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タイトル:憂国通信  2009/10/11


橋下府知事VS女性職員 メール誹謗合戦 勝者はどちらに?


「どっちもどっち」と言ってしまえばそれまでだが、勝者は女性職員である。

橋下府知事ブチ切れた!不遜メール職員に処分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091009-00000054-sph-soci

痴事が1日夜、府幹部の議会答弁を問題視した内容のメールを全職員に送信したことが事の発端であることは既に各メディアで紹介されている。

橋下知事「批判メール」で正論言われて逆ギレし職員を処分 
http://blog.goo.ne.jp/warabidaniyuukoku/e/4e8be674e3b328b3e5699033c0351d82

この痴事メールに例の40歳代女性職員が「愚痴はご自身のブログ等で行ってください(原文のまま)」とのメールを返信し、それに対して痴事が8日、に「トップへの物言いとして逸脱している」として、府は同日付で例の女性職員を厳重注意したことで問題が発展した。

痴事は職員に対してメールアドレスを公開し、批判も含めて様々な意見を歓迎してきたから、今回の処置は論理的にも異状である。

痴事が全職員にメール送信した内容は、「和歌山市の紀ノ川大堰からの利水撤退で府の負担が約380億円に上ったことへの府幹部の議会答弁に、謝罪の気持ちがこもっていなかったと問題視しており、『民間の普通の会社なら、組織あげて真っ青ですよ!!』」などと税金投入に敏感になるべきと指摘していた。

これに対し、例の女性職員が2日に「このメール配信の意味がわかりません。愚痴はご自身のブログ等で行ってください。メールを読む時間×全職員の時間を無駄にしていることを自覚してください」と返信した。

返信には「何があっても給料が保障される組織は恐ろしいです…」と組合活動を誹謗した痴事の文面にも「こんな感覚を持つ人が知事であることの方が私は恐ろしい…」と批判も添えられていた。

これに逆上した痴事は、同日夜、例の女性職員に「上司に対する物言いを考えること」「その非常識さを改めること」と非難し、言い分があるのであれば、知事室に来るように」と恫喝した。
すると、5日に例の女性職員から「知事室にお呼びとあらば、公務をどけてでもお邪魔いたします」と皮肉たっぷりの再返信があった。

痴事は実際に例の女性職員を痴事室に呼び出していないようだ。
直接対決して言い勝つ自信がないのだろう。

自分で不適切メールを送ったくせに、「不適切メールを送ったことが府職員として自覚に欠け、服務規律に違反する」として、痴事命令で職員と所属長が厳重注意処分を下した。

で、どうして女性職員が勝者なのか?

それはダメージ度の判断である。女性職員は管理職を目指しているわけではなく、組合活動中心の人物である、今回の戦いで知名度を上げ、組合内での地位は向上したと思われる。給料が減額になったわけでもないし、仮になったとしても組合が補填しくれるだろう。
それに対して、痴事の支離滅裂ぶりは全国に報道され、痴事の評価は大きく低下した。職場の雰囲気も険悪になり、府内での痴事の居心地は悪くなるばかりである。

最後にこの手の事件に対するバカウヨの反応ぶりを紹介しておく。

≪知事と言う役職 (あきれるわー)

知事が府民の代表者であることを考えない、又は、意図的にスルーしていますね。
これがそのまま 府民に対する態度であると思って間違いないでしょう。
こんな職員が行政を曲げていくのです。
大阪府民は、きっちりとこの後の流れを見ていくべきでしょう。≫

「痴事への態度=府民への態度」こう短絡するのが典型的なバカウヨ思考である。君が代とか騒ぐわけだ。

こんな調子で痴事に励ましのメールや電話を入れているのだろう。

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