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タイトル:憂国通信  2009/11/25


寺銭率55%の超悪質賭博「年末ジャンボ」を懲りずに買うおめでたい人今年も続出 


日本国の赤字体質は深刻で、今年も大量の赤字国債の発行を強いられているが、赤字国債なんか発行しなくても実は画期的な解消法がある。
それは「増税」である。赤字分をまとめて国民から税金として取り立てればいいのである。

えっ、「そんなことをしたら国民が怒り出す?」!

それが大丈夫なんです。それどころか、国民の方から喜んで税金を納めに来る。税務官が取り立てる必要は全くない。そんな「夢のような」税金が存在する。「宝くじ」である。

政府が宝くじを乱発すれば、たちまち税収アップである。
「消費ジャンボ宝税」「固定資産ジャンボ宝税」「年金ジャンボ宝保険料」とかね。税制改正して税率を倍増させても、当籤者を設定すれば、多くの国民は喜んで納税するものと思われる。

億万長者へ夢託す 年末ジャンボ発売
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/091124/trd0911240823003-n1.htm

≪1等と前後賞を合わせると3億円が当たる「年末ジャンボ宝くじ」が24日、全国で一斉に発売された。

 1等(賞金2億円)70本、前後賞(同5千万円)140本、2等(同1億円)140本。特別賞の「元気に2010年賞」(同100万円)も7千本用意した。≫

今年もまた年末ジャンボ宝くじ発売が開始された。銀行にからきし弱いマスコミは例によってこぞって提灯ニュースを掲げている。

年末ジャンボ宝くじ:ぜひ夢を、24日から発売 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20091119ddlk27040551000c.html

「宝くじで儲けよう」と思っている人はただのウスラ馬鹿だが、中には半分以上寺銭なのを解っていて、『慈善事業に寄付したつもり+ちょっぴり期待感』で買っている人もいる。その人を馬鹿と言うつもりはないが、おめでたい人であることには間違いない。半分寄付する気持ちがあるのなら、宝くじを買うつもりでいた予算の内半分を義援金に送り、残りでパチンコでもしたほうがいい。

宝くじの中身
http://www.jla-takarakuji.or.jp/renenue/renenue1/01.html

「俺は3億円の夢を見たくて宝くじを買うんだ。しらけたケチをつけるな。第一パチンコなんかで3億円も稼げるわけないだろう!」
と短気な人に怒鳴られそうだが、確率的にはパチンコで3億円稼ぐ可能性の方が宝くじで当たるよりも遙かに高いのである。
麻雀で例えれば、パチンコで3億円稼ぐのを四暗刻だとしたら、宝くじの3億円は天和である。確率が違いすぎるのだ。箱点寸前オーラスで一発逆転を狙って四暗刻を作る人はいても、九蓮宝燈や天和を狙ったりしたらイカサマかバカかのどちらかである。
パチンコよりも寺銭率の少ないギャンブルならもっと確率の差は開くだろう。

ギャンブルは寺銭が存在するために、手を出せば統計学的に必ず損をすることになる。競技性が高いギャンブルなら、寺銭以上の技能があれば収益を得ることが可能だろうか、残念ながら宝くじにはその要素が全くない。
せいぜい、「よく当たるという噂の」売り場の窓口に行列を作って並ぶのが関の山である。その手の噂の出所がどこなのかは頭のいい人なら察しがつくだろう。

宝くじファンの聖地? 当せん祈願で佐賀の宝当神社にぎわう
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/091121/trd0911211757011-n1.htm

日本宝くじ協会は、総務省自治行政局所管の財団法人、つまり天下り法人だ。地方公共団体が発売する宝くじに関する調査研究、普及宣伝に関する事業を主たる目的として設立されたが、実態は同じ穴の狢である天下り系特殊法人に馬鹿から荒稼ぎした寺銭を分配するのが本当の目的である。
大金を動かしているだけに宝くじ利権に食らいついている奴らには、ものすごい政治力が働いている。

建前としては「社会福祉事業・社会教育事業等に対する助成を行っている」ことになっているが、実態はほとんどが用途が不明の「箱もの」であり、中には特種用途自動車(宝くじ号)の寄贈や公営鉄道・第3セクター鉄道への鉄道車両(宝くじ号)の寄贈などと露骨な馴れ合いを行うことでも知られている。

ナンバーズ・ミニロト・ロト6の抽選会場としても知られる宝くじ普及宣伝施設「宝くじドリーム館」の管理運営も行っている。その予算の使いぶりが分かれば絶句する人も多いだろう。

宝くじの収益金
http://www.jla-takarakuji.or.jp/renenue/renenue3/01.html

ほとんどの宝くじの払い戻し率は45%以下と考えて良い。これは、競馬における払い戻し率の80%などと比べると非常に低く抑えられた率となっている。ラスベガス等でのルーレットの寺銭が3〜5%であることを考えると、公営ギャンブルのぼったくりの悪質さが判ろうというものだが、宝くじは公営ギャンブルも開いた口がふさがらないほどの酷さである。

当籤金支払い分と事務経費(天下りの給料や退職金も含まれることは言うまでもない)を差し引いた残りである宝くじの収益金は、発売元の都道府県と政令指定都市の収入となる。

収益金の使い道は、主にいわゆる「箱もの」整備の財源に税金の代わりとして使われる。談合が成立するのも宝くじのおかげである。ゼネコンも孫請けに丸投げできるのである。

【競馬】JRA、宝くじ方式の馬券を実験販売 市場ニーズの調査目的 
http://sankei.jp.msn.com/sports/race/091027/rac0910272054000-n1.htm

≪一方で、馬券を推理・予想することが競馬の楽しみ方の一つだけに「邪道だ」「宝くじを買えばいいじゃないか」など厳しい意見もある。≫

何をおっしゃる。競馬の方がまだ寺銭率は低い。宝くじの寺銭は55%。競馬の寺銭は20%である。それでも諸外国に比べれば日本の競馬はボッタクリであるが…。

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新型インフルの進化型か? ウクライナで殺人インフルが猛威


新型インフルは冬場に変異すると予想されているが、ウクライナで謎のインフルエンザが猛威を振るっている。

新型インフルとも接点があり、進化型である可能性も危惧されている。

死者の肺は真黒。ウクライナで謎の「謎のスーパーインフルエンザ」が流行、既に315人死亡
http://www.epochtimes.jp/jp/2009/11/html/d31787.html 

現在ウクライナで大流行しているインフルエンザは肺に重篤な炎症を引き起こすのが特徴である。死亡した患者の肺は炭のように黒く、内出血と肺水腫の症状があり、この症状は第1次世界大戦後のスペイン風邪の状況とよく似ていると言われている。

ウクライナ政府の発表によると、16日の時点ですでに140万人が感染し、315人が死亡しており、近隣諸国のパニックを引き起こしているとのことである。

死亡率からすれば強毒性とまでは言えないが、新型インフルよりも毒性は強そうである。

このウイルスの正体だが、、当初はH1N1インフルと考えられていたが、間もなく、3種のインフルが変種したウィルス性肺炎であることが伝えられ、新型インフルに別のインフルが結合し、スーパーインフルに変種したのではないかと指摘されている。 

状況からして、現在供給を開始した新型インフルエンザワクチンがこのインフルエンザに有効とは思えない。
タミフル等の治療薬が有効かの確認が取れていないが、こんなウイルスが日本に侵入してきたら甚大な被害を及ぼすものと考えられる。

ロシア方面からの入国者の検疫チェックには万全の体制が望まれる。

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