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************************************************************************ Stock Mission 本日の相場総括・明日への展望 http://www.stock-mission.com/ 2009年10月14日 発行 ************************************************************************ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■1歩先の株式・銘柄情報 Stock Mission■ 一部投資家向けに行っている、株式におけるファンド動向・仕手株などの 注目銘柄情報をご提供!魅力のある有益な情報が日々入ります。 個人投資家の弱点である情報収集を強化してみませんか? http://www.stock-mission.com/ 【ご案内・ご提供情報・ご利用料金】 http://www.stock-mission.com/join.html 【過去の実績】 http://www.stock-mission.com/result.html □本日の結果 =========================================== 10/14 10/13一般会員銘柄NK +4.17% 合計+4.17% 10/14 10/12一般会員銘柄NK +1.49% 合計+4.60% 10/14 10/12特別会員銘柄AR +1.66% 合計+2.68% 10/14 10/07日本ゼオン(4205) +1.00% 合計+5.50% 10/14 10/05一般会員銘柄RP +3.96% 合計+36.35% 10/14 10/04一般会員銘柄NE +10.49% 合計+26.56% ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■本日の市場動向 =========================================== 本日の日経平均は16円安の10,060円と小幅反落となりました。 米市場は小幅下落となりましたが、取引終了後に発表されたインテルの決算が 好調だったことから、朝方は買い先行スタートとなりました。 ただ買いは続かず、すぐに下落に転じると、利益確定売りと短期筋の 売り仕掛けによって下げ幅を拡大する展開となりました。 一時10,016円まで売られる場面がありましたが、10,000円を割り込んでまで 売り込む動きはなく、この水準では押し目買いが入ったことで 下げ幅縮小となりました。 後場は、香港、上海を始め、好調なアジア市場が下支えとなり小安い水準で 揉み合う展開となりましたが、主力銘柄の利益確定売りが終日優勢の 調整の一日となりました。 □相場総括 =========================================== 短期基調は上向き継続、中期基調は下向きから横ばいに転換しました。 インテルの好決算から買いが先行したものの、これまで5連騰していたことや 25日線の抵抗ラインを前に利益確定の流れが優勢となりました。 また欧州系が日本株売り、アジア株(特に中国株)買いの手口を出してきた こともあり、東京市場だけがアジアの中で弱い動きをする要因となりました。 ただ輸出関連銘柄が利食い売りに押される反面、その資金が 内需ディフェンシブ銘柄に流れており、ファーストリテイリング(9983)が 仕手株のように急騰するなど、資金の流動性は維持されており、 インテル好決算効果は肩透かしとなったものの、 相場の基調は継続と見ることができそうです。 先物の手口では、売りはモルガンスタンレーが3,149枚、立花が1,880枚、 ソシエテジェネラルが1,559枚の売り越しとなっております。 モルガンSとソシエテは、一方でTOPIX型をそれぞれ1,663枚、 1,500枚買い越しており、NTショートの流れを作り、 割高な日経平均を売っております。 日経平均型では明確な売り主導の手口は見られませんでしたが、 TOPIX型ではUBSが4,585枚、シティグループが2,299枚、 クレディススイスが3,632枚それぞれ売り越しており、値嵩ハイテク、金融などの 下げを主導した格好となりました。 買いでは、大和SMBCが1,954枚、クレディスイスが1,888枚、 JPモルガンが1,711枚の買い越しとなっております。 大和はTOPIXを1,550枚売ってきておりNTロングを形成、 TOPIXの弱い展開に拍車を掛ける格好を作り出しております。 クレディスイスは日経平均型のショートを連日で買い戻している一方で、 TOPIXを大きく売り込んできており、軟調な展開を作り出してきました。 TOPIX型ではBNPパリバが4,746枚の買い越しとなっておりますが、 裁定取引によって金融株を中心に現物を売っており、指数以上の現物の 大きな下落を作る要因となりました。 □新興市場動向 =========================================== 新興市場は3指数揃って反落となりました。 寄り付きこそ小高く推移する場面もありましたが、日経平均が下落に転じ、 下げ幅を拡大するのに合わせて調整記帳が拡がりました。 押し目を拾う動きも限定的に留まり、ヘラクレス市場の売買代金が20億円を 下回るなど、閑散相場の中で小口の売りに押される展開となっております。 主力銘柄も高安まちまちと統一感のない動きとなっており、 短期資金が銘柄をぐるぐる廻っているに過ぎないことが窺えます。 □個別銘柄動向 =========================================== 5連騰の反動から、指数以上に現物の下げ幅が大きくなりました。 特に大手銀行、損保、証券、消費者金融など、金融関連銘柄が下げを主導し、 TOPIXの弱い動きや相場全体の重しとなりました。 他、自動車、ハイテクなど輸出関連銘柄、海運、金属、非鉄などの景気敏感株も 揃って利益確定売りに押されました。 一方で内需ディフェンシブ銘柄が軒並み買われており、食品、陸運、パルプ紙、 電気ガス、小売などが買われました。 会員銘柄では、リサ・パートナーズ (8924)、日本エスリード (8877)、 日特建設 (1929)などが買われましたが、総じて利益確定に押されました。 場中紹介銘柄では、さくらインターネット (3778)、ネクスト (2120)、 ケネディクス (4321)、学研ホールディングス (9470)、サイゼリヤ(7581) などが買われました。 =========================================== ■今晩の米市場の動向 =========================================== 今晩の米市場は堅調な展開が想定されます。 インテルの好決算を受けて東京市場を除いてアジア、欧州と堅調推移と なっていることや、時間外取引で既に大幅上昇となっていることもあり、 買い先行のスタートとなりそうです。 また取引開始前に決算を発表するJPモルガンの内容に注目が集まっております。 結果次第では相場が大きく動く可能性もありますが、予想通り増収増益となれば 一段高の展開も期待できそうです。 ロンドン市場は、反発の動きとなっております。 インテル好決算を好感して買いが先行している他、商品相場の上昇を受けて 鉱業、石油株が軒並み大幅高となっております。 銀行株も堅調推移となっておりますが、不動産、医療機器などは 弱い動きとなっております。 昨晩の米市場はダウが14ドル安、ナスダックは0.75ポイント高とまちまちと なりました。 ジョンソン&ジョンソンの7−9月期決算で売上高が予想に届かなかったこと、 著名アナリストがゴールドマン・サックスの投資判断を引き下げたことで 金融セクターが全体が重しとなりました。 一方、ナスダックでは、シスコシステムズがネットワークインフラ企業の 買収合意を発表したことが好感され、小幅プラスで終了しております。 □注目米主要企業決算・経済指標 =========================================== 主要企業決算発表は、アボット・ラボラトリーズ、W・W・グレインジャー、 ホスト・ホテル・アンド・リゾート、JPモルガン・チェース、 モルガン・スタンレー、プログレッシブ・コープ、ザイリンクスが 予定されております。 特にJPモルガンの決算に注目が集まっており、相場の展開を左右してきそうです。 予想では増収増益となっており、昨晩のインテル同様に予想を超えての 好調さが示されれば一段高展開も期待できそうです。 経済指標では、MBA住宅ローン申請指数、9月輸入物価指数、9月小売売上高、 8月企業在庫が予定されております。 予想では、9月輸入物価指数が前年比-11.4%(8月-15.0%)、 9月小売売上高が前月比-2.1%(8月+2.7%)、 8月企業在庫が-1.0%(7月-1.0%)となっております。 注目は企業決算に移っておりますが、9月小売売上高は確認したいところです。 米政府の自動車買い替え支援策が終了となり、悪化の予想となっており、 予想通りまたは予想以上の悪化となるのか、予想ほどは悪化していないのか 確認したいところです。 □その他海外注目材料 =========================================== 今晩はFOMC会合議事録が公表の予定となっております。 9月のFOMCでは全員一致で政策金利の長期間の低水準維持が再確認されましたが、 この長期間とされた具体的な時間や全員一致にまで至った経緯、 出口戦略などについて注目されております。 為替要因では、ドルの買戻しの流れが一巡してきたと見受けられ、 商品相場の上昇と共にドル売りがどれだけ進むのかが注目されます。 90円50銭には依然として本邦輸出企業のドル売りオーダーが控えていると 見られる他、88円ではオプショントリガーやストライクが集まっており、 このあたりの攻防が再び注目されそうです。 ここにきて下でのドル買いは相当強いと見られておりますが、 88円を割り込むとストップロスを巻き込んで、ドル売りが一気に加速する とも見られておりますので、注意が必要です。 =========================================== ■明日の展望 =========================================== 明日も上値の重い展開が想定されます。 米主力企業決算が好調となり、米株高からシカゴ日経先物高の流れとなり、 買いが先行する場面もありそうですが、東京市場寄り付き後は、 上値を追う展開にはなりにくいと想定されます。 25日線を上抜くには材料不足となっており、今晩のJPモルガンを始め、 明日のシティ、ゴールドマン、グーグル、ノキアなどの決算やこれを受けた 米市場の展開次第となりそうです。 ただ下値不安はありませんので、利益確定で売られたところでは、 しっかりと押し目買いが入ってくることが想定されます。 □テクニカル分析からの展望 =========================================== 日経平均は6日ぶりの反落となり、25日線を手前に一旦一服の格好となりました。 もともと5日続伸した反動の出やすいところでしたので、スピード調整は 予想される展開であったと言えます。 10,000円の節目がサポートとして機能していることからも、 底堅く推移できていることからも、リバウンドの流れは継続しております。 一目均衡表では基準線が抵抗ラインとなりましたが、雲の中での推移と なっており、方向感が出辛く強弱対立しやすいところとなっております。 ただパラボリックは買い転換しており、雲の上限を目標として暫くは この水準での値固めの展開が意識されそうです。 □総括・今後の方針 =========================================== 本日は銀行輸出関連銘柄が売られ、内需関連が買われました。 消去法的に買われただけとの見方もありますが、これまでの日経平均の 戻り場面で、これら内需株は売られ続けた経緯があり、JR東日本、花王などは -2σを突破する売られ過ぎ水準まで売り込まれておりました。 いつ反発してもおかしくない状況であったところで、 本日の一服商状のきっかけから大幅高となっており、資金はしっかり循環、 買い意欲は依然としてキープされていると見ることができます。 ファーストリテイリングの商いを伴ったストップ高はやり過ぎという感も ありますが、これまで放置されていた割安銘柄を買ってきたという リバウンド基調継続のリバランスの動きとなっております。 引き続き米主力企業決算に振り回されることにはなりそうですが、 売られた銘柄への押し目買いも考えて良い場面となっております。 また暫く10,000円近辺での値固め、相場が揉み合いとなってくれば、 低位仕手株が動き出す可能性もあり、短期ならこちらの動きにも注目です。 個別銘柄での資金の逃げ足は速いので、短期銘柄ならば早めの回転を 心掛けたいところです。 25日線を突破してくるまでは、短期回転型の流れとなりそうですが、 同線を突破してくれば、再度リバウンド基調を強める展開が期待できます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □本日のメルマガ銘柄 =========================================== 東亜建設工業 (1885) 現在値:101円 前原大臣の羽田ハブ空港化発言に関連して、出遅れ建設銘柄への注目度が 高まっております。 主力銘柄が手掛け辛くなる中で、低位株物色の流れの可能性が指摘されており、 関連銘柄の仕手化の可能性も噂されております。 短期回転の銘柄として注目したいところです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ -ご注意- Yahooなどフリーのアドレスでメルマガにご登録している場合、 メルマガが届くまでに非常に時間がかかることがあるようです。 メルマガを早く受け取りたい方は、メールアドレスの変更か、 メルマガスタンドの変更をお勧めします。 フリーのアドレスでも比較的早いのが「メルマ」「まぐまぐ」です。 http://www.stock-mission.com/melmag.html またホームページでも内容を公開しております。 http://www.stock-mission.com/index2.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【Stock Mission】 StockMissionは、急騰・高騰する可能性がある銘柄情報をご提供しております。 ●ご提供情報 <投資法人・ファンドの動向に関する情報> <テクニカル分析による銘柄情報> <市場関係者とのミーティング情報> 【ホームページ】 http://www.stock-mission.com/ 【ご案内・ご提供情報・ご利用料金】 http://www.stock-mission.com/join.html 【過去の実績】 http://www.stock-mission.com/result.html ************************************************************************ Stock Mission http://www.stock-mission.com/ master@stock-mission.com メルマガバックナンバー http://www.mag2.com/m/0000251962.html メールマガジン登録解除 まぐまぐ・melma http://www.stock-mission.com/melmag.html めろんぱん http://www.melonpan.net/mag.php?011680 ************************************************************************ |