|
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2009ー09−13-------第337 (毎週日曜日発行 地方の札所を巡る旅 近江三十三観音 22 近江八幡 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 近江八幡 近江三十三観音 21番札所 【長命寺】 15−7−11 琵琶湖を見下ろす長命寺山の山頂に長命寺はある。 階段の多い山道が続く、鬱蒼とした林の中に石仏が点在し、 苔むした自然石の808段の石段参道を登ると鳥居の様な冠木門に着く、 左に書院、右に手洗い所を見て進む、大杉が5本行く手を遮るかの如く立つ、 杉の根元に地蔵が三体、参道は右に折れ不老長寿の井戸の前を通ると『絵馬堂』、見上げると『三重の塔』が聳えている。 『本堂』は1522年に再建され、十二間方の単層入母屋造り桧皮葺き、 総朱塗りの美しいお堂、ご本尊は千手十一面観世音菩薩で 格子造りの内陣にお祀りされている。 本堂隣に『三仏堂』があるが現在改築中でシートで覆われていた。 裏手の高台に『如法行堂』があり、勝運地蔵、智慧文殊、 福徳庚申尊が祀られている。 美しい『鐘楼』も絵になる、鐘楼脇に『修多羅岩』と名付けられた大岩があり、 天下泰平、子孫繁栄を祈願する岩とか、 此処から境内を振り返ると本堂の大屋根の向こうに三重の塔が建ち、 琵琶湖が大きく広がっている景色はなかなかのもの。 所在地 滋賀県近江八幡市長命寺町157 0748−33−0031 |