別会員銘柄PN +1.71% 合計+19.76%

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は93円高の10,177円と反発となりました。
昨晩の米市場は下落しましたが、CME高、為替の円高一服、
日経新聞による新BIS規制の導入の実質的な延期が報道されたことから、
朝方から買い先行スタートとなりました。
新BIS規制の導入の延期報道から、メガバンクの早急な増資懸念が後退し、
メガバンクに買い注文が殺到、これを見て先物にショートカバーが集中して、
日経平均は100円を超えて上げ幅拡大となりました。
しかし、メガバンクがそれぞれ大幅高で寄付くと、この流れからの売買は
一巡したということで利益確定売りが出たことで、日経平均は徐々に
上げ幅を縮小しました。

後場に入ると、アジア株安も手伝ってさらに上げ幅を縮小となりましたが、
その後は利益確定売りも一巡し、10,150円近辺での揉み合いとなりました。
大引けにかけては、少し買い戻されて後場の高値で終了しました。


□相場総括
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短期基調は上向き継続、中期基調は横ばい継続となっております。
本日はメガバンク動向が全てであり、三井住友、みずほが15%弱の大幅上昇、
安定操作中の三菱UFJも5%弱の上昇となりました。
みずほは出来高が7億株を突破して過去最高のを記録、メガバンク三社の
売買代金は3,807億円にも達し、東証1部全体の25%を占めております。
朝方は一気にショートカバーが入ったことで大幅上昇となりましたが、
これが一巡すると高い水準からは利益確定売りが優勢となり、
今晩のFOMCを睨んで様子見ムードが強まりました。

先物の手口は、売りではバークレイズが1,623枚、ニューエッジが1,511枚、
みずほが1,119枚の売り越しとなっております。
TOPIXでは、モルガンスタンレーが2,371枚、BNPパリバが1,851枚、
バークレイズが1,023枚、野村が1,014枚の売り越しとなっております。
買いでは、メリルリンチが2,280枚、モルガンスタンレーが1,751枚、
野村が1,659枚、クレディスイスが1,131枚の買い越しとなっております。
TOPIXでは、クレデイスイスが2,424枚、ゴールドマンサックスが1,611枚、
JPモルガンが1,474枚の買い越しとなっております。

モルガンスタンレー、野村はTOPIXとのリバランスの動きとなっており、
バークレイズはロングの利益確定、ニューエッジも最終的には売り越し
積み増しとなっております。
一方でクレディスイスは買い戻しの動き、ゴールドマンとJPモルガンは
ロング積み増しとなっております。
特にゴールドマンは、今週だけでも大量買い越しを続けており、
非常に強き姿勢で出てきていることが興味深いところです。


□新興市場動向
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新興市場はまちまちとなり、ジャスダック平均、マザーズ指数は反落、
ヘラクレス指数は小幅続伸となっております。
本日はメガバンクを中心に大型株へと資金が流れたこともあり、
新興市場から資金gな流出しました。
昨日まで堅調だったネット関連株を中心に利益確定売りに押されて、
資金が大型株へ向かってしまった格好となっております。
ただ日経平均が上値の重さを意識して、再び高値揉み合いとなる場面では、
新興市場に再び資金が戻ってくることも想定されます。


□個別銘柄動向
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日経平均が朝方から大幅上昇となったこともあり、幅広い銘柄に買いが
入りましたが、上昇の中心は銀行株となりました。
他、証券、保険、不動産、その他金融など、金融全般が積極的に買われました。
円高一服から、自動車、ハイテクなども買われましたが、上げ幅は小幅で留まり、
資金の流入は限定的でした。
また、出遅れ感のあった海運には短期資金が流入してしっかりとなりました。
一方で、商品価格の下落が続くこともあり、非鉄が弱く推移しております。

個別では、会員銘柄の日本インター (6974)が本日大暴騰となりました。
高値では寄り付きから+20%超となっております。
他、昨日ストップ高のケネディクス (4321)がさらに上昇、二日間で
+20%弱の上昇となりました。


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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は反発が期待されます。
ただ、今晩の最大の焦点はFOMC声明となり、日本時間で午前4時15分に発表が
予定されており、米市場もそれまでは動くに動けない膠着状態となりそうです。
経済指標も多数発表が予定されておりますので、序盤はこれをそれぞれ見ながら、
やや神経質な展開が想定されます。

ロンドン市場は反発展開となっており、8割の銘柄が上昇しております。
銀行など金融株が昨日に売られた反動で上昇しており、原油高となって
いることから石油株も買われております。
他、薬品、食品、日用品なども買われております。

昨晩の米市場はダウが49ドル安と反落となりました。
FOMC声明文の発表前で手控えムードが強く、直近の上昇の利食いが出たことで
売り先行スタートとなりました。その後も12月のNY連銀製造業景気指数、
12月住宅市場指数が予想を大幅に下回ったことで、終日売りに押される
展開となりました。
また、11月のクレジットカード貸倒償却率の上昇、クレジットカードの
債務不履行率の上昇が嫌気され、金融セクターが全面安となり、
ダウは一時74ドル安まで下落しました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は、ペイチェックスが予定されております。
経済指標は、MBA住宅ローン申請指数、11月消費者物価指数、
11月消費者物価コア指数、7-9月期経常収支、11月住宅着工件数、
11月住宅着工許可件数が予定されております。
予想は、11月消費者物価指数が前年比+1.8%(10月-0.2%)、
11月消費者物価コア指数が前年比+1.8%(10月+1.7%)、
7-9月期経常収支が-1,080億ドル(4-6月期-988億ドル)、
11月住宅着工件数が57.5万戸(10月52.9万戸)、
11月住宅着工許可件数が57万戸(10月55.1万戸)となっております。

11月消費者物価指数は、全体・コアともに落ち着いた伸びを示すとされており、
こちらは予想通りになるものと考えられております。
11月住宅着工・住宅着工許可件数は共に増加予想となっております。
ただ住宅部門の底入れ基調は確認されているものの、ここ2ヶ月間は
この動きも鈍化してきており、昨日発表の12月住宅建設業者指数が
下ブレとなっていることからも、やや注意とされております。


□その他海外注目材料
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今晩の最大の注目はFOMC声明の発表となります。
雇用情勢の改善から出口戦略への早期実行の可能性が高まっており、
声明文で多少なりとも示唆されるかどうかが注目されております。
昨日の英FT紙は、「政策金利は維持」「流動性供給措置を段階的に
解除する計画について、より踏み込んだ見解を示す可能性」と報じております。
為替要因でも米FOMCの展開が注目され、昨日の英FT紙の報道によって、
出口戦略への思惑からドル買いに繋がっております。


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■明日の展望
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明日は今晩の米FOMCを受けての米市場の動向次第となりそうですが、
米市場が大きく崩れない限りは、上意識の強い堅調な相場展開が想定されます。
個別では、本日大きく反発した銀行株が相場を支えてくることが想定され、
指数が落ち着いた動きを示してくるようなら個別材料株物色の流れが
強まることが想定されます。


□テクニカル分析からの展望
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終値ベースで直近高値の10,167円を上回り、一目均衡表の雲の上限を
捉えるところまできております。
前回はボリンジャーバンドの+2σと雲の上限が重なっていたことで、
短期的な達成感が出てしまいましたが、今回は+2σが10,360円まで
上昇していることもあり、達成感が出ることはありません。
明日は5日線の上昇が強まりますので、これに沿って上昇するならば、
10月高値の10,362円を試す展開となることも想定されます。
週足では、雲の上限が10,300円どころまで下落しており、10月高値を上回って
終了するようなら、週足ベースでも雲の上限の突破が確認され、
中期的なトレンド転換も期待されます。
一方で雲の上限で跳ね返されるようなら、再度10,000円の大台を確認していく
動きとなることが想定されます。


□総括・今後の方針
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本日は、メガバンク及び不動産に資金が集中し、中小型材料株や新興市場銘柄は
冴えない展開となり、まだ個別銘柄物色の流れは強まっておりません。
新エネルギー関連銘柄を中心に、注目度は高いままですが、日々思惑によって
資金が入れ替わっており、安定感があまり無い状況です。
ただ、日経平均が直近高値を超えて上放れ、これまで相場の足を引っ張ってきた
銀行株が反発してきたことは、相場にとってポジティブとなります。
日本株が出遅れていた要因も、為替とメガバンクの増資リスクでしたので、
この問題が後退したことで値動きが軽くなっていくことが期待されます。

ただ新BIS規制は延期であり、増資リスクが後退しただけで消えたわけではなく、
市場の予想通りに来年に増資を行ってくる可能性は残ります。
またテクニカル的には、日足は十字足を形成しており、高値圏での十字足は
天井形成を示すことがありますので注意が必要です。
ただ明日に続伸してくるようなら、この十字足は上昇の中間点を
意味してきますので、さらなる上昇が期待されることになります。

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□本日のメルマガ銘柄
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本日はありません。


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