メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 09/10/29  2009/10/29


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Stock Mission
本日の相場総括・明日への展望

http://www.stock-mission.com/            2009年10月29日 発行
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□本日の結果
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10/28 10/26特別会員銘柄SD +2.80% 合計+1.38%
10/28 10/26一般会員銘柄SB +4.95% 合計+7.07%
10/28 10/12特別会員銘柄AR +18.60% 合計+13.04%

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は183円安の9,891円と大幅続落となり、約3週間ぶりに
10,000円の大台を割り込みました。
米株安の他、CMEが非常に下げて返ってきたこともあり、
朝方から大幅下落スタート、全面安商状となりました。
先物の売り仕掛けも入り、9,850円まで下落しましたが、オプション価格
でもあるこのラインに到達すると、大量の先物の買戻しによって
支えられる格好となりました。
安値圏では押し目買いが入りましたが、直近の下落によるロスカットの
投売りの圧力も強く、上値を抑える要因となりました。
一方でTOPIXは、NTロングの巻き戻しの動きから買い戻され、
日経平均に比べて下落幅は小さくなりました。


□相場総括
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短期基調、中期基調とともに下向き継続となっております。
米株安、為替の円高などを背景に朝方から売りが先行、直近の下落によって
市場心理が悪化していたこと、10,000円の節目を割り込んだことなどから
投売り状態となりました。
先物の売り仕掛けも見られたことから、9,850円まで下落しましたが、
オプション価格であるこの水準では買戻しが入って支える展開となりました。
またTOPIXにもNTロング解消の動きから、銀行株を中心に底堅い動きとなり、
日経平均に比べて下げ幅は限定的となりました。

先物の手口では、本日もクレディスイスが一貫して売りを継続、
日経平均を4,370枚、TOPIXを1,497枚の大量売り越しとなり、
深押しする要因を作りました。
ただ日経平均は売り手口一辺倒だったものの、TOPIXは中盤から1,268枚買い戻す
動きを見せており、TOPIXが下げ渋る要因ともなりました。
他、みずほが1,511枚、メリルリンチが1,510枚、TOPIXでは1,000枚を超える
目立った手口はありませんでした。
買いでは、BNPパリバが2,600枚、大和が1,839枚、野村が1,680枚、
ニューエッジが1,338枚の買い越しとなっております。
TOPIXでは、野村が1,622枚の買い越しとなっております。
BNPパリバ、大和、野村はいずれも裁定業者ですので、先物を買い戻す裏で
現物を売っております。
ニューエッジは安いところで買い戻しの動きを出してきており、
これが下値を支える要因となっております。
日経平均は3日で500円超下落しましたが、米株安の影響があったとはいえ、
そのほとんどがクレディスイスによる先物売り仕掛けということになりました。


□新興市場動向
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新興市場は、3指数揃って下落、ジャスダック平均、ヘラクレス指数は4日続落、
マザーズ指数は3日続落となりました。
日経平均が朝方から10,000円の大台を割り込んで下落したことから、
市場心理が悪化、朝方から売り優勢の展開となりました。
個人投資家を中心に直近のパフォーマンスが非常に悪いことから、
リスク許容度が低下しており、換金売りに終始押されました。
また来週以降に新興市場の決算が控えていることから、一層手控えムードが
拡がる結果となり、マザーズ市場は売買代金が100億円台まで低下しました。


□個別銘柄動向
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日経平均が大幅下落して始まったことから、東証1部の8割超の銘柄が下落する
全面安商状となりました。
自動車、非鉄、商社、資源など景気敏感と言われる銘柄が軒並み下落しました。
一方で、大手銀行、損保、証券、不動産など大手どころの一角が堅調推移と
なった他、ディフェンシブ銘柄が相場を下支えました。

会員銘柄では、アンリツ(6754)が好業績を発表して大幅高、
高値で18%超上昇する展開となりました。
他、ハイテクの一角、情報サービスの一角が買われました。
場中紹介銘柄では、オービック (4684)、GSIクレオス (8101)、
マネックスグループ (8698)、ディー・エヌ・エー (2432)、
ケネディクス (4321)などが買われました。
マネックスグループ (8698)は大幅高、一時ストップ高まで上昇しました。


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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は反発の動きが期待されます。
7-9月期GDPに結果次第の展開となりそうで、予想の+3.2%から上ブレるのか、
下ブレるのかで相場の反応が変わってきそうです。
ゴールドマンサックスが予想を下方修正してきたことで、予想を下ブレる
のではないかとの懸念が大きくなっております。
ただ早期利上げ懸念が後退しており、リスク許容度の拡大から株式市場へ
資金が再度流れてくる可能性が高いと見られており、
本日の反発の可能性は高い見られます。

ロンドン市場は、売り先行スタートとなりましたが、切り返して小幅高の
揉み合い推移となっており、騰落状況は半々となっております。
ロイズ・バンキング・グループが資本調達に向けたテストを政府が承認すると
報じられ、これが好感されたことで銀行株が全面高となっております。
また鉱業、不動産が反発となっておりますが、ロイヤル・ダッチ・シェルの
減益決算が嫌気される形で石油株は売られております。
他、薬品株が軒並み下落、公益企業も安くなっております。

昨晩の米市場は、ダウが119ドル安と反落となりました。
9月耐久財受注が予想を上回ったものの、新築住宅販売件数の結果が予想を
下回ったことで、景気に対する楽観的な見方が後退し嫌気売りが膨らみました。
ダウは25日移動平均線を下回って終了しました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は、P&G、エクソンモービル、モトローラ、エトナ、
ケロッグ、クラフト・フーズ、エクセル・エナジーなどが予定されております。
経済指標は、7-9月期GDP速報値、7-9月期GDP価格指数、7-9月期コアPCE、
新規失業保険申請件数が予定されております。
予想は、7-9月期GDP速報値が前期比年率+3.2%(4-6月期-0.7%)、
7-9月期GDP価格指数が前期比+1.4%(4-6月期0.0%)、
7-9月期コアPCEが前期比+1.4%(4-6月期+2.0%)、
新規失業保険申請件数が52.5万件(前回53.1万件)となっております。
注目は7-9月期GDP速報値となりますが、4-6月期が-0.7%であり、
今回は+3.2%の5四半期ぶりのプラス成長が予想されております。
ただゴールドマン・サックスが予想を+2.7%に下方修正してきており、
大幅な改善が見込まれているだけに、下ブレとなった時は失望売りに繋がる
可能性があり、注意が必要となりそうです。


□その他海外注目材料
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米国債入札は、7年債の入札が予定されております。
一昨日の2年債、昨日の5年債と好調な結果となったことで、
長期金利の上昇、仕組み債による為替のドル高に繋がりました。
引き続き金利上昇ならばドル買いが強まる可能性があります。
また、GDPの結果を受けて株式市場が好感すれば、ドルの連れ高が
見込まれております。
要人関連では、ガイトナー米財務長官が、下院金融委員会で
金融規制改革について、証言を行う予定となっております。


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■明日の展望
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明日の東京市場は反発の動きが期待されます。
3日間で日経平均は大きく下落したこともあり、売り方の買戻しを中心に
リバウンドの動きが想定されます。
また週末要因によって売り方の買戻しが進むとの憶測も強まっております。
テクニカル的には相当悪化し、さらなる下押し懸念もありますが、
この3日間の下落は月末の手仕舞い売りの意味合いが強いとの声も聞かれ、
下落トレンドというよりは短期スピード調整と見る動きが強くなっております。
国内企業決算では、明日が集中日となります。
これまでは相場環境の悪化から業績上方修正にも波及効果が
まったく見られませんでしたが、相場が落ち着いてくれば、
これまで買われていない分の見直しも期待されるところです。


□テクニカル分析からの展望
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日経平均はマドをあけての下落となり、目先の下値メドとなっていた、
一目均衡表の雲の下限を割り込んでしまいました。
日足は下ヒゲを形成したものの、底打ち感が出るかどうかは明日からの展開が
重要となってきそうです。
雲の下限はこれから3日間は横ばいとなりますが、その後は上昇となります。
これが上値抵抗として意識されるようだと、10月安値へのトレンドが
強まってしまいますが、一方で早々に回復できれば、雲のねじれと共に
ボトム形成の可能性もあります。
フィボナッチで見ると、10月6日安値からの61.8%押しは9,921円であり、
本日これを割り込みましたので、次は全押しの9,628円がメドとなってきます。


□総括・今後の方針
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日経平均は3日間で500円超下落する展開となり、一旦はリバウンドの動きが
想定されます。
その時点で、底打ち反転となるのか、さらに下を見にいくのか
しっかり動向を見極めたいところです。
ただ市場関係者の声が意外とこの場面を押し目と見てポジティブ発言が
多くなっているのが印象的となっております。
これは日米ともに企業決算が概ね好調であることから、
大きなトレンド転換になる可能性は低いというのが要因です。
本日も押し目を買ってくる動きが見れましたので、底打ち反転のタイミングを
計っていくことになりそうです。

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□本日のメルマガ銘柄
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様子見となります。


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