メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 09/10/15  2009/10/15


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Stock Mission
本日の相場総括・明日への展望

http://www.stock-mission.com/            2009年10月15日 発行
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□本日の結果
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10/15 10/14一般会員銘柄IH +5.15% 合計+5.15%
10/15 10/14特別会員銘柄NK +7.08% 合計+7.08%
10/15 10/13一般会員銘柄MK +8.18% 合計+7.09%
10/15 10/12一般会員銘柄TC +3.24% 合計+3.35%
10/15 10/12特別会員銘柄AR +2.72% 合計+1.00%
10/15 10/08一般会員銘柄YT +2.18% 合計+3.64%
10/15 10/07日本ゼオン(4205) +3.01% 合計+7.59%
10/15 10/05一般会員銘柄RP +7.23% 合計+42.69%
10/15 10/04一般会員銘柄NE +6.85% 合計+33.17%

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は、178円高の10,238円と大幅反発となりました。
昨晩の米市場の上昇を背景に朝方から買いが先行、25日線を明確に突破しても
スタートとなり、主力株を中心に買い戻しや押し目買いが拡がり、
一時200円超上昇する場面もありました。
後場に入ると手掛かり材料難となり買いの勢いが止まり、上値の重さが
意識されると、次第に戻り売りに押される展開になり、伸び悩みとなりました。


□相場総括
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短期基調は上向き継続、中期基調は横ばいから上向きに転換しました。
朝方は、昨日売ってきていた海外勢の買戻し、押し目買いの動きが活発化し、
輸出関連銘柄を中心に軒並み上昇する場面となりました。
ただ国内勢は様子見姿勢に傾いていたことから買いは長く続かず、
後場に入ると次第に上値が重くなる展開となりました。
また銀行への増資の必要性、JAL再建に伴う債券放棄の可能性などのリスクから、
大手銀行や証券が冴えない動きとなり、相場の重しとなりました。

先物の手口では、売りはソシエテジェネラルが3,068枚、野村が1,921枚、
モルガンスタンレーが1,511枚の売り越し、TOPIX型ではゴールドマンサックスが
3,065枚、モルガンスタンレーが1,477枚、BNPパリバが1,340枚の売り越しと
なっております。
モルガンスタンレーは、日経平均型を連日売り越しとなっており、昨日買って
いたTOPIX型も売ってくる形を形成し、上値を抑える要因を作りました。
ソシエテ、野村、BNPパリバは裁定取引によって先物売り、
現物買いの動きとなっておりますが、ゴールドマンはTOPIXを積極的に
売り込んでいることで、日経平均に比べTOPIXの上値が重い要因を作りました。
買いでは、バークレイズが1,467枚、三菱UFJが1,340枚、TOPIX型では、
クレディスイスが3,227枚、UBSが2,073枚の買い越しとなっております。
バークレイズは連日の買い越しとなり、前場の一段高に寄与した他、UBS、
クレディスイスは、昨日売り越した分を買戻してきております。
ただUBS、クレディスイスは、債券先物との裁定取引を行っている模様で、
相場に大きな影響を与えていないとの見方となっております。


□新興市場動向
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新興市場はまちまちの展開となり、マザーズ、ヘラクレス指数が反発、
ジャスダック平均が続落となりました。
朝型は3指数揃って買いが先行しましたが、買われたのが東証1部大型株だった
こともあり、勢いは乏しく、すぐに戻り売りに押される展開となりました。
前場から、ジャスダックの主力で構成されるJストックは下落に転じており、
後場に入ると相場全体がズルズルと上げ幅を縮小する動きとなり、
ジャスダック平均も小幅ながら下落に転じました。
売買代金も盛り上がりに欠ける展開となり、目立った動きはありませんでした。


□個別銘柄動向
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日経平均の大幅上昇を受けて、幅広い銘柄が買われました。
鉄鋼、非鉄、資源、商社、海運など景気敏感株といわれる銘柄が中心に
買われた他、ハイテク、自動車などにも買いが入りました。
一方で後場にかけて大手銀行、証券などの金融関連が弱い動きとなり、
TOPIXを始め、相場全体の重しとなりました。

会員銘柄では、日本カーバイド工業 (4064)、日本エスリード (8877)、
リサ・パートナーズ (8924)、日本ゼオン (4205)、三浦工業 (6005)
などが買われました。
中でもリサ・パートナーズ (8924)はスタップ高まで買われて連日連騰と
なった他、日本カーバイド工業 (4064)は高値で7%、三浦工業 (6005)は
8%の上昇となりました。


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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は底堅いながらも揉み合いの展開が想定されます。
昨日に大幅上昇していることから、やや慎重になっておりますが、
今晩のゴールドマン、シティの決算をじっくり待っている格好となっております。
内容次第では、引き続き買い物を集める展開が期待できそうです。
他にもIBM、AMD、グーグルなどの主要決算や、経済指標も目白押しと
なりますので、個別の内容を確認する展開が想定されます。

ロンドン市場は、小幅ながら下落スタートとなっております。
ただ個別では半数以上の銘柄が上昇しており、底堅い動きとなっております。
前日の反動から石油株が全面安となっており、指数を押し下げております。
他、鉱業、銀行などは高安まちまち、ガスなどの公益株は軒並み下落と
なっております。

昨晩の米市場はダウが144ドル高と大幅反発となり、2008年10月以来、
ダウ10,000ドルに乗せてきました。
インテルの好決算に加え、昨晩のJPモルガンの決算が予想を上回る好調な
内容であったことから、これを好感して金融セクターが指数を牽引しました。
また、FOMC議事録で「住宅市場の活動は明らかに上向いた」
「大部分の委員は景気回復が始まったと判断」などの内容も支援材料となり、
終盤に10,000ドルを突破する要因となりました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は、ゴールドマンサックス、シティグループ、IBM、AMD、
アムフェノール、バクスター・インターナショナル、グーグル、
ハーレーダビッドソン、サウスウェスト航空、PPGインダストリーズ
ピープルズ・ユナイテッド・フィナンシャル、セーフウェイなどが
予定されております。
特にゴールドマン、シティの金融関連の決算が注目されますが、IBM、AMD、
グーグルなどもハイテクを中心に市場に影響を与える銘柄として注目されます。
金融関連の決算予想は四半期ベースでの過去最高益を更新するとの期待もあり、
内容を確認したいところです。

経済指標は、9月消費者物価コア指数、9月消費者物価指数、
新規失業保険申請件数、10月NY連銀製造業業況指数、
10月フィラデルフィア連銀業況指数が予定されております。
予想では、9月消費者物価コア指数が前年比+1.4%(8月+1.4%)、
9月消費者物価指数が前年比-1.4%(8月-1.5%)、
新規失業保険申請件数が52.2万件(前回52.1万件)、
10月NY連銀製造業業況指数が17.50(9月18.88)、
10月フィラデルフィア連銀業況指数が12.0(9月14.1)となっております。
9月消費者物価指数は、前月比マイナス予想となっており、インフレは当面は
抑制されるとの見方から大幅上昇の可能性は低いと見られております。
10月NY連銀製造業業況指数は前月からの反動減が予想されておりますが、
先行指標の9月新規受注DIが8月より増加しており、予想を超えて
前月比プラスの可能性もあると見られております。
10月フィラデルフィア連銀業況指数も反動減が予想されており、
雇用の悪化が要因となっております。


□その他海外注目材料
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為替要因では、90円台前半から本邦実需筋や短期筋のドル売りが控えていると
されており、頭の重い展開が続きそうです。


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■明日の展望
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明日は上値の重い、利益確定売りの出やすい展開となりそうです。
週末要因、本日の上昇の反動、国内決算本格化を前にポジション調整の流れから、
弱含む展開も想定されます。
今晩の米市場が決算や経済指標などが目白押しとなるため、
米株高となれば本日のように連れ高の展開も想定されますが、
基本的に東京のみでは重くなりそうです。
本日も高いところで戻り売りが出ていたこともあり、米市場が強いインパクトを
示さないと、朝高後にすぐに失速する展開も警戒されるところです。


□テクニカル分析からの展望
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上値抵抗となっていた25日線を突破そ。またマド埋め(10,228円〜10,151)を
完了しました。
これで調整基調の中の短期リバウンドから、本格リバウンドへと転換する格好
となり、10月安値でのボトム形成というか格好になります。
一目均衡表の雲の中での推移となり、強弱感の対立しやすい場面ではありますが、
雲上限の10,400どころを意識する展開が期待されます。
暫く日柄調整の動きになったとしても、来月には雲のねじれがあるため、
転換ポイントになりやすく、遅行スパンの上方転換も見えてきそうです。


□総括・今後の方針
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海外勢は連日売り買い動いているものの、国内勢の動きは個人を含めて
乏しくなっており、本日も大幅上昇となりながらも盛り上げリに欠ける展開と
なっております。
現在の日経平均の推移は7月の時と酷似しており、もう暫く戻りが続いても
おかしくないと見られているものの、円高からの企業決算リスク、民主党の
政策リスクなどの不透明要因から様子見姿勢の強い動きが続いております。
米市場の好調な流れにある程度引っ張られるものの、東京市場自体は上値が重く、
世界の流れから取り残される可能性も指摘されており、
どうにも強気になれない展開となっております。
特に銀行株の弱さが目立ち、TOPIXの戻りを阻害していることから、
これらも揃って上昇する展開にならないと国内勢は強気になり難いようです。

引き続き相場の一服場面では中小型材料株や小型仕手筋などが動いて
くる可能性があり、短期ではこれらの動きに注目したいところです。
また米市場の堅調な動きから、東京市場が重くても強引に水準が
引き上げる展開も十分に考えることができます。
ある程度はリスクを取りながら、基本は買いで見ていくことになります。

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□本日のメルマガ銘柄
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様子見となります。


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