メルマガ:クリスタルノベル〜百合族
タイトル:クリスタルノベル〜百合族 Vol. 023  2009.10.3  2009/10/03


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   ◇∞◆  クリスタルノベル〜百合族〜    ◇∞◆
    ◆∞◇      Vol. 023  2009.10.3      ◆∞◇


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                    ◇∞◇ タイトル ◇∞◇ 
            
             ♪ − 星の降る夜空の向こう


 文庫小説のページをサラサラとめくっていく彼女に、これといった感情の動
きは見つけられない。
 いや、そんな筈はないだろう。
 いくら彼女だって、先日のアレを覚えていない筈が無い。
 数日前から始まった新しい関係に対して、こう、あわわ、とか、顔を合わせ
辛い、とか。
 そういう感情は沸かないものだろうか? 
 少なくとも私は、これから始まる全ての瞬間が、これまでとは違う新しいも
のになった様に感じているというのに。 

「くしょんっ」
 彼女の部屋のひんやりした空気のせいなのか、私はくしゃみをしてしまった。
礼子は私のそばに身体を寄せた。
「寒い?」
「うん、ちょっと」
「だいじょうぶよ。二人で、暖めあいましょう」
 彼女は私の耳元でそう囁いた。私は自分でも驚くほどに大胆になって、そっ
と右手を礼子の太股に当てて、だんだん上へと撫でさすっていった。
 礼子は頬を赤くしながら、潤んだ瞳で私を見つめていた。
「美紀……」
礼子がそっとキスをした。私は恥ずかしくって、思わず俯いてしまった。
「なんか、恥ずかしいな」
「恥ずかしがらないで。いっしょに気持ちよくなるの。私、あなたが大好きな
のよ」
 そう言いながら、礼子は私に顔を寄せて、鼻の上に口づけした。
 礼子の息づかいが私の頬にかかり、それに応じるように私の熱い息が彼女を
包んだ。
 そして、私たちの唇が重なった。最初は触れあう程度のキス。でもすぐに礼
子の小さな唇を、私はむさぼるようにしゃぶり、舌を差し込んだ。玲子も舌を
絡めてくると、私の全身に火花が走った。そして、発達した身体をよじらせる
動きから、彼女も私と同じ感覚を味わっていることに気づいた。
 私は礼子の身体を指で撫で上げた。細く肉薄の腰、なだらかな曲線を描くウ
エスト、そして脇腹からあばらの下端にと、順々に。
 最後に、二人で舌を絡み合わせたまま、私は指を礼子の乳房に這わせた。大
きくふくらんだ乳房を下からやさしく揉み上げるように、そして敏感な小さい
乳首を指先でくすぐった。
「ん、むぐうっ!」
 キスしたままの私の口の中に、彼女は激しく息を吐いて身をよじった。人差
し指と中指で挟むようにして捏ねるように揉みしだくと、彼女のつぼみのよう
な乳首は固くしこってきた。
「うくぅ…あああんっ!」
 我慢できなくなった礼子が、とうとうキスする口を離して身をのけぞらせ、
大きく喘ぎ声をあげた。その姿と声を、私は目と耳にしっかりと焼き付けてい
た。
 頬を上気させた礼子に、私は耳打ちしました。
「ねえ、あなたも、さわって」
「触って欲しい?」
 私は黙って頷くと、仰向けに横たわり、彼女を挑発するように両腕を頭の上
にやって、乳房を突き出すようにした。
「触って……」
 身を起こした礼子は、手をゆっくりと伸ばしてきた。小さな白い掌が乳房の
上に近づいてくるのを、ゾクゾクしながら待ちわびる私。
 ついに、その細い指先が触れ、そのまま乳房の曲線をなぞっていった。私は
思わず喘ぎ声を漏らしてしまった。
「美紀のおっぱいって、とってもおっきくて、やわらかいわ…。あたしも、こ
んなきれいなおっぱいに、なりたいわ」
 まるで夢を見ているかのように、礼子がうっとりとつぶやいた。
「礼子だって、大きいし、いい形してるじゃない」
 そう、微笑みながら答えた私のお腹の上に彼女はまたがると、私の両方の乳
房を両手を使って揉み始めた。濃い陰毛の秘所が私のウエストに密着してきて、
そこがまるで火がついたように熱く感じてきた。
 礼子は前屈みになって上半身の体重をかけるようにしながら、私の乳房を揉
み続けた。激しい息づかいのリズムに合わせるようにして、まるでパイ生地を
こねるように、礼子が激しく私の乳房を揉みしだくたびに、私は快感にむせび、
嬌声をあげてしまった。
「気持ちいい。もっと、もっと力いっぱい、して……」
「美紀のおっぱい、やわらかくって、気持ちいいわ」
 礼子は、乳頭への愛撫を続けるだけに終始した。私は足を拡げ、礼子の身体
をその間に落とし込み、腰をくねらせる。さらに礼子の身体に脚をからめ、礼
子の身体をぐいっと引き寄せる。礼子はようやく口唇を話、私に問いかけた。



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  発行者      : 春野 水晶 

  * タイトル:『クリスタルノベル〜百合族〜』
  * 発行周期:不定期(週2回発行予定)

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