メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 09/12/03  2009/12/03


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Stock Mission
本日の相場総括・明日への展望

http://www.stock-mission.com/            2009年12月3日 発行
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□本日の結果
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12/03 12/02特別会員銘柄FB +3.88% 合計+3.88%
12/03 12/01一般会員銘柄NF +3.29% 合計+3.29%
12/03 12/01加藤製作所(6390) +3.50% 合計+3.50%
12/03 12/01特別会員銘柄PN +7.11% 合計+9.27% 暴騰!
12/03 12/01特別会員銘柄TK +6.06% 合計+7.14%
12/03 12/01一般会員銘柄NS +3.36% 合計+6.06%
12/03 12/01一般会員銘柄NK +8.91% 合計+8.47% 暴騰!
12/03 12/01明電舎(6508) +7.79% 合計+5.93%
12/03 11/30一般会員銘柄NK +4.15% 合計+11.67%
12/03 11/30特別会員銘柄MZ +5.48% 合計+10.00%
12/03 11/30特別会員銘柄KN +7.27% 合計+40.48% 暴騰!
12/03 11/30日本通信(9424) +20.00% 合計+37.30% ストップ高!
12/03 11/29一般会員銘柄ST +11.58% 合計+15.22% 暴騰!
12/03 11/26特別会員銘柄SF +6.18% 合計+16.84%
12/03 11/25一般会員銘柄TK +18.68% 合計+21.35% 暴騰!
12/03 11/23特別会員銘柄SG +10.36% 合計+21.58% ストップ高!

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は368円高の9,977円と大幅続伸となりました。
昨晩の米市場は高安まちまちでしたが、シカゴ日経平均先物が高く
返ってきたこと、円安進行を受けて、朝方から買い優勢の展開となりました。
25日線を上放れる格好となったことで、現物、先物ともにショートカバーの
流れが継続し、右肩上がりの展開となりました。
後場に入ると、為替がさらに円安基調となったことで一段高スタートとなり、
買いが買いを呼ぶ展開で上げ幅を拡大、10,000円の節目目前の9,977円で
高値引けとなりました。


□相場総括
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短期基調、中期基調ともに上向き継続となっております。
短期的な過熱感から、25日線近辺で一旦抑えられ、押し目を形成する可能性が
高かったのですが、朝方からあっさりと25日線を抜きにかかり、
何事も無かったように突破しました。
こうなると、ショートの投げの買戻しが始まって右肩上がりの展開となり、
予想もしなかった大幅上昇展開を演出しました。
また米系を中心に海外勢の資金が一気に戻ってきたこと、ネガティブだった
国内勢も一気に買いに傾けてきたなどの観測もあり、お祭り商状となりました。
バンク・オブ・アメリカが公的資金450億ドルを全額返済すると発表したことで
米Globex先物が上昇していたこと、仏プジョーの三菱自動車への出資報道から
自動車やリチウムイオン電池関連へ連想買いが入ったことも好材料となりました。
日経平均採用銘柄は221銘柄が上昇し2銘柄が変わらず、下落したのはわずか2銘柄、
東証1部の騰落率も91%が上昇の全面高となりました。
なお、東証1部の値上がり数は、今年最多となりました。

先物の手口では、売りはBNPパリバが3,514枚、ゴールドマンが2,239枚、
楽天が1,943枚の買い越しとなっております。
TOPIXでは、BNPパリバが2,734枚、三菱UFJが1,415枚、ニューエッジが1,398枚の
買い越しとなっております。
買いでは、クレディスイスが3,919枚、UBSが2,054枚、立花が2,037枚、
トレイダーズが1,776枚、ドイツが1,410枚、ニューエッジが1,204枚の
買い越しとなっております。
TOPIX型では、野村が2,571枚、JPモルガンが1,497枚、クレディスイスが1,152枚の
買い越しとなっております。

クレディスイスは今週に入って一貫して買い戻しの動きを続け、
本日も日経平均、TOPIXの両方を買い越しております。
またニューエッジは日経平均を売り買い4万枚、TOPIXを売り買い2万枚の
大商いとなっており、ショートの買い戻しを大量に入れながら、
高いところでは再度売りを入れる状況となっております。
BNPパリバ、三菱UFJなどは裁定取引によって現物買い、野村は昨日まで
売っていた先物を一気に買い戻す動きとなっております。
ゴールドマンが高いところで利益確定を入れてきておりますが、
UBS、JPモルガンはロング買い増しとなっており、終始買い優勢の展開でした。


□新興市場動向
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新興市場は、3指数揃って上昇しました。
朝方から買い先行となり、日経平均が上げ幅を拡大するのに合わせて、
新興市場も揃って上げ幅拡大の展開となりました。
ただ東証1部へと資金が集中したこともあり、新興3市場からは資金が流出、
日経平均の上昇に比べると小幅なものに留まりました。
とはいえ、マザーズ指数は11月11日以来の400ポイントを回復、
ヘラクレス市場でも売買代金が20億円に乗せてくるなど、
個人を中心に需給が改善、市場に盛り上がりが出てきました。


□個別銘柄動向
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日経平均の大幅上昇を受けて、東証1部の91%が上昇する全面高となりました。
大手銀行、証券、不動産など金融株は続伸、鉄鋼、非鉄も大きく買われました。
円安効果、仏プジョーの三菱自動車への出資報道の影響から、
自動車株へは思惑買いも入り、電気自動車期待から電池関連銘柄も賑わいました。
また円安効果ではハイテクなどの国際優良株が軒並み上昇となりました。

個別では、11/30メルマガ銘柄の日本通信(9424)が買い気配のままストップ高、
本日だけで+20%、公開してからわずか3日で37%超の大暴騰となりました。
他、12/1の明電舎(6508)も大幅上昇、会員銘柄では、東光(6801)が+18.68%の
大暴騰、そーせいグループ(4565)がストップ高、
三協・立山ホールディングス(3432)が+11.58%の上昇となりました。
他の銘柄も軒並み上昇となり、兼松日産農林(7961)はわずか3日で
+40.48%を記録する展開となりました。


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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は反発の展開が想定されます。
東京市場の大幅上昇に加えアジア市場は概ね堅調、欧州市場も続伸展開となり、
世界株高の動きが下支え要因となってきそうです。
また、バンク・オブ・アメリカの公的資金返済も素直に好感されそうです。

ロンドン市場は続伸展開となり、8割超の銘柄が上昇しております。
ゴールドマン・サックスが、来年の欧州株について明るい見通しを示したことが
材料となり、大きく上昇しております。
またバンク・オブ・アメリカの公的資金返済の影響から銀行株が全面高、
原油価格の上昇から石油株が軒並み上昇しております。
他、キングフィッシャーが市場予想を上回る利益を発表したことから、
小売株全般も高く推移しております。
一方で、鉱業は利益確定売りに押されて下落、薬品も安く推移しております。

昨晩の米市場はまちまちの展開となり、ダウが18ドル安、ナスダックが
9.22ポイント高となりました。
11月のADP全国雇用者数が予想よりも弱い結果となり、反応は限定的だったものの、
週末の雇用統計への警戒感が強まりました。
またUBSとバーンスタインのアナリストが、金融機関の10−12月期業績に
慎重な見方を示したことで、利益確定売りが強まりました。
ただ、ベージュブックで「経済状況は緩やかに改善している」との内容が確認
されたことで、ダウ下落幅を縮小、ナスダックとS&P500はプラスに転じました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表はノベルが予定されております。
経済指標は、新規失業保険申請件数、7-9月期非農業部門労働生産性確定値、
11月ISM非製造業総合指数が予定されております。
予想は、新規失業保険申請件数が48万件(前回46.6万件)、
7-9月期非農業部門労働生産性確定値が+8.5%(速報+9.5%)、
11月ISM非製造業総合指数が51.5(10月50.6)となっております。

新規失業保険申請件数は若干の悪化が予想されており、昨日のADP雇用報告の
予想を下回る展開と合わせて雇用状況に神経質になっており、
内容次第で明日の雇用統計への警戒感が強まる可能性があります。
ただ明日の雇用統計で失業率が悪化するのは織り込み済みとされており、
予想通りもしくは改善となればポジティブ材料となりそうです。
11月ISM非製造業総合指数は改善の予想となっております。
前回は50の節目は上回ったものの、雇用指数の低下から9月から
小幅悪化となっており、今回も雇用情勢に左右される展開となりそうです。
ただ50を下回るようなネガティブサプライズとなるほどの雇用の悪化は
想定し辛いとされており、50を下回らなければ影響は限定的に留まりそうです。


□その他海外注目材料
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為替市場では、ドバイ信用不安の緩和によってリスク回避の巻き戻しが
起こっており、対円でもドルの買戻しが強まっております。
また日本の為替介入への警戒感からも、円を買い辛くなってきており、
この流れがどこまで続くかに注目されます。

欧州では、ECB理事会及びトリシェECB総裁の会見が予定されており、
ECBが出口戦略についての動向が注目されております。
前回は、1年物資金供給オペについて、12月を最後に延長しない可能性を
示唆しているうえ、12月の定例理事会で出口戦略を熟考するすると
発言していることから、1年物資金供給オペの打ち切りを決断するかどうかが
焦点となってきそうです。

他、バーナンキ米FRB議長の再任について承認公聴会が予定されており、
注目度は低いものの、動向は見ておきたいとされております。


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■明日の展望
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明日はさすがに利益確定売り優勢の展開が想定されます。
米市場で雇用統計が控えていることや、週末要因などからも手仕舞いが
出やすいところでもあります。
日経平均は11月30日から896円も上昇していることから、
スピード調整の展開は健全な展開といえそうです。
とはいえ、急ピッチな上昇から乗り遅れた投資家も多く、
押し目を形成した場面では買いが意識され、出遅れ感が出ていることから、
下値は限定的になりそうです。


□テクニカル分析からの展望
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9,600円から9,700円、及び25日線が強い抵抗ラインとなると思われましたが、
これらを朝方から上放れる展開となりました。
ボリンジャーバンドでは+1σも一気に突破し、一目均衡表では遅行スパンが
急上昇することで、買いシグナルの発生が接近しております。
また雲が薄いことからも突破がしやすく、+1σで値固めができれば、
+2σに向かっていくことが想定され、この2σと雲が同水準にあることからも、
雲の突破も見えてきそうです。


□総括・今後の方針
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本日は誰もが予想しなかった強い展開となり、買いが買いを呼ぶ
まさに売りの投げ買戻し状態となりました。
押し目を期待していた新規の買いは取り残される感もあり、まだ買い戻しが
主体であることから、本格リバウンド入りが期待されるところです。
急ピッチな上昇から節目の10,000円で一旦調整を挟む可能性も多分にありますが、
今年の7月後半の上昇局面のように、押し目らしいものを形成せずに
一気に10,000円を突破していく展開もありそうです。
まだ日本株の出遅れが指摘されていることもあり、さらなる買戻しの加速や
出遅れた買いの資金が急いで買いに向かう非常に強い展開が期待されます。

日経平均が25日線を突破してきたことで、大雑把に見ると、個別で25日線を
下回っている銘柄は出遅れ、割安銘柄と見ることができます。
基本的には指数の急上昇から押し目を待つ格好となりますが、それまでは
そういった出遅れ感のある二番手銘柄を探っていくことになりそうです。
一方で底値から叩き上げられて急騰した銘柄はやや利益確定売りが警戒される
ところであり、こちらはしっかりと利益確定を進めていきたいところです。

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□本日のメルマガ銘柄
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本日はありません。


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