2009年9月11日第34号(通巻第186号)・FOR LADY ・
【photo by Yao Yuan】
RING
KURO-ORI

9/4(Fri) - 9/19(Sat)
togomamaカフェプロデュース『mamagoto展1と2分の1』
『mamagoto展準備展』『togomamaカフェお風呂ギャラリー内覧会?』

9/13(Sun)
歴史喫茶cafe花鳥風月
その他のジャンル・喫茶店

9/13(Sun) - 9/19(Sat)
POMMESCA 絵画・イラスト・写真・映像・マルチメディア

9/16(Wed) - 9/22(Tue)
MISCHIEF 「MISCHIEF LAND」 立体・イラスト・雑貨

→まだ行ったことはありませんが、東京が好きです。心の中の東京には、特別な味わいがあります。【南昌 小湮
→東京が好きです。東京が与えてくれる何とも言えない感じが好きです。【上海 我是銭pupu】(当メルマガの非公式ブログ「東京letter」を読んで)

←好きな都市があって、まだ見たことはないけれど、心の中に特別な位置を占めている。そんな感覚がすてきです。ちょうど私が今ディスプレイの前に坐って、まだ会ったことのない読者のみなさんのことを思っているのと同じですね。「山川異域、風月同天(異なる国にいても、風も月も同じ)」谷村新司さんの贈ってくれた言葉です。お互いにがんばりましょう。

→この、貯金のできる目覚まし時計がほしいです。【台湾 努力中…
→ これらの面白い目覚まし時計はどこで買えますか?ほしくてたまりません!【台湾 鮪厂
(当メルマガの「もっとすごい目覚し時計」を読んで)

←「東京流行通訊」の「淘宝ネットショップ」で販売しています。どうぞこちらで購入してください。

【お知らせ】
9月16日の「週刊東京流行通訊」は、「特別増刊31号」を発行し、「2009年エアギター日本チャンピオン」の工藤芽生さんについてご紹介します。ご期待ください。

ALAYA

女優ミラーでスター気分

流行に敏感なあなたのバッグには、すでに「女優ミラー」が入っているかも?LEDライトが8つ搭載されたこのミラーは、日本だけでなく世界中で大流行しそうな気配である。8個の小さなライトがあれば、暗いところでも気軽に化粧直しができる。ミラーを開けるたびに、あっという間に楽屋にいるような気分になり、まるで大女優になったみたいだ。

「女優ミラー」は毎月5つずつ新しいデザインのものが売り出される。現在すでに92種類のデザインがあり、気に入ったものを選ぶことができるのが楽しい。他の人とデザインがぶつかるのはいやだという方には、少数のみ発売される限定版を選ぶのをお薦めする。ここではとてもゴージャスな2つの「女優ミラー」をご紹介しよう。これさえ持っていれば、ミラーの中で大スターになれるに違いない。

ハローキティモデル
2000粒のスワロフスキーで作られ、そのまばゆさにわくわくしてしまう。どこにいても、このミラーを取り出せばみんなの注目の的になり、スターになったように熱い視線にさらされるだろう。また、ヒョウ柄のミラーには1600個の黒いスワロフスキーが使われている。クールでセクシーであることに自信がある人は、是非挑戦してほしい。この二種類のミラーは定価が他のものよりやや高いが、普通の「女優ミラー」は2000円から3000円で求めやすい価格だ。

自分の写真付きのミラー
もう一つ、メイクの技術が上がる「女優ミラー」をご紹介しよう。これは有名なメイクアップアーティスト、名取瞳さんがデザインしたもので、ミラーの蓋が4つに分かれており、上下一組で、計二組の「目」と「口」の部分の写真がついている。写真は、名取さんが顧客のためにメイクをした後に撮影したもので、顧客に最も似合う二組のメイクをミラーにつけてくれるというわけだ。この写真を参考にしながらメイクすることができ、繰り返しメイクするうちに、自分でもプロの水準の完璧なメイクができるようになるかもしれない。(劉詩音執筆)

「女優ミラー」が大人気、いずれは「男優ミラー」も登場? http://www.trend-news.jp/goods/entry-166513.html

天空に現れた水族館

六本木ヒルズ、森タワーの52階にある海抜250メートルの展望台からは、ガラス越しに東京の街を360度で俯瞰することができる。その展望台の高さ11メートルを超える吹き抜け空間に、今年もまた夏季限定の天空の水族館、「スカイアクアリウム」がやってきた。これは今回で三回目になり、2007年に第一回が行われて以来、来場者は50万人を突破した。

新宿副都心を展望する会場の入口には、カリブ海をイメージした巨大水槽「カリビアン・ブルーホール」が設置されている。直径4メートル、高さ2.6メートルの巨大な水槽は、昼間と夜とで異なる表情を見せる。会場内の光景は、さらに驚くべきものだ。ガラスの水槽を通して地上を眺めると、人々が行きかう大都会が静かで穏やかな姿に変化し、まるで海底に隠された神秘的な都市のようだ。空を仰げば、美しい熱帯魚が群れを成して空中を舞っている。実際に見てみなければ、この不思議な光景のすばらしさはわからないだろう。

会場は6つのパートから構成されている。10人のアーティストが芸術的に表現した「アートアクアリウムギャラリー」、上部と側面から金魚を鑑賞できる階段式水槽「ジャポニズムギャラリー」、水槽に鏡を取り付けて万華鏡を楽しむ「カレイドリウム」、光の屈折原理で作られ、不思議な視覚体験をもたらしてくれる「プリズムリウム」……、六つの会場で、計約500種、2万匹の熱帯魚を観賞することができる。

こんなロマンチックな雰囲気の中では、お酒を飲みたくなってくる。会場には快適なカフェがあり、飲み物を楽しむことができる。中でも「アクアリウム」という名前のカクテルが特にお薦めだ。海のように美しいブルーのお酒の中に、黄色の「熱帯魚」が元気に泳ぎ、ピーチの香りとグレープフルーツの酸味が溶け合い、爽やかな炭酸が加えられて、その軽やかさに自分も天空まで飛んでいきそうである。

「スカイアクアリウム」は10月4日まで開催される。今回はこのすばらしい天空の水族館を、26万人が体験すると予想されている。入場費は大人2000円、高校生と大学生は1500円である。(tata執筆)

六本木ヒルズ http://www.roppongihills.com/jp/index.html (日、英、中、韓)
  入場優待券 http://www.roppongihills.com/jp/events/tcv_skyaquarium/cupon.pdf

馮学敏の新作を見る

おっとりとして可愛らしいたくさんのパンダたち、宇宙から来たかと思われる不思議な三星堆の文物、ゆったりした空間で文化と共に歩んできた古い茶館、人間の精神を超越したようなシャングリラ……どれもが言葉では言い表すことができない感動的な瞬間だ。それらが国際都市、銀座のにぎやかな街の中に静かに展示されている。日中の民間の文化交流を深めると共に、四川大地震後の復興に対して積極的に援助の手をさしのべてくれた日本の人々に感謝するために、在日中国人カメラマンの馮学敏(ひょう・がくびん)さんの個展「四川・パンダの故郷」が、9月2日から8日まで、東京銀座のニコンサロンで開催された。

馮学敏さんは1985年に来日して撮影を専攻し、現在は株式会社ADKのフォトグループ局長を務めている。彼は十年以上にわたって世界各地を訪れ、苦労を重ねながら様々な世界の美しさを広く吸収し、自分の故郷を見つめなおした。その「故郷シリーズ」は、どれも中国文化の最も典型的な姿を示す風物を捉えて、小さなものから大きなテーマをさぐり、些細な部分からその未来を見通し、広大な故郷の美しさと民族の美しさを表現した。1999年には「雲南」をテーマとして、日本の第36回「太陽賞」を受賞した。彼は同賞を受賞した初めての外国人であった。2000年には「蔵族老婦(チベット族の老婦人)」によって、中国文化部の「世界華人芸術大賞」金賞を受賞した。2006年にはニューヨークの国連本部で個展「心の故郷――中国文化の旅」を開催した。週刊東京流行通訊では、この日中両国の写真界に影響を与えた「映像詩人」について、特別増刊号でご紹介したこともある。

去年の5月12日の四川大地震の後、馮学敏さんは4回も四川の被災地を訪れ、その行程は6000キロ以上にわたった。彼は地震の傷跡にカメラを向けるのではなく、人々の優しい心、壮観で美しい自然、そして純朴で勤勉な住民たちを被写体とした。九寨溝の仙境、小さな町の茶館、丹巴蔵寨、松州の古い街、稲城の神山、蜀南の竹海、そして世界中の人々に愛される「国宝」――パンダ。その強い生命力と生き生きとした姿が、写真の中でまったく新しい姿を与えられ、世界に向かって胸を張って叫んでいる。「パンダたちが元気に育つ故郷は、今も美しく感動的だ」と。

「四川・パンダの故郷」については、展覧会と同時に同名の写真集が四川美術出版社から出版され、中国作家協会主席の鉄凝氏が序文を寄せた。今回展示された50点の作品は、これまで未発表だったものばかりである。この展覧会はさらに、10月6日から18日まで、長崎で開催されるそうだ。(咫尺執筆)

ニコンフォトギャラリー/迷人秘境 http://www.nikon.co.jp/main/jpn/feelnikon/nature/charms-of-tibet/photo/index.htm

35周年のハローキティ

1974年の秋、サンリオは「プチパース」(小銭入れ)の発売を計画し、その図案に、いくつかのキャラクターをデザインしたが、そのひとつが赤いリボンをつけた白い猫のキャラクターだった。その後、この白い猫はハローキティと命名された。当初は横向きに坐ったデザインだけだったが、三代目デザイナーの山口裕子さんはさらに生き生きとした描写を加え、ハローキティは本当に我々のそばで生活している友達のような存在になった。

これまでにサンリオは、世界70ヶ国で5万種を超えるハローキティ商品を発売している。りんご5個分の身長で、りんご3個分の体重の猫が、国籍も年齢も超えて、世界中に膨大な数のファンを得たのである。今年はハローキティが誕生してから35周年に当たるため、サンリオは特別に35周年記念版のキティを発売し、ファンたちの長い間にわたるキティに対する声援に感謝する様々なイベントを開催している。

ハローキティのいろいろなバージョンの中で、リボンの他に花などがつくことがあるが、最もみんなの心に残っているのは、やはりリボンである。この可愛いリボンには、「人々の心と心を結ぶ」という意味がこめられているのをご存知だろうか?35周年の特別デザインのキティは頭にはリボンがつけられている。リボンの五つの色にはそれぞれ意味があり、レッドは「なかよく(friendship)」、ピンクは「かわいい(cute)」、イエローは「おもいやり(heartful)」、グリーンは「きぼう(wish)」、ラベンダーは「やさしい(sweet)」を表す。この「ハローキティ カラーズ」という商品は、9月16日から発売される予定である。そのほか、各ブランドもサンリオとコラボレーションしてキティをプリントした記念商品を発売するという。

イベントはキデイランドの69の店舗で行われる。イベント期間内の買い物が1000円を超えた場合は、35周年記念ステッカーをもらえる。ステッカーには各年代のキティが印刷されており、コレクション的な価値がある。ステッカーは二種類あって、イベントの期間に合わせて贈られる。9月19日から10月4日までの第一期に贈られるステッカーには、1974年から1991年までのキティの18のデザインが印刷され、10月10日から10月25日までの第二期に贈られるステッカーには1992年から2008年までの17のデザインに35周年記念のデザインが加えられている。キティファンは、この機会を逃さないように!(zhuoling執筆)

(C)1976, 2009 SANRIO CO., LTD. APPROVAL No.S501726

キディランド ハローキティ35thアニバーサリーキャンペーン http://www.kiddyland.co.jp/event/kitty_35th/

触って手に取って感じる数字

爽やかで濃厚なコーヒーの香り。小さな一杯が、仕事で疲れた日常に落ち着いた時間を与え、憂鬱な気分を一気に晴らしてくれる。すばらしい発想の数々が、一杯のコーヒーから生まれるというのも、珍しいことではない。

コーヒーにこだわるなら、カップにもこだわりたい。容量が160ミリリットルの小さくて美しい「ナンバーカップ」は、その可愛らしさに心がときめく。名前の由来は取っ手にある。0から9までのユニークな数字の取っ手を見ながら、あなたは何に思いを馳せるだろう?

好きなナンバー?特別な記念日?縁起のよい番号?野球選手の背番号?恋人の誕生日?今日飲んだコーヒーの数?・・・コーヒーを手に取る人にとって、それは特別な意味を持つ、忘れがたい数字かもしれない。数字を選ぶのも楽しいし、贈るのもまた楽しい。そして使うのはもっと楽しい。このユニークなマグカップの考案者は、日本の新鋭デザイナー、星子卓也さんである。

「ナンバーカップ」は磁器で、光沢があって上品で清潔感がある。取っ手は数字の形状をうまく活用したデザインで、数字の起伏や穴に指をかけたり添えたりできるようになっている。デザインがすばらしいだけでなく、積み重ねられるので収納にも便利だ。化粧箱も美しく、おしゃれに印刷された日本語と英語の説明書がついている。

「家具技能士」の資格を持つ星子卓也さんは、デザインを考えていた時にいろいろな形の数字に出会い、数字の「手に取ったり触ったりする」楽しさを発見して、そこからこの「ナンバーカップ」が生まれた。数字を取っ手にするためのバランスを考えると同時に、細かい修正と釉薬の調整を繰り返すことによって、「コーヒータイム」をより楽しいものにするカップができあがった。

家でゆっくりくつろぐ時、オフィスで来客をもてなす時、あるいは自分だけの「マイカップ」として、グッドデザイン賞を獲得した「ナンバーカップ」は最適である。「数字は無限の数を表現できる」と言うが、実際には0から9までの十個しかない。しかしこのカップにあなたの心を加えれば、きっと小さなコーヒーから無限の可能性が生まれることだろう。(姚遠執筆)

Number Cup [+d] http://www.plus-d.com/number_cup/index.html

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