メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 09/11/16  2009/11/16


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Stock Mission
本日の相場総括・明日への展望

http://www.stock-mission.com/            2009年11月16日 発行
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□本日の結果
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11/16 11/16特別会員銘柄IN +4.97% 合計+4.97%
11/16 11/15一般会員銘柄CS +4.33% 合計+4.33%
11/16 11/15特別会員銘柄TK +2.49% 合計+2.49%
11/16 11/11一般会員銘柄SD +2.34% 合計+3.55%
11/16 10/21特別会員銘柄SB +2.02% 合計+5.58%

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は20円高の9,791円と小幅反発となりました。
朝方は米株高や寄り前に発表された7-9月期GDPが予想を上回ったことから
買いが先行の展開となりました。
ただ先週からの流れを継いで買いは乏しく、一巡するとすぐに下落に転じ、
9,725円まで下げ幅を拡大しました。
先週末のSQ値を下回ったところからは先物に買戻しが入ったことで下げ渋り、
前場終了には再び指数はプラスに切り返しました。
後場はアジア株高が好感されてやや上げ幅拡大しましたが、
結局は上値を抑えられる格好で、前日終値近辺での揉み合いに終始しました。


□相場総括
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短期基調は横ばい、中期基調も横ばい継続となっております。
日経平均は20円高と小幅高となっておりますが、ファーストリテイリングが
日経平均を35円押し上げており、実質的にはマイナスの展開でした。
また東証1部の値下がり銘柄数は1,200弱にも達し、TOPIXは0.74%の
下落となっており、TOPIXの動きのほうが個別の動きを表しております。
7-9月期GDPに関しても、予想を上回る内容でしたが、デフレ進行が窺える他、
市場関係者からは「信用し難い数値で改定値は下方修正されるのでは」との
声が挙がり、買い材料とはなりませんでした。
材料株などを中心に個別の下げ幅がきつく、指数がファーストリテイリング
によって押し上げられているせいで、個別に売られ過ぎ感が出てこない状況と
なってしまっております。

先物の手口はほとんど大きなものは見受けられず、日経平均型で1,000枚以上の
売り越し、買い越しとなるところはありませんでした。
TOPIX型ではUBSが4,361枚の大幅売り越しとなり、本日のTOPIX型の20%弱は
この売りに当てはまります。
UBSはロングを形成しておりましたので、投げ売りを行ったと想定されます。
他は小幅買い越しが多くなっておりますが、裁定業者が多いので、
先物を買い戻しながらも現物を投げ売っており、現物を一層下げる要因と
なりました。


□新興市場動向
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新興市場は3指数揃って続落となりました。
ジャスダック平均は8日続落、マザーズ指数は10日続落、ヘラクレス指数は
6日続落と下げ止まらないうえ、ジャスダック平均は-1.24%、
マザーズ指数は-1.64%、ヘラクレス指数は-2.68%と壊滅状態となっております。
ジャスダックの主力銘柄で構成されるJストックは-2.67%の大幅下落となり、
とにかく個人投資家を中心とする投売りが顕著となっております。
現在は酷い状況となっておりますが、テクニカル的には突っ込み過ぎの銘柄が
散見されており、投げが極まってくるセリングクライマックスの動きと
なってくる可能性もあります。
下げ過ぎた銘柄ほどその反動も大きくなってきますので、
相場の転換点を見定めたいところです。


□個別銘柄動向
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指数は堅調ですが東証1部の7割弱の銘柄が値下がりとなり、材料株などを中心に
個人の投売りが出たことで、下げもきつい銘柄が目立ちます。
増資報道から大手銀行は大幅安となった他、証券、不動産などの金融関連は
軒並み下落となりました。
他、非鉄、商社、ハイテクなども売られております。
一方で電力・ガスなどディフェンシブ銘柄が買われて上昇しました。

会員銘柄では空売りの一角が順調となった他は、値を消す銘柄が多くなりました。
特に新興市場や中小型材料株が値崩れを起こしており、テクニカル的な
機能が効かずに投げ売られているものも目立ちます。
これが最終局面に相当するものなのか注目したいところです。


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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は続伸の展開が期待されます。
やや上値が重くなっておりますが、テクニカル面での過熱感は台頭しておらず、
利益確定売りを吸収しながらも上昇局面継続が期待されます。

ロンドン市場は続伸となり、8割近くの銘柄が上昇しております。
金属価格の上昇から鉱業株が大幅高となっている他、石油株も上昇しております。
また不動産株も堅調となっておりますが、一方で小売が下げております。

先週末の米市場は、ダウが73ドル高と反発となりました。
9月の貿易収支では輸入が5.8%増と、高い伸びなった他、赤字幅拡大ながら
内訳では設備投資や消費拡大などが確認できたことから、
景気回復期待から買いが先行しました。
また前日引け後のたディズニーの決算も好感されて相場を支え、
ダウは一時108ドル高まで上昇しました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は、ロウズ・カンパニーズが予定されております。
経済指標は、10月小売売上高、11月NY連銀製造業業況指数、
9月企業在庫が予定されております。
予想は、10月小売売上高が+0.9%(9月-1.5%)、
11月NY連銀製造業業況指数が29.5(10月34.57)、
9月企業在庫が-0.6%(8月-1.5%)となっております。

10月小売売上高はプラス改善が予想されておます。
9月は自動車買い替え支援策の終了から、今年最大の減少率となりましたが、
この特殊要因は想定内であり、自動車以外の売上も伸びていたことから
個人消費の堅調さが出ております。
11月NY連銀製造業業況指数は、10月が大きく上昇している反動からの
低下が予想されております。
ただ先行性のある10月の新規受注DIも大幅増となっていたこともあり、
2ヶ月連続で上ブレとなる可能性も高いと言われております。


□その他海外注目材料
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要人関連では、バーナンキ米FRB議長やフィッシャー米ダラス連銀総裁の講演が
予定されており、景気認識や金融政策に関する発言があるかどうかに
注目されます。
為替要因は、現水準での膠着が強いと想定されており、
引き続き長期金利動向を見ながらの展開となりそうです。
おおよそ88円〜93円のレンジが見えてきている模様です。


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■明日の展望
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明日の東京市場も上値の重い展開が想定されます。
需給環境が悪化する中で買い手控えムードが継続、6月高値からの信用期限に
関する売りが膨らみやすい状況が続きそうです。
日経平均の下値不安も少ないと言われますが、ファーストリテイリング
次第ですので、同銘柄の動向にも注意が必要となりそうです。


□テクニカル分析からの展望
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日経平均は、ボリンジャーバンド-1σや5日線が上値抵抗となっております。
明日は25日線の下落がきつくなること、5日線が下向きの動きとなって
きますので、10月安値を見にいく可能性もありそうです。
一目均衡表でも遅行スパンの下方転換シグナルの可能性が高く、
今後遅行スパンは10月高値に向かっていくことから、1ヶ月程度は
上方転換シグナルが期待し辛いことになります。
ただ5日のザラ場安値の9,691円を下回らなければ、転換線、基準線の横ばい継続
となり、16〜19日かけての変化日で動きを見せる可能性が残されております。


□総括・今後の方針
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日経平均は小幅上昇となりましたが、相場の7割の銘柄が下落、
個別でも下げがきつい銘柄が目立ち、安値更新銘柄も増大しております。
まさにファーストリテイリングバブルとも言えるような状況となり、
本日も日経平均を35円も押し上げております。
これがかえって相場に悪影響を及ぼしており、個別が下げども指数が下がらず、
指数が下がらないので個別に底打ち感が出ないままズルズル下落して
しまっております。
市場はこの歪んだ相場の修正を待っており、ファーストリテイリングの
調整入りからの指数の下落場面を想定しております。
指数が下げる場面となれば、個別ではもう一段安い場面を形成、
オーバーシュートしてくる可能性が高くなりそうです。
このことから、引き続き様子見継続、余裕があればヘッジ売りを入れながらの
買い下がりなど、相場の転換を待つことになります。
何にしても、今週から来週にかけては大きく動いてくる可能性が高いので、
慎重に動向を見極めていきたいところです。

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□本日のメルマガ銘柄
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本日はありません。


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