メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 09/10/02  2009/10/02


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Stock Mission
本日の相場総括・明日への展望

http://www.stock-mission.com/            2009年10月2日 発行
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□本日の結果
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10/02 09/29特別会員銘柄MB +3.28% 合計+2.00%
10/02 09/29一般会員銘柄GK +3.16% 合計+14.47%

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は、246円安の9,731円と大幅続落となりました。
米株安を背景に朝方から売りが先行し、その後も週末要因や今晩の米雇用統計を
控えて売りが殺到し下げ幅拡大の展開となりました。
10時に先物に500枚単位の短期筋の仕掛け売りが入ったことで一段安の展開となり、
これに呼応した売り仕掛けや投売りを誘う展開となりました。
後場に入ると仕掛的な動きは乏しくなるものの、買い手は不在で
ロスカットの売りに次々と晒され、安値揉み合いの展開のまま終了しました。


□相場総括
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短期基調、中期基調ともに下向き継続となっております。
日経平均は約2ヶ月半ぶりに9,800円台を割り込み、一目均衡表の雲の下限や
26週線などを次々と下回りました。
テクニカル的には少しオーバーシュート気味ですが、米雇用統計の結果や
オリンピック開催地の決定結果を見てからでも遅くは無いとの考えから、
安いところでの買い戻しや押し目買いは限定的になりました。

先物の手口では、売りではJPモルガンが5,670枚、TOPIXを5,506枚の
大量売り越しを出してきており、朝方からの軟調推移を作りました。
またCTAと思われる売り仕掛けはニューエッジから出てきたと想定され、
5,279枚の売り越しとなっております。
他、ロングポジションを崩す形でメリルリンチが2,278枚、
ゴールドマンが1,869枚の売り越しとなっております。
またBNPパリバは2,278枚の売り越しとなっておりますが、
裁定取引で現物を拾っており、後場の若干の下げ渋りの要因となりました。
買いでは、ソシエテジェネラルが6,388枚、みずほが5,042枚の
大量買い越しとなっており、裁定取引で幅広い現物が手放されました。
クレディスイスは2,408枚の買い越しとなっており、ショートの利益確定を
行ってきたことが興味深いところです。
同様にショートが続いていた立花証券も2,651枚の買い越しとなっており、
個人を中心とする先物ショートを買い戻す動きが見られました。


□新興市場動向
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新興市場は3指数揃って下落しました。
足元の地合の悪さに加えて米株安を受け、朝方から売られる展開となりました。
日経平均が次々とサポートラインを割り込んで下げ幅を拡大したこともあり、
主力銘柄を中心に幅広い銘柄が換金売りに押されました。
一方買い手口は無く、マザーズ市場の売買代金は100億円台、
ヘラクレス市場は20億円を割り込む低水準となりました。


□個別銘柄動向
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朝方から売り一辺倒の展開となり、一部信用買いの追証の可能性も
指摘され始めていることから投売りも目立ち、東証1部の89%が下落する
全面安商状となりました。
銀行株は比較的底堅く推移しましたが、結局は売られて下落、証券株も
売られて下落しております。
他、鉄鋼、非鉄、ハイテク、自動車、不動産など幅広い銘柄が売られました。

会員銘柄では、学習研究社 (9470)が朝方買われましたが結局は失速、
残念ながらほぼ全ての銘柄が下落する展開となりました。
場中紹介銘柄では、プロミス (8574)、新日本科学 (2395)、帝人 (3401)、
ngi group (2497)、CHINTAI (2420)などが買われました。
中でも新日本科学 (2395)は大幅逆行高となりました。


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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は続落の展開が想定されます。
ただ、今晩発表される雇用統計次第で流れが変わってくることが想定されます。

ロンドン市場続落スタートとなっております。
銘柄の8割が下落するほぼ全面安商状となっており、特に保険、銀行などの
金融関連が全面安となり下げを主導しております。
また商品市況が軟調推移となっていることから、鉱業、石油関連なども
売り優勢の展開となっております。
一方で、食品や日用品といった内需セクターが買われております。

昨晩の米市場は、ダウが203ドル安と大幅続落となりました。
9月ISM指数が事前予想を大幅に下回ったこと、新規失業保険申請件数も
悪化したことで、朝方から売り優勢、終日軟調な展開となりました。
またバーナンキFRB議長が、「2010年の経済成長率が3%以下にとどまった場合、
失業率は9%超の水準が続く可能性がある」と発言したことも売られる
要因となりました。
全面安商状となり、中でも金融、素材、テクノロジーの下げが大きくなりました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表の予定はありません。
経済指標は、9月失業率、9月非農業部門雇用者数、9月平均時給、
8月製造業受注が予定されております。
予想では、9月失業率が9.8%(8月9.7%)、
9月非農業部門雇用者数が-17.5万人(8月-21.6万人)、
9月平均時給が前月比+0.2%(8月+0.3%)、
8月製造業受注が0.0%(7月+1.3%)となっております。

失業率の予想は若干の上昇となっておりますが、非農業部門雇用者数の
減少幅が縮小する見込みとなっております。
非農業部門雇用者数の減少幅が改善すれば好感されそうですが、
直近の経済指標は軒並み予想を下回る結果となっており、
非常に警戒感が強まっております。
為替要因にも影響があると見られ、好感される内容であれば、
ドルが買われる展開が想定されます。
一方で、予想を下回れば全て逆となりますので注意したいところです。


□その他海外注目材料
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要人関連では、ローゼングレン米ボストン連銀総裁、
フィッシャー米ダラス連銀総裁がそれぞれ講演を行う予定となっております。
為替要因では、米雇用統計の結果で上下することも想定されます。
他の要因としては、90円50銭近辺では依然としてドルの戻り売り圧力が強く、
この水準に達すると伸び悩む可能性がありそうです。
一方下では、87円10銭が意識されており、これを切ってくるようなら、
オプションに絡んだドル売りが加速する可能性が指摘されております。


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■来週の展望
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来週も軟調な展開が想定されます。
テクニカル的に下げ過ぎ感があり、来週頭に安寄りスタートとなれば
三空形成となりますので、1日2日といった短期リバウンドは期待できそうです。
ただ流れは底値模索の展開に変わりはなく、週末にはSQが控えていることから、
オプション価格9,500円を目指す仕掛け的な売りが警戒されます。
またメガバンクなどに個人を中心とする押し目買いが大量に入っており、
信用買い残が非常に増加している他、リバウンドを期待して思ったほど
個人が投げていないとの声が出ており、もう一段の深押し
そして総投げという場面が必要となってきそうです。
SQに絡んでそうした演出をしてくる可能性も否定できませんので、
ここはじっくりと相場の展開を見守ります。


□テクニカル分析からの展望
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日経平均はマドを空けて大幅続落となりました。
一目均衡表の雲の下限を割り込み、8月26日高値から4日安値までの
E計算値である9,735円をも下回ってきました。
ボリンジャーバンドでは、-2σを大きく下放れてきたため、
短期的な突っ込み感があり、リバウンドによって上値抵抗となった
雲の下限を捉えることができるかが注目されます。
週明けにさらにマドを空けて下落となれば三空形成となり、
リバンドが期待される場面になってきそうです。
マドを空けて下落した後、同日にそのマドを埋めて陽線を形成してくる展開も
ありそうです。


□総括・今後の方針
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直近の急ピッチな下落もあり、テクニカル面では一旦のりバウンドも期待できる
水準まで下落しました。
ただ円高警戒が相変わらず重しとなるうえ、来週にはSQを控えていることからも、
先物の売り仕掛けを警戒する声が聞かれます。
SQに絡んで9,500円を目指す展開となり、一段安展開が警戒されるだけに、
基本様子見姿勢は継続となります。
それまでは短期リバウンド狙い、値動きの軽い銘柄に小口で
短期回転することになってきそうです。
そろそろ底を模索する展開に入ってきており、ディーラーや機関投資家などは
タイミングを計り始めておりますので、キャッシュポジションを高めて
待ちたいところです。

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□本日のメルマガ銘柄
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来週の公開となります。


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