メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 09/11/30  2009/11/30


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Stock Mission
本日の相場総括・明日への展望

http://www.stock-mission.com/            2009年11月30日 発行
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□本日の結果
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11/30 11/29特別会員銘柄TT +6.67% 合計+6.67%
11/30 11/29特別会員銘柄TK +4.50% 合計+4.50%
11/30 11/29一般会員銘柄ST +6.52% 合計+6.52%
11/30 11/26一般会員銘柄SB +7.41% 合計+2.84% 暴騰!
11/30 11/26特別会員銘柄SF +7.23% 合計+8.02% 暴騰!
11/30 11/26大同メタル工業(7245) +5.11% 合計+4.52%
11/30 11/25一般会員銘柄TK +3.37% 合計+3.37%
11/30 11/25一般会員銘柄OS +11.37% 合計+7.80% 暴騰!
11/30 11/24一般会員銘柄TK +8.22% 合計+7.48% 暴騰!
11/30 11/23特別会員銘柄MT +3.01% 合計+2.41%

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は264円高の9,345円と大幅反発となりました。
先週末の米市場は大幅下落となりましたが、下げ渋りの展開となったこと、
円高進行が一服したことなどを背景に、朝方から買い先行の展開となりました。
シカゴ(CME)日経平均先物の円建てを捉えると、先物に買い戻しの動きが
出たことから、前場はジリ高傾向となり、ほぼ高値引けとなりました。
後場も買戻しが入ったことで一段高となり、先週にあけたマドの
9,320円(先物)を目指す展開となりました。
マドを埋めを完了すると、5日線が上値で意識され、一旦の戻りの
達成感が台頭したことから、9,300円近辺での揉み合いとなりました。


□相場総括
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短期基調、中期基調ともに下向き継続となっております。
先週末に日経平均は大幅下落となりましたが、米市場がそれほど下げなかった
こともあり、買い戻しを主体に先物、現物ともに買戻しが大量に入りました。
また政府が為替介入、株価対策について、鳩山首相、菅副総理、藤井財務相、
仙谷行政刷新相らと対策を協議と伝わったこともあり、
円高一服の展開から輸出関連株などを中心に買い戻されました。
東証1部の88%が値上がりとなる久々の全面高商状となりましたが、
あくまで買い戻し主体の自律反発に留まっており、
明日以降の展開が重要となりそうです。

先物の手口は、売りではクレディスイスが2,357枚、野村が2,151枚の売り越し、
TOPIXでは、BNPパリバが3,431枚、野村が1,793枚、三菱UFJが1,555枚の
売り越しとなっております。
野村、BNPパリバ、三菱UFJは裁定業者ですので、先物を売りながら割安な
現物株を買い戻しております。
クレディスイスは高値圏でさらにショートを積み増しており、
買戻しの手口は一切見せていないのが気になるところです。
買いでは、BNPパリバが4,314枚、ニューエッジが2,017枚、TOPIX型では、
ドイツが4,632、JPモルガンが1,890枚、ゴールドマンサックスが1,862枚の
買い越しとなっております。
BNPパリバは裁定を入れながら、日経平均とのリバランスの動きが見られ、
ニューエッジ、ドイツ、JPモルガン、ゴールドマンは買い戻しとなっております。
またTOPIXではニューエッジ、ゴールドマンが売り買いともに大商いと
なったことで、指数の上下がやや大きくなりました。
クレディスイスは売りをさらに積んでおりますが、相対的に多くの業者は
買い戻しの手口を入れてきております。


□新興市場動向
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新興市場は3指数揃って反発となりました。
ドバイショックから先週末は相場が大きく下落、合わせて新興市場銘柄も
大きく下落していたことから、反発の展開となりました。
特にマザーズを中心として、値動きの軽いネット関連銘柄に自律反発の買いと
短期資金が集中したことで、マザーズ指数は3%近くの大幅上昇となりました。
ジャスダック平均もジリジリと買われる展開となりましたが、
個人の資金の戻りはまだ鈍く買いの拡がりは限定的となりました。
新興市場は上げ下げを繰り返しておりますが、少なくとも一方的に売られる
展開からは脱却し、短期的なリバウンドが期待できる展開となっております。
依然大きく売られて底値圏でウロウロしている銘柄が多いので、
短期反発を期待したいところです。


□個別銘柄動向
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日経平均は大幅反発、東証1部も88%が上昇する全面高展開となりました。
大手銀行、証券、不動産などの金融関連は、ショートの買戻しが入ったことで
上昇、円高一服から自動車、ハイテクなども買い戻されました。
また大きく売り込まれた鉄鋼、非鉄、商社、石油などの資源関連も
上昇となりました。

会員銘柄では、多くの銘柄が上昇しましたが、シキボウ (3109)、
サンフロンティア不動産 (8934)、オンコセラピー・サイエンス (4564)、
チタン工業 (4098)などが大幅上昇となりました。
場中紹介銘柄では、カヤバ工業 (7242)、大京 (8840)、長谷工(1808)、
ビリングシステム (3623)、GCAサヴィアングループ (2174)、
アーネストワン (8895)、ケネディクス (4321)、日本ケミコン (6997)
などが上昇しました。
中でもアーネストワン (8895)はストップ高まで上昇しております。

11月30日から12月4日まで野村インベストメントフォーラムが開催されており、
フォーラムで取り上げられる銘柄が注目を集めており、
動向をチェックしたいところです。


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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は揉み合いの展開が想定されます。
先週末に下げ渋って推移した分もあり、アジア市場での反発分は既に
織り込まれている格好となります。
またドバイショックの影響が完全払拭されたわけではなく、
引き続き新興国不安の影響が上値を抑えそうです。
テクニカル的にも調整局面にありますので、売り物を吸収しながらの
展開となりそうです。

ロンドン市場は反落の展開となっており、8割の銘柄が下落しております。
ドバイショックの影響から銀行、保険、資産運用などの金融関連銘柄が
下落しておりますが、HSBCはバンク・オブ・アメリカの投資判断の引き上げが
手掛かりに買われております。
また石油を中心に資源関連も軟調となっております。

先週末の米市場は、ダウが154ドル安と下落となりました。
感謝祭の翌日の金曜日ということで、短縮取引となりましたが、
ドバイショックの影響から朝方から大幅下落スタート、一時は233ドル安まで
下げる場面がありました。
ただその後は、売りが一巡した欧州市場に買いが戻ってきたこと、
ブラジルなどの一部新興国市場の上昇などを好感し、閑散取引となる中で
ゆっくりと下げ幅を縮小する展開となりました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は予定されておりません。
経済指標は、11月シカゴ購買部協会景気指数が予定されており、
予想は前年比+0.4%(10月-0.1%)となっております。
9月より下落の予想となっておりますが、前回は08年9月以来の50越えと
大幅改善を示したこともあり、2ヶ月連続で50をキープできるかが焦点と
なってきます。
予想通りであれば、明確な買い材料にならなくても、景気底入れ期待を
示唆するものとして、下支え要因となってきそうです。


□その他海外注目材料
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アジア市場ではドバイショックの影響から脱却の動きを見せておりますが、
もっとも影響を受ける欧州の動向が注目されます。
為替要因は、87円を切ってからは下値を狙うドル売りがこのラインに大量に
控えている模様で、87円に戻るのは難しいとされております。
ここを突破するには、政府の介入を含めてインパクトのある材料が
必要になってくると想定されます。


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■明日の展望
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明日は揉み合い展開が想定されます。
当面の底値意識が台頭する形となりましたが、V字に本格反発に至るほど
材料があるわけではなく、底値形成を意識した値固めの展開となりそうです。
買戻しの動きや、年末に向けたニューポジションがどれだけ形成されるかが
鍵となってきそうです。
ただとりあえずは9,500円の上が意識される展開となりそうです。


□テクニカル分析からの展望
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先週にあけたマド埋めを完了し、先週末の大陰線を完全に吸収しました。
下降する5日線が上値抵抗となりましたが、目先の底打ち感が強まりやすい
展開へとなっております。
ボリンジャーバンドでは、先週末に-2σを下方に大きく突っ込んだ後の
反発となり、-2σからもう一段上に離れ-1σに向かっていけば底打ち意識が
高まりそうです。
目先は9,500円の節目近辺にメドがあり、これを捉えてくればパラボリックの
買い転換や一目均衡表の転換線もクリアしてくることになります。


□総括・今後の方針
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先週末のドバイショックを取り返す格好となり、先週末の安値がとりあえずの
底として意識される展開となりました。
ただ、市場関係者は期待論を唱えながらも慎重姿勢を崩しておらず、
今晩の米市場、明日の展開を見てからということになりそうです。
政府も重い腰を上げてきておりますが、2次補正の見直しについても、
株価浮上の材料になるとは思えないと冷ややかな見方が強くなっております。
とりあえず為替については、一方的な円高傾向に歯止めをかけた格好と
なりましたが、ドル安基調は継続しておりますので、
引き続き円高警戒の強い展開が続きそうです。
目先では米クリスマス商戦が低迷という結果となれば、さらなるドル安の
加速が警戒されております。

一方で待望論ではありますが、新興国不安が台頭する中で、
割安で放置されていた日本株が最注目される可能性が指摘されております。
新興国に比べれば信頼できる市場であり、割安で優良銘柄が放置されて
売り込まれておりますから、流出した外国人の資金がリスク回避の流れから
戻ってくる可能性もありそうです。
これも実際に資金が戻ってきたと確認できたわけではありませんので、
12月入りである明日以降の展開をじっくり見ていきたいところです。
下値不安はやや後退しましたが、引き続き基本は慎重姿勢継続、短期小口で
大きく売られてきた中小型銘柄、新興市場銘柄などを狙っていきます。

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□本日のメルマガ銘柄
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日本通信 (9424)
現在値:8,840円

右肩下がりの展開ですが、8,000円の節目到達で下値メドからの短期的な
戻りが期待できる水準に達しました。
逆張りのテクニカルでも底値からの一旦の反発が期待できるシグナルを
示しております。
ただ依然相場は不安定で、テクニカルのみでの判断ですので、
割り切れる程度で。

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